羽田圭介のレビュー一覧

  • タブー・トラック

    Posted by ブクログ

    ページ数もだけど、中身もずっしりなボリューミーな一冊。体調の良い日じゃないとお勧めできない。ちょいちょいクスッと笑えるネタがあるのが羽田さんらしいな

    0
    2024年11月22日
  • スクラップ・アンド・ビルド

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    仕事をやめて無職の28歳の主人公と、要介護3認定の87歳の祖父。物語でありながらも、どこで起こっていてもおかしくないようなリアリティのあるストーリーだった。毎日天からのお迎えを待つしかないという地獄を生きる祖父を楽にしてあげるため主人公は行動を起こす。それが彼自身の生活に弾みをつけ、彼自身が変化するきっかけとなる。

    筋組織を破壊して再構築することを繰り返し、ストイックに自分を追い込んでいく主人公。トレーニングに限らず、生活習慣やものの考え方、所有物に関してもスクラップ&ビルドの姿勢はある程度必要なものだと感じた。

    0
    2024年11月17日
  • タブー・トラック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    後半はまったく別の話になって、伏線が全然回収されないまま作者の書きたいことだけ書いて終わった感じ。
    前半は、中松優一のくだりが面白かったが、いつのまにか消えてたし。

    0
    2024年11月11日
  • タブー・トラック

    Posted by ブクログ

    厚みもあったがそれ以上に読むのに時間を要した。
    「その時々の価値観が普通になる」等
    共感できるとこもあって群像劇のような前半から一転、後半は急に突き放されたような展開。
    やけに「トイレで用を足した」という描写が多かったのには何か意味はあったのだろうか。

    0
    2024年10月23日
  • Phantom ファントム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    将来のためにお金を貯めることと、今を楽しむためにお金を使うこと。これらのバランス?考えさせるというテーマはとても面白かったし、ところどころ考えさせたれた。
    一方、途中でそんなに好きでもなかった彼氏を助けるために大金を使ったり、元彼に連絡して助けてもらうところは、少し理解できなかった。
    後半はお金とは別の話になっていて、それはそれで目が離せなかった。

    0
    2024年09月16日
  • タブー・トラック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私たちは常識や他人の目に縛られて生き過ぎなんだろうかとも思えた。しかし、最後の方のロシアから進攻されているパートは唐突すぎて、頭に入ってこなかった。

    0
    2024年09月08日
  • 成功者K

    Posted by ブクログ

    芥川賞を取った小説家Kがテレビに出て有名になり何人の女性と付き合ったりした。最後の終わり方はインパクトが弱いが!実話なのか?小説なのか?作者は割とイケメンだから、実話だと思おうwww

    0
    2024年09月02日
  • 御不浄バトル

    Posted by ブクログ

    トイレでの描写は面白い。高い教材を売りつける悪徳企業の経理が会社を会社都合で辞めるために証拠作りを行う。色々と伏線的なものがあり、同じく掲載されている短編で伏線回収かと思ったが、特にそれもなく期待はずれ?

    0
    2024年08月31日
  • タブー・トラック

    Posted by ブクログ

    タブー・トラック題名からすると改造トラックの話かと思いきや人間関係、群像劇、無差別殺人事件ミステリー要素もあり読み応え充分、タブートラックは問題を乗せて走り回ります。あなたも読んでハラハラドキドキ堪能して下さい。

    0
    2024年07月29日
  • スクラップ・アンド・ビルド

    彩

    身体と幸せはつながっているらい

    健斗は失業中。花粉症もひどくて心の状態も最悪だった彼はふとしたことで自分の体を追い込むことから心にエネルギーがみなぎる経験をする。体についての知識を持ち、鍛えていくことが人生を切り開くことに繋がる、という作者の信念が伝わってくる。

    でもどんなに健斗がこの先身体を鍛えていっても、いつの日か身体は祖父の様に老いるだろう。身体の調子が悪い、何も人の役にたてない、そんな老人期の長い時間をどうやって耐えていくべきなのだろう。


    家族の介護って大変だ。健人も、健人の祖父にに毒づきながらも健人の母も、結局やることすごくよくやっ

    「確かに卑屈はひとをイラつかせる」みたいな言葉がどこかにあったな。慰められることを期待した自虐の言葉って面倒臭いし。

    ちなみに健斗が祖父の性欲を目撃して強い嫌悪感を抱くところには反発を覚えた。健斗自身が性欲の重要性を認識して、性欲全開で生きていながら、これはおかしいと思った。性は人間の一番深い、一番長く続くエネルギーの源ではないか。健斗も老人の性にたいする日本人的な偏見に強く囚われている。

    健斗の亜美との付き合いには心の交流の描写がない。会った。ホテルに直行した。食事はどんなところでした等々。これでは亜美に遠ざけられても仕方がない。

    性とは、性と人格の絡みとは、老人の生きがいを性や対人関係から模索していけないだろうか、そんな色々な事を考えさせてくれる本だった。

    #ドロドロ #シュール #タメになる

    0
    2024年04月19日
  • 黒冷水

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    信頼できない語り手ではあると察していたが、かなり特殊な構成をしていて純粋に驚いた やや不自然な会話や稚拙な表現に関しても、伏線に捉えられるように作っており面白い
    私自身はこういう性的表現が露骨に使われる文章はあまり好きでは無いが、高校生と中学生という多感な思春期の不仲な兄弟感をリアルに描いているように感じた

    構成上か(または作者自身が17歳だったためか←関係ないけど作者の性別や年齢で文章どうこう言うのは失礼な気もするし、思い込みも多く発生すると思うのでよくないと思う)、やや不快に感じる部分も多く存在した一方で、大きなオチはあるがカタルシスを感じさせるものではなくやや微妙な気持ちは残る

    テニス部に所属する兄には、中学生ながら明瞭で結末に大きく関わる後輩が存在するがその後輩がやや特殊な立ち位置でこの人物に関しては何か作為を感じるが1回目の通読では読み切れなかった そのためもう一度読んでみようと思う 
    そう思うほどには中々悪くない作品だったということ

    0
    2024年04月18日
  • 黒冷水

    Posted by ブクログ

    兄弟がいないので自分と比較はできないが、切っても切り離せない存在に対して抱いてしまったら圧倒的に生きにくくなる感情を抱いて、深めていくのが痛々しかった。
    どちらの視点で見るかで同じ出来事も歪んで見えてしまうのがよくわかるし、どの方向から見ても主観が入るので客観視なんてないというのがよくわかった。
    最後の最後に考えるのが結局それかと、なんだかやるせなくなった。

    0
    2024年04月15日
  • スクラップ・アンド・ビルド

    Posted by ブクログ

    主人公の健斗を通し、日本が抱えるあらゆる社会問題を取り上げた作品。しかし、どの問題に対しても結論に触れずぼやっとした終わり方をしている。そのスッキリしなさが、リアルな日本を表現している。読後、答えのない『その後の健斗や祖父の人生』を想像してみている。

    0
    2024年02月18日
  • ポルシェ太郎

    Posted by ブクログ

    若くして起業し、ポルシェ911カレラカブリオレを買ったが、会社の資金繰りが悪化して手放すことに。どうせ自分が見て欲しいと思う姿ほど、人からは見てもらえない。自分が思いもよらね姿を、人は見ている。

    0
    2024年02月09日
  • 走ル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ⚫︎受け取ったメッセージ
    とにかくただただ「走ル」こと自体を書くことに
    テーマを置いている作品

    ⚫︎あらすじ(本概要より転載)
    なんとなく授業をさぼって国道4号線を北に走り始めただけだった…やがて僕の自転車は、福島を越え、翌日は山形、そして秋田、青森へと走り続ける。彼女、友人、両親には嘘のメールを送りながら、高2の僕の旅はどこまで続く?21世紀日本版『オン・ザ・ロード』と激賞された、文藝賞作家の話題作。

    ⚫︎感想
    ロードノベルといって想像するのは、旅先でのあれやこれやが走る者の心情に変化をもたらし、成長する的な先入観だが、これは全く違う。ほぼ無計画に、無目的に、嘘をつきながらひたすらに走る。旅先でも、特にこれといった何かに出会うわけでもやるわけでもない。走ること自体が目的。だから、繰り返されるのは、自転車の描写、どの道を通って…という経路、メールのやり取り、自分の身体の様子、自分の心の動きを書くけど、風呂に入りたい、ご飯を食べたいとか、内面ではなく本能的な欲の描写でほぼ構成されている。それがかえって新しい。

    羽田さんの作品は3冊目だけど、いい意味でねっとりしたものが通底しているように私は思う。
    解説もおもしろかった。平行派と垂直派の話。羽田さんの小説はY軸的であるという指摘。

    0
    2023年11月21日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    最近オードリーの若林さんにハマっており、たどり着いた一冊です。
    この番組見たかったなー。対談相手の作家さんも好きな人達ばかり!

    0
    2023年08月26日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    ◆心に刺さったワード◆
    ⚫一日の中に締切があると、規則正しく進む
    ⚫中途半端な人こそ自分を天才に見せようとして横柄になる
    ⚫仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う怖さ。今仕事がなくなったときに、その欠落とうまく付き合う 技術や、人間 力への自信がない。そこから来る 強迫観念かもしれませんね。
    ⚫強い心は強い肉体に宿る
     

    ◆読んでみたい本◆
    ⚫変な恋愛の短編を集めたアンソロジー 岸本佐知子 『恋愛小説集』
    ⚫肩の力を抜きたい人 森鷗外 高瀬舟
    ⚫世界の実相をつかみたい人 古井由吉 辻
    ⚫次から次に変人が出てくる 村上龍 ライン

    0
    2023年08月18日
  • 御不浄バトル

    Posted by ブクログ

    羽田圭介、初読み。
    文章も読みやすくて面白かった。
    えっ、これで終わり?って感じで、話がプツッと途切れるように終わるところもなんだか不思議なあと味を残して良かった。
    ただ便所飯だけは、共感できず・・・でした。

    0
    2023年06月08日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    若さま一人のエッセイのほうがだんぜん面白い。
    暗くて、ネガティブで、面倒臭い部分がいいのだ。
    聞き役にまわると、気を使う感じが透けてみえるから

    0
    2023年06月07日
  • 御不浄バトル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    トイレを舞台にしているというのが、斬新で面白かったです。ただ単にトイレの争奪戦だけでなく、休息の場としてのトイレの面も見せてくれて新鮮でした。トイレという一瞬の場でも個々の人の人間性が垣間見えるのが興味深いですね!段々と変態じみたトイレの使い方になっていくのはご愛嬌…ですかね笑

    0
    2025年12月21日