羽田圭介のレビュー一覧

  • 黒冷水
    テンポ良いのですぐ読める。
    憎しみで体が満ちていく描写が良かった。
    17歳でこれを書いた事に驚いた。
    面白かった。
  • スクラップ・アンド・ビルド

    介護虐待のメカニズム

    老祖父を介護する若者の物語。認知症老母を同居介護している身として、介護問題を考えつつ読む🤔この物語の老祖父も我が家の老母も、常々「死にたい」旨を口にする。しかし、両名ともに内心では「まだまだ自儘に生きたい」と思っているようだ。尊厳死選択の難しさを想う😓また、親子介護は嫁姑介護より惨況になるという。被...続きを読む
  • ご本、出しときますね?
    本の内容はもちろん面白かった。
    それ以上に読んだことがない作家さんをたくさん知ることができたし、紹介されており本の中に読んでみたいものもたくさんあった。

    たまには意識的に新しい作家さんを開拓しないと読むものが偏っちゃうから。
  • 三十代の初体験
    羽田さんと同い年で30代くらいになって新しく何かやりたいなと思っても中々できないので、羽田さん視点で新たな体験ができたような感覚を味わえて面白かった。あと感じたことのあるような微妙なニュアンスを文章で伝えるのが上手くてさすがだなと思った。羽田さんの思考や素の部分を楽しめるので、羽田圭介という人間に興...続きを読む
  • ご本、出しときますね?
    小説家の方々の独特な頭の中がとても面白い。聞き手の若林さんの面白さと相まってテレビ観といたら良かったー!と悔しい気持ちでいっぱい。またやってくれたらいいのに。
  • 黒冷水
    最近読んだ羽田圭介の作品が面白かったのでデビュー策を手に取ってみました。
    一言でまとめてしまえば、「陰湿な兄弟喧嘩の物語」です。その単純な舞台設定と、なんだか壮大な正義の戦いのように描いているけれど結局のところ「家庭」という枠組みの中の小さな物語でしかない、ということが、この作品の世界が身近に感じら...続きを読む
  • スクラップ・アンド・ビルド

    空の飛行機と雲

    祖父は自分より弱い存在として若者の
    誇りを語り手に与えてもくれる。その
    祖父が泣き言の他に時折見せる
    大人らしさはどの程度本物なのだろうか。
    帰宅時の素早い動きの主は謎だが、
    まさか祖父だったのだろうか?
    この謎は極めて興味深いと思う。
    語り手の彼女は性欲の対象として以外
    書かれていない。この後もう...続きを読む
  • スクラップ・アンド・ビルド
    自分が将来本格的に介護にあたるとき、辛くあたってしまわないか心配になってしまった。主題とはずれるかもしれないけど。
  • 走ル
    羽田圭介の出版作品として3作目にあたる作品。

    東京八王子に住む、高校二年生で、陸上部に長距離ランナーとして所属する
    本田は、小学生のころにもらって放置していたイタリア・ビアンキ製の
    ロードレーサー(競技用自転車)を見つけ、そのままでは乗れないので自力で整備し、
    次の日の、学校での朝練に向けて自宅の...続きを読む
  • 羽田圭介、クルマを買う
    三十代の初体験が面白くて、彼のエッセイをもっと読みたくて買った。

    本当に面白かった。雑誌の企画ということもあるのだろうけど、60台近い車を試乗して、あれこれ悩んで、自分に合う一台を買うというエッセイ。

    確かに高い買い物だからそれくらいしてもいいはずなのだろうけれど、不思議と多くの人はそんなこと...続きを読む
  • ご本、出しときますね?
    オードリー若林さんと作家さんの対談のような感じで進むテレビ番組の書籍化。 作家さんってなかなか面白い人がたくさんいるものだなと感じられるし、心の中はちょっと黒い人が多いのかなと。 そして、意外と作家さん同士って交流あるものなんだなと。
  • ご本、出しときますね?
    同名のテレビ番組の書籍版。対談番組なので普通の対談本として読める。内容は若林×小説家2人の対談。読んだことない人も多かったけどどの人も面白くてみんな読んでみたくなったし、小説家の皆さんのとがり方は自分とは違くて自分はやっぱ作家ではないな、とも思った。
  • ご本、出しときますね?
    面白すぎてあっという間に完読。
    物書きの皆さんは日々何を考えてるんだろうって気になって仕方なかったので、得にしかならない!と鼻息荒めで読んだ。
    勉強になったのは、森鴎外の行き着いた哲学が
    【諦め】ということ。
    対談されていた作家さんの本や、処方された本など読みたい本が増えたので何を読んだらいいかわか...続きを読む
  • 滅私
    自分が良いと思えるものを広めたいとは思うものの、それが正しいことだと思うのはどれだけのエゴか。

    それでも捨てることにに懐疑的になりつつ仕事のために発信する主人公のようにはなりたくない。
  • 走ル
    グーグルマップを片手に、道を目で追いながら読んでいきました。実在する道路や市町村名が出てくる度に新たな発見があり面白い読書体験ができた。
    高校生男子の若さ故の冒険心、一方でどこかで現実から道を外れることへの恐れ、等大人になりきれない気持ちがリアルに描かれていると思った。自分を取り巻く日常世界の狭さを...続きを読む
  • Phantom
    この「ファントム」というタイトル、何なのかと思っていたが主人公が事故現場を通り過ぎたロールスロイス・ファントムが無理(無視)に交差点を右折して軽自動車が衝突、片方は小破、もう一方は事故死したニュースから。
    この作家の本を読んだのは3作目だけど、賞をとった作品は微温的に感じたが、その後に読んだ二作は最...続きを読む
  • 羽田圭介、クルマを買う
    羽田さんが数々のディーラーをめぐり何台も試乗を経て車を買う。自分自身車の知識が多いわけではないし、大きな展開があるわけでもないけど、人が悩みながらものを選ぶときの頭の中が覗けたようで面白かった。
    自転車でディーラー行くのとか、アポ無しで試乗しまくるのとか、羽田さんの臆せず大胆な行動できるところが好き...続きを読む
  • Phantom
    羽田圭介さんの新刊で、王様のブランチで紹介されていて、面白そうだったので読んでみた。主人公は株で5000万円溜め早期リタイヤを目指し、外資系で事務員として働く元地下アイドルの華美。華美は節約節制でお金を使わないが、恋人の直幸は「宵越しの金は持たない」かんじでオンラインサロンにハマっていき、どんどんの...続きを読む
  • ご本、出しときますね?
    読んだことのない作家も出てくるけど、それでも面白い。もちろん読んだことのある作家ならなおさら。コンビニ人間の村田沙耶香さんって変わった人。ある意味コンビニ人間の主人公みたい。
  • Phantom

    面白かった

    いろいろと考えさせられました!