舞城王太郎のレビュー一覧

  • バイオーグ・トリニティ 3

    舞城氏の他作品を連想

    無限連鎖で中に入って、というテーマはTVアニメで見た「ID〜」にも通じるものなのでしょうね。これ、先が見えない戦いになっていますね。
  • 好き好き大好き超愛してる。
    「タイトルを見ただけでうんざりした」
    うーん、もったいない。このタイトルがぴったりなのに、この小説。と思うとやっぱりタイトルで合わないなら本文も合わないのかな。
    タイトル込みで私は大好きな作品です。
    「♥♥♥UI♥U!」副題もかわいいし、直球。

    「主人公」が、「好きな子」を失ってしまう話が続く短編...続きを読む
  • 好き好き大好き超愛してる。
    「愛は先立たれて永遠になる」

    亡くなった命を愛する気持ちは、よく分かります。亡くなった大切な人、もしくはペット。私は今でも好きです。
    彼らに一言伝えられるなら、やはりこう言うのでしょう。
    「好き好き大好き超愛してる」
  • 煙か土か食い物
    2001年デビュー作。出だしから最後まで凄まじく疾走。この感覚は経験したことがない。改行なく文字で埋め尽くされた頁に怯みますが口語基調なので読みやすい。文字の密度が主人公から次々に湧き出てくる想いと同調して、こちらの読むスピードも加速していきます。
  • されど私の可愛い檸檬
    いろいろな人の人生を覗き見した感じで面白かった。

    「幸福とはそれを感じる人間のものであって、他人が観察するものは全て偽物なのだ。」

  • ID:INVADED(1) #BRAKE-BROKEN
    テレビ続編の内容導入としては十分と思う。
    カエルちゃんは相変わらずだがw
    個人的には、松岡と本堂町のバディが見れただけでも嬉しい。
    しかしまあ、いいところで二巻か。入手せんと。
  • スクールアタック・シンドローム
    「スクールアタック・シンドローム」4
    「我が家のトトロ」3
    「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」3
  • 好き好き大好き超愛してる。
    冒頭の「愛は祈りだ。」が本著の全てな気がする

    短編集的な感じだかそれぞれの物語に相関はなく、またぶっ飛んだ設定の世界に急に飛ばされたりとちょっと落ち着かない一冊だった

    ただどの話も設定を飲み込んでしまえば楽しめる
  • 煙か土か食い物
    『淵の王』がなんかよく分からないけどすごく良かったので、他の作品も読んでみたくなった舞城王太郎。

    奈津川四郎は、不眠症で腕のいい外科医だ。サンディエゴの病院で働いていて、女にはモテモテでセックスだってし放題。あるとき、日本にいる彼の母親が何者かに殴られ、土に埋められて意識不明の重体だという連絡が入...続きを読む
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)
    星2つにしようかと思ったけど、表紙の山口藍さんの画が好きなのでプラス1点。

    割と面白かった第1部と、
    読み易い文体なので、退屈はしないんだけど、読み終わった後に「こんな描き方する必要あった?」と思ってしまう第2部。
    第3部は元々短いんだけど、早く読み終えて次の本に行きたくて、飛ばすように読んだ。
    ...続きを読む
  • ID:INVADED(3) #BRAKE-BROKEN
    相変らずぶっとび推理だが、ここまでくるともはやバカミスである。だいたい徐々に過去に戻るのではなく、突然過去に戻るので、描写がをかしい。
  • 短篇五芒星
    美しい馬の地 3
    アユの嫁 2
    四点リレー怪談 2
    バーベル・ザ・バーバリアン 3
    あうだうだう 3
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)
    「熊の場所」の書き直し
     前回三島賞候補になった「熊の場所」は選評での指摘通り、神戸の酒鬼薔薇事件を扱ってゐたが、選評を読むと銓衡委員の不満が窺へた。で、今回阿修羅ガールをよんでみて、また酒鬼薔薇事件を扱ってるではないかと思った。舞城が熊の場所の選評に反応したとしか思へない。
     構成は複雑ではなく言...続きを読む
  • JORGE JOESTAR
    相変わらずの舞城王太郎で、これ誰かの夢の話?っていう感じで進むけど、章の終わり頃には引きのある終わり方するからイヤ(褒め言葉)
    「虹村不可思議」と「虹村無量大数」は酷過ぎて笑ってしまった。
    パロ名と実名がバラバラなのは何でなんかな?


    ジョージ・ジョースターは若くして死んだ、の前提で読んでたから結...続きを読む
  • 好き好き大好き超愛してる。
    この作者の作品は九十九十九という作品しか読んだことがなかった。
    その作品は当時途中で断念するほどエログロ怪奇で、それ以来舞城王太郎はなんとなしに避けていた。

    ふと、好き好き大好き超愛してる。が書店で目に入り、何故か購入。

    治と柿緒の話と治が書いた小説が交互に入ってるスタイルなのか?全体的にはよく...続きを読む
  • 好き好き大好き超愛してる。
    -あらすじにも満たぬ何か-
    愛と小説、好きな人が死にゆく事についての短編物語というか考察?


    -感想-
    実家に帰った際に、薄くてすぐ読めそうだったので大学ぶりに再読。
    当時もっと感動してた気がするけど、感動は少し薄れてしまっていた。
    理由は分からないままだ。

    冒頭から愛は祈りだと繰り返される。
    ...続きを読む
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)
    冒頭、びっくりさせられるよね。
    二昔前ならあばずれ(死語)の言う言葉。
    しかし、生き生きとした文章になっているよ。

    明治時代の言文一致運動を彷彿させるというのはおおげさかな。
    当時の新聞連載の大衆小説とかの会話の部分はかくやと思う。(徳田秋声「あらくれ」とか泉鏡花「婦系図」二葉亭四迷「浮雲」田山花...続きを読む
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)
    ここのところ舞城王太郎中毒で、順番に読んでるんだけど、このネット社会で舞城王太郎が覆面作家であり続けてるのは奇跡なんじゃないかと思っていろいろネットサーフィン(死語)してたら、舞城王太郎女性説に遭遇した。
    軽くショック。全くその発想は無かった。
    でもその後で舞城王太郎のTwitterアカウントを知っ...続きを読む
  • 煙か土か食い物
    20年前とは思えん作品だった(いい意味で)
    暴力!暴力!グロ!暴力!て感じだけどちゃんとミステリだし家族の話だし全部伏線回収してくれる。
    モノローグがやたらと煩いけど気づいたら話がすっごい進んでてビックリする。
    濃ゆい本だな〜…。
  • 煙か土か食い物
    ハードボイルド。
    オラオラな主人公が周りのみんなを使って、頭脳で謎を解くっていうパターン。
    生活環境って大事。
    ちょっとなんで?って部分もあったが、
    スピーディーで読みやすかった。
    復讐は復讐を生むだけだ。