舞城王太郎のレビュー一覧

  • 獣の樹

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    ネタバレ

    読み終わるまでだいぶ時間がかかった気がする。

    読み終わりが見えてきた頃には、物語初期(成雄が記憶喪失だとか、中学校に編入したりとか、鬣触ろうとした同級生の皮膚をえぐったりとか)からはだいぶ成雄も変わっていて。

    ボアダムスのワンサクの演説は、読んでいて、「まじよく書いたなー」と、帯の「凄まじい文圧!!」という煽りに納得。

    楡が、頼まれたからやらせてあげちゃう、という舞城小説によく出てくるふつーの女の子だったところに私自身がっくりして、成雄の白けた気持ちにとても共感した。

    罰太郎はどうなったの?とか、
    結局義経と成雄はそもそも生まれが違うの?とか、
    ボアダムスって結局なにがしたいの?とか、

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    2014年04月22日
  • ディスコ探偵水曜日(下)

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    『ドグラマグラ』のように堂々巡りし、『黒死館殺人事件』のように奇想夢想蘊蓄がゴージャスに詰めこまれ、『虚無への供物』のようにメタメタしく人を食った一大衝撃小説。
    ついでに終わり方は『ナルニア王国物語』を思い出した。
    こんなものよく書けるな。凄まじい。

    と、感心はしたけれど、途中のディスコが時空を好き勝手しはじめたあたりから正直気持ちはさめてしまった。
    何でもありすぎてどうでもよくなったと言うか。

    それにディスコと小枝が最後まで好きになれなかった。
    どうしても「親の気持ち」を考えてしまう。
    熱狂的な子供好きの、けれど「親」ではない男(その子供の成長した姿とセックスする夢を見るような)が
    「俺

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    2014年04月18日
  • キミトピア

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    「真夜中のブラブラ蜂」「美味しいシャワーヘッド」は、なんか舞城作品のなかでも新しい感じがした。犬に噛まれて田原俊彦歌いだすシーンは電車の中で笑いをこらえるのが大変だった。チイちゃんのくだりはぞっとした。あと特に好きなのは「やさしナリン」「添木添太郎」「あまりぼっち」。特に「添木添太郎」はよかった。やっぱり青春時代の痛みとか選択のやるせなさを描くの上手いと思う。

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    2014年04月06日
  • イキルキス

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    【イキルキス】青春。【鼻クソご飯】タイトルの意味やっと分かった。【パッキャラ魔道】一番よかった。【アンフーアンフー】思考垂れ流し系。【無駄口を数える。】一番綺麗。全体的に、わからないことはそのままにしといた方がいい、良い悪いはっきりさせることはできないんだ、みたいな主張が見られたような気がします パッキャラ魔道のオチいいです

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    2014年03月22日
  • イキルキス

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    パッキャラ魔道が好き。苦痛とか不安とか後悔とかの中でみんな色々失敗して悪さして人に優しくできなくなったりもするけど、一生懸命生きたらいいよパオパオパ。

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    2014年03月21日
  • キミトピア

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    「真夜中のブラブラ蜂」の腑に落ちるような落ちないような感じがとても舞城らしい。改めてフィクションは普遍性のあるものを特殊な形で提出するものなのだなあと感じた一編。

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    2014年02月02日
  • 煙か土か食い物

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    舞城作品、3冊目。
    もう、この文体にも慣れました。
    内容はミステリーであり、結局、よく分からない何か。
    グロイ物語ながら、読後感が爽快すぎてビックリ!
    最後のほうは、かなり感動しました。

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    2023年05月08日
  • 九十九十九

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    2014年の1冊目。
    これまでに読んだことのないタイプの小説だったのでものすごい衝撃を受けました。
    面白いことは面白いのですが、粗筋が説明できない。それくらい難解。
    でも不思議な中毒性があるので、もう何回か読み直すかも…

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    2014年01月11日
  • 世界は密室でできている。

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    この疾走感は舞城さん以外ではなかなか味わえない。好き嫌いははっきり別れるだろうが、他の作品よりはわかりやすい内容だと思う。密室トリックをルンババが解決したりと、ミステリー的要素はあるが、その辺は結局のところは割とどうでも良くて、由紀夫とルンババの新青春エンタだった。
    「言うな言うな。言うな地蔵」にうけた。素晴らしき意味判らない言葉のチョイス。

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    2014年01月10日
  • バイオーグ・トリニティ 3

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    あっはっはっはwwww
    美醜のキワみ。
    デザインもエグいが、設定もエグい。
    そして、美しい。
    突き抜けてんなぁw

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    2013年12月23日
  • 獣の樹

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    馬から生まれた少年の話。
    …とこれだけで相変わらずの世界観なんだろうなぁと予想がつく。こっちの常識とか考えを全て取っ払って頭の中を真っ新な状態にして、いざ読書開始。
    この作品は舞城さん独特のあの凄まじいスピード感があまりなくて読みやすい。文章的にもそこまで癖がないように思う。なので初舞城さんにオススメ…と言いたいところだが残念ながら後半はそれが普通どころか半端ないレベルにまで上がってしまっている。言うなれば絶叫マシンに片手だけで掴まっているような、いつ自分が飛んでいってしまうのか分からない恐ろしさ、寧ろ自分が掴まっているのか飛ばされているのかさえ分からない状態で完全に小説に置いてきぼりをくらっ

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    2014年01月27日
  • ディスコ探偵水曜日(上)

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    凄い。謎を解決したと思ったらまた謎が生まれ、また解決したと思ったらさらに謎が生まれる。ていうのを延々繰り返し最後にやっと本当に解決?と思ったらそれも間違い。これ続きどうするんだろう。こんなに沢山の推理を否定していって最後に見える真実はあるのか?九十九十九を読んでからの方がよかったかなと思った。メフィスト賞やら講談社ノベルスの話が出てきてメタメタいやほんとにこれすごい

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    2013年12月14日
  • バイオーグ・トリニティ 2

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    舞城王太郎と大暮維人のコラボ作品!
    表紙見ても分かるけれどほっこり系が読みたい人はちょっと駄目かもしれない。大暮維人って青年誌向けだし(これもか)

    文章は相変わらずの舞城ワールドって感じがする。
    愛とか語るところが、「好き好き大好き超愛してる」と似たものを感じた。

    あと絵!相変わらずすっげー武器とかかっこいい!
    女の子は同じ顔に見えるけど(笑)


    うっわかっけーっていう少年の心を取り戻したところに、
    愛とか語り始めて深みが出るような、そんな作品!

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    2013年12月02日
  • バイオーグ・トリニティ 2

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    アレだ。お化け屋敷の話は、大暮さんがやりたい放題描きたかっただけだろ。一応、ちゃんとストーリーラインとして必要なエピソードだっていうのは分かるけど、完全趣味で楽しむために描いただろ。
    いやまぁ、おもろいからいいんだけどさ、インターミッション的な箸休めという意味でも効果的ではあるんだけどさ。趣味でしょ?ね?ね?
    展開的に中弛みしてるわけでもないんでよし!以上っ!

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    2013年11月02日
  • ディスコ探偵水曜日(中)

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    「例えば極端な話、昔、人が世界は大きなテーブルだと信じていた頃、その世界はテーブルだったんじゃないですかね。でもそれを疑い始めた人がいて、初めて地球は球形に丸まり始めた。
    人の意識は世界の形を変えられるのだ。
    自分一人の世界だったらそれこそ何でもありかもしれませんね。でも他人はいる。だからこそ《共通理解》とか《常識》ってものができるし、それが世界を縛るんです。」

    中巻終了。まだよく分からない。

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    2013年10月27日
  • 九十九十九

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    舞城王太郎の九十九十九は、やっぱり舞城王太郎の九十九十九でした。
    てか、加藤九十九十九って! 名字、別にあるのかよっ、みたいな。

    キャラも全然違うしね。

    あたしとしては、舞城王太郎の九十九十九の方が好きです。
    というのも、清涼院流水の九十九十九は、なんか人間味がない。
    で、それゆえにあまり魅力的とは思えないのだけど、舞城王太郎の九十九十九は、それとは違って、全然完璧でなく、悩んだり、迷ったり、困ったり、いろいろ「ふつー」だから。
    とはいえ、清涼院流水の九十九十九とは違う意味で、人間を逸脱している感は否めないけど(目玉の取り外しが出来たり…)。

    ストーリーの方は、ん〜…ぐちゃぐちゃ?
    九十

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    2013年10月16日
  • スクールアタック・シンドローム

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    短編集。

    単行本の『みんな元気。』に収録されていた、「スクールアタック・シンドローム」と「我が家のトトロ」の2編に加え、書き下ろし「ソマリア・サッチ・ア・スウィートハート」1編。

    3つの中であたしが一番気に入っているのは「スクールアタック・シンドローム」です。
    なんか、よくわかんないんだけど、わかる気がする。
    ん〜…。

    たとえば、帯にも書いてる「暴力は、伝染する」というワード。
    基本的には、そんなわけないだろう、と思うのだけど、でも、そういうこともありうるかも、みたいな。

    話は少し飛ぶのだけど、江國香織の『すいかの匂い』の解説で、川上弘美(←あたしはこの作家も好きです)が、江國香織の文

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    2013年10月13日
  • キミトピア

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    キミトピア、というタイトルはなんかぞくっとくるものがあってどうかと思いますが。7編の中・長編入りの作品集。
    初めて舞城王太郎読んだの阿修羅ガールが文庫化した直後で阿修羅ガールで初めて読んだんだけど、舞城王太郎は女の人のような気がする。どうなんでしょ。

    舞城作品は比較的メタファーががっつりしているんだけど、結構後半までそれがうまいこと隠されたりしていて、それが解けたときの快感が強い。
    主題もはっきりしている。
    「やさしナリン」ではかわいそうな人を見るとなんとかしなきゃ!というスイッチが入って冷静なときにはできる判断がどうにもうまくいかずに暴走してしまう兄妹を兄の嫁視点で描いている。
    そのかわい

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    2013年10月11日
  • バイオーグ・トリニティ 1

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    序盤は話の流れがよくわからなく、読者置いてきぼり感がある。が、絵がすごく上手いのでストーリーが多少難解でも読めた。

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    2013年10月07日
  • バイオーグ・トリニティ 1

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    舞城王太郎原作の文字に買ってしまうよね。やっぱり。おもしろいよね。がんじがらめになりそうになったけどね。なんとか持ち直したよね。おもしろかったよね。

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    2013年09月21日