舞城王太郎のレビュー一覧

  • ビッチマグネット
    よかった!
    何かを吹っ切るための小説。

    ふわふわ頭の中を漂っているようなもやもやしてくろいくろいやつが、何か一つだけ、消えたような気がするのです。
  • ビッチマグネット
    割と順不同に読んでいる舞城作品。
    「あたたかい水の~」系統で、もっと昔にこういった小説を読めていたら、と思うのです。
  • ディスコ探偵水曜日(上)
    新書だとすっごく分厚くて買うのも借りるのも躊躇していたので、文庫でとりあえず上巻だけ。
    相変わらず異常が常識だし、ギリギリ推理についていけない感じだけど、どんどん続きが読みたくなる不思議な魅力があった。
    舞城さんの描く女子はなんだかリアルな感じがして好き。
  • スクールアタック・シンドローム
    【本の内容】
    崇史は、俺が十五ん時の子供だ。

    今は別々に暮らしている。

    奴がノートに殺害計画を記していると聞いた俺は、崇史に会いに中学校を訪れた。

    恐るべき学校襲撃事件から始まった暴力の伝染―。

    ついにその波は、ここまでおし寄せてきたのだ(表題作)。

    混沌が支配する世界に捧げられた、書下ろ...続きを読む
  • 世界は密室でできている。
    【本の内容】
    十五歳の僕と十四歳にして名探偵のルンババは、家も隣の親友同士。

    中三の修学旅行で東京へ行った僕らは、風変わりな姉妹と知り合った。

    僕らの冒険はそこから始まる。

    地元の高校に進学し大学受験―そんな十代の折々に待ち受ける密室殺人事件の数々に、ルンババと僕は立ち向かう。

    [ 目次 ]...続きを読む
  • 熊の場所
    【本の内容】
    猫殺しの少年「まー君」と僕はいかにして特別な友情を築いたのか(『熊の場所』)。

    おんぼろチャリで駅周辺を徘徊する性格破綻者はゴッサムシティのヒーローとは程遠かった(『バット男』)。

    ナイスバデイの苦学生であるわたしが恋人哲也のためにやったこと(『ピコーン!』)。

    舞城パワー炸裂の...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 4
    明かされる世界の秘密。フミホがようやく絡んでくるよ!そして動き出す藤井君。ようやくすべてが回りだす。
  • バイオーグ・トリニティ 3
    面白くなってきた! ただフミホちゃんの役割が未だにはっきりしなくてもやもやする。ストーリーラインは見えてきて、案外王道バトルものになるのかな? 続き気になります。
  • 熊の場所
    どれもそこそこ良かったけど「ピコーン!」の無意味な死を意味のある死に見立てるというアイデアは面白くてそれだけでなんだかメッセージ性があるよなぁと思いました
  • 世界は密室でできている。
    ミステリと青春の熱。トリックそのものにはそんなに惹かれないけどそれを取り巻く狂気と人間模様が「煙か土か食い物」と同様面白い。でも「煙」のほうが好き。ナチュラルに他作品リンクされてるのも舞城らしいのかな。
    とにかくタイトルは秀逸。
  • バイオーグ・トリニティ 4
    世界の構造も見えてきて盛り上がってまいりました。大暮維人っぽさはたっぷりだけど、舞城っぽさはまだ足りない気がする。もっとやらかしてほしい。
  • バイオーグ・トリニティ 4
    面白くもあり、困難なストーリーになってきました。
    まだ、なんとかわかりますが。同じ人物三人いるんだっけ?←
    漢字がメンドイので名前はカタカナで表記しますが、フミホさんはホサくんが好きっていうフラグ立ってましたが、ネクロマリア様見てると、遺伝子レベルでは藤井くんが好きなの?っと思ってしまいましたが。
    ...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 4
    “「体……もういいの?」
    「いえ死ぬ程キツイです 女としてはじめて生まれた朝のように」
    「は?」
    「女としてはじめて生まれた朝のようにッッ!!」
    「え?え!?何?何!?」”

    今巻もかっけぇ!
    藤井君が流されるだけじゃなくなってきてる。
    "ぷちっと"からのきゅるきゅるのシーンが気になる。

    “「世界...続きを読む
  • ディスコ探偵水曜日(上)
    印象に残ったセリフに

    痛いけど、こんなのは予防接種と一緒だよ、大人になった時のためにちょっと我慢するだけさ。どうせ大きくなったら忘れちゃうよ

    全然正確では無いんだけどこんな内容のことが書かれていて

    実際に行われていたことは幼女レイプなんですが

    なんか説得力があって覚えています
  • バイオーグ・トリニティ 1
    なんとなく敬遠していたのだが、とても面白かった。

    〈無自覚な全能者を無自覚なままでいさせようと周囲が奔走する〉という構造は、涼宮ハルヒシリーズへのオマージュだろうか。

    こちらは完結して欲しい。
  • 獣の樹
    読み終わるまでだいぶ時間がかかった気がする。

    読み終わりが見えてきた頃には、物語初期(成雄が記憶喪失だとか、中学校に編入したりとか、鬣触ろうとした同級生の皮膚をえぐったりとか)からはだいぶ成雄も変わっていて。

    ボアダムスのワンサクの演説は、読んでいて、「まじよく書いたなー」と、帯の「凄まじい文圧...続きを読む
  • ディスコ探偵水曜日(下)
    『ドグラマグラ』のように堂々巡りし、『黒死館殺人事件』のように奇想夢想蘊蓄がゴージャスに詰めこまれ、『虚無への供物』のようにメタメタしく人を食った一大衝撃小説。
    ついでに終わり方は『ナルニア王国物語』を思い出した。
    こんなものよく書けるな。凄まじい。

    と、感心はしたけれど、途中のディスコが時空を好...続きを読む
  • キミトピア
    「真夜中のブラブラ蜂」「美味しいシャワーヘッド」は、なんか舞城作品のなかでも新しい感じがした。犬に噛まれて田原俊彦歌いだすシーンは電車の中で笑いをこらえるのが大変だった。チイちゃんのくだりはぞっとした。あと特に好きなのは「やさしナリン」「添木添太郎」「あまりぼっち」。特に「添木添太郎」はよかった。や...続きを読む
  • イキルキス
    【イキルキス】青春。【鼻クソご飯】タイトルの意味やっと分かった。【パッキャラ魔道】一番よかった。【アンフーアンフー】思考垂れ流し系。【無駄口を数える。】一番綺麗。全体的に、わからないことはそのままにしといた方がいい、良い悪いはっきりさせることはできないんだ、みたいな主張が見られたような気がします パ...続きを読む
  • イキルキス
    パッキャラ魔道が好き。苦痛とか不安とか後悔とかの中でみんな色々失敗して悪さして人に優しくできなくなったりもするけど、一生懸命生きたらいいよパオパオパ。