感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2016年10月19日
見当たり捜査を題材にした小説は少ないのではないか。班員が個性的なのも良い。
顔を忘れないということを考えたことが無かった。続きが気になる作品なので、シリーズ化してほしい。
Posted by ブクログ 2016年10月14日
見当たり捜査。
この作品を読んで初めて知った。
そして主人公が同い年。
読むにつれて引き込まれるストーリーと、独特な読後感。
羽田圭介、天才か。
Posted by ブクログ 2021年10月05日
テーマが面白かった。
なにか特定の事件を追うわけではなくて、顔を覚えて居るかも分からない街中で探し続ける。
地道過ぎる捜査で、しかも見つけられない日が続くと周りや自分からのプレッシャーが重い。居るかどうかなんて分からないのに、見つけることが当たり前。なんて世界なんだと思った。
Posted by ブクログ 2015年08月20日
『見当り』→犯罪者の顔を覚えて検挙する →刑事
の苦悩が前半。それが異様に異質に興味深く面白い。深い心理描写に興奮した。後半の 主軸になる陰謀よりも。
一つ一つのエピソードをじっくり読ませるので 『臨場』のようなドラマ化を期待してしまいます。
『見当り』シリーズで続編できたらいいなあ。
Posted by ブクログ 2015年01月12日
スリルというよりはリアルな作品。人の顔を何人まで覚えられるのか、忘れてしまう方が多いと思う一方で刑事という職業は記憶と視力と直感なんだと改めて実感。
Posted by ブクログ 2017年10月19日
羽田圭介3冊目、前2作品も少し感じていたんですが、躍動感に欠ける様な、状況の説明のため、更に説明を重ねるとか・・・ストーリーが止まってしまう、読んでいてスーッと物語りに入っていけない、多分、つくり込む事で、その裏側が見え隠れし、読み手が冷めてしまうからなのか・・・解説者の西加奈子とは、タイプがまっ...続きを読むたく違う作家さんと認識する。
Posted by ブクログ 2022年05月22日
警察小説でした。
警視庁捜査共助課(?って 本当にある部署かわかりませんが)の方々の お話でした。
手配犯の顔写真を 暗記して
大勢の人ごみの中を 歩いて (昔の刑事ドラマのように 足で捕まえる?!)
逮捕していくお話でしたが
犯人を あげられない ストレスや
何故か 追いかけてるのに 追われちゃ...続きを読むったり、
小説ならではの 展開で した。
中国マフィアが出てきた時は
人間関係の構造が こんがらがってしまいましたが
どうにか 納得して読みきりました。
Posted by ブクログ 2021年04月04日
見当たり捜査。
手配犯の顔を記憶して、歩き回って探し出すというなんともアナログな捜査があるらしい。
さぞ大変で気が遠くなる作業と想像はつくが、どれだけ大変なのかは想像の域を出ない。
警察小説であるが、こういう切り口で入っていくのは新しく思う。
見当たり捜査で犯人を特定する時の観察眼から、
読まれてし...続きを読むまう"動き"ってあるんだと思った。
今でもおそらくこういう地味な捜査って、あるのだろう。
AIなどでは処理できないこと。
人の努力で成り立っていること。
警察以外にもきっとまだまだたくさんあるんじゃないかと改めて思った。
小説自体は、少し言い回しがくどく、飽きてしまった。
もう少し心理描写、情景描写が短いといいと思った。
Posted by ブクログ 2020年03月26日
羽田圭介氏をテレビで見てこの人がどんな小説書くのか興味持ったので買った一冊。
主人公の心情が細かく書かれているが、悪く言えば何か小難しい感じがする印象の内容だった。
見当たり捜査より、主人公と同棲相手との関係の話の方が興味がもてた。
見当たり捜査ってのが本当にあるのかわからないが、大変な捜査だ...続きを読むと分かった。
次は芥川賞を取った小説を読んでみたいと思った小説でした。
Posted by ブクログ 2019年04月21日
正直読みづらい。テーマは面白かったのに長さの割りに中身がなかった。恋人との話は面白かった。いっそ中編位のボリュームにしてその話に絞って欲しかったかも。
Posted by ブクログ 2018年04月18日
羽田圭介さん初読み。
読みやすいけど…
何が主体なのか分からぬまま半分以上が過ぎ、やっと本題に入ったかと思ったら呆気なく終わってしまった…。
彼女との事をもっと詳細に書いて欲しかったなぁ…。
Posted by ブクログ 2017年09月18日
見当たり捜査官。
最近、この設定が登場する作品をよくみかける。
見当たり捜査官は通常の捜査をしない。数百人という指名手配犯の顔を記憶し、街を歩きながら、手配犯を見つけ逮捕する。その繰り返しだ。
だから、コツコツ調べ、推理し、犯人を追い詰めるというヒリヒリするような緊迫感や、スピード感はない。
...続きを読む雑踏の中で、ピンと来た顔を見つけたら、追跡し「声かけ」をする。そうやって逮捕すればそれで終わり。それだけが結果であり、存在する意義。
それは、ある種、初動捜査が終わったら所轄へ引き渡す、機捜のようなものか。
白戸を中心とする捜査官3人の見当たり捜査チーム。
一人も見つけられない日が数カ月も続くと、ストレスや崩れてゆく自信、そういった苦悩をかかえ、毎日ただただ、仕事をこなす。
なかなか細部まで描き込まれ、これまで触れたことのない世界が興味深い。
そうした業務の中で、白戸は、かつて同僚であり、ある事件で死んだとされている男の顔をみつけてしまう。幽霊と出会った瞬間から、公安、中国犯罪集団などが複雑にからみあう陰謀に巻き込まれていく。
読みごたえのある作品だ。