舞城王太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
舞城王太郎という人の作品には、いつも
甘えとかわがままとかいった、エゴの発達途中に生ずる必要悪
みたいなものを肯定しなければならないとする思想が
根底に置かれていて
それはたしかに大事なことだなあ、と言いたいのはやはり
それがきちんと自覚されなければ
きちんと乗り越えることができないものだからであろう
甘えとかわがままを自覚しないままに抑圧させてきた者は
どこかで不満の爆発を起こしてしまい
舞城作品にしばしば登場するような
きちがい犯罪者になってしまうことも、これあるのだと思う
「短編五芒星」には、そのようにならなかった人々
危ないところに追い込まれながらも
なんとか世界と折り合いをつけた人々 -
Posted by ブクログ
キモチワルイ。覚せい剤キメた人の思考を覗いたような。
……………でも読み切れる。ふしぎ。気持ち悪い。
どうせ自分もほかの読者と変わらないレビューを書いているのだろう。ということはこの本は成功だ。
「人が人で足りえるのは社会性を持っているからである。
だから本能丸出しの人間の行動や言動は気持ち悪くてしょうがない。なぜならそれは、人のカタチをした人ではない何かクリーチャーがうごめいて見えるから。」
この文言を思い出したな。人なのに人じゃないから気持ち悪いんだな。よく表現できるな、むき出しの本能なんて。
そしてこの本を読んですっきりしてしまった人は「赦し」を求めていた