舞城王太郎のレビュー一覧

  • 世界は密室でできている。

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    面白かった。
    最後は少しシリアスな場面だったけど、友紀夫とルンババの友情が固いものだと伝わって感動した。

    舞城王太郎氏の作品は初めてだったが、まるで大阪のしゃべくり漫才を観ているかのような疾走感は読んでいて気持ちいいものだったし、笑える部分も多々あって素晴らしい作品だったと思う。

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    2025年01月13日
  • JORGE JOESTAR

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    ひたすら分厚くて、ずっと何を読まされているんだろうと思いながらとりあえず読んだけど、結局のところカーズ様最強

    「世界が円環ならば、勝ち逃げはできないのだ、ディオ・ブランドー。絶望の用意はいいか?」

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    2024年12月18日
  • 私はあなたの瞳の林檎

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    青臭いけどわりとすき。これが三部作のひとつめなのか。

    ・私はあなたの瞳の林檎
    酷い境遇にいたから少しの間でも救ってくれた人間を特別に思ってしまった女の子と、救ってしまったことで見た内側を特別に思ってしまった男の子のねじれ恋愛。自分から好きって言えなくても他の人のものになるのは嫌。もとから私のなんだから。愛し方も愛され方もわかってなくて苦しい。まあ子どもだから……。

    ・ほにゃららサラダ
    芸大生のマウントとか焦りとか恋愛とか芸術観とか。冗談とかマウントとか悪意とかまっすぐに受け取っちゃうし、逃げたくて自虐しちゃうと持ってるものが見えなくなる。

    ・僕が乗るべき遠くの列車
    誰を好きかもわからず中

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    2024年11月23日
  • 短篇七芒星

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    知人おすすめ作品

    石の話
    性格悪い話
    花瓶の豚の話
    がお気に入り

    すすめてきた人にそれを伝えたら
    まだ読んでないという。
    なんやねん

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    2024年10月16日
  • バイオーグ・トリニティ 1

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    ・2周通読。わたモテ同様、キャラの使い捨てがなく、どのキャラもしっかり命が宿ってる
    ・極子とベルウッドみたいなメインキャラもとても魅力的なんだけど、サブ・モブキャラだと思ってたキャラが超重要なキャラだったパターンが多くて、とても興奮した
    ・物語世界の謎に少しずつ迫っていくという構造上、序盤は主人公とヒロインに感情移入も出来んし好きにもなれないしで辛い。が、そこをベルウッドと極子が救っている。中盤以降は、主人公とヒロインのバックボーンも明らかになっていき、すっきりしていく

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    2024年10月08日
  • 畏れ入谷の彼女の柘榴

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    タイトルのお話よ。
    なんちゅう胸糞ストーリーなの!!!
    なんか、本当に嫌な感じだった。
    妊娠した理由も。
    させた理由も。
    終わり方も。

    あなたの元奥さん、かなり悪いヤツだよ。
    なんで気づいてなかったの?
    結婚するくらい恋に恋してたから気づかなかったのかな。
    絶対(あんまり絶対って使わないけど、あえて使う)昔から人から嫌われるタイプだったはず。
    だってその片鱗ないとあそこまで考えなしの嫌なヤツにはなれないよ。

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    2024年10月02日
  • 短篇七芒星

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    どのお話も濃くてとても面白かったです!
    短編集はだいたい、好きなお話とそうでもないお話の差が激しかったのですが、この本はほんとに全部面白かったです。
    特に「代替」と「縁起」が好きです。

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    2024年09月28日
  • 短篇七芒星

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    読み終わったときに、自然に「面白かった。」って言ってしまった。
    パートナーさんの好きな作家さん。なんで今まで私が出会わなかったのか謎。スキ。
    この短編は、読んでいて同じ人が書いたの?…みたいな不思議な感じになった。
    スキ。
    ホラーやSFベースで、絶妙なグロ加減。そして、ちょっと甘酸っぱい青い春よ。
    なんだろ?
    大人になる前の少年の危うさみたいのが、直接的に描写はされてないんだけど、そこかしこに匂わせているように感じるところが凄く好き。
    ホラー、SF、グロだと思って読んでるんだけど、その中に感じる青春と恋愛。
    とりあえず、パートナーさんの家にあるやつ全部借りたい。

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    2024年09月16日
  • 短篇七芒星

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    話によって好みは分かれようが、どれも濃厚で満足度が高く、切り口と持ち味の違う話でたいへんよかった。

    個人的には一篇目が面白かったのがよかった。映画好きなら(さほどでも)だいぶニヤリと出来た。

    ホラー感ありつつも、「落下」「代替」もすごくおもしろかった。

    話によってはイマイチ突然終わった感、物足りなさがあるものもあったが、だらだら余計な理屈づけをしないクールさが良いという気もする。

    初めて読んだ作家だったので、他の作品もよみたくなった。

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    2024年07月13日
  • 煙か土か食い物

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    ネタバレ

    ページにびっしりと文字が詰まっていて、圧迫感があって、翻訳本のような感じ。全体的にスピード感がありテンポが良いけれども、ほぼ回想なので本筋の話はほぼ進まず、不思議な感覚。

    最後のセラピーを受け、「生きることは無駄ではない」ということを認識し始めた時からの主人公の心の動きがとても重く感じた。今までせき止めていた感情がようやく流れ出すのに、それもどこか第三者の目線。最後の「俺は~15時間経ったのにまだ起きない。よっぽど疲れていたんだね。」には、一体これは誰が言っているのだろうかと、ぞわっとした。

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    2024年06月30日
  • 熊の場所

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    「熊の場所」と「バット男」は個人的に好きな内容でした。特に「熊の場所」はお父さんの話も興味深かったし、全体的にどうなるんだろうって久々にドキドキしながらページを進められてとても良かったです。収録されている「ピコーン!」はちょっと合わなくて残念です。

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    2024年05月31日
  • 好き好き大好き超愛してる。

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    ”愛”の存在自体は永続的とも言えるが、一瞬の感情の交わりで愛を成立させるのすらわりと無理だし、フィクション的だと言い続けたい。しかし、虚構もまた存在である。だから祈ったらいいよ。わたしも祈ってみようかな。愛について語る人は、愛を持ってる人と、そうでない人だが、後者のほうが自己愛が強そう。つまり愛だよ。

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    2024年03月25日
  • 世界は密室でできている。

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    舞城王太郎作品をおすすめしてもらったので読んでみました。

    序盤からどぎつくグロテスクな表現が続き、顔をしかめながら読み進めると、軽快な一人称の語り口に気づけば引き込まれています。
    ぶっ飛んでいながらも友情、恋愛、青春の機微が切なく描かれています。
    中毒性が高いと思います。

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    2024年03月05日
  • 畏れ入谷の彼女の柘榴

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    ネタバレ

    正しさと優しさは両立しないことの方が多いと、つくづく思った。不思議の中に優しい物語を入れ込むのが舞城王太郎の凄さ。

    「畏れ入谷の彼女の柘榴」
    タイトルの語呂が良くていい。でも、モヤモヤする話だった。千鶴が不倫して出来た子供を「おめでたい出来事」と言い、そこから夫婦の関係が悪くなっても「雨降って地固まる」とか言っちゃうのも、イライラしてしまったが、「どのようなバカにも存在意義があって、この世の中の幸福につながるチャンスがそれなりにあるんだという俺の祈りが叶いますように」という優しさはなくてはならないような気がした。

    「裏山の凄い猿」
    「困っている人を助けようって気持ちがなくなったら社会は終わ

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    2024年02月03日
  • バイオーグ・トリニティ 1

    匿名

    無料版購入済み

    とにかくついてこいと言わんばかりの破天荒な展開だが、きれいな絵と相まって、読み進めやすい。多用される見開きも素敵だった。

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    2024年01月06日
  • 煙か土か食い物

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    ネタバレ

    個性的な文体で、スピード感があった。あまり改行もなく、文量が多いが不思議と読みづらいということはなかった。主軸が傷害事件と家族の話。主人公の語りも含め好感を持った。タイトルが祖母のセリフというのも印象的だった。

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    2024年01月05日
  • 煙か土か食い物

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    密度の濃い文章で、スピード感ある展開。
    タイトルは、祖母の死に際の言葉
    「人間死んだら、煙か土か食い物や」から。
    とても印象的で収まりの良いフレーズなので、どこか古典に出所があるのかと思いましたが、舞城さんの創作のようですね。
    アメリカで働く腕利の外科医四郎。本人は、神の一人とまで言う。そこへ、日本の実家から母親が事件に巻き込まれた連絡が入る。急遽、帰国。
    久しぶりの実家で、母親も含めた5人の女性の殴打生埋め事件の犯人探し。
    事件解決への見事な推理を展開しつつも、振り切った暴力描写に何故か溢れる家族愛。
    時折、ハイテンションな軽めの会話が入るけど、作者の頭の良さが滲んでいるから認めましょう。

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    2023年11月24日
  • されど私の可愛い檸檬

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    3つの話はどれも面白かった。
    特にトロフィーワイフが面白かった。
    「人はどんな状況でもある程度は幸せになる」っていうのは確かにそうだなって思った。その人がいないとダメだとか、その人がいるから特別幸せなんだっていうわけではないということがわかった。
    読み終わって、自分はその人とって特別じゃないんだって思う反面、相手の人に対しても、この人じゃないとダメだって思わなくてもいいんだっていう安心感?みたいなのがあった。
    とりあえず、言語化できないと思ってた気持ちをこの小説で明らかにすることができたし、理解することができた。

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    2023年10月25日
  • キミトピア

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    舞城王太郎作品では、感動と切り離されているようでいて人とは別の道で誠実さや愛にたどり着く主人公が多く登場するが、本作の主人公たちの世界や人間に対する興味のなさはかなり徹底していて突き放されているような冷酷な印象を受ける。特に「やさしナリン」や「あまりぼっち」「真夜中のブラブラ蜂」の主人公たちは冷たい印象で、「興味ないけど幸せになってね」ではなく「興味ないから」でおしまいにしてしまうようなタイプ。小説を読みながら彼らの思考に触れているとだんだん息苦しい気持ちになる。
    最後に収録されている「美味しいシャワーヘッド」という短編がそういう行き場をなくしている息苦しさの逃げ道を作ってくれるような話になっ

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    2023年09月29日
  • ビッチマグネット

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    舞城作品の中で特に好き。
    これまでの舞城作品では、どこかしらファンタジー的だったり、SF的な要素があったが本作はそういったものがほぼない。かなりリアリティラインが高く
    設定されている。本作の主人公は、ひたすらうじうじ悩むタイプ。卑屈さこそないけれど、自分で考えを広げた先から否定してその先に進もうとしない思考回路は、ドストエフスキーの『地下室の手記』を思い出した。序盤で登場する「夜の闇の中で、線路に沿って歩いていこうとするんだけれどその先がどうなっているかわからないといって引き換えしてしまう夢」は象徴的。そういった「象徴的な闇」に向かっておそるおそる一歩を踏み出すまでの、主人公の成長を描いた小説

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    2023年09月01日