舞城王太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
例によってミステリーとしても小説としてもメチャクチャ( ´ ▽ ` )ノ
ミラーやフォークナー、ジョイス系列の「意識の流れ」小説を、一人ノリツッコミ満載の漫談仕立てにしたところがミソ( ´ ▽ ` )ノ
ちゃんと書けば普通(以上)のミステリーを書く腕を持ってる作家であるからこそできる「お遊び」だね( ´ ▽ ` )ノ
改行の回数増減で文章のテンポを表現してるところが面白い( ´ ▽ ` )ノ
「時効警察」なんかのバカドラマっぽくもあるけど、ぶっ飛びさ加減はそれ以上( ´ ▽ ` )ノ
落語「らくだ」の現代版アレンジ(?)「ピングー」には笑った( ´ ▽ ` )ノ
まあ、ペヤング焼きそばチョコソースみたいなもんで、常食には到底向かないけど、ネタとしてたまに食べてみるには最適だね、O太郎( ´ ▽ ` )ノ
ゴキブリが入ってるかもしれないし( ´ ▽ ` )ノ
2019/04/07 -
Posted by ブクログ
ネタバレ10年ぶりくらいだろうか。再読
「スクールアタック・シンドローム」
15歳の時に生まれた別居中の息子。その息子がノートに学校襲撃計画を立てているという話。一応父と息子の関係、それから「暴力は伝染する」、「過剰防衛、マタギ(攻撃者)と獲物(被害者)?」といったことがテーマなんだろうか?舞城の主人公たちは考えていることを直接的に表現するから、普通は物語の進行とか、ストーリーを通して間接的に表現するんじゃないのかな?ってことまで何だか解説してくれているみたい。
他の作家だと説明しすぎて嫌になるようでも、舞城の作品であればそれほど気にならない。また見開き全ページ軽い調子の会話文だけで構成されているようなのも懐かしいおなじみ。
ただ、舞城の主人公たちはいつも自分が正しいかのように振る舞う。もちろん間違っていると自覚していることもある。でも、この話でも息子は結局猫を殺しているわけだし、自分が無職であって酒に溺れてたことを、そういう時期もあるとして片付けているようにも読めないだろうか。全体を通して、なんやかんやで看過できない一線は超えてない、これでいいんだ、みたいになっているけど、結局のところ「ソマリア」の話もそうだけど倫理的にアウトなものもある。どうかなと思うものもある。スクラップの過程もないし、ビルドも他力というより自力で気づける主人公。
「我が家のトトロ」
本来の生活からの逃避なのか、救いなのか、そうしたものを「トトロ」と呼び、表現している小説。これも自分自身で、短編のテーマを解説しちゃっている。それとも何か別のテーマがあるのかもしれない。読後感は一番良かった。
「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」
暴力をさらっと描いている。救いのない話だった。ただ、「ソマリア」は何度も蘇っているし、どんな残酷さもさらさらと日常に同化していく。
そういえばディスコ探偵でも、ある「想い」が具現化して作り出される「分身」のモチーフはあった。
これぞ初期の舞城という感じ。主人公は本書中一番素直だったかもしれない。 -
Posted by ブクログ
芥川賞の候補作だったらしい。推した委員もいたそうだけど受賞には至らず。そういった作品だったみたい。否定的な評のいいたいことはわかる気はする。わかるけど、そういった批判を差し引いても素直に面白かったと思う。こっちとあっちをブリッジできてると思う。こっちの人には評判悪いかもしれないけどあっちの人にも伝えようという意気込みと企みをこの作品には感じた。面白い感じで人が出入りする。多少ご都合的な展開かもしれないけど気にならないくらいの文章の面白さがある。面白いから読んでみたら?と普段読まない人にも薦められる。そして、普段読まないような人が読んでもきっと面白いだろうし、純粋に小説が好きな本好きが読んでも面白い作品になっていると思う。ちょっと変わったお姉ちゃんのお話。なんか結構共感してしまい面白かった。