羽田圭介のレビュー一覧

  • 隠し事

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    同棲するカップルがお互いの携帯を盗み見るという話。多くの人が経験したことがあるんじゃないかな。
    僕は人の携帯を見ないようにしている。疑いだしたらキリがないし、人の携帯には幸せがないと思うから。この小説は、そんな不幸せしか詰まっていない携帯を覗き見した男の苦悩が描かれています。
    情報化社会とかって言われて久しいけど、ますますプライベートの場所が減っていってる気がしますね。

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    2016年03月23日
  • ミート・ザ・ビート

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    経済的な成功をおさめた奴も、そうでない奴もいるんだが
    誰もがいまだモラトリアムを卒業できずにいて
    いつまでも中学生みたいな話題で盛り上がっていられる自分でありたい、と
    そんなことを願ってそうな若者たちのあつまりを描いた作品なんだ
    そしてそのなかでも、ある種のナルシスト
    あしたのジョーへの憧れにも似た求道的性向を持つ連中は
    たとえばハイ・スピードの領域をぶっとばす時間のうちに
    「本当の自分」を見出そうとするんだけど
    あとに残るのは真っ白な灰ならぬ、焦げタイヤのゴム粉だったりするわけだ
    タイトルにある「ビート」とは、ホンダの軽の銘柄で
    ひょっとしたら「オン・ザ・ロード」のビートニクに引っ掛けた

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    2016年02月29日
  • メタモルフォシス

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    スクラップアンドビルドが面白かったため、手に取った本。

    職場とSMクラブで立場が逆転し、お互いに降りられない環境の中でのせめぎ合いにスリルがあり一気に読んでしまった。

    自分としてはSMという未知の分野の話ばかりだったので、全体的を通してドキドキしながら読んだ。
    この世界観を成立させた作者の筆力、取材力はすごいの一言に尽きると思う。

    羽田圭介の理系的な考え方、文章は個人的には好き。

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    2016年01月25日
  • 御不浄バトル

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    又吉さんと一緒に芥川賞を受賞した作家さん、ということで名前を覚えて、テレビでたくさんおみかけするようになり、そのおもしろさにひかれて「本が読んでみたい!」と購入。

    こんな感じの文章書くんだ~と新鮮でした。

    しかしトイレ。
    ビロウな話で恐縮ですが、私は自宅か実家、または旅行に行ってたらそこのホテルとかでしか大きい方はしません。
    学校とか会社でもしたことない。
    なので駅の(この場合駅ビルのだけど)トイレでなんてもってのほか。
    朝トイレに並んでる人って本当にこんなにたくさんいるの? なんで家でしてこない!? と不思議でした。

    この主人公はトイレでご飯も食べてる。
    絶対無理。
    アメとかガムとかだ

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    2016年01月14日
  • 御不浄バトル

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    テンポよく描かれる男子トイレの描写。
    ここまで詳細にトイレ内の出来事を描写した小説はないであろう。
    しかし、トイレ内の人間観察がテーマではなく、あくまでブラック企業で働く主人公の下剋上がメインで描かれています。
    読んだ後、なんだか自分もお気に入りのトイレを見つけたくなるような、そんなトイレ小説です。

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    2016年01月04日
  • メタモルフォシス

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    よくわからないSMの世界を覗き込んだ…程度の感触しか持てなかった。ただ、作者がまっすぐに何かを訴えようとされていると感じた。それが、解説まで読んで少し腑に落ちた気もした。
    スクラップ・アンド・ビルド以上に自分の名刺代わりにしたい作品という帯の言葉に惹かれて手にした。テレビのクイズ番組なんかで見かける作者が、この名刺を持っている人かと思うと、さらにわかりにくい人だという印象が強く残った。
    ここまで自分を掘り下げないと生きている実感が持てない?この先に何が待っているのか見えないところまで行ってしまう?
    スクラップ・アンド・ビルドが割と好きな作品だったので、ちょっと残念な気もする。これは全く個人的感

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    2016年01月04日
  • 走ル

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    ネタバレ

    ささいなきっかけからロードバイクで北上をはじめた少年の話。
    なんとなく走りはじめたら止まらなくなり、ゴールがあいまいな走行の様子がとてもリアルで心引き付けられます。
    反面、ラストがなんかあっけなくて物足りなかったです。

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    2015年12月11日
  • ミート・ザ・ビート

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    表題作『ミート・ザ・ビート』。
    懐かしい葛藤だよね。バイト取るか成績(受験)取るか、欲しいものもたくさんあるし、欲しい=必要でないけどあったら便利だし安心だしっていう、永遠のテーマ。地方都市の車がなきゃ何一つ始まらない生活。
    この生活感が異様なほどリアル。バイト仲間たちとの関わり方とか。

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    2015年12月07日
  • ミート・ザ・ビート

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    『ミート・ザ・ビート』
    叔父の家から予備校に通いつつ、工事現場のバイトをする彼(ベイダー)。バイト仲間のケン、ブヨ、レイラ、ザキ。そして風俗嬢のユナ。田舎の街で車は持ってるのが当たり前。彼もレイラからビートを譲って貰う。勉強、バイト、車、女、時間とお金の使い方は人それぞれ。

    『一丁目一番地』
    190センチを超える長身と120キロを超える体重。マサルの日課はダイエットのためのジョギング。ある日、Googleで彼のジョギングコース上に競馬場が有ることを知る。競馬場で初めて見た馬と騎手と人々の熱気。ギャンブルには興味がないけど、甥のコウタに新しいテレビを買ってあげたい一攫千金を狙う。

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    2015年09月07日
  • 不思議の国の男子

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    性的コンプレックス産業に煽られて短小包茎を気にする高校一年生の話
    年上の彼女はいるんだが
    SMならぬSSのハードペッティングばかりで
    なぜかまだセックスに至らない
    それを知った友人たちが、何とか手助けをしようと考えたのが
    文化祭にむけてのロックバンド結成だった
    いいとこを見せて盛り上げてその気にさせようというわけだ
    青春してていい話じゃないか
    文学としてはやや消化不良だが…

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    2015年07月28日
  • 走ル

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    【本の内容】
    なんとなく授業をさぼって国道4号線を北に走り始めただけだった…やがて僕の自転車は、福島を越え、翌日は山形、そして秋田、青森へと走り続ける。

    彼女、友人、両親には嘘のメールを送りながら、高2の僕の旅はどこまで続く?

    21世紀日本版『オン・ザ・ロード』と激賞された、文藝賞作家の話題作。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    体力はあるけれど、まだ自由はない高校生の彼は、ある日ふとスポーツタイプの自転車を整備して都心にある学校へ。

    何気なく秋葉原へ抜けると、北上を始めた。

    速くなくては自分を許せないなど、長距離の自転車に乗り始めた人の感じることが巧みに描かれている。

    書かれる必

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    2014年09月20日
  • 走ル

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    紹介文に21世紀日本版『オン・ザ・ロード』と激賞されたと書いてあるが、ジャック・ケルアックに失礼ではないだろうか。

    なんとなく授業をサボった高校2年の主人公が、自転車で北上するという何とも単純な物語。ただ、若いが故に無謀な冒険も出来るのだというエネルギーを感じた。

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    2014年07月23日
  • 「ワタクシハ」

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    ラストはご都合主義な気もしたけれど、就活の緊張感や人間関係が壊れていく様子はリアルでどきどきしました。
    何年後かにはつらくて読めなくなると思うので、今読めてよかったのかな…
    (というのが18歳のときの感想です、今はもう読むのこわい)

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    2014年04月26日
  • 不思議の国の男子

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    ここまで男子の性を全開にされると、引くというよりいっそ清々しますね。少し話の展開が浅い気がします。もっとどんでん返しが欲しかった。

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    2013年04月10日
  • 「ワタクシハ」

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    20130324就活で、落とされた会社の商品は使いたくないってのは、みんなそうだよね、と同感。終わり方がナアナア感あり。

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    2013年03月30日
  • 「ワタクシハ」

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    羽田さんのはこれで二冊目です。色々あって結局就活ができなかったので、勉強になりました。ただ、勉強になっただけで小説としては少し存在感がない気がします。

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    2013年03月24日
  • 「ワタクシハ」

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    就活生として「わかるーーーー!」と共感してしまうシチュエーションのオンパレード。
    何が評価されているのか、わからない。
    軸なんてものは、何かの価値観を受容しないことだと一緒だというところとか、華飾もしなければ無意におとしめることもせず淡々と描いているあたりに共感しました。

    カラスがゴミをあさる描写が忘れられません。

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    2013年02月14日