舞城王太郎のレビュー一覧

  • 月夜のグルメ 1

    Posted by ブクログ

    染みる!おいしそう!舞城王太郎のグルメ語彙の心地よさと鉛筆で描かれた漫画のやさしさ……。実在の店の名前は出てこないけど、なんとなくその土地に行ってお店を探してみたくなる。早く冬にならないかな

    0
    2019年09月22日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    最近の、林檎のと檸檬のがとても好きで
    舞城王太郎3冊目!
    最初の方はやっぱりこの人最強〜
    好きな作家発見〜って思ったけど、
    だんだん変な展開になり、、
    最初の感じで進んで欲しかったなぁーと思ったけど。。
    おもしろかった。
    他のも読んでみたい。

    0
    2019年05月22日
  • この恋はこれ以上綺麗にならない。 1

    Posted by ブクログ

    殺し屋ボーイmeetsお掃除ガール。潔癖症の子がゴミ屋敷に監禁されるの平山夢明ぽいが、そこから恋に目覚めたらあとは一直線の展開。まだ何もわからないけど勢いはそこそこあって面白い。

    0
    2019年04月15日
  • 世界は密室でできている。

    Posted by ブクログ

     例によってミステリーとしても小説としてもメチャクチャ( ´ ▽ ` )ノ

     ミラーやフォークナー、ジョイス系列の「意識の流れ」小説を、一人ノリツッコミ満載の漫談仕立てにしたところがミソ( ´ ▽ ` )ノ
     ちゃんと書けば普通(以上)のミステリーを書く腕を持ってる作家であるからこそできる「お遊び」だね( ´ ▽ ` )ノ
     改行の回数増減で文章のテンポを表現してるところが面白い( ´ ▽ ` )ノ

    「時効警察」なんかのバカドラマっぽくもあるけど、ぶっ飛びさ加減はそれ以上( ´ ▽ ` )ノ
     落語「らくだ」の現代版アレンジ(?)「ピングー」には笑った( ´ ▽ ` )ノ

     まあ、ペヤン

    0
    2019年04月07日
  • SPEEDBOY!

    Posted by ブクログ

    自分で作っちゃった枷のはずし方。
    弱い自分との戦い方。
    なんて事考えずに、先ずはこの疾走感が好き。
    ニヤッと終われる、ラストシーンも心地よかった。

    0
    2019年03月15日
  • スクールアタック・シンドローム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    10年ぶりくらいだろうか。再読

    「スクールアタック・シンドローム」
    15歳の時に生まれた別居中の息子。その息子がノートに学校襲撃計画を立てているという話。一応父と息子の関係、それから「暴力は伝染する」、「過剰防衛、マタギ(攻撃者)と獲物(被害者)?」といったことがテーマなんだろうか?舞城の主人公たちは考えていることを直接的に表現するから、普通は物語の進行とか、ストーリーを通して間接的に表現するんじゃないのかな?ってことまで何だか解説してくれているみたい。
    他の作家だと説明しすぎて嫌になるようでも、舞城の作品であればそれほど気にならない。また見開き全ページ軽い調子の会話文だけで構成されているよ

    0
    2019年03月14日
  • SPEEDBOY!

    Posted by ブクログ

    舞城先生の話はいつも読み終わってから解説を探してしまう。
    物語は分かりやすいし一つ一つの事象もシンプルなのに、全体像に震えのようなブレがあって、掴めそうで掴めない不思議な気持ちになる。
    内容は、同じキャラクターが違うシチュエーションでアレコレ起こるのだけど、お互いの話は繋がらない。
    共通しているのは主人公がめっちゃ速いってことで、そのスピード感は本編を読んで味わってほしいです。

    0
    2018年12月29日
  • イキルキス

    Posted by ブクログ

    久しぶりの舞城王太郎。
    相変わらずの言葉の奔流。
    設定、無茶苦茶のストーリーが、ほぼ主人公の内心の独白で進む。とてつもないスピード感で。
    この感覚は、なかなか他の人では味わえない。

    0
    2018年07月30日
  • 淵の王(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    舞城王太郎やっぱしんど〜おもいながら読んでいたけどさいごの怒涛の展開で気づいたらちょっと泣いてたしやっぱりええわ〜っていうのが読後一番の感想
    ゾッとする感情も、愛も、あったよ今回も

    0
    2018年07月20日
  • バイオーグ・トリニティ 14

    Posted by ブクログ

    舞城王太郎の総決算とも言える作品。1巻の後半から張り巡らされる伏線と練られた世界観。引きが上手く、どんどん読み進めたくなってくる。舞城のドライブ感に乗った大暮維人のダイナミックな絵柄もグイグイ読ませる。
    一方で典型的な少年漫画のヒロインのような女の子を中心として狭いセカイに閉じており、舞城の限界を感じる作品でもある。
    1巻から登場の裏ヒロイン、松陰っちが舞城らしいゆる可愛さ抜群だったのが個人的にはプラスだった。

    0
    2018年06月19日
  • 世界は密室でできている。

    Posted by ブクログ

    ミステリもさることながら心情、キャラの成長。密室というガジェットを使いながら様々なことを書いていて好印象。いやあ、感服。文体は独特だがそれが癖になってしまった。良いなあ。あとエノキ可愛い。

    0
    2018年06月14日
  • バイオーグ・トリニティ 14

    Posted by ブクログ

    "「私がね…ずっと…間違い続けてきた私がね
    たった一つだけ出した正解だよ。
    でも ちょっとだけ 私はズルをした。
    私はきっとこの答えを 生まれる前から知っていたよ。」"

    完結。

    0
    2018年05月05日
  • バイオーグ・トリニティ 13

    Posted by ブクログ

    "だめだコレ…ホントに…何もかもが閉じてる……
    全部がループしてまるで"前"に進む感じが1mmもしねぇ…
    藤井…おまえはコレを…この閉じた檻をブチ壊すためにここに来たんだろッ
    藤井ッ…!!おまえならッ…ッ!!!"

    0
    2018年03月04日
  • 世界は密室でできている。

    Posted by ブクログ

    10代男子の青春ミステリはやっぱりいいなぁ!
    と思えた一冊。
    涼ちゃんの話は、つい最近あった密室に15年間閉じ込められ亡くなった女の子の事件を思い出して、胸が苦しくなった。

    0
    2018年01月18日
  • スクールアタック・シンドローム

    Posted by ブクログ

     三編収録の短編集。
     最初の二編はもっと凄い展開になるのかと思いながら読んだのだけれども、意外とまともに完結。
     それはそれで面白かったのだが、「ズボンを穿いたまま便座に座ってパンツの中にプリプリプリ~とやった」人間が主人公の割にはその後の展開は普通すぎて、ちょっと肩すかし。
    「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」は凄いなと思った。
     この作品だけであれば間違いなく満点。

    0
    2018年01月06日
  • ビッチマグネット

    Posted by ブクログ

    芥川賞の候補作だったらしい。推した委員もいたそうだけど受賞には至らず。そういった作品だったみたい。否定的な評のいいたいことはわかる気はする。わかるけど、そういった批判を差し引いても素直に面白かったと思う。こっちとあっちをブリッジできてると思う。こっちの人には評判悪いかもしれないけどあっちの人にも伝えようという意気込みと企みをこの作品には感じた。面白い感じで人が出入りする。多少ご都合的な展開かもしれないけど気にならないくらいの文章の面白さがある。面白いから読んでみたら?と普段読まない人にも薦められる。そして、普段読まないような人が読んでもきっと面白いだろうし、純粋に小説が好きな本好きが読んでも面

    0
    2017年12月18日
  • イキルキス

    Posted by ブクログ

    舞城王太郎さんのアニメやマンガとかとても面白かったので一度本を読んでみたいなあって読みましたけど、もう二度と読まないかなと思っていたけど…
    結局!
    ーーー
    最後のショートショート「無駄口を数える」めっちゃよかった感動しました!

    0
    2017年11月21日
  • バイオーグ・トリニティ 10

    Posted by ブクログ

    この巻だけ読んでの感想。

    …全く、意味がわからない。ついていけない!!
    まどマギ的な何かが起こっていて、世界を止めようとしている、ようだケド…。よくわからないや。

    で、そのよくわからない事が、非常に哲学的で面白そうにみえる。

    0
    2017年10月21日
  • バイオーグ・トリニティ 12

    Posted by ブクログ

    "「だからこの世界は何度も何度も
    同じ結末の無限ループを繰り返している
    もう 終わってしまった物語だから
    この物語に"その先"はないから。」"

    0
    2017年07月01日
  • SPEEDBOY!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本全体を貫く疾走感を感じた
    収録作はどれも厳密に言えば独立した物語である
    だが、登場人物が同じだったり共通点があったりで、読んでいる最中はまるで繋がりがあるように錯覚する、あるいは疑心を抱く
    そして、1作目の強烈な疾走、読者をも置き去りにしかねない疾走
    そういった、強烈な出だしと繋がっているような感覚がいい意味で頭を麻痺させてくれ、たっぷり舞城世界を堪能出来た
    ちゃんとラストは、全体を包括するような(ように見える)物語で、疾走の流れも向きもそのままに幕を閉じる
    それもまた悪くはない

    0
    2017年05月24日