舞城王太郎のレビュー一覧

  • バイオーグ・トリニティ 10
    この巻だけ読んでの感想。

    …全く、意味がわからない。ついていけない!!
    まどマギ的な何かが起こっていて、世界を止めようとしている、ようだケド…。よくわからないや。

    で、そのよくわからない事が、非常に哲学的で面白そうにみえる。
  • バイオーグ・トリニティ 12
    "「だからこの世界は何度も何度も
    同じ結末の無限ループを繰り返している
    もう 終わってしまった物語だから
    この物語に"その先"はないから。」"
  • SPEEDBOY!
    本全体を貫く疾走感を感じた
    収録作はどれも厳密に言えば独立した物語である
    だが、登場人物が同じだったり共通点があったりで、読んでいる最中はまるで繋がりがあるように錯覚する、あるいは疑心を抱く
    そして、1作目の強烈な疾走、読者をも置き去りにしかねない疾走
    そういった、強烈な出だしと繋がっているような感...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 8
    藤井と9号のラブラブっぷりがすごい8巻。
    全然関係ないけどフミホってキャラクターとしての描写が厚いわけでは特になくて、それでもやっぱりメインヒロインなんだなーと再確認する。まあ物語の中核にいるっていう設定があるからそう見えるだけなのかもしれないけど。『ヒカルの碁』の藤崎あかりも似たような感じで、ほぼ...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 11
    "「フミホの中から今すぐ出たい。すごく急いでるんだ!
    バイオバグの解除ドラッグ確か一つ持ってたよね?」
    「えっ出ちゃうの?もったいなくね?おまえソコ入ってたら無敵じゃんね」
    「いや…それじゃあと数分でフミホ宇宙に吸収されて消えちゃうし」
    「……一回ぐらいその体でオナニーしても黙っててやるぞ……こんな...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 11
    世界は愛でできている。
    どんなものも愛があるから生まれる。
    無敵の愛は無敵の存在、それこそが最強。
  • 短篇五芒星
    文庫化したので再読。こんなんだっけかと微妙に記憶が曖昧だった。美しい馬の地、あうだうだうが好きです。話があっちこっち行くのにどこか芯みたいなのを感じて、そういうところが好きなのかもしれない。
  • ディスコ探偵水曜日(中)
    様々な探偵による推理がおわり、ようやくディスコが事件解決。
    その直後、ディスコが時間や場所を一瞬で移動できるようになるまさかの展開!
    無敵になったように思ったけど、ラストで梢が…。
    下巻はなかなかエグいところから始まりそう。この話、どう終わるのか…!
  • バイオーグ・トリニティ 10
    "愛であふれたら世界はきっと満足して
    こぼれてしまわないようにそっとフタをする。
    もう何も要らない。穴もフィルターも必要ない。
    そして フミホはきっと 自由になる。"
  • 九十九十九
    元の探偵ものシリーズのトリビュートとのことですが、未読のままこちらを読んだ自分も問題なく楽しめました。
    (wikiの該当キャラの項目を先に読んでおいたほうが面白かったかも?)
    それを踏まえても、元小説のファンはこの内容で怒らなかったんだろうか?と心配になる^^;

    ●以下ネタバレ
    章の順番がめちゃく...続きを読む
  • ディスコ探偵水曜日(中)
    名探偵が次々現れては推理を繰り返す・・もう凄すぎてね... (^^;; 時空を飛び越え、奮闘するディスコ。只々眼を丸くするばかりです。こんなこと考えるなんて舞城凄いジョウwww 下巻はどうなる事やら。
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)
    一度読むと、作者とは住んでる次元が違うのではないかとすら思えてくる。
    二度読むと、それが確信に変わる。
  • ディスコ探偵水曜日(上)
    『煙か土か食い物』に続き、舞城作品二作目。処女作もぶっ飛んでたけど、こちらも同じくらい凄い設定だw 幼女の○○の中に○○が入ってるとか、生まれ変わり云々・・ ま、世界観は好きだけどねw 中巻以降さらに期待!
  • 熊の場所
    (表題作について)
     小学生の「まーくん」が猫のしっぽを千切って鞄に入れているという開幕早々戦慄の走る話だが、読んでいくと「まーくん」が普通に笑うどこにでもいる小学生という事実に行き着く。気味悪がっていた主人公は、一緒に遊ぶようになり、理由はどうあれ彼を庇うまでになる。子ども時代の楽しい生活は虫を潰...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 1
    連載中 人が様々なものと合体できるバイオバグが存在する世界。恋のためだったら世界だってぶっ壊す。原作者は違えど『天上天下』『エアギア』の大暮維人の画力の神髄がここにある
  • キミトピア
    舞城さんの本を読んだのは実に数年ぶりで…それこそ一つの前の職場にいた頃、一番読んでいたのは大学生から社会人になりきれてない、22の壁を越えられなかった頃だったと記憶しています。
    出版年の頃にはもう今の仕事だったわけですが、その時期にこれだけぶれない話しが出せるんだから本当に凄いなと。
    著者の作品は大...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 9
    "「すみません ウチの穂坂がいつもお世話になりまして」
    「敬語はやめろ 俺の方が違和感あるぜ
    40年前は俺ら同級生だったわけだしな…です。」

    「んっ んーーー んんん?
    なんか今……とんでもないこと言いませんでしたか?さらっと」
    「だから敬語はやめやがれ です。
    そのツラで言われるとむしろムカつき...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 2
    まあ、わっかりにくい話なんですが、ときどき、めちゃくちゃわかりやすいいい話が入っていて、またそれがけっこううまい。
    このあたりは、大暮 維人の持ち味かなぁと思います。

    なんか、昔懐かしい「3✕3EYES」みたいな話?違うか。
  • 山ん中の獅見朋成雄
    舞城王太郎にしては読みやすいように感じる作品(笑) 色々と謎は残るけど,ミステリでもないしまぁそれはいっか,と割り切れば面白く読めます。分量的にもさくっと読む分にはいいかと。
  • バイオーグ・トリニティ 8
    "「それともうひとつ。
    君はここにたどり着く前に 何度も致命傷を受け何度も死んで何度も生き返った
    ひとつ前に死んだ君と今の君が
    全く同じ人間だと言い切れるだろうか。」"[p.187]

    心臓をわし掴みにされたみたいにからの突然の物理に思わず笑ってしまった。
    本当に絵と動きと展開にどきどきが止まらない...続きを読む