羽田圭介のレビュー一覧

  • ミート・ザ・ビート

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    表題作『ミート・ザ・ビート』。
    懐かしい葛藤だよね。バイト取るか成績(受験)取るか、欲しいものもたくさんあるし、欲しい=必要でないけどあったら便利だし安心だしっていう、永遠のテーマ。地方都市の車がなきゃ何一つ始まらない生活。
    この生活感が異様なほどリアル。バイト仲間たちとの関わり方とか。

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    2015年12月07日
  • ミート・ザ・ビート

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    『ミート・ザ・ビート』
    叔父の家から予備校に通いつつ、工事現場のバイトをする彼(ベイダー)。バイト仲間のケン、ブヨ、レイラ、ザキ。そして風俗嬢のユナ。田舎の街で車は持ってるのが当たり前。彼もレイラからビートを譲って貰う。勉強、バイト、車、女、時間とお金の使い方は人それぞれ。

    『一丁目一番地』
    190センチを超える長身と120キロを超える体重。マサルの日課はダイエットのためのジョギング。ある日、Googleで彼のジョギングコース上に競馬場が有ることを知る。競馬場で初めて見た馬と騎手と人々の熱気。ギャンブルには興味がないけど、甥のコウタに新しいテレビを買ってあげたい一攫千金を狙う。

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    2015年09月07日
  • 不思議の国の男子

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    性的コンプレックス産業に煽られて短小包茎を気にする高校一年生の話
    年上の彼女はいるんだが
    SMならぬSSのハードペッティングばかりで
    なぜかまだセックスに至らない
    それを知った友人たちが、何とか手助けをしようと考えたのが
    文化祭にむけてのロックバンド結成だった
    いいとこを見せて盛り上げてその気にさせようというわけだ
    青春してていい話じゃないか
    文学としてはやや消化不良だが…

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    2015年07月28日
  • 走ル

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    【本の内容】
    なんとなく授業をさぼって国道4号線を北に走り始めただけだった…やがて僕の自転車は、福島を越え、翌日は山形、そして秋田、青森へと走り続ける。

    彼女、友人、両親には嘘のメールを送りながら、高2の僕の旅はどこまで続く?

    21世紀日本版『オン・ザ・ロード』と激賞された、文藝賞作家の話題作。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    体力はあるけれど、まだ自由はない高校生の彼は、ある日ふとスポーツタイプの自転車を整備して都心にある学校へ。

    何気なく秋葉原へ抜けると、北上を始めた。

    速くなくては自分を許せないなど、長距離の自転車に乗り始めた人の感じることが巧みに描かれている。

    書かれる必

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    2014年09月20日
  • 走ル

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    紹介文に21世紀日本版『オン・ザ・ロード』と激賞されたと書いてあるが、ジャック・ケルアックに失礼ではないだろうか。

    なんとなく授業をサボった高校2年の主人公が、自転車で北上するという何とも単純な物語。ただ、若いが故に無謀な冒険も出来るのだというエネルギーを感じた。

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    2014年07月23日
  • 「ワタクシハ」

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    ラストはご都合主義な気もしたけれど、就活の緊張感や人間関係が壊れていく様子はリアルでどきどきしました。
    何年後かにはつらくて読めなくなると思うので、今読めてよかったのかな…
    (というのが18歳のときの感想です、今はもう読むのこわい)

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    2014年04月26日
  • 不思議の国の男子

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    ここまで男子の性を全開にされると、引くというよりいっそ清々しますね。少し話の展開が浅い気がします。もっとどんでん返しが欲しかった。

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    2013年04月10日
  • 「ワタクシハ」

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    20130324就活で、落とされた会社の商品は使いたくないってのは、みんなそうだよね、と同感。終わり方がナアナア感あり。

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    2013年03月30日
  • 「ワタクシハ」

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    羽田さんのはこれで二冊目です。色々あって結局就活ができなかったので、勉強になりました。ただ、勉強になっただけで小説としては少し存在感がない気がします。

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    2013年03月24日
  • 「ワタクシハ」

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    就活生として「わかるーーーー!」と共感してしまうシチュエーションのオンパレード。
    何が評価されているのか、わからない。
    軸なんてものは、何かの価値観を受容しないことだと一緒だというところとか、華飾もしなければ無意におとしめることもせず淡々と描いているあたりに共感しました。

    カラスがゴミをあさる描写が忘れられません。

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    2013年02月14日