羽田圭介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ夏休み明けの試験が終わり、高校2年生の僕は、自宅の物置に忘れられた自転車を見つける。ロードレース用の自転車で、地面を感じながら4時間かけて学校へ向かった僕は、陸上部の朝練の後、突然足の向くまま自転車で北上を始める。
何処かを目指す訳でもなく、友人達とメール交わしながら淡々と自転車を漕ぎ続ける僕の行先は。
今日という一日は、いつ始まったのだろう。陽が昇るのがゆっくりすぎて「今日」というくさびをいつ打ってよいのかわからない。
山路は厳しく、夜道は暗い。
公園で寝泊まりして、時に暴風雨の中走る。
高校生男子の悶々と抱えているものをぶつけるような、何処にぶつけるか迷っているような、息遣いがせまって -
Posted by ブクログ
見当たり捜査。
手配犯の顔を記憶して、歩き回って探し出すというなんともアナログな捜査があるらしい。
さぞ大変で気が遠くなる作業と想像はつくが、どれだけ大変なのかは想像の域を出ない。
警察小説であるが、こういう切り口で入っていくのは新しく思う。
見当たり捜査で犯人を特定する時の観察眼から、
読まれてしまう"動き"ってあるんだと思った。
今でもおそらくこういう地味な捜査って、あるのだろう。
AIなどでは処理できないこと。
人の努力で成り立っていること。
警察以外にもきっとまだまだたくさんあるんじゃないかと改めて思った。
小説自体は、少し言い回しがくどく、飽きてしまった。
もう少 -
Posted by ブクログ
ネタバレ始めにガラケー時代のことだと理解し、昔の話なんかなという感じで読んでいたが今に繋がる部分がおおいにある。
主人公の男性は、夜中、不倫しているかもしれない彼女の携帯を覗く。そのために、寝る前に水を大量に飲み、尿意で夜中に起きれるようにしたり、彼女が起きているか確認するため睡眠について研究する。気持ち悪い、いやらしい奴だなと思ったのだが、彼女のほうも、携帯の転換機能を使って主人公のメールを見ていた。その事実を知り、脳内にすべてを隠そうと記憶術について勉強するシーンがあり、自分も人間の脳について気になったので、そういう本も読んで見たいと思った。
その後の物語は、難しく理解が追いつかなかった。
しかし -
Posted by ブクログ
事実は小説よりも奇なり的な?
フィクションにフィクションを重ねることで、兄の異常性を浮き彫りにしたかったのかな。
本物の兄弟愛に憧れている素振りをしながら、真には利己的で冷徹な兄の姿を描きたかったんだと思う。
兄弟特有のマウント感など、私にも思い当たるところがあって途中怖くなった。
私は一体何に怯えて妹にマウントをとっていたのだろう。
独り占めしたかったのは親の賞賛?自分だけの友達?
弟と髪の毛を引っ張ったり鼻血を出すような喧嘩をしていたことを思い出した。
どうしてあんなに力を誇示したかったのだろう。
親の兄弟への評価がそのまま自分のものとして兄弟への評価を下げていたことも思い出した。
兄