あらすじ
年上の彼女を追いかけて、おれは恋の穴に落っこちた……高一の遠藤と高三の彼女のゆがんだSS関係の行方は?恋もギターもSEXも、ぜーんぶ“エアー”な男子の純愛を描く、各紙誌絶賛の青春小説!
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Posted by ブクログ
★4でもよいけど、あえて★3にしておく。
エロに興味が強い男子校に通う男子高校生の日常?純愛?を描いた
青春小説。
青春小説と書いてはみたが果たしてそうなのか、
確かにエロいことを考え下ネタを連呼し、
仲間たちと戯れる男子高校生は普通で日常という考え方も
出来なくはないが、男子高のリアルを知らない自分にとって、
これが日常として普通なことなのかは計り知れない。
先に書いた★の評価は、なぜ4にしないかは、万人受けしないだろうと、
個人的に思ったからの評価。
読み切れば、純愛な作品としての要素もあるわけで、
単なるエロにどん欲な男子高校生を描いただけの変わった青春小説
というマイナスなイメージは払しょくできるわけですが、
いかんせん、最初からずば抜けて、人を遠ざける可能性を秘めた、
描写が、読み手を遠ざけてしまうのではないかという懸念を抱かせている。
ここで、最初の一分を書きたいところだが、どうも下ネタが過ぎるので、
避けることにする。この避ける必要があるということがそもそも、
これを乗り越えられないと、純愛ともとれる青春小説を、
単なるエロ・下ネタ小説と捉えてしまい、遠ざけてしまう懸念を
抱かせているのです。
もしこの作品を読もう、芥川賞作家・羽田圭介の小説だから読んでみよう
と思った人、最初の1ページに負けることなく読み切ってください。
そうしたら、下衆な描写も薄らぐ小説と思えるのではないでしょうか。
Posted by ブクログ
性的コンプレックス産業に煽られて短小包茎を気にする高校一年生の話
年上の彼女はいるんだが
SMならぬSSのハードペッティングばかりで
なぜかまだセックスに至らない
それを知った友人たちが、何とか手助けをしようと考えたのが
文化祭にむけてのロックバンド結成だった
いいとこを見せて盛り上げてその気にさせようというわけだ
青春してていい話じゃないか
文学としてはやや消化不良だが…