羽田圭介のレビュー一覧
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ネタバレ節約や投資にはまった気持ちがとてもリアル。一万円やそこらを節約するために友達をなくすのも現実のどこかにありそうな話。そんなケチケチ、ギスギス、計算たかくなってしまった子が自分や周りのためにお金を使えるようになっていくのが、なんだか救済に思えた。
また、今どきのSNSで初めて知った系の情報が、じつは過去に使い古された手で、界隈の人たちがバカにするテレビや新聞などのオールドメディアも見ている人からするとヤバイものなのに、知らずに取り込まれておかしくなっていく様も、怖いけど現実味はある。
知ることは本当に大事だ。自分の興味がないことも、知りたくなかったことも。怒りや不安を煽られて、誰かに搾取されない -
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ミニマリスト的生活を送る男性主人公と、同じライフスタイルや価値観を持った人たちとのコミュニケーションがリアルに描かれている。
ここ最近は「ミニマリスト」という言葉も定着し、異端児扱いされることも少なくなったように思う。
本書に出てくる人物のように、ミニマリスト的生活を突き詰めると直面する「ジレンマ」や「空虚さ」を疑似体験できる。
モノに溢れた実家に帰り入浴した際、小さい頃からそのままの古びた椅子を見て、「むしろ自分の方が消費文化に加担しているのではないか」とハッとするシーンがある。自分も同じような感覚を持ったことがあって、所有物がミニマムでも、トレンドを追っていると消費量は決して少 -
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中編と短編の2作品からなる。
表題で中編の御不浄バトルの主な舞台は、トイレの個室と職場。
主人公は、仕事に向かう途中で必ずトイレの個室で大便をすることが、
日常となっていた。
職場は、新卒で就職したが、とんでもない悪徳企業であった。
大卒ということもあって、悪徳業務ではない事務として採用されていた。
しかし、その悪徳業務に携わらざるを得なくなり、仕事を辞めるために翻弄する。
短編のほうは、ヤング男性向けファッション雑誌を出版している零細出版社に
務める社員と部下やバイトとのやり取りを描いた作品。
御不浄バトルでのトイレシーンがどうしても受け入れられない人も
いるかもしれないし、受け入れられ -
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ネタバレこれまた1年半くらい前に読んだ本。
「むらさきのスカートの女」に続く芥川賞受賞作品。
これまた意外と面白くて「死にたかー死にたかー、死なせてくれー死なせてくれー」って言う祖父と孫のやり取り。
いつもそんなことを言って気を引く割に、デイケアだったかどこかの介護してくれる女の子のお尻かなんかはしっかり触るっていう。
で、孫もいい加減にしろやーと。
でもそんな事を言いながら孫、なんだかんだ優しい。
最後は、なんだかえっていうぐらい、祖父がしっかりしてたというか、心がちゃんと祖父になってると思った気がする。
「意外と良かった。孫が清々しい。」というのが、読後残していたメモだった。
でも自分が介護 -
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ネタバレ⚫︎受け取ったメッセージ
「兄弟喧嘩」をここまで魅せる…
⚫︎あらすじ(本概要より転載)
兄の部屋を偏執的にアサる弟と、執拗に監視・報復する兄。出口を失い暴走する憎悪の「黒冷水」。兄弟間の果てしない確執に終わりはあるのか?当時史上最年少十七歳・第四十回文藝賞受賞作!
⚫︎感想(⚫︎ネタバレ注意)
「兄弟喧嘩」をここまで発展させ、読者を最後まで惹きつける。小説家とはやはり感受性、想像力、表現力を併せ持つ特別な人々なんだなぁと改めて感じた。真剣でやばいのだが、ベースは兄弟喧嘩なので、ダークなんだけど、ちょっと笑ってしまうというか。そういったところは芥川賞受賞作の「スクラップアンドビルド」にも感