舞城王太郎のレビュー一覧
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テレビアニメの続編としては満足な出来。
というか舞台設定が明確になって面子も増えたから、むしろここから世界を広げてほしいまである。
「攻殻機動隊」とか「サイコパス」とかと同じ臭いがするし。
このまま「お蔵入り」にするにはもったいないな。Posted by ブクログ -
物語設定も語りも奇天烈だなぁと思う。短編によっては文字のフォントも違うのだけれど、これも態とかな?それぞれの短編は全く繋がりのないような物語にも見えるけど、それぞれの短編を線で結ぶと円環をなすような気がする。時空を超えて繋がっているようなイメージ。連想的というか。舞城ワールド満載でとても面白かった。Posted by ブクログ
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よっしーの勧めで。
所々呆気に取られる時はあったけど、面白かった。
心情表現が豊かとかそういう感じでは無いと思うけど、上手く色々な気持ちを読ませてくるなと思った。
素敵だなって思う考え方だったり、ストーリーがちょいちょいあった。
ドンささりは俺にはしなかったけど、時々読みたくなる感じ、他のも読みたい...続きを読むPosted by ブクログ -
テーマは、愛、もしくは人を愛すること。
多分短編集。
大抵、死にゆくパートナーか死んでしまったパートナーと対峙する「僕」の話なので、どれもそれなりに重い。
精神状態が安定してる時に読んだほうがいい(舞城はいつもそうか)。
どの話も特にオチがないというか解決しないというか答えがないというか、舞城作品に...続きを読むPosted by ブクログ -
2001年。第19回。
覆面作家。タイトルの意味は「人間死んだら、火葬されて煙になるか、土葬されて土になるか、最悪動物に食べられるか」しかないじゃん。ってこと。
四郎が主人公。アメリカ外科医。母が殴られて埋められる猟奇事件の被害者になったということで、帰国。福井へ。
文字数がハンパない。改行Posted by ブクログ -
新感覚恋愛小説…!と、舞城王太郎の小説を読むたびに毎回思っている気がする。
表題作は最後に林檎がいう「何をしても大丈夫、っていうのは怖い」に対して「愛するとはこれではダメなのだ」、となるのがものすごくドキっとした。無条件に相手を受け入れるのも、たしかに相手からすれば手放しに幸せと言えることではないの...続きを読むPosted by ブクログ -
「誰かを殺そうとも、明かりというものはやはり美しく温かく人の気持ちを惹きつけるものだ。美と倫理は別のところにあるが、批評は倫理とともにある。」
と言う部分が印象的だった。
愛とは祈りで、彼にとって小説は祈りの手段だったのだろう。
これは、恋愛と小説について、あるいは恋愛の終わりについての考察だっ...続きを読むPosted by ブクログ