舞城王太郎のレビュー一覧

  • 短篇七芒星

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    面白かったー
    初めて読む作家でした。

    タイトル通り短編7編
    『奏雨』
    『狙撃』
    『落下』
    『雷撃』
    『代替』
    『春嵐』
    『縁起』

    今まで味わったことのない魅力がありました。
    どの話もゾワゾワする所があり、それがそれぞれ異なる怖さなんですよね。
    そんな気持ちがありながら何となく最後には微笑んでしまうような。
    不思議な読後。
    世界観が独特でした。


    落下、代替がお気に入り。
    でも奏雨のSAWもねー
    ハッとする。
    狙撃はジョジョを思い起こさせるし、縁起は感情が追い付かない。
    雷撃も困惑させつつ、青春がある。
    春嵐は普通っぽく見えちゃうのがこの小説の恐ろしいところだ。

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    2024年11月01日
  • 畏れ入谷の彼女の柘榴

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    読み終えてもタイトルと内容の意味が私はよくわからなかった。
    けれどどの作品も現実ににじみ出してしまった怪異の不気味さが面白くてサクサク読み進めてしまった。
    「畏れ入谷の彼女の柘榴」「裏山の凄い猿」はどちらかといえばエンタメ的で各シーンが面白かった。
    単行本刊行時書き下ろしの「うちの玄関に座るため息」は人生における後悔と失敗について丁寧に書かれていて、理解するのに何度も終盤を読み返した。
    収録されている三作の中ではこの作品が一番好きだが、直哉の「男性が思う女性らしさ」的な雰囲気が不快で、とてもうまく描かれているなと感じました。
    購入して良かったです。

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    2024年09月10日
  • 煙か土か食い物

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    舞城王太郎面白すぎる…!なんだこの文体、痛いし怖いし共感できなさすぎる家族像なのに、面白くてやめられない!四郎視点の家族像がよく理解できるし、終わり方もよかった。シローイズファッキンアメージング!

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    2024年09月09日
  • 短篇七芒星

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    書き出しが鮮烈でずっと読みたかった作品。
    歯切れよく読みやすい文章にスラスラとページを捲る速度は高まっていくのに、オチがまったく読めずどこに辿り着くのかわからない読書体験が爽快だった。

    七篇からなる短編集で一作品30ページほどなのでスキマ時間にサッと読めるのが嬉しい。
    が、一度読みはじめたら多分止められなくなってしまうと思うので注意して欲しい。

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    2024年06月22日
  • 煙か土か食い物

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    すげーすげー。何がすげーって文体がすげえ。もう止まることなく留まることなくずっと思考が走り続けているようなこの文章なに読んだことないんだけどって本当にどこで読書を切り上げていいのか分からなくなって気づいたら読み終わっていたからビックリ。
    人は死んだら煙か土か食い物。
    とんでもない事件にとんでもない謎解きなんだけど、その中に家族とか暴力とか仕事とか親子とか色んなことが綯い交ぜになっていて今何の話してるんだっけと思いながら読後感はなんか爽やかでちょっと気持ちいい。
    ほんと、不思議な本だった。

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    2024年06月08日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

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    一人称小説の語り手って大体クールな感じだけど、この小説の語り手はただのアホなJKって感じで小説ってこんなこともできるんだと思った。面白かった。

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    2024年06月08日
  • ID:INVADED(3) #BRAKE-BROKEN

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    3は良い数字だ...

    名探偵になる条件は揃っていたけど、アニメでは投入されずに終了したあのキャラがついに覚醒!
    こういうのも正統続編ならではの醍醐味。

    まず思ったのはデザインかっこいい!
    しかもこの2人1組なの最高!
    今まで穴井戸も含めて4人の名探偵がいるけど、一番癖が強かった。

    イドの世界だからこその謎解きが本当に面白い。
    全てに意味があった。

    これでコミカライズ#BRAKE-BROKENも終わるが、また何らかの形で続編を作ってほしい。
    大蛇の件もあるし、何より飛鳥井木記を救ってほしい。

    #アツい #エモい #ドキドキハラハラ

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    2025年11月29日
  • ID:INVADED(2) #BRAKE-BROKEN

    購入済み

    予測不能

    紙の本でいう裏表紙のあらすじに
    『事件は多層化し、混乱は広がり、謎は加速する。』
    とあるのだが、まさにそれ!

    アニメでもそうだったけどまるで予想できない。
    いろいろ衝撃的で相変わらず惨い。
    読んでて辛くなった。

    今回は酒井戸につづき聖井戸も登場。
    名探偵にもそれぞれ特性があり、違うアプローチで事件を解決していくのがいい!
    パイロットが自他の名探偵の特性を把握してるのもなんか好き。

    #ダーク #切ない #ドキドキハラハラ

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    2024年06月05日
  • ID:INVADED(1) #BRAKE-BROKEN

    購入済み

    正統続編!

    オリジナルアニメ『ID:INVADED』のコミカライズ。
    コミカライズと聞くとだいたいは原作をそのまま漫画に落とし込んで無難に仕上げてくる印象。

    しかし本作は正真正銘の続編。
    スピード感溢れるストーリー展開で仮想世界(井戸)と現実世界で同時並行で動く事件捜査。
    アニメ本編と比べても全く遜色のない熱量と情報量。
    面白いの一言に尽きる!

    作品づくりに一切妥協しない姿勢が本当にすごいしファンとして嬉しい。
    そういったものがID:INVADED独自の設定や世界観、果てはコミカライズの取り組み方にも現れてると思う。

    アニメが好きな人はコミカライズも絶対好き!
    興味ある人はまずアニメから!

    #ドキドキハラハラ #カッコいい #アツい

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    2024年06月01日
  • 畏れ入谷の彼女の柘榴

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    なんだこれ、すごい。想像してた展開をがんがん上回ってくる。
    表題作「畏れ入谷の彼女の柘榴」語呂が良すぎる。こっちの先入観を殴り殺してくる展開に文字通り畏れながら読んだ。殺すより強い生命の冒涜があるんだな……
    「裏山のすごい猿」ファンタジーでさるかに出てくるのにじっとり嫌な感じがつきまとってすっきりしない。
    「うちの玄関に座るため息」明らかに怪異系のホラー導入なのに着地!!!こんな夜中に感想書いて明日の朝後悔するだろうけど、それをわかっていてもこれも必要な後悔なんだなあ。自分の軸だからといってそれに支配されない、すべてにしない。

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    2024年05月04日
  • ID:INVADED(1) #BRAKE-BROKEN

    購入済み

    めちゃ面白い

    アニメのID:INVADEDの続編。アニメが好きだった人はもちろんのこと、アニメ未視聴の人にもおすすめ。この内容をOVAにしてほしい。

    #ドキドキハラハラ

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    2024年04月29日
  • 好き好き大好き超愛してる。

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    ネタバレ

    「愛は祈りだ。」
    こんなに痺れる小説の書き出しが他にあるかな。このフレーズも、一見敬遠されそうなバカみたいにまっすぐなタイトルも、文体も、あたしはぜんぶ大好き。舞城王太郎が大好き。

    ASMAの話、智依子が内側から光るASMAに照らされた自分の身体を眺めるシーンが美しくて切なくてずっと頭に残ってる。それと、柿緒の弟の賞太が火葬場で棺に飛び乗って燃やすなと泣いたこと、それを見て泣いた治の涙は悔し涙で、本当は僕がそれをやりたかったと思っていること! なんだか衝撃で、でもあたしも、そんなふうに思えるような恋がしたい。その人が死んだときにその人の肋骨を胸に突き刺すような、突き刺せなくても、突き刺したか

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    2024年03月17日
  • 煙か土か食い物

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    ネタバレ

    サンディエゴで医者をやっている四郎のもとに、母親が事件に巻き込まれたとの知らせが届く。故郷に帰り、事件を解決しようと奮闘する物語である。
    しかし、そこに舞城王太郎先生の直接脳に意味が届くような文体と、四郎を始めとする登場人物の清々しいほどの暴力、暴言、天才的な比喩表現でスイスイと読めてしまう。
    小説、音楽、映画の名前が多数登場するため調べながら読みすすめるのも楽しかった。
    親、兄弟、友達への愛、恨み、怒りがダイレクトに伝わってくる本当にすごい作品でした。

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    2024年03月14日
  • 畏れ入谷の彼女の柘榴

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    読みながら感動した。
    短編集だけど、同じテーマが散りばめられている。

    正しさを押し付けること。
    1作目柘榴の登場人物は、全員自分にも他人にも正しさを押し付けるだけ。

    2作目で、他人に対して正しさを押し付けることの問題提起をする。優しさより正しさを先行する必要があるのか。
    「結婚て、奥さんと二人で話し合ったりしながらやってくもんやろ?そのとき奥さんに対してじゃなくても、誰かに対する優しさより在り方としての正しさを求められたら辛くなってくんでないかな」
    だから、「俺は優しさを発揮しなくてはならない」
    勇気を出して歩き続けるところが好き。舞城だー!って感じ。

    3作目で、正しさを自分に押し付ける

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    2024年01月12日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

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    阿修羅を、自分を壊すのだ
    それは割と誰にでもある欲求で
    とりあえずリセットして新しい自分に期待したいのだ

    舞城王太郎が好きだ

    自分と同じ名前の男が女に冷たかった

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    2024年01月03日
  • 畏れ入谷の彼女の柘榴

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    凄いお話です。3編とも、文章のリズム、ストーリーの荒唐無稽さ、「舞城さん、コレコレ」と思いながら読み進めつつ、どれも何かザワザワした感が胸の底にあって、「うちの玄関に座るため息」で思わずフーッとなった。

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    2023年11月26日
  • 私はあなたの瞳の林檎

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    全編よかった。悩む主人公もそれを暖かく包み込んだり押し返したりする登場人物も全部よかった。
    やりたいことは自分を信じられないうちはやらない。

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    2023年10月11日
  • されど私の可愛い檸檬

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    家族に関して描かれた3篇の小説集。
    簡単に関係を断ち切れない『家族』がテーマだからか、たくさん考えさせられたし文章が重く響いた。特に『ドナドナ不要論』は、自分の今の年齢や家族構成に近いキャラクターの話だったので身近に感じたし共感しやすかったと思う。
    親やきょうだいは選べないし、配偶者選びだって正解は誰にもわからない。家族を愛し自分が置かれた環境でもがくしかない。私はとても好きだったけど、読む人によってはとんでもなく苦しい小説ではないかと思った。

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    2023年08月27日
  • 好き好き大好き超愛してる。

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    「愛は祈りだ。僕は祈る。」という屈指の痺れる1文から始まり、ページの隅から隅まで祈りと愛がこれでもかと詰まっている。1つの文章にこれ以上愛を詰め込むのは無理だろうと思う。
    さらにこの小説は構成さえも祈りになっている。一見バラバラの短編が詰め込まれているようにみえるが、そうではない。恋人をなくした小説家の物語が一応は主軸になっており、ほかのエピソードは作中作と"しても"読めるようになっている。全ての物語は、死に行く想い人の前でなにもできない男の物語として緩くリンクしており、いずれの物語も恋人をなくした小説家の想いの発露としての読解可能であるからだ。一方で、作中の小説家の自己言

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    2023年07月08日
  • 好き好き大好き超愛してる。

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    とても良かった。

    どんな状態になってもいいから死ななでくれ
    と私だったら言われたいんじゃないだろうかと読みながら思った。


    最初の話の途中で「二階で自分の伯母さんを飼っていたのだが……」は二度見したが、ツッコミどころ満載の話もまるで当たり前の普通の事のように、すんなりと読み進めてしまった。

    他の女性を好きになるかもと思うのに、治を薄情とは思えない。
    素直すぎるぐらい素直な治の思考を見た気がした。

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    2023年05月18日