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迷子専門の米国人探偵ディスコ・ウェンズデイは、東京都調布市で、六歳の山岸梢と暮らしている。ある日、彼の眼前で、梢の体に十七歳の少女が〈侵入〉。人類史上最大の事件の扉が開いた。魂泥棒、悪を体現する黒い鳥の男、円柱状の奇妙な館に集いし名探偵たちの連続死──。「お前が災厄の中心なんだよ」。ジャスト・ファクツ! 真実だけを追い求め、三千世界を駆けめぐれ、ディスコ!! ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
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Posted by ブクログ
とにかくめちゃくちゃかつ、めちゃくちゃに面白い。著者にしか持ち得ない、その文章自体の魅力がふんだんに溢れていて、読む快楽的な中毒性がある。「この世の出来事は全部運命と意思の相互作用で生まれる」まさに本書を体現する一文で、それを証明するように流れていく時間に惚れ惚れしてしまう。展開の数が異常なほど多いにもかかわらず、それらを異様なテンポ間で処理していくのは、著者にしかできないでしょう。その魅力は、読み手によっては受け付けない人も居るかも知れないが、私としてはどんどんそれを出してほしい。すごい好きな作品にになりそうな予感。
梢が可愛すぎるのも問題。梢が出てくるだけで嬉しくなって読み進めたくなっちゃうから。だからこそ、上巻の終わり方としては完璧で、すぐに中巻に手を出したくなる。
Posted by ブクログ
「事実や真実は常に隠されている。隠れている。それらを知るには探さなくては駄目で、探し始めるには疑いが必要だ。それがどこにあるのか?それはどんな姿をしてあるのか?それはどうしてそんな形でそこにあるのか?そうやって疑うことを生業としてきて人の欲や暗部についてはより深く広く知っていると思うが、その知識の応用で別の事実や真実を知ることはまずない。別のものは別の形で隠されているので別の探し方と別の疑いを必要とするものなのだ。さらに、疑うことそのものにも際限なんてない。思いがけない発見をしたという経験が、人をより強く、新しい疑いへと駆り立てる…。隠された、隠れていた事実や真実を知ることは善きことだろうか?正しさのために何かを疑うことは、しかし正しいのだろうか?」
この作品は、どこへ向かうんだろう?
Posted by ブクログ
『いろいろあって、風が吹いたら桶屋が儲かる的に迷子捜し専門の探偵になる。俺のキャデラックのボディには俺の名前と事務所の住所と電話番号の上に「ベイビー、あんたが探してんのは結局あんた自身なのよ」って書いてある。』
『餌で釣るような真似をしたくないのと同じで、電気ショックで柵に近づけさせないみたいなことはしたくない。』
『この世の出来事は全部運命と意志の相互作用で生まれるんだって、知ってる?』
『とにかく何がこれから起こるか判ってるよりも、何も判らない方がいいよね。恋愛だって悲しい結末なら、ない方がいいってもんじゃないかな』
『人は、自分より先に死んで悲しいに決まってるペットを、それでも飼うんですよ』
『言葉は神で、無から有を創り出す。』
『やめとけやめとけ。全部自分のせいだと発想するのは子供じみていて、恥ずかしいものだ。』
『意志と運命が全ての出来事を作るのだ。でも俺は今運命に意思を揺さぶられている。』
『そんなの記憶も証拠も蓋然性もなければ、可能性ですらないと思うよ、私は』
『とにかく動こう。忘れているなら思い出そう。勘をなくしているなら取り戻そう。』
『何をどうすればいいのか判らないことを判らないままにとにかく始めることを《何とかする》って言うんだよ。覚えとけ』
『こいつにとっては倫理も知識に過ぎないんだ。』
『俺はもう若くはないけど、若さというものを覚えてはいる。あのときの気分を思い出せ。』
『ただいま三朗は殺されております。犯人は谷口徹です。あなたが谷口徹なら、発信音の後に懺悔の言葉を、他の人ならお悔やみを入れてください。P。』
『「でも今じゃないしここじゃない」。それはもっと暖かい、明るい場所で、自分が愛情に包まれてると梢自身にはっきりと判るようなところで行われるべきなのだ。』
Posted by ブクログ
舞城だ。舞城の全てがここにあった。ドライブ感暴力エログロ愛哲学変な名前。コメディ要素は少なめ。これが私がずっと読みたかったディスコ探偵水曜日……か!と思いながら読み進めた。
推理小説って、何人もの探偵が色んな推理してはハズレ、誰かが殺され、また誰かが推理して……の繰り返しで眠たくなるんだけど、ディスコ探偵水曜日は違う。探偵たち、推理場面ほぼなく、さっさと死ぬ!(八極以外)。大爆笑カレーと本郷タケシタケシは熱い!世界線どうなってる?あー、エログロだけがしんどくて辛い。
やっぱそうなんや!な終わり方!続き気になる。しかし私はまだ中、下を買っていない。まとめて早く買えばいいのに、引き伸ばしてずっと楽しみにこの世界に浸ってる自分がいてちょっと引く。
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