羽田圭介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人より抜きん出た能力を持たないと自覚する田舎出身の35歳の主人公(社員数名のPR会社社長、ギャラ飲み開催などを兼業)がふとポルシェに憧れ、年収と同じ額で中古のポルシェを手に入れる。
自意識、若さ/老い、劣等感、優越感などに翻弄されながら欲に目がくらみ次第に闇の世界に接近するも、ミスを犯して幸い(?)にも追い出され、堅気の世界に戻っていく。
羽田氏の本の主人公がみんな同一人物かのように似たタイプが多い。ちょっと見栄っ張りで「あいつよりはマシ」と思って誰がを少し見下してるけどちょっと成功してる人には嫉妬と羨望がぐつぐつしてて、隙あらばワンチャンを狙えないかと思ってて、力の強い人の言うことに染まり -
Posted by ブクログ
この間、『スクラップ・アンド・ビルド』を読んで面白かったので、二冊目。
わあ、これデビュー作ですか。17歳ですか。
弟が、兄の部屋を「あさる」シーンから始まる。
最初は猥褻な雑誌やDVDを期待しての行動だったのだろうか。
兄の恥部に触れたいと思う、弟なりの内的な訣別とも捉えられなくはない。
表では澄ました顔して、裏ではこんなもの隠してんでしょう、仕方ないね、みたいな。
しかし、兄からの密やかで屈辱的な復讐が笑える。
もう、一枚も二枚も上手なわけですよ。
大人気ないな、と思う所もあるけど……割と読んでいて勧善懲悪感がある。なぜか。
弟としては内側で嘲って満足していたのが、表に出されては我慢