舞城王太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
一般論に「世界を変えたければまず自分が変わるべき」というのがありますね
そりゃ、物事の順番として
「まず自分が」というのがスジであろうと僕なんかも思う
しかし、そうであるからといって、いったい誰が保証してくれるだろうか
「自分が変われば世界も変わる」なんてことを?
そうだ、自分を変えたからといって、それに合わすように
世界のほうでもその形態を変えてくれるわけでは、必ずしも、ない
特に、彼がこの世界における「異物」だったりなんかした場合にはね
そして、世界の変わらないことを「自分の変わりかたが足りないからだ」
「自分の変わりかたが間違っているからだ」
などと思い詰めたあげく
寛大さや誠実さや正 -
Posted by ブクログ
間違いのほうが正しい答えよりも正しい場合があって、これがそうなのである。
(冒頭より)
やさしナリン
添木添太郎
すっとこどっこいしょ
ンポ先輩
あまりぼっち
真夜中のブラブラ蜂
美味しいシャワーヘッド
全てのお話で、誰かが何かしら混乱してて、それに共感したり、笑ってしまったり、なるほど〜と思わされたり。
始めの4篇が好きでした。
すっとこどっこいしょの「ニンニン」からの「くせ者ーっ」の流れとか大爆笑です。いやぁ、ますぅヤバイ。ヤバすぎる。
P116
神がごめんとひと言謝ってきたなら許さないでもないという気持ちで生きている。
P260より
言葉は間違える。
感情も間違える。
心も間 -
Posted by ブクログ
“榎本芙三歩のことを好きになってから僕はずっと落ちつかなくて、そわそわもぞもぞ、それは興奮していると言うよりいささか混乱しているのだった。なぜなら好きというのは僕の中に生まれた全く新しい気持ちだったし、僕はそれがこんなふうに乱暴でとっ散らかっててちっとも休もうとせずにぶくぶく脹らんでゴンゴンいろんなものにぶつかりかち合い僕の中にそもそもあった展望や計画や気分や価値観を無茶苦茶に壊してしまうとは知らなかったのだ。皆誰かのことが「好き」とか言って笑ってるときこんなふうに内心グルグルしてたのかよ、本当に?と僕は疑わざるをえなかった。”
やだ格好良い。
よく分からない世界観にぽいと放り投げられる感じ -
Posted by ブクログ
ネタバレ読む画集なんて呼ばれることもあるグレ吉の漫画だが、舞城王太郎とタッグを組んだことでどう変わるのか。
人外や武器のデザイン・描き込みは健在で、設定も作り込まれているのでとにかく情報量が多い。
その上台詞の大部分が(右綴じなのに)横書きという実験的なことをしているものだから、読み進めて世界観を掴むのに多くの人が苦労するだろうと感じた。
この手法には賛否両論有るだろうが、縦書の台詞が際立つので個人的には有り。
物語冒頭の見開きいっぱいに書かれた主人公の恋の苦悩(中央の文読めない・修正求む)や、1巻最後の合体直前のシーンが良い例だと思う。
タイトルについては、バイオとオーグを合わせた造語なんだろ