羽田圭介のレビュー一覧

  • Phantom ファントム

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    最近お金の勉強を初めて、投資に興味を持ち出して色々やっている上で、友達や家族にその話をした時に自分のどこかうさんくささを感じ、投資に否定的な小説と聞いてぜひ読んでみたいと思った。
    月極今を大切にするか、将来を大切にするかの話だと思うが、健康には気を遣うべきだなとは強く感じたし、お金は手段であって人と人との人間関係こそがより、人間の本質的なものになるのではないかという示唆には共感できた。ただやっぱり私は一人が好きで、人間関係を強固にしたいとは思えない。 

    お金を貯めることに意識しすぎて目の前の楽しみを奪わないようにしようとは思った。

    ただそれ以上のメッセージ性は感じなかったかな...。

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    2025年01月04日
  • Phantom ファントム

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    ネタバレ

    YouTuberが絶賛していたのでどんなものかと読んでみた本。
    主人公は高配当株への投資により、自分と同じだけの収入を稼ぐ「システム(分身)」を作ることを目論んでいるが、投資セミナーで知り合った資産家である高齢者たちの生活ぶりに衝撃を受ける。彼らは日々の倹約により資産1億円以上を築いたが、その生活レベルは生活保護受給者と同じようなもので、主人公は将来このような生活を送るために今節約や投資に励んでいるのかと疑問を抱く。

    健康で文化的な最低限度の生活レベルであったとしても、生活保護受給者と資産家では心のゆとりが違うのだろうし、服装に興味がなく、株主優待を活用することが彼らの幸せなのであればそれで

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    2025年01月03日
  • タブー・トラック

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    ページ数もだけど、中身もずっしりなボリューミーな一冊。体調の良い日じゃないとお勧めできない。ちょいちょいクスッと笑えるネタがあるのが羽田さんらしいな

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    2024年11月22日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    ネタバレ

    仕事をやめて無職の28歳の主人公と、要介護3認定の87歳の祖父。物語でありながらも、どこで起こっていてもおかしくないようなリアリティのあるストーリーだった。毎日天からのお迎えを待つしかないという地獄を生きる祖父を楽にしてあげるため主人公は行動を起こす。それが彼自身の生活に弾みをつけ、彼自身が変化するきっかけとなる。

    筋組織を破壊して再構築することを繰り返し、ストイックに自分を追い込んでいく主人公。トレーニングに限らず、生活習慣やものの考え方、所有物に関してもスクラップ&ビルドの姿勢はある程度必要なものだと感じた。

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    2024年11月17日
  • タブー・トラック

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    ネタバレ

    後半はまったく別の話になって、伏線が全然回収されないまま作者の書きたいことだけ書いて終わった感じ。
    前半は、中松優一のくだりが面白かったが、いつのまにか消えてたし。

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    2024年11月11日
  • タブー・トラック

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    厚みもあったがそれ以上に読むのに時間を要した。
    「その時々の価値観が普通になる」等
    共感できるとこもあって群像劇のような前半から一転、後半は急に突き放されたような展開。
    やけに「トイレで用を足した」という描写が多かったのには何か意味はあったのだろうか。

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    2024年10月23日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    たまに思い出す小説。読んでる間は介護がベースの小説だからしんどかった。読み終わったら読んでる間の淀みがなんか昇華されてて、あ、これは良い小説かもと思った

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    2024年10月07日
  • Phantom ファントム

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    ネタバレ

    将来のためにお金を貯めることと、今を楽しむためにお金を使うこと。これらのバランス?考えさせるというテーマはとても面白かったし、ところどころ考えさせたれた。
    一方、途中でそんなに好きでもなかった彼氏を助けるために大金を使ったり、元彼に連絡して助けてもらうところは、少し理解できなかった。
    後半はお金とは別の話になっていて、それはそれで目が離せなかった。

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    2024年09月16日
  • タブー・トラック

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    ネタバレ

    私たちは常識や他人の目に縛られて生き過ぎなんだろうかとも思えた。しかし、最後の方のロシアから進攻されているパートは唐突すぎて、頭に入ってこなかった。

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    2024年09月08日
  • 成功者K

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    芥川賞を取った小説家Kがテレビに出て有名になり何人の女性と付き合ったりした。最後の終わり方はインパクトが弱いが!実話なのか?小説なのか?作者は割とイケメンだから、実話だと思おうwww

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    2024年09月02日
  • 御不浄バトル

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    トイレでの描写は面白い。高い教材を売りつける悪徳企業の経理が会社を会社都合で辞めるために証拠作りを行う。色々と伏線的なものがあり、同じく掲載されている短編で伏線回収かと思ったが、特にそれもなく期待はずれ?

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    2024年08月31日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    ※表題作のみのレビューです。
    153回(2015年上半期)芥川賞受賞作

    ストーリー  4
    登場人物   4
    世界観    4
    構成力    3
    文章力    3
    メッセージ性 4
    ※5段階

    リアルな描写と、主人公に感情移入しやすい話で、すいすいと読めました。
    ただ、最後はこれで終わりなのという感じでした。
    短編小説として余韻を残したということかもしれませんが、打ち切りのドラマを見たような印象でした。

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    2024年08月12日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    修飾語を多用し、一つの文にありとあらゆる情報を盛り込んでいます。さすが賞をもらうだけの文章力だなあと思いました。

    主人公は祖父のことを慕っているのかそうでないのか…長生きしてほしいのか、そうではないのか…ずっと疑問に思いながら読んだけど、最後にわかりました。

    人はこうやって老いていくのかと学びながら自分の生に果敢に生きていく…的なことがテーマなのかな。

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    2024年08月06日
  • タブー・トラック

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    タブー・トラック題名からすると改造トラックの話かと思いきや人間関係、群像劇、無差別殺人事件ミステリー要素もあり読み応え充分、タブートラックは問題を乗せて走り回ります。あなたも読んでハラハラドキドキ堪能して下さい。

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    2024年07月29日
  • スクラップ・アンド・ビルド

    身体と幸せはつながっているらい

    健斗は失業中。花粉症もひどくて心の状態も最悪だった彼はふとしたことで自分の体を追い込むことから心にエネルギーがみなぎる経験をする。体についての知識を持ち、鍛えていくことが人生を切り開くことに繋がる、という作者の信念が伝わってくる。

    でもどんなに健斗がこの先身体を鍛えていっても、いつの日か身体は祖父の様に老いるだろう。身体の調子が悪い、何も人の役にたてない、そんな老人期の長い時間をどうやって耐えていくべきなのだろう。


    家族の介護って大変だ。健人も、健人の祖父にに毒づきながらも健人の母も、結局やることすごくよくやっ

    「確かに卑屈はひとをイラつかせる」みたいな言葉がどこかにあったな。慰められ

    #タメになる #ドロドロ #シュール

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    2024年04月19日
  • 黒冷水

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    ネタバレ

    信頼できない語り手ではあると察していたが、かなり特殊な構成をしていて純粋に驚いた やや不自然な会話や稚拙な表現に関しても、伏線に捉えられるように作っており面白い
    私自身はこういう性的表現が露骨に使われる文章はあまり好きでは無いが、高校生と中学生という多感な思春期の不仲な兄弟感をリアルに描いているように感じた

    構成上か(または作者自身が17歳だったためか←関係ないけど作者の性別や年齢で文章どうこう言うのは失礼な気もするし、思い込みも多く発生すると思うのでよくないと思う)、やや不快に感じる部分も多く存在した一方で、大きなオチはあるがカタルシスを感じさせるものではなくやや微妙な気持ちは残る

    テニ

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    2024年04月18日
  • 黒冷水

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    兄弟がいないので自分と比較はできないが、切っても切り離せない存在に対して抱いてしまったら圧倒的に生きにくくなる感情を抱いて、深めていくのが痛々しかった。
    どちらの視点で見るかで同じ出来事も歪んで見えてしまうのがよくわかるし、どの方向から見ても主観が入るので客観視なんてないというのがよくわかった。
    最後の最後に考えるのが結局それかと、なんだかやるせなくなった。

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    2024年04月15日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    主人公の健斗を通し、日本が抱えるあらゆる社会問題を取り上げた作品。しかし、どの問題に対しても結論に触れずぼやっとした終わり方をしている。そのスッキリしなさが、リアルな日本を表現している。読後、答えのない『その後の健斗や祖父の人生』を想像してみている。

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    2024年02月18日
  • ポルシェ太郎

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    若くして起業し、ポルシェ911カレラカブリオレを買ったが、会社の資金繰りが悪化して手放すことに。どうせ自分が見て欲しいと思う姿ほど、人からは見てもらえない。自分が思いもよらね姿を、人は見ている。

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    2024年02月09日
  • 走ル

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    ネタバレ

    ⚫︎受け取ったメッセージ
    とにかくただただ「走ル」こと自体を書くことに
    テーマを置いている作品

    ⚫︎あらすじ(本概要より転載)
    なんとなく授業をさぼって国道4号線を北に走り始めただけだった…やがて僕の自転車は、福島を越え、翌日は山形、そして秋田、青森へと走り続ける。彼女、友人、両親には嘘のメールを送りながら、高2の僕の旅はどこまで続く?21世紀日本版『オン・ザ・ロード』と激賞された、文藝賞作家の話題作。

    ⚫︎感想
    ロードノベルといって想像するのは、旅先でのあれやこれやが走る者の心情に変化をもたらし、成長する的な先入観だが、これは全く違う。ほぼ無計画に、無目的に、嘘をつきながらひたすらに走る

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    2023年11月21日