羽田圭介のレビュー一覧

  • 盗まれた顔
    警察小説でした。
    警視庁捜査共助課(?って 本当にある部署かわかりませんが)の方々の お話でした。

    手配犯の顔写真を 暗記して
    大勢の人ごみの中を 歩いて (昔の刑事ドラマのように 足で捕まえる?!)
    逮捕していくお話でしたが
    犯人を あげられない ストレスや
    何故か 追いかけてるのに 追われちゃ...続きを読む
  • Phantom
    投資をテーマにした作品。
    投資というと株式投資をイメージする人が多いと思うが、自分の時間やお金などリソースを投じることは全部投資という側面を持つ。
    うまく投資できればいうことは無いが、世の中には残念ながら罠が多数存在する。
    そのいろいろな側面を小説として読むことができる。
    感情は強く動かされないが、...続きを読む
  • 滅私
    何事もほどほどが一番。

    しかし自分だけ楽して生きていこうなんて
    都合のいいことばかり考えてちゃだめだよね~。
  • 成功者K
    描かれていた内容が現実だったのか、妄想だったのか。
    最後、終わり方が曖昧で中途半端だったかな。

    この物語とはノンフィクションなのではないかと思うくらいリアルで生々しい有名人の実態が描かれている。
    後半で、「小説はありのままのことを書こう」という編集者の言葉もあって、さらに現実的な感じがした。
  • 滅私
    最近、ミニマリストの真似事をしていたからか主人公やその周りの薄気味悪さは自分にも当てはまった。
    これが絶対に良い!という考え方や生き方がない事は分かりつつも、気がつくとその答えを求めてすがっているのかもしれない。
  • 滅私
    羽田氏のこういう目の付け所が嫌いではない。滅私は私欲を捨てることだと思う。
    必要最低限の物だけを所有し、無理はしない。(もちろん仕事はする)
    常にそれは必要なのかどうかを吟味して、できるだけ無駄とは思わず捨ててしまう。彼女からもらったお菓子もひと齧りして味わったらゴミ箱に。おそらくそのゴミ箱を見た彼...続きを読む
  • 滅私
    ミニマリストの気持ち?
    小説というより論説のような部分も多いような。

    読みやすかったしミニマリストに私もなりたいので興味深い部分もあったが
    で、結局まとめると、ポイントはどこ?みたいな。
    最後の方とか、ええ〜というラストでちょっと残念。幸せな感じで終わってほしかった。
    面白く読んだけど、何だかまと...続きを読む
  • Phantom
    報告書?ってくらい、簡素化された文章。
    叙情的な表現はほとんどない。
    しかも株の専門知識が多く、そこに興味がない私はすんなり読み込めない。
    それでもなかなか面白かった。
    出てくる人物がみな各方面で度が過ぎた発想で、噛み合わないだろうな、と思いつつも、確実に現実社会にいるんだよな、と。
    私は中立的な位...続きを読む
  • Phantom
    「将来お金によりもたらされるであろうと予想された効用は、どこまでいっても実体のない頭の中の可能性でしかなかった。それが思いきって使うことで、今そのものになった。」

    投資に回すために節約をしている同じ身分であり、お金の価値についてよく考えるので興味深く読めた。
    人それぞれ考え方があるから使わないお金...続きを読む
  • 三十代の初体験
    小説家である著者が文字通り今までやったことない事を初体験する様子を綴った雑誌連載が書籍化。確かに30代に入ると初は減りがちよなぁ。「フリートークを作るため何か新しいことに挑戦」みたいな芸人ラジオあるある(?)を通ってきた自分はその目線でも楽しめた。ただただ前向きに何かやってみるというわけでもなく著者...続きを読む
  • 滅私
    自称ミニマリストの私だが、極端過ぎると逆に生活が苦しくなると読んでいて怖くなった。ミニマリストでも自分の過去は捨てれない。
  • Phantom
    堅実な長期株式投資でアーリーリタイアを目指す彼女と、怪しげなオンラインサロンにハマる彼氏の、年収200万円台カップルの話。

    今時かつ、自分に馴染み深い話題だったので、冒頭から引き込まれた。
    若いうちから節約を重ねて、何十年もかけた上で、年数百万円程度稼いでくれるマネーマシンを作ることに意味はあるの...続きを読む
  • 走ル
    自転車好きにはとてもワクワクする話だと思う。
    実際高校生がいきなり朝練をぬけた勢いだけで自転車で東京から盛岡市まで野宿しながら走り抜けていく、というのは爽快なストーリーである。
    ただオチとか盛り上がりとかはなく、ただ記録を辿っていくだけのストーリー展開なので盛り上がりを求める人には「え、ここで終わり...続きを読む
  • 滅私
    現代社会に鋭くメスを入れる羽田さんの新作は、必要最小限のものだけで暮らす“ミニマリスト”を描いた作品だ。
    主人公の冴津武士は、ライターとグッズの監修、株式投資で生計を立てながら、ワンルームの狭い部屋に住んでいる。室内に家具はほとんどなく、着るものも最小限だ。人からの頂き物も躊躇なく捨ててしまう。自ら...続きを読む
  • 三十代の初体験
    29歳で芥川賞を受賞した作家による、31歳からの人生初体験集。週刊女性2017-2020年のエッセイをまとめたもの。
    1つの体験は6ページ程度にまとめられているので非常に読みやすかった。

    趣味がない方、いろんなことをやってみたい方にはあっている作品だと感じる。どの話も、経験や知識を必要とせずすぐ着...続きを読む
  • Phantom
     前半、主人公の華美と直幸の対象的なお金に関する考え方が面白く読めた。
    しかし後半の展開が、飛び過ぎの感じがしてびっくりしてしまった。
    「情報源がテレビだけ」の層に近いので、ついていけないだけなのか。

     華美はどこにいるかわからない感覚で終わっていたが、お金って結局どう使ったらいいか、正解なんてわ...続きを読む
  • 三十代の初体験
    三十代でやったことのないことをやってみるという企画、同世代なので親近感湧きつつ楽しく読ませていただきましたが、個人的に、一ファンとして、結婚も取り上げてほしかったなー。35歳での初体験で結婚を無視するなんて〜‼︎彼がどんな風に人と生活を人生を共にしているか興味あったので次回のエッセイでも期待したい★
  • Phantom
    初めてこの方の本を読んだ。

    読みにくい感じはなかったけれど
    文章が私にはちょっと渇いた感じで
    好みではなかったかなと。

    TVで見かける彼と書かれた文書から感じるものは
    違うんだなと思った。
  • ポルシェ太郎
    若くしてポルシェに乗って
    大金を稼いでいる社長。
    自分が見てほしい一面と
    人が見ている部分には違いがある。
    自分の良い面も悪い面も、しっかり見えている人でいたい。
  • Phantom
    パートで仕事をしながら深夜にアメリカ市場で投資をし、5000万円を目指す女性。価値観は全てお金で、常に5%の金利でどう成長させるかを暗算して決める。
    しかし傭兵を雇ってまで宗教的な団体にのめり込んだボーイフレンドを救出する。
    デフレで多分に階層化社会の日本において、底辺にいそうなしかし芯があり向上心...続きを読む