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空の飛行機と雲
祖父は自分より弱い存在として若者の
誇りを語り手に与えてもくれる。その
祖父が泣き言の他に時折見せる
大人らしさはどの程度本物なのだろうか。
帰宅時の素早い動きの主は謎だが、
まさか祖父だったのだろうか?
この謎は極めて興味深いと思う。
語り手の彼女は性欲の対象として以外
書かれていない。この後もうまく
つきあっていくのか知りたい。
まだ左程しっかりしているとは思えない
語り手は就職の地に旅立つが、
空のセスナや、雲の形は、
祖父の特攻のことや、彼女を想起させた。
読んでいくうちにだんだん
他人事とは思えなくなった。
語り手は、先人に教えられた、
力を持って耐えるしかないと、と言う。
これって、あの事があった時、
祖父の態度から学んだのだろうか。
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