羽田圭介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近お金の勉強を初めて、投資に興味を持ち出して色々やっている上で、友達や家族にその話をした時に自分のどこかうさんくささを感じ、投資に否定的な小説と聞いてぜひ読んでみたいと思った。
月極今を大切にするか、将来を大切にするかの話だと思うが、健康には気を遣うべきだなとは強く感じたし、お金は手段であって人と人との人間関係こそがより、人間の本質的なものになるのではないかという示唆には共感できた。ただやっぱり私は一人が好きで、人間関係を強固にしたいとは思えない。
お金を貯めることに意識しすぎて目の前の楽しみを奪わないようにしようとは思った。
ただそれ以上のメッセージ性は感じなかったかな...。 -
Posted by ブクログ
ネタバレYouTuberが絶賛していたのでどんなものかと読んでみた本。
主人公は高配当株への投資により、自分と同じだけの収入を稼ぐ「システム(分身)」を作ることを目論んでいるが、投資セミナーで知り合った資産家である高齢者たちの生活ぶりに衝撃を受ける。彼らは日々の倹約により資産1億円以上を築いたが、その生活レベルは生活保護受給者と同じようなもので、主人公は将来このような生活を送るために今節約や投資に励んでいるのかと疑問を抱く。
健康で文化的な最低限度の生活レベルであったとしても、生活保護受給者と資産家では心のゆとりが違うのだろうし、服装に興味がなく、株主優待を活用することが彼らの幸せなのであればそれで -
身体と幸せはつながっているらい
健斗は失業中。花粉症もひどくて心の状態も最悪だった彼はふとしたことで自分の体を追い込むことから心にエネルギーがみなぎる経験をする。体についての知識を持ち、鍛えていくことが人生を切り開くことに繋がる、という作者の信念が伝わってくる。
でもどんなに健斗がこの先身体を鍛えていっても、いつの日か身体は祖父の様に老いるだろう。身体の調子が悪い、何も人の役にたてない、そんな老人期の長い時間をどうやって耐えていくべきなのだろう。
家族の介護って大変だ。健人も、健人の祖父にに毒づきながらも健人の母も、結局やることすごくよくやっ
「確かに卑屈はひとをイラつかせる」みたいな言葉がどこかにあったな。慰められ -
Posted by ブクログ
ネタバレ信頼できない語り手ではあると察していたが、かなり特殊な構成をしていて純粋に驚いた やや不自然な会話や稚拙な表現に関しても、伏線に捉えられるように作っており面白い
私自身はこういう性的表現が露骨に使われる文章はあまり好きでは無いが、高校生と中学生という多感な思春期の不仲な兄弟感をリアルに描いているように感じた
構成上か(または作者自身が17歳だったためか←関係ないけど作者の性別や年齢で文章どうこう言うのは失礼な気もするし、思い込みも多く発生すると思うのでよくないと思う)、やや不快に感じる部分も多く存在した一方で、大きなオチはあるがカタルシスを感じさせるものではなくやや微妙な気持ちは残る
テニ -
Posted by ブクログ
ネタバレ⚫︎受け取ったメッセージ
とにかくただただ「走ル」こと自体を書くことに
テーマを置いている作品
⚫︎あらすじ(本概要より転載)
なんとなく授業をさぼって国道4号線を北に走り始めただけだった…やがて僕の自転車は、福島を越え、翌日は山形、そして秋田、青森へと走り続ける。彼女、友人、両親には嘘のメールを送りながら、高2の僕の旅はどこまで続く?21世紀日本版『オン・ザ・ロード』と激賞された、文藝賞作家の話題作。
⚫︎感想
ロードノベルといって想像するのは、旅先でのあれやこれやが走る者の心情に変化をもたらし、成長する的な先入観だが、これは全く違う。ほぼ無計画に、無目的に、嘘をつきながらひたすらに走る