ビッチマグネット

ビッチマグネット

594円 (税込)

2pt

すべてを分かち合う仲が良すぎ? な香緒里と友徳の姉弟。夫の浮気と家出のせいで、沈み込みがちな母・由起子。その張本人である父・和志は愛人・佐々木花とのんびり暮らしている。葛藤や矛盾を抱えながらもバランスを保っていた彼らの世界を、友徳のガールフレンド・三輪あかりが揺さぶりはじめて――。あなた自身の「物語」っていったい何? 優しくて逞しい、ネオ青春×家族小説。

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ビッチマグネット のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「すねなんか好きなだけかじればいいけど ー 心はかじられると、痛いし、辛いし、ねえ、苦しいし…かじられた分、心ってのは削られて減るんだわねえ…」

    「『吸血鬼は実在する』って書いてあったんだよ、それもキリンの脇の下に。怖くない?」
    「何でそんなとこに書いてあんのよ」
    「逆に、そこにしか書けなかったん

    0
    2014年09月20日

    Posted by ブクログ

    その時その状況の登場人物達の考えやあれこれが面白い。相変わらずと言えば相変わらず。でもちょっとは温かみがある良い小説だったと思う。どこかで誰かが言ってた気がするけれどやっぱりタイトルは矮小な感じがします。タイトルだけじゃなくて、ところどころそういう偽悪的な、あえて矮小らしく振る舞おうとするような文章

    0
    2014年09月03日

    Posted by ブクログ

    舞城作品の中で特に好き。
    これまでの舞城作品では、どこかしらファンタジー的だったり、SF的な要素があったが本作はそういったものがほぼない。かなりリアリティラインが高く
    設定されている。本作の主人公は、ひたすらうじうじ悩むタイプ。卑屈さこそないけれど、自分で考えを広げた先から否定してその先に進もうとし

    0
    2023年09月01日

    Posted by ブクログ

    芥川賞の候補作だったらしい。推した委員もいたそうだけど受賞には至らず。そういった作品だったみたい。否定的な評のいいたいことはわかる気はする。わかるけど、そういった批判を差し引いても素直に面白かったと思う。こっちとあっちをブリッジできてると思う。こっちの人には評判悪いかもしれないけどあっちの人にも伝え

    0
    2017年12月18日

    Posted by ブクログ

    弟を持つ一人の女の子の物語。両親が離婚する話なのに、何故か暗さが無いのが良い。むしろ爽やか。
    タイトル?って感じだけど、途中で分かる。本文中で解説あります。
    後半は文字を太字にしてまで人生で大事な教訓を問いてくれる。全く同じ文章が二回出てきて、これが筆者の伝えたいことなんだろうなと思った。
    でも一箇

    0
    2015年01月11日

    Posted by ブクログ

    舞城王太郎の作品の読後ってなぜこんなにも生きる力が湧きあがってくるのだろうか。しかも、ジワジワと…ではなく、ぐわぁぁあー!っと。エナジードリンクを飲んでも感じたことのない、この走り出したくなる気持ち。

    アンビバレントな気持ち。
    決定的に自分の価値を無駄にした人が、自分を振った人だ。そんな人にまだ気

    0
    2014年10月10日

    Posted by ブクログ

    よかった!
    何かを吹っ切るための小説。

    ふわふわ頭の中を漂っているようなもやもやしてくろいくろいやつが、何か一つだけ、消えたような気がするのです。

    0
    2014年09月09日

    Posted by ブクログ

    割と順不同に読んでいる舞城作品。
    「あたたかい水の~」系統で、もっと昔にこういった小説を読めていたら、と思うのです。

    0
    2014年09月08日

    Posted by ブクログ

    ストーリーにすると特になんてことのない話だが、それを面白くするのがこの舞城。
    …まあ、そこまで面白くはないんだけどね。

    0
    2016年08月31日

    Posted by ブクログ

    単行本でも読んでいたんですけれども、今回もう一度読みたくなって文庫版買っちゃいました…。

    まあ、内容は知ってはいたんですけれども、うーん…そこまで、つまりは再読したくなるくらいの内容ではなかったかも…しれませんけれども、舞城氏の作品で女性主人公というのはなかなかに珍しいものがあると思われ、そこは興

    0
    2015年10月20日

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