羽田圭介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2025/09/20予約4
ミニマリスト的生き方は好き。引越が好きなので冒頭の主人公冴津のコンパクト軽量、引越対応、を重視するのはとてもわかるし、そうしている。でも食べ物をそのまま捨てるのは…と驚く。確かに無駄な肉が体に付く、それもミニマリスト的な考え方で言うと望ましくないので捨てる。物も執着する前に捨てる。行き過ぎると恋愛でも同じ状況になり、考え方も自分以外を下に見る。それを疑問に思わない冴津が恐ろしい。過去の悪事も後悔や反省でなく、あるがままに受け入れてる。ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)的に言えば満点だと思う。行く末も面白かったが冴津や、周りのミニマリストの話題が興味深く -
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Posted by ブクログ
これ凄い好き。
私なんか全然本読んでないなーって思った。
若林さんがそもそも繋がっている、なんなら飲み仲間作家さんとの鼎談から始まって。初めましての作家さんも登壇してくるんだけどこんな会話繋がって凄いなー掘り下げてるなー面白いなーってのが連続するんだから。
タイムリーにみたかったなー。もっと対談して欲しい作家さんいるなー。私が好きな作家さんの本がお勧めされてて嬉しいなー。
もう紹介されてる本片っ端から全部読みたいっ!!すべての回でその時話題に上がったテーマでお勧めの本を作家さんが紹介するんだが、これが垂涎なんです。紹介の仕方にも唸る、だってどれもこれもすっごく読みたくなる。
沢山の本 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ投資や節約を始めた人で、真面目な人ほど、この本の主人公のようにケチになってしまうところがリアルだった。自分もこの主人公ほどではないが、帰省するときや友達と遊ぶときなどにこのような思考に陥ってしまうことがあるので、共感できた。また、少しケチったせいで、結局余計な時間やお金を使ってしまうことにも心当たりがあった。
また、いくら貯めても将来の自分がお金を使い切らずに一生を終えることも想像できる。主人公が自分のロールモデルの老人たちに会って、生活保護のような生活をしていることを知り、今の自分のお金の使い方に疑問を持つところも良かった。
投資や節約を始めた人に読んでもらいたい一冊。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「じいちゃんなんて、早う死んだらよか」。
ぼやく祖父の願いをかなえようと、孫の健斗はある計画を思いつく。自らの肉体を筋トレで鍛え上げ、転職のために面接に臨む日々。
人生を再構築していく中で、健斗は祖父との共生を通して次第に変化していく――。
新しい家族小説の誕生を告げた第153回芥川賞受賞作
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題名を見て、この本が介護系の内容と思わなかった。
孫の健斗を通して、介護リアルを描いていて、とてもおもしろかったし、自分も筋トレするぞって思った。
身体がしっかりしてないと、老後のQOLを上げることはできない。「死にたい」という言葉を発することのない自分でいたい -