【感想・ネタバレ】ポルシェ太郎のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

自分とは何も関係ないストーリーだし目もひかれない題材だったが、
読み始めると、ページをめくる手が止まらなかった!

麻薬のように貪りつくしたい文章センスが羽田圭介にはあるなぁ〜

後半の、アッパーからいきなりラストにかけてダウナーな感じも、これまた良い

0
2021年06月13日

Posted by ブクログ

クルマ好きの心理がよく分かる。しかも、ポルシェ乗りはただのクルマ好きではないんだな。
羽田氏の作品を初めて読んだが、登場人物の言動に違和感がなく、エンディングまでにちゃんと書ききってて、実に手堅いなぁと感心した。

0
2019年05月29日

Posted by ブクログ

ポルシェよりもS660の方が面白そうだと思っていたけど、金持ち感が確かに足りないよね。

下取り価格が気になるね

0
2019年05月07日

Posted by ブクログ

私も主人公と同じ35歳。「自分はこんなもんじゃない」という焦りや評価されたいという気持ちが出てくるお年頃だ。

外車の名前もピンと来ていなかった太郎だがポルシェに興味を持ち、街を走る高級外車乗りの寂しいおじさん姿に哀しみを抱きながらも、所有することの魔法に取り憑かれたていく。
ポルシェ911乗りであることを誇らしく思い、若い女たちのスマホ画面のヒビに嫌悪するする感覚が面白かった。自分を肯定するように思考が変わっていく感じ。

0
2022年01月29日

Posted by ブクログ

けっこう面白かった。
時々いる痛い人の心境はこんな感じなんだなと勉強になった。
謙虚にいきるのが一番だと思いました。

0
2021年09月21日

Posted by ブクログ

言葉は悪いけど、ただひたすら胸くそ悪かった。
きっと、その胸くそ悪い部分を楽しむ本なんだろう。
気づけば作品の世界にのめり込んでいたので、充分楽しい本なんだと思う。
なのでこの評価です。

0
2021年05月10日

Posted by ブクログ

分不相応のポルシェを買って浮かれポンチな男の話。企業したばかりの35歳、太郎はひょんなことから年収1年分のポルシェを買い、自慢に思う気持ちが人生を良くも悪くも変えていく。太郎は軽薄太郎で傲慢太郎で成金根性太郎で、人間的好感度はイマイチ低いが、悪人というほどでもないのがなんかリアル。太郎の言ってることの8割は共感できないが、2割くらいは共感できた。ダラダラとした展開のわりに結構面白く、私なりにこの本から学んだことは「自己顕示欲における他者の無関心」「身分不相応な言動は墓穴を掘る」。羽田さんご結婚おめでとう。

0
2021年01月08日

Posted by ブクログ

2020.7
若さと老いを扱ってる部分ではスクラップ・アンド・ビルドと似ていた。ステータス、人間の業、などを考える一冊。読みやすく、タイトルが素敵。

0
2020年07月18日

Posted by ブクログ

背伸びをしてポルシェを買ったことによって、仕事・異性関係についてもどれだけ豊かにできるか挑戦するも、結局は“足るを知る”境涯に辿り着く。

羽田さんは初読み。
奇をてらうこともなく読みやすい文章だった。

0
2019年07月23日

Posted by ブクログ

中古1500万の911カレラカブリオレそれもシルバーATはステイタスとしてのポルシェのベストなチョイスであり目の付け所に思わずニンマリ。
そしてそれが中くらいの会社の社長に収まり女優の卵の中くらいの女を手に入れ中途半端にリスキーな投資や闇社会に手を出して行く太郎のサクセスしきれない ストーリーの小道具として見事に活きている。
結末は案の定ポルシェもろとも多くを失い痛い目にもあって自分の身の丈を思い知らされるのだが夢よもう一度の儚い決意になぜだかスッキリとした清々しさすら感じた。
納得出来る人生ならS660にハゲ頭のじーさんでいいじゃない、なぁ太郎くん

0
2019年07月18日

Posted by ブクログ

淡々とした日常にポルシェが入ってくる。著者が日常感じている、高級スポーツカーに老人が乗っている様は面白い。そしてやはりかっこいい奴が乗るべきだ、と自分がポルシェオーナーに。
零細企業の社長としてビジネスの難しさや行き詰まりは共感されるが、それで「なんでポルシェ?」という疑問を抱かせることも目的なのだろうか。
もしかしたらありがちなポルシェオーナーなのかもしれない。自分が年齢的にポルシェを乗っても格好つかない、ということも実感したりして。

0
2019年07月01日

Posted by ブクログ

羽田さんの作品は初めてだが、意外と読みやすかった。
主人公の太郎に少し共感してしまうところもあったが、やはり欲まみれなのは客観的に見るとイタイのだなぁと思った。自分らしく生きることが大事だということを再認識させられる一冊だった。

0
2019年06月15日

Posted by ブクログ

ー怠け者たちはポルシェを買えずポルシェの良さが理解できないから嫌いだ。

太郎のポルシェ愛を感じる言葉。力強くて好き。


僕はポルシェに魅力を感じないのでポルシェポルシェうるさいのは苦笑いだけど、ストーリーにはぐいぐい引き込まれた。

蛇足だけど、帯にかいてあるホリエモンの推薦文、全く的外れな気がするのは僕だけだろうか?

0
2019年06月02日

Posted by ブクログ

成功者Kとちょっと似た感じだった。個人的には好き。やたらポルシェポルシェ言ってる太郎が愛らしくなるほど、ポルシェって言ってます笑。身近にいたらうざったいだろうなーこういう起業家。羽田圭介の言葉は読者どこかに連れてく。不快なほどに、それが止まらないからやめられないんだなー。ハードボイルド系でも面白かったです。

0
2019年05月24日

Posted by ブクログ

ホリエモンの書いた小説かと思った。1500万のポルシェを買ったことで、自分が何か別人のようになったとでも錯覚したのか。金で女を買うように女優の女を恋人にし、まわりの貧乏人を馬鹿にし、ヤクザっぽい奴らの手先にまでなる。これを上昇気流というのなら、俺はいらんと思う。こんな虚業というか、虚構のような人生は辛いだけでおもしろくない。結局、ポルシェは売り、恋人は去り、ヤクザたちから殺されかける。何なのかな。

0
2019年05月05日

Posted by ブクログ

‪物欲・所有欲が薄くなり高級車を乗り回すことも無いというミレニアル世代。その真逆の価値観を持ち、購入したポルシェを周囲に誇示する主人公。読者は彼を冷ややかに見るわけだが、SNS投稿の描写で刃がこちらを向いてくる。誰でも出来る何かを自身のアイデンティティーにしてすがっているのは我々も同じ。これはもはや読みながら冷や汗が出てくるホラー小説…‬

0
2019年04月28日

Posted by ブクログ

若くして起業し、ポルシェ911カレラカブリオレを買ったが、会社の資金繰りが悪化して手放すことに。どうせ自分が見て欲しいと思う姿ほど、人からは見てもらえない。自分が思いもよらね姿を、人は見ている。

0
2024年02月09日

Posted by ブクログ

若くしてポルシェに乗って
大金を稼いでいる社長。
自分が見てほしい一面と
人が見ている部分には違いがある。
自分の良い面も悪い面も、しっかり見えている人でいたい。

0
2021年11月27日

Posted by ブクログ

「羽田圭介クルマを買う」と続けて読んだので、冒頭羽田さん自身のエッセイの続きみたいに思えて面白かった。

0
2021年09月05日

Posted by ブクログ

『ポルシェ太郎』ってタイトルがまずおもしろい。
羽田圭介は『黒冷水』で知った。
もう内容を覚えていないのだが、ホラー…みたいな印象を持ったように思う。
芥川賞の受賞後はテレビでよく見るようになり、こんな面白いキャラクターの人なのかと。
そう思ってしまうともうどれを読んでもふざけているのか、真面目なのか、皮肉なのか…
どう捉えていいかわからないまま読むことになる。
この作品も、なんだか読み進めてしまうのだけど、どういう感想を持てばいいのかわからないような感じ。

0
2021年04月22日

Posted by ブクログ

前半じっくり、後半流し読み

身の丈にあった生活をしようという事かな
見栄を張りたくなる気持ち、なんとなくわかるなぁ〜
ポルシェ太郎は人間臭い

なんの取り柄もない男がポルシェを頑張って買って注目を集めようとする、が、失敗

0
2021年03月01日

Posted by ブクログ

車にあまり興味がなく(単なる生活の足としてしか思っていないので)そこまでポルシェにこだわる心情がわからず、
あまり入り込めなかったのですけど、終わり方はまた含みを持たせて、なかなか。

なんとなく、主人公の生き方考え方がバブル?っぽいなぁと思いながら、読んでいました。

0
2020年11月23日

Posted by ブクログ

車に興味のない私(女)は「良い車を乗り回したい」という感情にはなったことないけど、女性をデートに誘える口実になったり、ステータスを味わいたくて外車を購入する気持ちは確かに理解できる。

自分の置かれた環境と違うから、良い意味で共感できるところは少なくて
読んでる最中は主人公に憑依できたようで面白かった。

0
2020年05月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人より抜きん出た能力を持たないと自覚する田舎出身の35歳の主人公(社員数名のPR会社社長、ギャラ飲み開催などを兼業)がふとポルシェに憧れ、年収と同じ額で中古のポルシェを手に入れる。
自意識、若さ/老い、劣等感、優越感などに翻弄されながら欲に目がくらみ次第に闇の世界に接近するも、ミスを犯して幸い(?)にも追い出され、堅気の世界に戻っていく。

羽田氏の本の主人公がみんな同一人物かのように似たタイプが多い。ちょっと見栄っ張りで「あいつよりはマシ」と思って誰がを少し見下してるけどちょっと成功してる人には嫉妬と羨望がぐつぐつしてて、隙あらばワンチャンを狙えないかと思ってて、力の強い人の言うことに染まりやすくて小心者、つまりは人間くさいちょっとダメな人。

無理して必要もないのに中古でポルシェ買っちゃうとか、自宅から徒歩8分もかかる駐車場借りちゃうとか、東京タワーが少しだけ見える築40年のマンションに住んでるとか、小さな設定の1つ1つが丁寧に主人公の人格を浮き彫りにする要素として機能している。

今作は最後に多少の人間的成長が描かれているので、これを教訓くさいと捉えるか、成長譚と捉えるかで評価が分かれそう。個人的には面白おかしく読んでそれ以上の何かはありませんでした。

バス旅クビにならないように頑張ってね。

0
2020年03月14日

Posted by ブクログ

相変わらずの「羽田節」炸裂。
でも嫌いじゃないんだよね。

ポルシェ911 カレラ カブリオレ
 ●中古 1500万

0
2019年08月23日

Posted by ブクログ

起業し4人の従業員を抱えるイベントPR会社の社長をしている太郎はポルシェを買ったが、会社の資金繰りに行き詰まり売却することになる。人間の欲望が渦巻く都会で太郎が学んだことは・・・

0
2019年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトル通りポルシェ太郎の話。ハラハラドキドキしたけど最後はあっさり。理想と現実に悩む太郎に親近感。がんばれ太郎、、、

0
2019年06月14日

Posted by ブクログ

タイトルは車に掛けて来ていますが、ストーリーとしては、現在の若者を象徴している印象を持ちました。上昇志向とコンプレックス。そして、冷めた周りへの思い。小説であり、実際にありそうな内容は共感する部分も持たれるかもしれません。いつの時代でも、不安と悩みはつきもの。少し非現実な気分を味わいたい方にはオススメの一冊。

0
2019年06月08日

Posted by ブクログ

35歳、イベント会社を経営する太郎。年収と同じくらいするポルシェを購入し、ポルシェに恋人にと日々を楽しんでいた。しかし、ヤクザめいた人と仕事を組むことになり、雲行きは怪しくなる。太郎の欲望の果てにあるのは…。
太郎の人柄はどうにも好きなれずイラっとするような人であったけれど、それはうまく描けている証拠か。金銭感覚や、欲望を突き詰めた結果がいやらしくもあり現代を物語っているのか。『成功者K』と同じ印象かな。本人が「必要ではないと思えてくる」と感じたところ、成長したところが救われたか。

0
2019年05月12日

Posted by ブクログ

やや軽薄かつ非現実的な設定ではあるが、現代に生きる三十路男性の内面に切り込んだ面白いお話でした。週プレでクルマ系の連載を持つ羽田氏らしくいろいろな外車が登場しましたが、題名になっているくらいなのでポルシェのドライブフィールがもう少し豊かに描写されるのかと思いきや、わりと淡々と書かれていたのがちょっと意外でした。

0
2019年05月11日

「小説」ランキング