舞城王太郎のレビュー一覧

  • 九十九十九

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    清涼院流水の流れで読んではみたものの
    舞城のすごさに圧倒された感がある。
    流水とはまったく違う。
    しかし、これはこれでありだわなあ・・・

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    2011年09月07日
  • 世界は密室でできている。

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    出てくる人々は(実は主人公も含め)みんな発想がぶっ飛んでるし、起こる密室事件もわけの分からないシチュエーションのものばっかりで、読んでる途中はずっと頭の中を嵐がかき乱してるような感覚だった。でも読み終わるとなんか頭の中にひっかかってるものがあるのが舞城王太郎。それは、まあ他の方々が書いてるように、愛だろう。めちゃくちゃな文体でめちゃくちゃなストーリーの上に愛を描く舞城作品には、陳腐な恋愛小説なんかよりずっと説得力がある。(しかし舞城は本当にハズレが無い...)

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    2016年01月17日
  • 山ん中の獅見朋成雄

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    まずもって、舞城王太郎の魅力は文体につきるといっても過言ではあるまい。
    というのも、舞城の作品からこの文体を取り去ると、なんじゃこれ、というような「誤解」を、何よりも先に、受けてしまうからである。

    いつもと同じように、福井の田舎から物語は始まる。
    そして、ある青春真っ直中の少年の、ひたすら疾走する話である。

    こう、書くと大変つまらないものに思えてくるが、そうではない。
    青春の青臭さや若々しさ、初々しさ、そういったものが立ち上ってくる作品だ。

    少なくとも私は、これを「青春」小説だと理解した。

    物語の内容が如何に荒唐無稽で、ファンタジー・ノベル的で、「文学」的でないとしても、一気呵成に読ま

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    2010年01月30日
  • 九十九十九

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    わっけわかんない
    と思いつつもページをめくる手が止まらない
    純文学だけが文学だ!って人には受け入れられないだろうけど、こういうのもアリだと思う

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    2009年12月14日
  • 山ん中の獅見朋成雄

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    なんだか幸せな気分になる。
    これが、舞城王太郎の小説を読んだときの読後感である。
    この物語も今までと同じような語り口で、SF小説のような展開で話が進んでいく。
    しかし、言いたいことは伝わる。
    はっきりとした形を取ることは出来なくても、しっかり伝わってくるのである。
    と、主張してみたところで、何も分からないが、幸せになれることは確かである。

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    2009年11月22日
  • みんな元気。

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    「みんな元気。」「Dead for Good」「矢を止める五羽の梔鳥」の3話を収録した短編集。
    短編だから、壊してしまった物語を回収できていないような気もする。
    しかし、それがいいような気もする。
    何か考えさせられてしまう短編集。

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    2009年11月22日
  • 山ん中の獅見朋成雄

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    久々の長編。主人公の鬣のある少年の青春にかこつけた、カニバリズムの是非を問うファンタジー作品。こんなのも書けるのかと呆然。すごい。最後は結局パーソナルなラヴで解決(?)しちゃうあたりも舞城らしい。面白さだけなら9点級だけど、量が物足りなかったので減点。省略が多いのはドライヴ感を出すためなのかもしれないけど、ちょっと今回はやりすぎかな。せっかくいい世界観なので、もっと詳しく丁寧に書いても良かった。もっと読みたかったー!

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    2012年01月09日
  • 熊の場所

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    猫の尻尾を集める少年との交流を描いた『熊の場所』、バットを持ちながら自衛できない浮浪者を客観視する『バット男』、熱烈フェラチオ少女の愛のカタチ『ピコーン!』の三作で構成される短編集。傑作。舞城はエンタメ作家に見えてかなりの社会派だから侮れない。バット男の小説構造なんてほんと視線が鋭い。こんなにがちゃついてるのになんでこんなにあったかいんだろうか。不思議。

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    2012年01月09日
  • みんな元気。

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    13冊目。

    表題作、『Dead for Good』、『矢を止める五羽の梔鳥』3編を収録。

    表題作は人が空飛んだりパラレルワールドが交錯したりかなりSFチック。

    『みんな元気』は言葉足らずな朝ちゃん(5歳)のお別れの言葉から来ているんですが、素敵な響きですね。

    僕もこれからもそして今までも、植木バサミを振るって人の首をちょきんちょきんと切るような思い決断をしていかなくてはならないわけで、でも人が生きるというのはそもそもそういうことで、みんなそうやって生きているそうです。

    平気で元気に、気づかずに。

    自らが植木バサミを振るう、まさにちょきんちょきんの時期に読めてよかった。

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    2009年10月04日
  • みんな元気。

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    “みんな元気。”と“Dead for Good”と“矢を止める五羽の鳥梔鳥”の3つからなる本。

    もう、この人の書く本に常識とか一般とか普段生活する上で必要不可欠な概念が通用しないのが改めてよく分かる一冊です。

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    2009年10月07日
  • 山ん中の獅見朋成雄

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    相変らずのまいじょー文体。
    他のまいじょー作品に比べれば、確かに目立たない。

    けれど、目立たないからといって駄作なわけでは決して無い。
    読めば分かる。

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    2009年10月04日
  • みんな元気。

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    お気に入りの舞城さん。
    短編を3篇収録なのですが、なかなか。
    愛をテーマにしてるんですかね?そういう意味ではいつもとちょっと色が違ったかも。少し爽やかなようなそうでもないような。後の2つは短すぎて難しかったなぁ。
    だけど好き。癖になるよね。

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    2009年12月30日
  • 九十九十九

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    こんな人に薦められない小説ないなあと。

    小説読んでると、空気を掴むような話でさっぱり意味わかんないとかよくあるじゃないですか!
    でもこれはそんなんじゃなくて普通に話が難しすぎてよくわからない。1話の内容は実は二話の主人公のもとに届いた小説の内容で、実際その二話の主人公(1話の主人公と同一人物)が体験した過去とリンクしてるんだけど、そこには嘘と真実が混在しててどれが実際に起こったことかわからないです。で、その二話の内容も三話の主人公の元に届いた小説で…という風になっています。それぞれの話で創世記やヨハネの黙示録に見立てた殺人事件が起きるんだけどそれも嘘だったりホントだったり、そもそも見立て

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    2012年01月05日
  • 山ん中の獅見朋成雄

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    <僕の首の後ろにも、他人よりもちょっと濃いめの産毛が生まれたときから生えていて、これが物心ついたころから僕の抱えた爆弾だったのだけれど、十三歳になってすぐのある晩、自分の鎖骨をこすっていて、そこにいつもとは違う感触を感じてうつむいて、首元に赤くて長くてコリコリと固い明らかな鬣の発芽を確かめたとき、それまでは祖父と父と同じように背中に負ぶっているつもりだった爆弾が、気づけば僕だけ胸の上にも置かれていたと知ってショックで、その上さらにその導火線にとうとう火が点けられたのを実感して、僕は絶望した。―福井県・西暁の中学生、獅見朋成雄から立ち上がる神話的世界。ついに王太郎がその真価を顕し始めた。ゼロ年代

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    2009年10月04日
  • みんな元気。

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    内容がくるくると変わっていくのについていけずむーんと唸っていたけど最後のまとまり方は素敵だなと。舞城さんの作品はもっと読んでみたいと思いました。

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    2010年03月26日
  • 山ん中の獅見朋成雄

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    こんなところにも擬音師匠!
    しゅきりじゃしん しゃ がしお
    しゅきりじゃしん しゃ がしお

    キャラクターが全員憎めない感じ。
    モヒ寛とか濡暗樹とか名前もかわええ〜

    すごく爽やかだった。サワヤカ!

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    2009年10月07日
  • 熊の場所

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    3作収録。「熊の場所」、「バット男」、「ピコーン!」。
    「熊の場所」が新書で発売されたときに『あなたの「熊の場所」はどこですか?』という帯がついていた。
    熊の場所とは自身の逃れられない恐怖の拠。私の熊の場所はどこだろうと考えさせられた。
    「バット男」は個人的にはあまり好きな話ではないが、人間の弱さというか、本質について考えさせられる。
    「ピコーン!」は悲しいけれど主人公のチョコちゃんがいい。読み終わった後すっきりとした気分にさせてくれる。
    あと話によって書体を変えているのは凝っていていいと思った。

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    2012年06月10日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

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    好き好き大好き超愛してるで芥川賞の候補になるも選ばれなかった舞城さんの小説。出だしからつかみはOKで、女子高生の主人公のセリフに無理がないのもいいです。同時収録の短編も好きです。この人他には軽めの推理小説もかいていて映像化されるそうですがわたくしはこういう小説のほうが好きですね

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    2022年07月21日
  • されど私の可愛い檸檬

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    されど私のかわいい檸檬、は身近などこにでもありそうな話で、そこに付随するやるせなさだったり諦めだったりが滲み出る。綺麗に締められた感があったけれど、要は夢を諦めた人の話で舞城作品のなかでもかなり鬱々とした内容だったなと。でもそれを緩和しているのは淡々と語られる文体だけど、心理描写はかなり丁寧。

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    2026年02月06日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

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    初めは、改行無く文字で埋め尽くされたページに圧倒され、意味の分からない言葉を読むのに苦労したが、慣れてくるとクセになる文体に登場人物たちがイキイキとしてくる。舞城王太郎はクセがクセになる作家なのかも知れない。

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    2026年01月27日