舞城王太郎のレビュー一覧

  • 九十九十九

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    こんな人に薦められない小説ないなあと。

    小説読んでると、空気を掴むような話でさっぱり意味わかんないとかよくあるじゃないですか!
    でもこれはそんなんじゃなくて普通に話が難しすぎてよくわからない。1話の内容は実は二話の主人公のもとに届いた小説の内容で、実際その二話の主人公(1話の主人公と同一人物)が体験した過去とリンクしてるんだけど、そこには嘘と真実が混在しててどれが実際に起こったことかわからないです。で、その二話の内容も三話の主人公の元に届いた小説で…という風になっています。それぞれの話で創世記やヨハネの黙示録に見立てた殺人事件が起きるんだけどそれも嘘だったりホントだったり、そもそも見立て

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    2012年01月05日
  • 山ん中の獅見朋成雄

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    <僕の首の後ろにも、他人よりもちょっと濃いめの産毛が生まれたときから生えていて、これが物心ついたころから僕の抱えた爆弾だったのだけれど、十三歳になってすぐのある晩、自分の鎖骨をこすっていて、そこにいつもとは違う感触を感じてうつむいて、首元に赤くて長くてコリコリと固い明らかな鬣の発芽を確かめたとき、それまでは祖父と父と同じように背中に負ぶっているつもりだった爆弾が、気づけば僕だけ胸の上にも置かれていたと知ってショックで、その上さらにその導火線にとうとう火が点けられたのを実感して、僕は絶望した。―福井県・西暁の中学生、獅見朋成雄から立ち上がる神話的世界。ついに王太郎がその真価を顕し始めた。ゼロ年代

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    2009年10月04日
  • みんな元気。

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    内容がくるくると変わっていくのについていけずむーんと唸っていたけど最後のまとまり方は素敵だなと。舞城さんの作品はもっと読んでみたいと思いました。

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    2010年03月26日
  • 山ん中の獅見朋成雄

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    こんなところにも擬音師匠!
    しゅきりじゃしん しゃ がしお
    しゅきりじゃしん しゃ がしお

    キャラクターが全員憎めない感じ。
    モヒ寛とか濡暗樹とか名前もかわええ〜

    すごく爽やかだった。サワヤカ!

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    2009年10月07日
  • 熊の場所

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    3作収録。「熊の場所」、「バット男」、「ピコーン!」。
    「熊の場所」が新書で発売されたときに『あなたの「熊の場所」はどこですか?』という帯がついていた。
    熊の場所とは自身の逃れられない恐怖の拠。私の熊の場所はどこだろうと考えさせられた。
    「バット男」は個人的にはあまり好きな話ではないが、人間の弱さというか、本質について考えさせられる。
    「ピコーン!」は悲しいけれど主人公のチョコちゃんがいい。読み終わった後すっきりとした気分にさせてくれる。
    あと話によって書体を変えているのは凝っていていいと思った。

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    2012年06月10日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

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    好き好き大好き超愛してるで芥川賞の候補になるも選ばれなかった舞城さんの小説。出だしからつかみはOKで、女子高生の主人公のセリフに無理がないのもいいです。同時収録の短編も好きです。この人他には軽めの推理小説もかいていて映像化されるそうですがわたくしはこういう小説のほうが好きですね

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    2022年07月21日
  • 短篇七芒星

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    ろくでもない人間がいる。お前である。

    幼い頃に拾ってきた石に懐かれた少年(『雷撃』)、生まれた時のことを鮮明に語る娘(『縁起』)。日常と異界を結ぶ短編集。

    怪異系寄りの作品群という印象で、どの話も冒頭の惹きつけから、奇抜で自由なアイデアが日常に落とし込まれる。行き着く先の読めないストーリーと、短いながら登場人物がしっかりとした自己意識を抱いてるのが素敵。特に短編『春嵐』は語り手の混乱やもやもやが、不自然なく予想外の帰結に至るのが面白かった。どれも口語調で読みやすい反面、描写が少ないのが好みを分けそう(266頁★3.4)

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    2026年06月14日
  • 短篇七芒星

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    ネタバレ

    友達が選書してくれた本
    知らない作者知らない本!だと思っていたけど、『代替』の書き出し、「ろくでもない人間がいる。お前である。」は、バキ童チャンネルで紹介されていて知っていた。

    不思議なお話が7編収録されており、どれもわりかしハッピーエンド

    「代替」と「雷撃」が好きだった
    「雷撃」は、小さい頃拾ってきた大きな石が、どこに捨てても自分の元へ戻ってくるお話。
    いじめられたりすると石が成敗してくれたり、それが理由で友達と疎遠になったりとちょっと怖くなりそう。
    でも人形とかじゃなく石だから、全然恐怖はない感じとかが不思議な読書体験だた

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    2026年06月14日
  • 淵の王(新潮文庫)

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    それぞれの物語がどう繋がるかわからないながらも、いちいち面白い。主人公を見つめる目が語るスタイルも斬新。ただ、物語の終わり方は解せないし、なんの話なのかわからない。自分の読解力の無さゆえなのだろうか、、、

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    2026年06月06日
  • 短篇七芒星

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    講談社文庫、朝井リョウさんセレクトで、はじめましての作家さん。
    不思議な世界観。1話目が好きでした。

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    2026年05月26日
  • 九十九十九

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    清涼院流水のコズミック・ジョーカーを読んでからの舞城王太郎の九十九十九を読む私。
    幻影城や鴉城 蒼司が出てくるが、全くの別物だ。美しすぎて相手が失神する所だけが同じ。舞城のエログロが辛い。
    第二話、第三話と読んでいくと、「ん?違う世界線?」
    となって引き込まれる。大爆笑カレーが登場。
    だんだん、本当の九十九十九が描かれる。のだけど、首が三つとか、醜いとか。オリジナルの世界の九十九十九と第七話の九十九十九と第六話の九十九十九……。ほぅ……。辛すぎる舞城の世界。
    これがメタ小説というものか!と今までわからなかったメタをかなり理解できた気がした!

    その一瞬の永遠の中で、僕というアキレスは先を行く亀

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    2026年05月22日
  • 短篇七芒星

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    初、舞城王太郎。
    展開がすごすぎて、自分の悩んでることとかどうでもよくなる。それからエロはいらんし、ストームをちゃんと探せ!!

    短編毎にフォントが違う…!?もしかしてノンブルもと思ったけど、ノンブルは共通だった。残念。

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    2026年05月20日
  • されど私の可愛い檸檬

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    重い。母親という存在が嫌いになりそうな描写。特に「ドナドナ不要論」の出てくるお母さんみんな結構嫌いに思えた。嫁のお母さんは死に値する意地悪さを持ってるしwママ友も連絡しろよな!
    嫁も。わかるよ、自分が一番しんどい時に大切にされなかったと呪う気持ちはさ!綺麗事じゃない、人って、そういう事言っちゃう時ある。自分が大事、が根底にしっかりあっちゃう。修正する事ができるかどうかも大事だよね。
    「トロフィーワイフ」は、八方美人だと言われてきた自分にも、棚子が少し分かるかもと思う部分もあって。だから扉子が正論なのだろうが、よくわからない。
    「されど私の可愛い檸檬」はもっとわからなくて。ただ、嫌な気持ちになっ

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    2026年04月20日
  • 短篇七芒星

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    スラスラ読める、ライトな作品。落ちはファンタジー色が強く、いわゆるセカイ系が好きな好きそうかな?と感じた。このぐらいあっさり本が読めてもいいよなあ、と本に対しての認識が広がる。石の話が好き。

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    2026年04月06日
  • 短篇五芒星

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    ページをめくる手が止まらない相変わらずの中毒性。訳の分からない話ばかりだったけど、やはり舞城王太郎はこうでなくてはと許してしまう自分がいる。切ない話が多かったけど「鮎の嫁」がお気に入り。

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    2026年03月27日
  • 好き好き大好き超愛してる。

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    ネタバレ

    存在に対しての思いは線ではなく点なんだなと瞬間なんだなと点だからまとまんないんだなと思いました。今の自分に分かんないことは分かんないままでいいです笑佐々木妙子って短編がよかった。

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    2026年03月21日
  • 短篇七芒星

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    snsでバズってて読んだ。
    普通に面白かったけど期待値を上げすぎてしまった。
    短編集で、どれも視点が面白い。ぐんぐん読める。
    奏雨が好きだった

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    2026年03月01日
  • だから捨ててと言ったのに

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    タイトルに惹かれて読んだ。
    同じフレーズで始まるけれど、全然違う話がたくさん。
    初めて読む作家さんも多くて面白かった。

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    2026年02月23日
  • 短篇七芒星

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    舞城王太郎さん初読みです。
    すごく面白かった。突飛な感性、思わぬ切り口、リアルな会話文…全部こんなの初めて…という独特さ。こういう変てこで、(良い意味で)わけの分からない小説大好きです。
    どうやったらこんなお話思いつくんだろう…と思うような話ばかりでした。
    特に好きだったのは引っ越した初日にマンションで飛び降りがあり以降周りで怪異が起こる家族を描いた「落下」と不思議な石を飼っている(!)中学生の話「雷撃」です。

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    2026年02月13日
  • されど私の可愛い檸檬

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    されど私のかわいい檸檬、は身近などこにでもありそうな話で、そこに付随するやるせなさだったり諦めだったりが滲み出る。綺麗に締められた感があったけれど、要は夢を諦めた人の話で舞城作品のなかでもかなり鬱々とした内容だったなと。でもそれを緩和しているのは淡々と語られる文体だけど、心理描写はかなり丁寧。

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    2026年02月06日