羽田圭介のレビュー一覧

  • 羽田圭介、クルマを買う

    Posted by ブクログ

    そもそも免許も持っておらず、もっぱら交通機関での移動と、車には大変疎いため、車へのこだわりや思い入れの強い人の感覚は遥か遠い印象だったが、試乗体験の細かい描写を読むにつれ、タイプが違うことや乗り心地に幅広い差があるんだということがわかった。

    同じメーカーでも、車種によってこんなにも個性があるのね。
    全然知らなくてごめんなさいね。という気分になること請け合い。
    っていうか、みんな知ってたのだろうけど。

    「走りの楽しさ」なるものを比較してみたい気になるが、その前に免許を取得しなければならない。

    0
    2019年10月04日
  • ポルシェ太郎

    Posted by ブクログ

    相変わらずの「羽田節」炸裂。
    でも嫌いじゃないんだよね。

    ポルシェ911 カレラ カブリオレ
     ●中古 1500万

    0
    2019年08月23日
  • ポルシェ太郎

    Posted by ブクログ

    起業し4人の従業員を抱えるイベントPR会社の社長をしている太郎はポルシェを買ったが、会社の資金繰りに行き詰まり売却することになる。人間の欲望が渦巻く都会で太郎が学んだことは・・・

    0
    2019年07月25日
  • ポルシェ太郎

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトル通りポルシェ太郎の話。ハラハラドキドキしたけど最後はあっさり。理想と現実に悩む太郎に親近感。がんばれ太郎、、、

    0
    2019年06月14日
  • ポルシェ太郎

    Posted by ブクログ

    タイトルは車に掛けて来ていますが、ストーリーとしては、現在の若者を象徴している印象を持ちました。上昇志向とコンプレックス。そして、冷めた周りへの思い。小説であり、実際にありそうな内容は共感する部分も持たれるかもしれません。いつの時代でも、不安と悩みはつきもの。少し非現実な気分を味わいたい方にはオススメの一冊。

    0
    2019年06月08日
  • ポルシェ太郎

    Posted by ブクログ

    35歳、イベント会社を経営する太郎。年収と同じくらいするポルシェを購入し、ポルシェに恋人にと日々を楽しんでいた。しかし、ヤクザめいた人と仕事を組むことになり、雲行きは怪しくなる。太郎の欲望の果てにあるのは…。
    太郎の人柄はどうにも好きなれずイラっとするような人であったけれど、それはうまく描けている証拠か。金銭感覚や、欲望を突き詰めた結果がいやらしくもあり現代を物語っているのか。『成功者K』と同じ印象かな。本人が「必要ではないと思えてくる」と感じたところ、成長したところが救われたか。

    0
    2019年05月12日
  • ポルシェ太郎

    Posted by ブクログ

    やや軽薄かつ非現実的な設定ではあるが、現代に生きる三十路男性の内面に切り込んだ面白いお話でした。週プレでクルマ系の連載を持つ羽田氏らしくいろいろな外車が登場しましたが、題名になっているくらいなのでポルシェのドライブフィールがもう少し豊かに描写されるのかと思いきや、わりと淡々と書かれていたのがちょっと意外でした。

    0
    2019年05月11日
  • 盗まれた顔

    Posted by ブクログ

    正直読みづらい。テーマは面白かったのに長さの割りに中身がなかった。恋人との話は面白かった。いっそ中編位のボリュームにしてその話に絞って欲しかったかも。

    0
    2019年04月21日
  • 黒冷水

    Posted by ブクログ

    著者のデビュー作。高校生の兄の部屋をあさる中学生の弟。舞台はほどんど子供部屋で、二人のそれぞれの描写がほとんど。なのになかなか細かい描写が続く。
    こんなに狭い世界で、こんなに未熟な二人の心理描写だけでひとつの物語になっているのに驚く。面白かった。

    0
    2019年02月23日
  • ミート・ザ・ビート

    Posted by ブクログ

    車についての細かい描写。初めて車を手にした高揚感、不安。そして一度手にするといじりたくなる。車のことはあまり興味が無いが確かに田舎にはこういう若者が今も存在する。車好きの人にとってはたまらない小説なんだろうなぁ。

    0
    2019年01月19日
  • コンテクスト・オブ・ザ・デッド

    Posted by ブクログ

    世の中の文脈を汲み取ることへの風刺で突っ走った作品。考えてる風で、空気を読んだ、流された生き方じゃゾンビと変わらんだろと。言いたいことは面白かったけどちょっと強引な展開もあり。

    0
    2018年12月27日
  • 御不浄バトル

    Posted by ブクログ

    羽田圭介の小説が読んでみたくて。

    感想としては…なんだろう??ブラック企業に新卒で入ってしまった男性の苦悩(社会問題)をテーマとしている点は良かったが、それが度々出てくるトイレシーンと自分の中でうまくマッチしなかった。
    書きっぱなしで終わったような印象なので、特に心に響かなかった。彼の他の作品に期待!

    0
    2018年07月17日
  • 盗まれた顔

    Posted by ブクログ

    羽田圭介さん初読み。
    読みやすいけど…
    何が主体なのか分からぬまま半分以上が過ぎ、やっと本題に入ったかと思ったら呆気なく終わってしまった…。
    彼女との事をもっと詳細に書いて欲しかったなぁ…。

    0
    2018年04月18日
  • メタモルフォシス

    Posted by ブクログ

    『メタモルフォシス』は凄みがある。村上龍の同類の作品と比べると粘り気が無い分、真実味をかんじさせる。とっても恐ろしい話しである。ラストも絶妙で落としどころとして最高の選択であった。一般にはおすすめできないので★3つだが、私的には今年のベスト5冊入りはまちがいない笑 追記:『トーキョーの調教』についていまいちでした

    0
    2018年04月01日
  • 隠し事

    Posted by ブクログ

    帯の煽り文句ですかね
    犯罪臭がしたものですから
    読み終わるまで
    いや、まだものすごい事が
    起こるはず
    と思い続けた私の罪は重いです
    すみません

    0
    2018年03月11日
  • 盗まれた顔

    Posted by ブクログ

    見当たり捜査官。
    最近、この設定が登場する作品をよくみかける。

    見当たり捜査官は通常の捜査をしない。数百人という指名手配犯の顔を記憶し、街を歩きながら、手配犯を見つけ逮捕する。その繰り返しだ。

    だから、コツコツ調べ、推理し、犯人を追い詰めるというヒリヒリするような緊迫感や、スピード感はない。

    雑踏の中で、ピンと来た顔を見つけたら、追跡し「声かけ」をする。そうやって逮捕すればそれで終わり。それだけが結果であり、存在する意義。

    それは、ある種、初動捜査が終わったら所轄へ引き渡す、機捜のようなものか。

    白戸を中心とする捜査官3人の見当たり捜査チーム。

    一人も見つけられない日が数カ月も続く

    0
    2017年09月18日
  • メタモルフォシス

    Posted by ブクログ

    SM調教をベースにした2作品。表題作は、読んでてちょっと具合が悪くなるレベルだった。ちょっと理解できない世界かも。サトウは、死を悟って初めて生きる自分の形みたいなものをみつけたようだが、それが人を超えたということなのか、ようやく人に追い付いたということなのか、逆に人から遠ざかったのか、なんとも言えない終わり方だった。
    「トーキョーの調教」の方が多少ソフトだし、テーマも分かりやすい気がして読みやすい。が、表題作を読んだあとだとなんだか物足りなく感じてしまうので困りもの。
    世の中のMの方々はいちいちこんな面倒なことを考えてるのか?そうだとすれば、いちいち理由をつけないと快楽に変換できない、面倒な精

    0
    2017年09月18日
  • メタモルフォシス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    SMの世界ってこんな風なのかと勉強になった。
    1作目は生きている実感、2作目は実生活で嬢と客が出会ってしまったらや、自分という存在の表現?色々と書きたいことはあるのだろうと感じた。
    終わり方が、どちらもご想像におまかせしますというあまり好きではない終わり方だった。

    0
    2017年08月16日
  • 盗まれた顔

    Posted by ブクログ

    この有名な芥川賞作家の作品を初めて読んだ。最初は、読みながら作家の顔が浮んでくるという不思議な感じに戸惑ったが、物語が進むにつれ気にならない様になった。見当たりという捜査方法が存在することを初めて知りました。

    0
    2017年08月09日
  • 隠し事

    Posted by ブクログ

    鈴木が羽田さんの分身だったら、「こいつ嫌な奴だなー」って思ってしまうかも…。このカップル2人はお互い様だよね。というか、茉莉はケータイ見過ぎ。

    0
    2017年08月07日