舞城王太郎のレビュー一覧
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ネタバレお名前は見かけていましたが、その名前故に避けていたところがあります。だって、なんというか狙っている風のネーミングというのでしょうか、ちょっとふざけている?感を勝手に感じていたのです(作者名も作品名も)。読む前から「キャッチーな外面で内面をごまかしてはいないか?」という疑念がありました。
でも、やっぱり名前が、そしてタイトルが、気になるのです。そして、いくつかの機会をやり過ごしたのち、この度とうとう購入に至りました。
結論としては、自分の思い込みは大いに翻りました。
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な、なんなの、この作風は?
感想をぎゅっと絞ると、これです。
主人公は米国で救急外科医として勤務する奈津川四郎。彼 -
匿名
購入済みわかる!!
舞城王太郎さん気になっていましたがちゃんと読んだのは初めてでした。
天才とか才能とかに対して、よくわかんないけど感じる心のざわめきが言語化されてこの小説にあるのを感じました。読んでるうちにそうそう!そういうことだよ!わかる!!と思わず言ってしまうような言葉が散りばめられていて、テンポも良くて、とても面白かったです。 -
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疾走感とハチャメチャ感が満載! パンクでキュートな少女の思考を味わえる作品 #阿修羅ガール
またもや変態世界に引き込まれてしまった…
相変わらずのグルーヴ満載の文章で、もはや文字の麻薬。少女のパンクな脳みその中を、山盛りで堪能させていただきました。
本作はなんといっても主人公の少女が最高!
彼女はなにもかも楽しいことが最優先で、自分の気持ちに鬼正直。純粋で幼稚で馬鹿な魅力がたっぷり伝わってきました。しかしこれは真理だと思いますよ。
仕事、政治、人間関係、経済、社会、戦争、宗教などなど、生きていると考えないといけないことがいっぱいあるけれど、楽しんで生きなきゃ自分に嘘をつくことになる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレNINEまでは作者と主人公の癖の強さについていけず何度か断念しそうになったが、TENで奈津川家の過去が深く掘られていくとようやく四郎の全体像がなんとなく掴めたので、同じ気持ちの人たちはどうにか断念せずに読み進めてほしい。全体像を雰囲気だけでも掴めたら、あの躁状態に近い気持ちについても推し量ることができ、内容が前よりも噛み砕きやすくなると思う。
初めは主人公は実際には力もお金も女も無い男が心の内飲みで強い自分を演じているのかと思っていたが、話を読み進めていくとルックスも頭も良く、一般的に優れた人物であること、それでも四郎を始め兄弟も父も祖父も突飛な性格であることなど、想定外でかつこれまで読んだ -
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ネタバレテーマは、愛、もしくは人を愛すること。
多分短編集。
大抵、死にゆくパートナーか死んでしまったパートナーと対峙する「僕」の話なので、どれもそれなりに重い。
精神状態が安定してる時に読んだほうがいい(舞城はいつもそうか)。
どの話も特にオチがないというか解決しないというか答えがないというか、舞城作品にはこれまで感じなかった読後感かも。対峙してる「僕」の心情が吐露されることで、当事者の今を描いてる、のかな。
舞城王太郎が大切な人を亡くしたのだろうか、とちょっと思ってしまった。
自分が、大切な人が死にゆく時どんなふうになるか、と考えながら読んだ。 -
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ネタバレ凄い!
舞城王太郎さん。
デビュー作の「煙か土か食い物」で度肝を抜かれたが、そのあとは意味がつかめない作品が多くてご無沙汰してましたが、久しぶりに手に取りました。
怖い。というより不気味。
個性的な3人が理不尽に異常な世界に引きずられる物語。
そもそも誰が語っているのか分からない。
二人称かと思ったがそうでもない。守護霊的なもの?
●中島さおり 「私は光の道をあゆまねばならない」18歳の秋に宣言した彼女は友人の危機に……。
●堀江果歩 負けず嫌いで努力家の少女はマンガ家を目指して……。
●中村悟堂 諦めない。呪いだろうが、怪異だろうが、友人を救い、惚れた女を取り戻すまでは! -
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ネタバレツライ。今回は辛さが勝(まさ)ってしまった。
この場合の「ツライ」はしんどいとか悲しいとかの意味です。
しばらく立ち直れないかもしれない。
清涼院流水のJDCシリーズの二次創作なのかと思って読み始める。
九十九十九が主人公で、美しすぎるって設定はそのままで、九十九十九が誕生するシーンから始まるんだけど、美しすぎて生まれた途端周りが失神して、美しすぎるので誘拐されて、美しすぎて顔を傷つけられたり折檻されたりして…って展開に、清涼院流水の世界ではまるっと無視されていた美しすぎることの現実(いやフィクションなんだけど)を突き付けられて、のっけから雲行きの怪しさを感じ取る。
誘拐犯で虐待者である鈴木 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久々の舞城。
エキセントリックでサイコ、それでいて最高な青春小説としての爽やかさを持っているのが舞城作品だと思います!
まー君との奇妙な関係とか、フェラチオのチョコちゃんとか、共感は全然出来ないくせに、なんだか胸が熱くなる。この読み味が堪らない。
相変わらず、句読点ガン無視の文章とか、クスッと笑える語彙やツッコミとか、舞城独自の文体は癖になるなぁ。マックをむしょーに食べたくなる感覚と似てる。読む麻薬。
・不安をすぐに取り去らなければという信念は非常に分かる
・猫のお化けとか、解かせる気のない見立てとか、普通反則なんだけど、舞城なら許せる。てかカモンという感じ
・バット男のNTR要素きつかった