【感想・ネタバレ】羽田圭介、家を買う。のレビュー

あらすじ

「実労働だけじゃ無理だ」。
株式、為替、CFDに不動産。あらゆる資産運用で「五億円」を作り出し、快適な執筆環境のための理想の住居を手に入れたい。そう思い立った作家は、手を尽くして資金捻出を試みる。銀行融資の開拓や投資での失敗。様々な物件の内見に数々のトラブルも……。苦難と苦悩の家探しの末に、最高のマイホームにたどり着くとこはできるのか? 「週刊プレイボーイ」で1年半にわたり連載された「作家・羽田圭介 資産運用で五億円の家を買う。」を再構成し、新たな書き下ろしを大幅に追加しました。
家を買いたい人、迷っている人、家はいらないと考えている人も、「家」を探求するすべての人へ。人生最大の決断「家を買う」、これは究極の買い物ドキュメントです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

住居に異様なまでのこだわりを持つ筆者が、理想の住宅を求めて転居を繰り返す。

東京の地下やタワマンの高さには、今更ながら驚かされる。  

最後の一戸建てはいったいいくらで買ったのだろうか…

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2025年08月25日

Posted by ブクログ

これ読み終わった後思わず羽田さんの奥様どんな人だろうと調べてしまったほど。
すごい楽しくて一気に読んでしまった。でもまた引越すんだろうな、というか一生理想の家探しするんだろうな〜。次は注文住宅やって欲しい

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2025年08月19日

Posted by ブクログ

まずは理想の家、環境を考え、そのための5億円をどう作るかという発想の順番が変だ。
家を買うために、実労働では無理なので銀行から可能な限りフルローンで融資を受けて不動産投資を始め、手持ちのお金を株式投資に充てる、という前半がほぼ投資の話であるところが出色の面白さ。かなり収入が多い方という自覚がある人であっても今東京で家を買うのは困難なゲームなのだ。
後半は結婚して本格的に生活のための家を探す。こだわりが強くて細かいところが気になるサイコな面も面白いけど、なんとなく、「金持ってんなー」という感想の方が大きく、興醒めして読み終わった。

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2025年08月06日

Posted by ブクログ

家の設計とか、インテリア的なことではなく
資産としての不動産を購入する感じ。

でも、真剣だから、ローンのことや
銀行融資の話もバンバン書いてあって
本当に考えている人にとっても
How To が役に立つかもしれない。

私は単に建築として「家」が好きなので
そこは思っていたような内容ではなかったが
著者が幼少期から住んできた家についても
間取りとか載せてくれていて嬉しかった。
あと、融資通らなかったり
資産増やそうとして株で失敗したりは
失礼ながら他人事なので
大変ね〜くらいの気持ちで読みました〜。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

やっぱり売れてる小説かって儲かるんだな。
純粋小説書いてる人がこんなにも愚直に投資に向き合っているのが意外だった。ただ投資で資金を作っているというより、実働(執筆)とローンでお金を作っている印象。
あとこんなに頭のいい人なのにちょっとしたことで優先順位や家に対する感性が変わるのも意外。
でも家とか生活とかいうのはそういうものかもしれない。人やお店、仕事との出会い方、出会う順番、好きものや興味の対象の変化で生活や生活の容れ物である家への捉え方も変わっていくのが普通だと思う。
ただ普通はその価値観の変化に合わせてコロコロ引っ越しはできないけど。さらに言うと、理想の家に辿り着くまでに実験的に家を買ったり引っ越したりなどなかなかできない。かなりの財力がないと。
羨ましいと思う反面、頑張ろうというエネルギーにもなった。
マンションのいいところはゴミの出しやすさ、見晴らし、重厚感などかな。
戸建てのいいところは自然を取り入れやすい、ガレージなど車所有者には嬉しく、ガーデニングや趣味の自由度あり。ガレージは作業場としても使いやすい、ゴミなどの一時置き場としても。ただ地階は虫が出やすいらしい。

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2025年08月01日

Posted by ブクログ


テレビなどで芸能人が家を買う番組がある。自分で買う訳でもないのに何故か見入ってしまう。やはり家を買うというのは人生最大のイベントだし、自分のこだわりや好みに、家族の同意、立地環境、そして何より金銭面の条件の中でいかに折り合いをつけていくか、まるでクエストをクリアするゲームのように多分にエンタメ要素があると思う。

この本もまさしくそれで、芥川賞作家の羽田圭介氏が家を手に入れるまでの買い物ドキュメント。この本ではそういったエンタメ要素に家の購入資金を捻出する為の不動産、株などの資金運用も書かれており、その失敗談も赤裸々に書いているのが面白い。

しかし家探しは本当に難しいと思う。氏のこだわりもなかなかのもので、これだ、と決めても生活していくうちに不満が募り、また自分に合った物件を探していく。普通の人だと資金面もあるが、新しい環境への引っ越しは躊躇するし、なかなかこうはいかない。氏も書いているがそこは全く苦にならないらしい。確かに小説家にとって住環境はそれだけ大事なものなんだなと改めて思う。

文章は軽快で読み易く、時折挟む日常風景も読んでいて楽しい。買い物ドキュメント、面白かったです。

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2025年07月21日

Posted by ブクログ

投資話から家購入まで、赤裸々に綴る著者らしい?スタイル。

不動産投資はやはり難しそう。
収入や環境が違うので参考にはならなかったけれど、このレベルの人達のお金の使い方を知ることは興味深い。

持ち家をもって少し落ち着いたようだけど、次は何を買うんだろう・・・

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2025年07月12日

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