舞城王太郎のレビュー一覧

  • 山ん中の獅見朋成雄
    舞城さんの作品を初めて読んだのがこれ。
    すぐに独特のありえん世界にはまった感あり。

    グルーヴ感と冷めた感のバランスがよいね。
  • みんな元気。
    内容がくるくると変わっていくのについていけずむーんと唸っていたけど最後のまとまり方は素敵だなと。舞城さんの作品はもっと読んでみたいと思いました。
  • 山ん中の獅見朋成雄
    こんなところにも擬音師匠!
    しゅきりじゃしん しゃ がしお
    しゅきりじゃしん しゃ がしお

    キャラクターが全員憎めない感じ。
    モヒ寛とか濡暗樹とか名前もかわええ〜

    すごく爽やかだった。サワヤカ!
  • 熊の場所
    3作収録。「熊の場所」、「バット男」、「ピコーン!」。
    「熊の場所」が新書で発売されたときに『あなたの「熊の場所」はどこですか?』という帯がついていた。
    熊の場所とは自身の逃れられない恐怖の拠。私の熊の場所はどこだろうと考えさせられた。
    「バット男」は個人的にはあまり好きな話ではないが、人間の弱さと...続きを読む
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)
    好き好き大好き超愛してるで芥川賞の候補になるも選ばれなかった舞城さんの小説。出だしからつかみはOKで、女子高生の主人公のセリフに無理がないのもいいです。同時収録の短編も好きです。この人他には軽めの推理小説もかいていて映像化されるそうですがわたくしはこういう小説のほうが好きですね
  • 好き好き大好き超愛してる。
    好きだから生きていて欲しい、君が君じゃなくなっても、どんな形であれ。愛とは時に自分勝手だ。
    正直理解できない箇所がありましたが、20年前の文章ですが新しく感じ不思議でした。
  • 煙か土か食い物
    何とも形容しがたい作品。
    文体に関しては好意的なレビューが多いが、個人的にはあまり好きな文体ではない。改行が少なく登場人物の会話も続けて表現されているので正直読みにくく何度か挫折しかけた。自分の読解力がないせいもあるが・・・
    中盤~後半にかけて黒幕が判明したあたりもやや強引だった気がする。しかしテン...続きを読む
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)
    舞城王太郎は2冊目だけど、この人結構好きだ!
    書き方はティーン小説というか、ラノベのような感じ?
    背面のあらすじでファンタジーかな?と思ったけど、これはファンタジーだったのか…?
    終始何が何だかよく分からなかったけど、分からなくてつまらないではなく、分からなくてなんか面白いって感じだった。
    最後まで...続きを読む
  • 煙か土か食い物
    とにかく勢いが凄かった.
    後半はハチャメチャすぎて常に???にはなってた.
    勢いさえ保てれば理屈なんてどうでもいいって感じなんだろう.バカミスよね?あまりに荒唐無稽すぎるので
  • 煙か土か食い物
    初舞城王太郎でしたが、吹っ飛んだキャラクターメイクでガンガン押し切る小説かと思いきや、福井の土臭い田舎に舞台はさっさと移動し、血の因果というべきか、血生臭い暴力の連鎖で過去から現在へと紡いでいき、それでも将来へと希望を繋げていくというストーリー。
    正直、間の過去編が長く、中だるみしてしまったし、ミス...続きを読む
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)
    なんか分からんけど、次の展開が気になるようなパワーを感じた
    だから三島由紀夫賞受賞したのだと思う
    それよりも一緒に併録された「川を泳いで渡る蛇」の方が個人的には刺さったかな
  • 獣の樹
    成雄3部作のトリで、今までの舞城作品全部載せをやろうとしているようだがうまくまとまっていない。ちょうど真ん中辺りまで面白く、そこから初期作の雰囲気に移行しようとするが急に面白くなくなる。言葉だけがごちゃごちゃ多くて、中身がない。迷走を感じる。
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)
    そういえば読んだことないかも、と思って。
    なんか人間のイヤなところ、生臭いところを執拗に描いた作品で(そういうのを続けて読んでしまったのもあるが)少々胸やけがした。
    「川を泳いで渡る蛇」はちょっと好き…かな。
  • 煙か土か食い物
    ドラえもんのくだり、いる?
    とか
    警察車両の細工は誰の何だったの?
    とかの諸々に、
    突っ込んだら負けなのだろう。

    個人的にはやや苦手だがハマる人にはハマる独特の書き口にも、一つ一つに大した意味はないのだろう。

    疾走するようにドバァーっとストーリーが展開していく中で、兄弟と父親に関する描写だけ丁寧...続きを読む
  • スクールアタック・シンドローム
    短編三作品を収録しています。

    「スクールアタック・シンドローム」は、30歳の父親と15歳の息子の物語。精神を病んでしまったことを理由に、ソファで日がな一日すごしている三田村は、家のなかに入ってきた知らない男と乱闘になり、彼の耳をかみ切りますが、やがてそのことが暴力の連鎖の一コマを占めていたことが明...続きを読む
  • 好き好き大好き超愛してる。
    恋愛とはそういうものなのだ。
    結果としてどうなったかではなく、ほんの一瞬でも気持ちが通じ合ったかどうかなのだ。
  • 熊の場所
    それぞれのエピソードでテーマらしきものがあるが、どれもあんまり私には刺さらなかった。各エピソードのテーマは「怖いことのあった場所にはすぐに戻るべし」「弱者が弱者として維持されているシステムが世界にはある」「自身の選択によって世界を変えられる」みたいな感じだろうか。
    最後の「ピコーン!」は、胡乱な殺人...続きを読む
  • 煙か土か食い物
    延々と続くモノローグ。改行を忘れたのかと思わせる脳内の垂れ流し。なるほどこんなスタイルかと受け入れる。対数螺旋曲線やドラえもんやら出てきて、ちょっとミステリーっぽい。
    ずっとこの調子だとしんどいかなと思ったが、TENの二郎の章になったところで様子がガラリ一変。暴力の応酬。酒鬼薔薇聖斗みたいのも出てき...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 1

    吹き出しが読みにくいです

    単純な話、書き文字とかは縦書きもあるのに、吹き出し内が横書きなのに、右から左へのページ構成はそのままなので、読みづらいですね。敢えての効果も、あまりなかったですよ。
    画力はだいぶ上がっているだけに……
  • バイオーグ・トリニティ 2

    融合し続けたらどうなる?

    主人公のお2人、早い段階で一心同体みたいになってしまって、これを繰り返すと、どうなるのでしょうね。無理矢理剥がせないので、ずっと一緒にいるのでしょうが……