羽田圭介のレビュー一覧

  • 黒冷水

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    精神的に読むのも苦痛なほど気持ち悪い復讐劇が描かれていた。最後の終わり方があまり好きでは無いが、読んでいて感情を揺さぶられたのは確かです。

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    2022年11月26日
  • 不思議の国の男子

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    ★4でもよいけど、あえて★3にしておく。
    エロに興味が強い男子校に通う男子高校生の日常?純愛?を描いた
    青春小説。

    青春小説と書いてはみたが果たしてそうなのか、
    確かにエロいことを考え下ネタを連呼し、
    仲間たちと戯れる男子高校生は普通で日常という考え方も
    出来なくはないが、男子高のリアルを知らない自分にとって、
    これが日常として普通なことなのかは計り知れない。
    先に書いた★の評価は、なぜ4にしないかは、万人受けしないだろうと、
    個人的に思ったからの評価。
    読み切れば、純愛な作品としての要素もあるわけで、
    単なるエロにどん欲な男子高校生を描いただけの変わった青春小説
    というマイナスなイメージは

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    2022年09月26日
  • 御不浄バトル

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    けっこう感想が二分してるけど、私は好きだった。

    特に御不浄バトルの話が、主人公にやや共感できる。初めての社会生活と、今までの自分の人格とで、どこか矛盾や鬱屈とした精神抱えるよなあって理解できる。

    私が主人公と同い年くらいなのもあるんだろうけど、2010年よりも今の方が主人公の性質を理解できる人が増えてる気がするな。

    解説でも言われていたけど、ブラック企業の社会問題も大きく声が上がる3年前にこの小説が刊行されたとのこと。たぶん早すぎたんじゃないかな。今の若者の方が絶対に共感できると思う。

    あと、いかんせんトイレの描写が多くて、しかもやたら詳細に書いてくれている。小説にこういったものが描か

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    2022年09月16日
  • ご本、出しときますね?

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    若林さんと人気作家さんとの対談形式の本です

    作家さんって孤高な存在のような気がしていたけど、
    みんなそれぞれ(いい意味で)普通に人間なんだなって思いました。

    創作活動の話も聞いてみたかったですが、
    ゆるい内容だったので1日で読めました。

    ここから興味を持った方の
    著書を読んでいこうと思います!

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    2022年09月16日
  • ミート・ザ・ビート

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    芥川賞受賞6年前の羽田圭介作品。関東の地方都市、変化の乏しい日常生活の描写をどう感じるかで評価は分かれるかもしれない。暴言かもしれないが、ジャンル小説に比べたら、純文学は大抵ダラダラしてる。そこが好きかどうかでしかない。

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    2022年09月01日
  • 黒冷水

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    狂気的で気持ち悪いのはどっちだろうか…
    そこまでお互いに意識しあうのもある意味好きなんか?ってくらい、面倒臭いやつらだったなぁ。

    めでたしめでたしで終わらないあたりも、気持ち悪い〜…

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    2022年08月28日
  • メタモルフォシス

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    SMという題材で飾りつつも、本当に描きたいのは生への希求やアイデンティティの確立ではないか……と思うのだけどどうだろう。
    結構過激な描写が多いので、芥川賞作家の本とはいえ人にはお勧めし辛いですね。

    SM文学って、漠然と思うよりも意外と世の中にいっぱいあるなと最近思う。

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    2022年07月01日
  • 三十代の初体験

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    思った以上にアクティブな著者にびっくり。
    食事も気を付けていらっしゃる様子だし、
    独身の男性であのように個性的だとさぞ異次元の生活...?などと多少思わなくもなかったが、思いのほか堅実で意外だった。

    また、取り組む諸々も幅広くて面白い。
    ダンスにラップあたりは特に意外だったが
    どれも客観的な視点で冷静にツッコミつつ楽しんでいて、いいなと思った。
    (うがった見方で楽しむことを揶揄するような展開は安直だが、それに終始せず、ツッコむべくはツッコミ、
    楽しむべくは楽しむ姿勢が素直で好感が持てた)

    個人的にもトライしてみたいものがいくつかあり
    参考になった。

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    2022年06月07日
  • 盗まれた顔

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    警察小説でした。
    警視庁捜査共助課(?って 本当にある部署かわかりませんが)の方々の お話でした。

    手配犯の顔写真を 暗記して
    大勢の人ごみの中を 歩いて (昔の刑事ドラマのように 足で捕まえる?!)
    逮捕していくお話でしたが
    犯人を あげられない ストレスや
    何故か 追いかけてるのに 追われちゃったり、
    小説ならではの 展開で した。

    中国マフィアが出てきた時は
    人間関係の構造が こんがらがってしまいましたが
    どうにか 納得して読みきりました。

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    2022年05月22日
  • 成功者K

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    描かれていた内容が現実だったのか、妄想だったのか。
    最後、終わり方が曖昧で中途半端だったかな。

    この物語とはノンフィクションなのではないかと思うくらいリアルで生々しい有名人の実態が描かれている。
    後半で、「小説はありのままのことを書こう」という編集者の言葉もあって、さらに現実的な感じがした。

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    2022年05月02日
  • 三十代の初体験

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    小説家である著者が文字通り今までやったことない事を初体験する様子を綴った雑誌連載が書籍化。確かに30代に入ると初は減りがちよなぁ。「フリートークを作るため何か新しいことに挑戦」みたいな芸人ラジオあるある(?)を通ってきた自分はその目線でも楽しめた。ただただ前向きに何かやってみるというわけでもなく著者らしい少し意地悪な目線がちょくちょく顔を出すのも面白いw

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    2022年02月22日
  • 走ル

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    ネタバレ

    自転車好きにはとてもワクワクする話だと思う。
    実際高校生がいきなり朝練をぬけた勢いだけで自転車で東京から盛岡市まで野宿しながら走り抜けていく、というのは爽快なストーリーである。
    ただオチとか盛り上がりとかはなく、ただ記録を辿っていくだけのストーリー展開なので盛り上がりを求める人には「え、ここで終わり?」となる終わり方かもしれない。
    アッサリ失恋ぽいものをしてそのまま話がすぐ完結しちゃうのもなんだか学生らしい青臭さもあり良いがやっぱりスッキリとはしない。
    瀬名との関係性にモヤモヤを感じたままに、その後の2人が上手くいくとも思えぬまま話があっさり終わってしまったのがなんだか残念。

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    2022年01月24日
  • 三十代の初体験

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    29歳で芥川賞を受賞した作家による、31歳からの人生初体験集。週刊女性2017-2020年のエッセイをまとめたもの。
    1つの体験は6ページ程度にまとめられているので非常に読みやすかった。

    趣味がない方、いろんなことをやってみたい方にはあっている作品だと感じる。どの話も、経験や知識を必要とせずすぐ着手できるタイプの体験だった。

    エッセイ集をひさしく読んだが、今回の気づきとしてあまり得意ではない文体だなと思った。そして、今まで羽田氏の著書を読んでいないこともあわさって、羽田さんのエッセイはあまりオチがないんだなとも感じた。ちょっとこじつけてるなとも取れる。この体験をしてそう思ったんだ、そこをそ

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    2022年01月16日
  • 三十代の初体験

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    三十代でやったことのないことをやってみるという企画、同世代なので親近感湧きつつ楽しく読ませていただきましたが、個人的に、一ファンとして、結婚も取り上げてほしかったなー。35歳での初体験で結婚を無視するなんて〜‼︎彼がどんな風に人と生活を人生を共にしているか興味あったので次回のエッセイでも期待したい★

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    2022年01月04日
  • ポルシェ太郎

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    若くしてポルシェに乗って
    大金を稼いでいる社長。
    自分が見てほしい一面と
    人が見ている部分には違いがある。
    自分の良い面も悪い面も、しっかり見えている人でいたい。

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    2021年11月27日
  • 走ル

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    ネタバレ

    夏休み明けの試験が終わり、高校2年生の僕は、自宅の物置に忘れられた自転車を見つける。ロードレース用の自転車で、地面を感じながら4時間かけて学校へ向かった僕は、陸上部の朝練の後、突然足の向くまま自転車で北上を始める。
    何処かを目指す訳でもなく、友人達とメール交わしながら淡々と自転車を漕ぎ続ける僕の行先は。

    今日という一日は、いつ始まったのだろう。陽が昇るのがゆっくりすぎて「今日」というくさびをいつ打ってよいのかわからない。

    山路は厳しく、夜道は暗い。
    公園で寝泊まりして、時に暴風雨の中走る。
    高校生男子の悶々と抱えているものをぶつけるような、何処にぶつけるか迷っているような、息遣いがせまって

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    2021年11月12日
  • 5時過ぎランチ

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    『グリーンゾーン』
    『内なる殺人者』
    『誰が為の昼食』
    3つの短編からなる物語。
    車の整備士、殺し屋、週刊誌の記者が主人公。
    共通点はお昼時間にランチが食べれない。
    食べていくために仕事をしているのに、食べる暇もなくなっている男女の物語。

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    2021年11月09日
  • 5時過ぎランチ

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    ネタバレ

    3つの物語からなる本!

    3つとも微妙に接点があるから
    最後の話で一気に繋がるのか!?
    と思ったけどそんなことなかった。

    最初のお話が好きだったな〜

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    2021年10月31日
  • ポルシェ太郎

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    「羽田圭介クルマを買う」と続けて読んだので、冒頭羽田さん自身のエッセイの続きみたいに思えて面白かった。

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    2021年09月05日
  • 黒冷水

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    ネタバレ

    精子のことを「白いエネルギー」って形容してるのおもろかった。
    全体としては普通かなって感じだけど、弟がシャブ漬けにされてるのが判明したところと、ラストシーンは流石に釘付けになった。

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    2021年08月01日