舞城王太郎のレビュー一覧

  • だから捨ててと言ったのに

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    最初の一文が同じなショートショート第4弾。前3作より自由度が上がるかと思いきや、どことなく似た雰囲気に仕上がっているのが意外。お気に入りは、にゃるら「ネオ写経」と谷絹茉優「猟妻」。妙に心に残ったのは、黒澤いづみ「捨てる神と拾う神」。

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    2025年04月29日
  • されど私の可愛い檸檬

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    会話中心の短編集で3編とも読みやすくサクサク進む、戦慄含む家族小説とあるが、何気ない日常の中、そこはかとなく漂う不穏な空気が気づけば侵食し振り向けばそこに…
    といったホラー?何かわからぬ恐怖を感じさせる。
    決して何かオカルト的なものは登場しないが。

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    2025年02月09日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

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    #阿修羅ガール
    #舞城王太郎

    人からの勧めと三島由紀夫賞入口で読み始めた1冊。

    殴り書き感想文失礼します。

    雰囲気に慣れるまでちょっと時間がかかったけど、内側から物語を読み進めれるようになってからは本当に一瞬で読んでしまった

    浴びるほどの言葉の流れの中から
    たまに顔見知りの感情を見つけたり。

    話し言葉のような文章で主人公の軽さ?を感じるのに、起こってることはかなり重い。
    そのギャップに戸惑いながら、続きが気になってどんどん読み進めてしまったという点ではかなり面白い読書体験だった。

    なんというか本がずっと喋り続けてくるような小説だった。笑
    急な坂道で何気なく走り出してみたら止まらなくなって、どんどん勢いが増してくあの感じでずっと読んでた、疾走感がすごい。秒速120メートルくらいで転がってった。

    夢の中の中学生強いのツボだった
    中学生、頑丈。

    奇譚でしたわ。

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    2025年01月28日
  • みんな元気。

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    こちらは「<愛と選択>の短編集」と裏表紙にあった。

    スクールアタック同様、夢を見ているように訳が分からない話の展開が提示されるが、ついついそれを読まされてしまうのは文章の力が強いせいか。

    3作品の中ではやはり表題作が好きだった。

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    2025年01月02日
  • スクールアタック・シンドローム

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    裏表紙によると、「<ダーク&ポップ>な作品集」で、「スクールアタック・シンドローム」「我が家のトトロ」「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」の3作品収録。

    それぞれ、父子、夫婦、友達を考えさせられる訳の分からない話で、個人的には最後の作品が面白かった。

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    2025年01月02日
  • 煙か土か食い物

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    テーマは家族と暴力!
    結構グロ注意な感じ。
    この作家さん初めて読んだけど、文章の主張が強いというか、子犬に全力で顔を舐めまわされる時みたいに息つく間もなく主人公の思考をどんどん上に重ねられていくので、受け止めるのが大変だった笑
    子犬のワルツを聞けば私のイメージは伝わると思う
    笑
    テーマは暗い感じだけど中身はそんなに鬱々としているわけではない。
    被虐待環境下ではあるんだけども反骨心がありすぎて可哀想...(涙)って感じにはなりすぎない。もちろん環境的にはとても可哀想なんだけども。
    この本にはとても昭和を感じた。平成生まれだから実際には知らないけれど、家庭環境がこんなのでも悲しみに浸りすぎずある種割り切って逞しく生きていくのが私の昭和のイメージと重なった。
    この作家さん的にはこの本はどのジャンルなんだろう?ミステリーにするには一番大事な真犯人がモヤッとしてるから疑問。

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    2024年11月06日
  • 熊の場所

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    好みが分かれる小説。言葉の千本ノックについていくのが大変な分、テーマ性が強い。乗り越えないといけないものがあるなら、私自身の熊の場所にできるだけ早く戻らないといけない、きっとあなたも。

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    2024年10月13日
  • 煙か土か食い物

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    勢いと暴力がもの凄かった
    なぜか雑司ヶ谷RIPを思い出した

    勢いが凄すぎて、回収されてないことが多い

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    2024年07月15日
  • されど私の可愛い檸檬

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    歪んだ人間の冷静なのに怒涛の会話。引き込まれるけれど『畏れ入谷〜』を読んで期待しすぎてしまった。トロフィーワイフが無自覚と善を装った歪みきった自己愛でいちばん良かった。

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    2024年07月05日
  • 熊の場所

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    舞城王太郎に「人生を変えられた」と言っていた人がいた。
    その子とは20も(おそらく)歳は下だし、その若い女子の感性の鋭さと、それほど人に影響を与えることにその発言を聞いた時は嫉妬を覚えたが、口では「箸が転げても笑うような、過敏なアンテナ女子受けする、調子いいだけの作家ちゃうんけ」とバイアスだらけのガラパゴス価値観丸出しのことを言っていた。

    その発言からしばらく読めていなかったが、こっそり神保町でこれを見つけた。
    軽いタッチの地の文に、根源的なテーマ(友情、恐怖の克服、父の不確実性、性の不純性に対する反論)、そこにミステリがほんの少しエッセンスとして加わる。
    面白い。
    人生が変わるほどではないけど面白い、いや正直、自分の行動を省みてしまうかも。

    しかも私と同年代!
    この人たらし!
    嫉妬するやんけ!

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    2024年07月04日
  • 好き好き大好き超愛してる。

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    好きだから生きていて欲しい、君が君じゃなくなっても、どんな形であれ。愛とは時に自分勝手だ。
    正直理解できない箇所がありましたが、20年前の文章ですが新しく感じ不思議でした。

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    2024年03月26日
  • 煙か土か食い物

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    ネタバレ

    何とも形容しがたい作品。
    文体に関しては好意的なレビューが多いが、個人的にはあまり好きな文体ではない。改行が少なく登場人物の会話も続けて表現されているので正直読みにくく何度か挫折しかけた。自分の読解力がないせいもあるが・・・
    中盤~後半にかけて黒幕が判明したあたりもやや強引だった気がする。しかしテンポは良くなり最後はまずまず楽しめて読み終える事ができた。四郎の内面が想像以上に繊細であり、最期に救われたのは良かった。最初は★か★★であったが後半楽しめたことで★★★まで評価を上げた。
    初読み作家さんであったが次作を読むかどうかは正直微妙である

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    2024年02月13日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

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    舞城王太郎は2冊目だけど、この人結構好きだ!
    書き方はティーン小説というか、ラノベのような感じ?
    背面のあらすじでファンタジーかな?と思ったけど、これはファンタジーだったのか…?
    終始何が何だかよく分からなかったけど、分からなくてつまらないではなく、分からなくてなんか面白いって感じだった。
    最後までよく分からないまま終わるのも良かったな〜

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    2024年01月13日
  • 煙か土か食い物

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    とにかく勢いが凄かった.
    後半はハチャメチャすぎて常に???にはなってた.
    勢いさえ保てれば理屈なんてどうでもいいって感じなんだろう.バカミスよね?あまりに荒唐無稽すぎるので

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    2023年11月23日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

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    なんか分からんけど、次の展開が気になるようなパワーを感じた
    だから三島由紀夫賞受賞したのだと思う
    それよりも一緒に併録された「川を泳いで渡る蛇」の方が個人的には刺さったかな

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    2023年11月06日
  • 獣の樹

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    成雄3部作のトリで、今までの舞城作品全部載せをやろうとしているようだがうまくまとまっていない。ちょうど真ん中辺りまで面白く、そこから初期作の雰囲気に移行しようとするが急に面白くなくなる。言葉だけがごちゃごちゃ多くて、中身がない。迷走を感じる。

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    2023年09月12日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

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    そういえば読んだことないかも、と思って。
    なんか人間のイヤなところ、生臭いところを執拗に描いた作品で(そういうのを続けて読んでしまったのもあるが)少々胸やけがした。
    「川を泳いで渡る蛇」はちょっと好き…かな。

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    2023年08月26日
  • スクールアタック・シンドローム

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    短編三作品を収録しています。

    「スクールアタック・シンドローム」は、30歳の父親と15歳の息子の物語。精神を病んでしまったことを理由に、ソファで日がな一日すごしている三田村は、家のなかに入ってきた知らない男と乱闘になり、彼の耳をかみ切りますが、やがてそのことが暴力の連鎖の一コマを占めていたことが明かされます。一方、別居中の元妻の恭子から、息子の崇史が学校を襲撃する計画のノートを記していたことがつたえられます。三田村は、親として崇史との心のつながりを得ることができないものの、崇史の振る舞いもまた、暴力の連鎖の一コマであったことがわかり、親子のきずなとはべつの共感が生まれたことが示唆されます。

    「我が家のトトロ」は、太陽のように輝く美しい毛並みをしている猫のレスカと、家族の物語です。脳の研究者にならなければならないという天啓を受けた慎平は、勤めていた広告代理店を辞め、受験勉強をつづけています。彼の娘である千秋は、トトロのように大きくなったレスカに乗って空の旅をたのしんだと話し、妻のりえも千秋の「トトロごっこ」をいっしょにたのしんでいるようすを見せます。慎平は、自分たちが希望をもっている「ふり」をしながら生きていることに思いをめぐらせます。

    「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」は、家族やクラスメイトたちの暴力を一身に受けつづけている杣里亜という少女をめぐる物語。徳永と交際している智春は、世界のゴミをゴミ箱に入れるように、杣里亜に暴力を振るい彼女を殺害しますが、死んだはずの杣里亜はなぜか蘇生して、徳永の前にすがたを現わします。

    「スクールアタック」と「ソマリア」は、著者らしいテイストの作品です。「トトロ」は、伊坂幸太郎の作品を思わせる内容で、著者はこういう作品も書けるのかと、すこし意外に感じました。

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    2023年08月13日
  • 熊の場所

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    それぞれのエピソードでテーマらしきものがあるが、どれもあんまり私には刺さらなかった。各エピソードのテーマは「怖いことのあった場所にはすぐに戻るべし」「弱者が弱者として維持されているシステムが世界にはある」「自身の選択によって世界を変えられる」みたいな感じだろうか。
    最後の「ピコーン!」は、胡乱な殺人事件と謎解き、と純粋性と愛といったテーマがあり、初期の舞城作品とその後の舞城作品の架け橋になる作品ではあったと思う。

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    2023年07月24日
  • バイオーグ・トリニティ 3

    無料版購入済み

    舞城氏の他作品を連想

    無限連鎖で中に入って、というテーマはTVアニメで見た「ID〜」にも通じるものなのでしょうね。これ、先が見えない戦いになっていますね。

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    2023年05月01日