舞城王太郎のレビュー一覧
-
再読。
パンチきいてる…。
でも、すごく乗っ取られる。
ノリというか。
そしてなんだか次の日は元気に職場に行けたのです。
愛だよって言いたいくらいの感じで。
愛をもらったのかもしれない。Posted by ブクログ -
"「オレ
フミホに恋してはじめて自分が生きてるって知ったんだ。」
だからオレはきっと死なない。"
どきどきが止まらない。
物語の進む方向が決まった感じする。
最後の穂坂がとても格好いい。Posted by ブクログ -
舞城節が唸りを上げてますね〜終盤まで何が何だか全然分からないんだけど、たくさん散らばる訳分からない荒唐無稽なピースを一気に収斂させてストンと落ち着かさせるのはほんとスゴイ。自分の存在とは…哲学的な問いかけに対して現代の女子高生の言葉や思考回路を通して語り上げるような舞城王太郎節…私は結構好きです。面...続きを読むPosted by ブクログ
-
問題が起き、思慮を廻らせ、自分の中で折り合いがつき、救済がやってくる。そんなストーリーの繰り返しにより短編は紡がれる。「無駄口を数える。」は「微温的」な超短編ながら、言葉にならない言葉を言葉にするという空気感が圧巻。Posted by ブクログ
-
"「好きだからな!!
せっかくあきらめてやろうと思ったけどおまえのことやっぱり好きでいてやるからな!!
ずっと ずっとだ!! 死ぬまでだ!!! 覚悟しとけコノヤロウッ!!!!」"
読むたびの新たな面にいつもどきどきさせられる。
委員長……。
"「よく組み立てられるねこんな土の破片から」
「え?わ...続きを読むPosted by ブクログ -
言ってることほとんどわかるわかるって感じでなんやら恥ずかしいんだけど、なによりその表現がめちゃんこ面白いな。
しかし珍しく共感しきりと思ったら、架空のキャラクターとはいえそれがマイルドビッチな女子高生ってのはどうなの…Posted by ブクログ -
困った。面白い。
どんどん後退していく真実。いや、真実ってなんだ。
哲学に、基礎付けが要求され、基礎付けの基礎付けが要求され、基礎付けの基礎付けの基礎付けが要求され……という無限後退、無限背進の議論があるけれど、それを思い出した。
なんでもっと早く読んでおかなかったのか。。Posted by ブクログ -
愛と物語の物語。舞城っぽくなってきた。なんだか良く分かんないけどクライマックス感。でもそもそもなんだかよくわからないように作られている感じがする。語義の説明が物語の後になってからなされたりすることも多いし、読み返さなきゃ。Posted by ブクログ
-
いいなぁ舞城作品。大好きだ。そう思うお話だった。
ミステリー的な部分は、はっきり言ってどうでもいい。この年頃の男の子の生き生きしたかんじ、女の子のわけわかんないかんじ、親との葛藤。いろんな気持ちをわーって叫びたくなったり、でも閉じ込めちゃったり。
読み終わると「ああ、ルンババ~」と思う。ああ~。こ...続きを読むPosted by ブクログ -
阿修羅は三つの顔と六本の腕を持つ神
一人でいっぺんに三人前の仕事ができる
戦いの神、というよりは
ワーカホリックの神としたほうが作者の世界にはふさわしい感じ
いずれにしても修羅道だ
アンドロギュヌスを妄想しながらマスターベーションに励む
「グルグル魔人」は殺人者である
三つ子の赤ん坊をバラバラにし...続きを読むPosted by ブクログ -
この本収録の、「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」を読んで、おおいに頭を抱えた。この後味の悪さ。優しさ。無力感。
自分の生きている世界こそが現実なのに、その現実はなんとグロテスクで即物的なのだろう。私達はこの現実に対して、どうやって立ち向かえばよいのだろう?
「でね、あんたが言うの。どんなに...続きを読むPosted by ブクログ -
"「おまえがアタシのことなんとも思ってなくても
アタシがおまえを好きでいつづけるのは自由だろ?
アタシの恋のジャマをしないでください」"
今巻も最高に格好良い!
藤井くんの穴の中で大戦争。
"「ここだ
やっぱりここから…この中から聞こえる…!!」
聞こえるんだ
オレのずっと奥の方から
いつだって...続きを読むPosted by ブクログ -
おもしろかったよ全編よかったよ!
舞城王太郎を読んだ後って良くも悪くも影響されてまうよね。改行をせずにぶぁーって文字を打ちたくなるというか。んで打ってしまってから自分にゃ無理だ、つって圧倒的力の差を痛感するよね。Posted by ブクログ