舞城王太郎のレビュー一覧

  • 好き好き大好き超愛してる。

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    「誰かを殺そうとも、明かりというものはやはり美しく温かく人の気持ちを惹きつけるものだ。美と倫理は別のところにあるが、批評は倫理とともにある。」
    と言う部分が印象的だった。

    愛とは祈りで、彼にとって小説は祈りの手段だったのだろう。
    これは、恋愛と小説について、あるいは恋愛の終わりについての考察だったのかなと思う。
    頭がぐちゃぐちゃになって、感想もうまく言語化できないけど、心が洗われるような純粋さを感じる小説だった。

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    2022年01月14日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

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    大変面白かったです。
    自分にとってはホラーでした。
    一般的なホラーではなく。
    自分のいちばん黒いところを、えぐられるような作品でした。
    こんな良作には、滅多に出会えないです。

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    2021年07月21日
  • 九十九十九

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    ネタバレ

    ツライ。今回は辛さが勝(まさ)ってしまった。
    この場合の「ツライ」はしんどいとか悲しいとかの意味です。
    しばらく立ち直れないかもしれない。

    清涼院流水のJDCシリーズの二次創作なのかと思って読み始める。
    九十九十九が主人公で、美しすぎるって設定はそのままで、九十九十九が誕生するシーンから始まるんだけど、美しすぎて生まれた途端周りが失神して、美しすぎるので誘拐されて、美しすぎて顔を傷つけられたり折檻されたりして…って展開に、清涼院流水の世界ではまるっと無視されていた美しすぎることの現実(いやフィクションなんだけど)を突き付けられて、のっけから雲行きの怪しさを感じ取る。
    誘拐犯で虐待者である鈴木

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    2021年07月05日
  • 熊の場所

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    ネタバレ

    久々の舞城。
    エキセントリックでサイコ、それでいて最高な青春小説としての爽やかさを持っているのが舞城作品だと思います!
    まー君との奇妙な関係とか、フェラチオのチョコちゃんとか、共感は全然出来ないくせに、なんだか胸が熱くなる。この読み味が堪らない。
    相変わらず、句読点ガン無視の文章とか、クスッと笑える語彙やツッコミとか、舞城独自の文体は癖になるなぁ。マックをむしょーに食べたくなる感覚と似てる。読む麻薬。

    ・不安をすぐに取り去らなければという信念は非常に分かる
    ・猫のお化けとか、解かせる気のない見立てとか、普通反則なんだけど、舞城なら許せる。てかカモンという感じ
    ・バット男のNTR要素きつかった

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    2021年03月23日
  • イキルキス

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    人のままならなさ、自分だけの文脈では世界はわからないということ、そして当たり前だけど他者を操ったり従わせたりは普通はできないよねということが書かれているように思った。
    舞城王太郎作品では、そこで暴力が生まれるのかもしれない。人を従わせたいと思って暴力は振るわれるのではなく、なんで従わないんだよと思って振るわれるように思う。
    「パッキャラ魔道」で慎吾くんがお父さんに「お前らもう少し人に対して優しくなんなさい」と言われて「そんなのお兄ちゃんに言ってよー」と言い返したらビンタされるのとか最高にリアル。だってお父さんの方が正しいもんね。でも、この時のお父さんの行動は間違いなのだ。
    「イキルキス」でも「

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    2020年10月17日
  • 世界は密室でできている。

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    ネタバレ

    ミステリのン謎解きよりも、キャラが面白い。
    特に、狂ったねーちゃんの存在感が半端なく、クソ笑った。

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    2020年07月17日
  • 淵の王(新潮文庫)

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    どう評価すべきか迷う小説はだいたい良い小説だ。傑出したリーダビリティ、その速度から突如脱線する筋の奇妙さ、ロジカルな会話、などなど舞城らしさを感じずにはいられない。登場人物たちは何と闘っていたのか?僕は物語そのもの、想像力そのものだと思う。彼らを葬るのはだれか。作者か読者か、それとも。

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    2020年06月05日
  • 短篇五芒星

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    舞城王太郎は舞城王太郎でしかない。
    舞城王太郎の文体とリズム感、世界観が心地いい
    物語や台詞によってフォントを変える所なども好き。
    小説という名の作品だなぁ。と感じる

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    2020年05月07日
  • ディスコ探偵水曜日(下)

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    久しぶりにこの作者の本を読んだけれど相変わらずのスピード感。上・中・下と割と長いのに全くそれを感じさせなかった。沢山のキーワードと大量の文脈があったけれどあまり混乱せずに最後まで読めたな。内容は読んだらわかるというかスケールがでかすぎる話。主人公ディスコも面白い奴だったけど水星C、お前最高に面白い奴だよ。

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    2020年01月31日
  • 山ん中の獅見朋成雄

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    久しぶりの舞城ワールドを楽しんだ。

    本作品も福井が舞台で福井弁で、いつもながらの圧倒的文圧で見開き2ページが文字で埋め尽くされてて、スピード感満載で、擬音だらけだけど的確なので本当に音が聞こえてくるようで、それでいて純文学ぽくもあってでも最後の方は結構しっちゃかめっちゃかで、しっちゃかめっちゃかなんだけどなんか爽やか系のようでいてでもグロテスクな場面もあったけど、やっぱり舞城王太郎は好きな作家の1人だ。

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    2019年10月22日
  • 月夜のグルメ 1

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    染みる!おいしそう!舞城王太郎のグルメ語彙の心地よさと鉛筆で描かれた漫画のやさしさ……。実在の店の名前は出てこないけど、なんとなくその土地に行ってお店を探してみたくなる。早く冬にならないかな

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    2019年09月22日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

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    最近の、林檎のと檸檬のがとても好きで
    舞城王太郎3冊目!
    最初の方はやっぱりこの人最強〜
    好きな作家発見〜って思ったけど、
    だんだん変な展開になり、、
    最初の感じで進んで欲しかったなぁーと思ったけど。。
    おもしろかった。
    他のも読んでみたい。

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    2019年05月22日
  • この恋はこれ以上綺麗にならない。 1

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    殺し屋ボーイmeetsお掃除ガール。潔癖症の子がゴミ屋敷に監禁されるの平山夢明ぽいが、そこから恋に目覚めたらあとは一直線の展開。まだ何もわからないけど勢いはそこそこあって面白い。

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    2019年04月15日
  • 世界は密室でできている。

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     例によってミステリーとしても小説としてもメチャクチャ( ´ ▽ ` )ノ

     ミラーやフォークナー、ジョイス系列の「意識の流れ」小説を、一人ノリツッコミ満載の漫談仕立てにしたところがミソ( ´ ▽ ` )ノ
     ちゃんと書けば普通(以上)のミステリーを書く腕を持ってる作家であるからこそできる「お遊び」だね( ´ ▽ ` )ノ
     改行の回数増減で文章のテンポを表現してるところが面白い( ´ ▽ ` )ノ

    「時効警察」なんかのバカドラマっぽくもあるけど、ぶっ飛びさ加減はそれ以上( ´ ▽ ` )ノ
     落語「らくだ」の現代版アレンジ(?)「ピングー」には笑った( ´ ▽ ` )ノ

     まあ、ペヤン

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    2019年04月07日
  • SPEEDBOY!

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    自分で作っちゃった枷のはずし方。
    弱い自分との戦い方。
    なんて事考えずに、先ずはこの疾走感が好き。
    ニヤッと終われる、ラストシーンも心地よかった。

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    2019年03月15日
  • スクールアタック・シンドローム

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    ネタバレ

    10年ぶりくらいだろうか。再読

    「スクールアタック・シンドローム」
    15歳の時に生まれた別居中の息子。その息子がノートに学校襲撃計画を立てているという話。一応父と息子の関係、それから「暴力は伝染する」、「過剰防衛、マタギ(攻撃者)と獲物(被害者)?」といったことがテーマなんだろうか?舞城の主人公たちは考えていることを直接的に表現するから、普通は物語の進行とか、ストーリーを通して間接的に表現するんじゃないのかな?ってことまで何だか解説してくれているみたい。
    他の作家だと説明しすぎて嫌になるようでも、舞城の作品であればそれほど気にならない。また見開き全ページ軽い調子の会話文だけで構成されているよ

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    2019年03月14日
  • SPEEDBOY!

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    舞城先生の話はいつも読み終わってから解説を探してしまう。
    物語は分かりやすいし一つ一つの事象もシンプルなのに、全体像に震えのようなブレがあって、掴めそうで掴めない不思議な気持ちになる。
    内容は、同じキャラクターが違うシチュエーションでアレコレ起こるのだけど、お互いの話は繋がらない。
    共通しているのは主人公がめっちゃ速いってことで、そのスピード感は本編を読んで味わってほしいです。

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    2018年12月29日
  • イキルキス

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    久しぶりの舞城王太郎。
    相変わらずの言葉の奔流。
    設定、無茶苦茶のストーリーが、ほぼ主人公の内心の独白で進む。とてつもないスピード感で。
    この感覚は、なかなか他の人では味わえない。

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    2018年07月30日
  • 淵の王(新潮文庫)

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    舞城王太郎やっぱしんど〜おもいながら読んでいたけどさいごの怒涛の展開で気づいたらちょっと泣いてたしやっぱりええわ〜っていうのが読後一番の感想
    ゾッとする感情も、愛も、あったよ今回も

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    2018年07月20日
  • バイオーグ・トリニティ 14

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    舞城王太郎の総決算とも言える作品。1巻の後半から張り巡らされる伏線と練られた世界観。引きが上手く、どんどん読み進めたくなってくる。舞城のドライブ感に乗った大暮維人のダイナミックな絵柄もグイグイ読ませる。
    一方で典型的な少年漫画のヒロインのような女の子を中心として狭いセカイに閉じており、舞城の限界を感じる作品でもある。
    1巻から登場の裏ヒロイン、松陰っちが舞城らしいゆる可愛さ抜群だったのが個人的にはプラスだった。

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    2018年06月19日