羽田圭介のレビュー一覧

  • タブー・トラック

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    前半はまだ読めましたが、これからどうなるのかなと期待したいところで、何年後かの話に飛んでしまい、残念でした。

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    2025年06月02日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    老人の描写がなんともイラつく。他者の前では自分を卑下しつつ、本当はそんなこと思っていない。自分が一番かわいくて、自分はもっとできると思っているのが人間。でもふとした変化や危機的な状況に接すると何気ない日常がすごくありがたく感じるが、そのありがたさも一週間もすると慌ただしい日常に流されて何もなかったようになってしまう。あの時の思いが風化せずに残ってくれたらよいけど、いつまでも気持ちが変わらなくても嫌になってしまう。よくできていると思う。

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    2025年05月22日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    第153回芥川賞受賞作。
    あまり普段、芥川賞を獲るような純文学系の本は読まないのですが、今一番気になるワードとして「スクラップアンドビルド」があるので、タイトルに惹かれて読んでみました。ページ数も少ないのでね。

    老齢になり、できないことも増えてきて、
    周りから疎ましく思われることで
    「早く死にたい」と口癖のようにつぶやくじいちゃんと、
    その想いを遂げてあげたいと願う孫が日々暮らす中で、
    お互いの想いを交錯させ変化していく物語。

    孫の脳内描写と、行動のギャップが凄く違和感。
    温度差というか、チグハグな感じがしたが、
    それもおそらく意図的かなと思う。
    未熟な青年の、思いが行動に伴わない感じが、
    少しもどかしくも、リアルさがある。

    じいちゃんは、日々感情の変化があり、定まらない。

    人生の再構築の中
    祖父との生活で、自分の人生に変化はあるのか。

    読みやすいけど、特にそれほど何も心に残らなかったという印象。だから何?と思ってしまった。
    介護による、それに関わる人の人生を描いた作品はたくさんあるので、そちらの方が良かったなという感想です。

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    2025年05月07日
  • Phantom ファントム

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    面白い。お金というものが、人によっていかに捉え方や意味、価値観が全く異なるかについて改めて意識させられる作品だった。

    主人公の華美は可処分所得のほとんどを投資に費やし、毎晩米国株式市場の取引時間をチェックしたり頭の中ですぐ複利計算する癖がある程の投資ガチ勢。毎年の配当金が自分の年収と同等になるだけの投資資産=「分身」を作ることを生き甲斐にしている。その為には切り詰められるところはできるだけ切り詰める生活を送っていて、現在の人間関係や小さな快適さを犠牲にしていたりする。
    自分も投資はしているし、普通の貯金だけでは蓄えられない富を得たいと思っているけど、ここまでは徹底できない。
    そんな彼女が目指す理想の生活を達成した老人達に会うシーンが実に風刺的で良かった。

    いかにもなオンラインコミュニティにハマっていく彼氏との対比も鮮やかで分かりやすい。けど後半の非現実的なドタバタは少し違和感を覚えなくもなかった。作者はこういうオンラインコミュニティ運営者が個人的に嫌いなんだろうか?モデルはこの人なんだろうなと浮かぶ人はいるけど…。

    最後に余談だけど華美さんの実写化は菜々緒さんのイメージだ。

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    2025年05月06日
  • バックミラー

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    前半はストーリーもオチもわからない様な話がいくつか続き、中盤はそれなりに読める話。ラス前の東北の話が一番良かった。このネタで長編を描いて欲しい。

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    2025年05月06日
  • Phantom ファントム

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    私も分身を作りたい
    (お金使うのは得意だから…)
    人間関係をお金に換算はしないけど
    新しいと思っていたことは過去にあったこと
    無知だから新しいと思い込んでる

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    2025年04月10日
  • Phantom ファントム

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    主人公が資産運用の原資となる資金を捻出するために、生活を切り詰めていく中で、彼氏や友人、その他の人との関わりを通じて、お金や資本主義社会と向き合っていく物語。
    今と将来、節約と豪遊等、対立する価値観が出てくる中で、自分は何に重きをおくべきか、向き合うきっかけをくれる本。

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    2025年04月06日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    2015年上半期芥川賞受賞作。
    現代社会のアンタッチャブルに触れる感じ
    審査員に老人はいないのか?それが評価できる老人なのか?が気になるが…

    結末が気になって気になって…焦らされて…
    家でて終わりか〜い!ってのが、感想。
    それが小説と言われればそうなのかも知れない。

    薬漬けで自由も効かず、厄介者として生きるのはヤダな〜と改めて思う。その時がきたら何の判断もできない。先送りは若い時のツケが回ったとも言える

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    2025年04月03日
  • Phantom ファントム

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    お金の使い方のお話。
    金を死んだ後に使うことはできない。ただ、金がないと、将来の生活が立ち行かなくなってしまうかもれない。ようは、貯金、投資、浪費はバランスが重要なのだと再認識した。

    インフルエンサーにのめり込む彼氏と、投資にのめり込む彼女の対比は素晴らしかった。ただ、最後のカルト的な展開は、少々受け入れられなかった。

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    2025年03月23日
  • Phantom ファントム

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    株式投資による資産形成を「人生の正解」と信じ、毎日を投資行動優先で生きる女性と、「お金はただの手段」と考え、そんな彼女を馬鹿にしながら徐々にカルト集団にのめり込んでいく彼。

    カップルの二人は地方都市の外資企業(米国)の工場で働き、年収は低く、「ただ真面目に働いているだけでは豊かな生活は望めない」という点が共通している。

    真逆な二人の価値観が交錯するも、ラストの展開は決してハッピーエンドとはいえない。

    お金とは何なのか。自分は人生の何に幸福を感じ、追究していくのか。

    正解は無いが、極端な行動に出ることの危うさを気づかせてくれる。

    と同時に、どんな境遇にある人も、幸福かどうかは「捉え方次第」であることを、登場人物の発言やライフスタイルから感じ取ることができる。

    もし自分の子どもが金銭面で人生に行き詰まったら、ぜひ読んでみて欲しいと思う。

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    2025年03月10日
  • 隠し事

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    あーだこーだ思考を文章にするのが純文学ですか。

    テレビのおバカキャラの風刺描写があった。
    恥ずかしいことを隠したい気持ちがあるうちは若いし元気だ。

    俺みたいなおっさんになると羞恥よりと心が楽であることを求めるようになるよな。

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    2025年03月09日
  • 隠し事

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    題材はそんなに軽くはないけれど、読みやすい。
    現代人なら誰でも身に覚えがありそうな、隠し事についての話。本当の隠し場所は自分の頭の中だけだ、というような言葉(あいまい)が印象に残った。

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    2025年02月24日
  • Phantom ファントム

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    数字が漢字で読みにくい笑
    生活保護のシーンは考えさせられる。
    Die with zeroを読んでから読むと面白いかも。
    個人的にストーリーの展開にのめり込めなかったので星3で。

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    2025年02月16日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    ネタバレ

    実はじいちゃん、全然心配するほど弱ってなかったんじゃないか?健斗が弱いと思い込んでた説ある。
    さようならの時も、送り出してた。
    本当にボケてくると叫び出すし徘徊する。孫が誰だかわかってるし、全然認知症ではない、、。
    お見舞いした時、周りの病室と比べなかったのか、見て見ぬふりしたのか。

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    2025年02月03日
  • Phantom ファントム

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    面白かったけど、分量に対しての中身は薄かったような気がする。
    リアルに描こうとしているのか分からないが無駄な描写とか話が多かったような。主人公の感情というか内面をもっと深く描いてほしかった。それぞれの人物にあまり愛着はわかなかった。

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    2025年02月02日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    祖父の本心も過去も、真実は何も明かされない。
    でも、生に執着した。それだけは事実。

    健斗のやり場のない怒りがひりひり伝わってくる一冊。

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    2025年01月29日
  • 滅私(新潮文庫)

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    ミニマリストいいなって最近ちょっと思ってました。
    生活のいろいろなノイズを消していきたい人がミニマリストだって学べました。
    でもミニマリストは最終的に焼死するならやめとこうと思います。
    ほどほどがいいのかもしれませんね。

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    2025年01月16日
  • Phantom ファントム

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    インフルエンサーが起こしてるムラの話と聞いてこの現実の世界のどこかで行われてるやつだなと思い手に取ったが、展開に意外性はなかった。期待しすぎたかなぁ

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    2025年01月16日
  • Phantom ファントム

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    最近お金の勉強を初めて、投資に興味を持ち出して色々やっている上で、友達や家族にその話をした時に自分のどこかうさんくささを感じ、投資に否定的な小説と聞いてぜひ読んでみたいと思った。
    月極今を大切にするか、将来を大切にするかの話だと思うが、健康には気を遣うべきだなとは強く感じたし、お金は手段であって人と人との人間関係こそがより、人間の本質的なものになるのではないかという示唆には共感できた。ただやっぱり私は一人が好きで、人間関係を強固にしたいとは思えない。 

    お金を貯めることに意識しすぎて目の前の楽しみを奪わないようにしようとは思った。

    ただそれ以上のメッセージ性は感じなかったかな...。

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    2025年01月04日
  • Phantom ファントム

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    ネタバレ

    YouTuberが絶賛していたのでどんなものかと読んでみた本。
    主人公は高配当株への投資により、自分と同じだけの収入を稼ぐ「システム(分身)」を作ることを目論んでいるが、投資セミナーで知り合った資産家である高齢者たちの生活ぶりに衝撃を受ける。彼らは日々の倹約により資産1億円以上を築いたが、その生活レベルは生活保護受給者と同じようなもので、主人公は将来このような生活を送るために今節約や投資に励んでいるのかと疑問を抱く。

    健康で文化的な最低限度の生活レベルであったとしても、生活保護受給者と資産家では心のゆとりが違うのだろうし、服装に興味がなく、株主優待を活用することが彼らの幸せなのであればそれで良いと思うが、私もお金があるならある程度小綺麗な格好をしたいし、株主優待を優先するがあまり飲み屋の選択肢が限られるのは嫌だな。

    個人的にはこの投資セミナーの気付きがこの小説のハイライトで、その後の宗教チックな団体からの彼氏奪還の話はあまり興味が持てなかった!

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    2025年01月03日