舞城王太郎のレビュー一覧

  • みんな元気。

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    「みんな元気。」「Dead for Good」「矢を止める五羽の梔鳥」の3話を収録した短編集。
    短編だから、壊してしまった物語を回収できていないような気もする。
    しかし、それがいいような気もする。
    何か考えさせられてしまう短編集。

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    2009年11月22日
  • 山ん中の獅見朋成雄

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    久々の長編。主人公の鬣のある少年の青春にかこつけた、カニバリズムの是非を問うファンタジー作品。こんなのも書けるのかと呆然。すごい。最後は結局パーソナルなラヴで解決(?)しちゃうあたりも舞城らしい。面白さだけなら9点級だけど、量が物足りなかったので減点。省略が多いのはドライヴ感を出すためなのかもしれないけど、ちょっと今回はやりすぎかな。せっかくいい世界観なので、もっと詳しく丁寧に書いても良かった。もっと読みたかったー!

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    2012年01月09日
  • 熊の場所

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    猫の尻尾を集める少年との交流を描いた『熊の場所』、バットを持ちながら自衛できない浮浪者を客観視する『バット男』、熱烈フェラチオ少女の愛のカタチ『ピコーン!』の三作で構成される短編集。傑作。舞城はエンタメ作家に見えてかなりの社会派だから侮れない。バット男の小説構造なんてほんと視線が鋭い。こんなにがちゃついてるのになんでこんなにあったかいんだろうか。不思議。

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    2012年01月09日
  • みんな元気。

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    13冊目。

    表題作、『Dead for Good』、『矢を止める五羽の梔鳥』3編を収録。

    表題作は人が空飛んだりパラレルワールドが交錯したりかなりSFチック。

    『みんな元気』は言葉足らずな朝ちゃん(5歳)のお別れの言葉から来ているんですが、素敵な響きですね。

    僕もこれからもそして今までも、植木バサミを振るって人の首をちょきんちょきんと切るような思い決断をしていかなくてはならないわけで、でも人が生きるというのはそもそもそういうことで、みんなそうやって生きているそうです。

    平気で元気に、気づかずに。

    自らが植木バサミを振るう、まさにちょきんちょきんの時期に読めてよかった。

    ちょきんちょきん。

    『Dead〜』は舞城のほとばしるサディズムが堪能できます。

    『矢を〜』は文章が破綻しまくりの実験作兼意欲作。KoRnのTwist的な。まあおまけ。

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    2009年10月04日
  • みんな元気。

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    “みんな元気。”と“Dead for Good”と“矢を止める五羽の鳥梔鳥”の3つからなる本。

    もう、この人の書く本に常識とか一般とか普段生活する上で必要不可欠な概念が通用しないのが改めてよく分かる一冊です。

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    2009年10月07日
  • 山ん中の獅見朋成雄

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    相変らずのまいじょー文体。
    他のまいじょー作品に比べれば、確かに目立たない。

    けれど、目立たないからといって駄作なわけでは決して無い。
    読めば分かる。

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    2009年10月04日
  • みんな元気。

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    お気に入りの舞城さん。
    短編を3篇収録なのですが、なかなか。
    愛をテーマにしてるんですかね?そういう意味ではいつもとちょっと色が違ったかも。少し爽やかなようなそうでもないような。後の2つは短すぎて難しかったなぁ。
    だけど好き。癖になるよね。

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    2009年12月30日
  • 九十九十九

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    こんな人に薦められない小説ないなあと。

    小説読んでると、空気を掴むような話でさっぱり意味わかんないとかよくあるじゃないですか!
    でもこれはそんなんじゃなくて普通に話が難しすぎてよくわからない。1話の内容は実は二話の主人公のもとに届いた小説の内容で、実際その二話の主人公(1話の主人公と同一人物)が体験した過去とリンクしてるんだけど、そこには嘘と真実が混在しててどれが実際に起こったことかわからないです。で、その二話の内容も三話の主人公の元に届いた小説で…という風になっています。それぞれの話で創世記やヨハネの黙示録に見立てた殺人事件が起きるんだけどそれも嘘だったりホントだったり、そもそも見立てても元ネタ知らないからそれもよくわからない。それぞれの話で共通の人物(主人公の弟とか)も出てくるけど、それぞれの話で言ってること違うからどれが真実かもわからず。

    話自体はよく分からないだけど、そもそもこの話はその難しい構造を分からせようとしているんじゃない気がします。ただ遊びたかったんじゃないかと。
    実際に言いたいことはやっぱきっとそんで愛で、恋人に対する愛だとか、自分の子供に対する愛だとか、兄弟に対する愛だとか、育ての親に対する愛だとかそんなんな気がします。グロかったらりエロかったりするんだけど愛がにじみ出てるのです。それがまた心地よいです。

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    2012年01月05日
  • 山ん中の獅見朋成雄

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    <僕の首の後ろにも、他人よりもちょっと濃いめの産毛が生まれたときから生えていて、これが物心ついたころから僕の抱えた爆弾だったのだけれど、十三歳になってすぐのある晩、自分の鎖骨をこすっていて、そこにいつもとは違う感触を感じてうつむいて、首元に赤くて長くてコリコリと固い明らかな鬣の発芽を確かめたとき、それまでは祖父と父と同じように背中に負ぶっているつもりだった爆弾が、気づけば僕だけ胸の上にも置かれていたと知ってショックで、その上さらにその導火線にとうとう火が点けられたのを実感して、僕は絶望した。―福井県・西暁の中学生、獅見朋成雄から立ち上がる神話的世界。ついに王太郎がその真価を顕し始めた。ゼロ年代デビュー、「ゼロの波の新人」の第一走者が放つ、これぞ最強の純文学。>
    現実と薄い膜で隔てられた(というような)異世界の話なので、疲れたときなんかにいいと思う。おもしろかった。

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    2009年10月04日
  • みんな元気。

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    内容がくるくると変わっていくのについていけずむーんと唸っていたけど最後のまとまり方は素敵だなと。舞城さんの作品はもっと読んでみたいと思いました。

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    2010年03月26日
  • 山ん中の獅見朋成雄

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    こんなところにも擬音師匠!
    しゅきりじゃしん しゃ がしお
    しゅきりじゃしん しゃ がしお

    キャラクターが全員憎めない感じ。
    モヒ寛とか濡暗樹とか名前もかわええ〜

    すごく爽やかだった。サワヤカ!

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    2009年10月07日
  • 熊の場所

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    3作収録。「熊の場所」、「バット男」、「ピコーン!」。
    「熊の場所」が新書で発売されたときに『あなたの「熊の場所」はどこですか?』という帯がついていた。
    熊の場所とは自身の逃れられない恐怖の拠。私の熊の場所はどこだろうと考えさせられた。
    「バット男」は個人的にはあまり好きな話ではないが、人間の弱さというか、本質について考えさせられる。
    「ピコーン!」は悲しいけれど主人公のチョコちゃんがいい。読み終わった後すっきりとした気分にさせてくれる。
    あと話によって書体を変えているのは凝っていていいと思った。

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    2012年06月10日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

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    好き好き大好き超愛してるで芥川賞の候補になるも選ばれなかった舞城さんの小説。出だしからつかみはOKで、女子高生の主人公のセリフに無理がないのもいいです。同時収録の短編も好きです。この人他には軽めの推理小説もかいていて映像化されるそうですがわたくしはこういう小説のほうが好きですね

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    2022年07月21日
  • ディスコ探偵水曜日(下)

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    長かった。最初は文体の特異さに惹かれて止まらなかったが、中巻半ば以降のよく分からん時空理論が展開され始めてから読む気がなくなる。それでもこれだけの長編を読むのにそんなに時間が掛からなかったから、読ませる力があるのは間違いないが。

    時空を超越したディスコの怒涛のモノローグに付き合い続けることで、その熱に自然と一体化し、悪に怒りを感じ、行動に駆り立てられる。正直内容は理解しきれてないと思うけど、読後の心は晴れやかだ。

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    2026年10月11日
  • キミトピア

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    人生2冊目となる舞城王太郎作品。
    前回読んだ作品のスリラー的なものと違い恋愛感を中心に短編が続く。家族愛、夫婦愛、親友との関係などなど。考えながら読まないと理解できない世界観も同時に存在したりして、なかなか今まで読んでこなかったジャンルかもしれません。

    先が気にはなりますが。

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    2026年10月08日
  • 煙か土か食い物

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    YouTubeで紹介されていて作者を知った。
    本当は短編七芒星を読みたかったが、見当たらなく、代わりにデビュー作である本作を読んだ。

    文に勢いがあり、息継ぎないまま一気に進むテンポ感が癖になる。

    話はとてもバイオレンス。

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    2026年10月01日
  • だから捨ててと言ったのに

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    【だから捨ててと言ったのに】

    同じテーマの1行目「だから捨ててと言ったのに」を基に25のショートショートが織りなされる。現代小説、SF、時代小説、斜め上のものまで、6ページの中なら何でもありなアンソロジーでした!楽しかった〜♪

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    2026年09月29日
  • 煙か土か食い物

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    チャッチャッチャッチャッ、と軽快な感じで始まったと思ったら、なかなかの重たいストーリー。
    家族間でのいじめ(?)の話は苦手。

    この人の文章でもう少し明るい話を読んでみたいかも。

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    2026年09月22日
  • 短篇七芒星

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    なんか不気味な短編集。
    その中で、「ろくでもない人間がいる。お前である」という書き出しにめっちゃ心惹かれて読んでみたんだけど、話の内容は好きになれなかった。
    よく理解出来ない話があったり、全体的に好みじゃなかったけど、面白くない訳ではなかった。

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    2026年09月16日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

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    えっえっえっ???
    なんか全然わかんないんだけど!!!!

    佐野と好きでもないのにやってしまった。そしたらみんなにシメられる。反撃してマキをボコボコにする。そしたら佐野は今日来てないらしい。そして殺された?

    佐野がいなくなって封筒の中に佐野の右足の小指が入ってて、佐野の実家に一千万円よこせという手紙と一緒に入っていた。

    お兄ちゃんがトマトソースパスタを作ってくれる。アルマゲドンと称する殺し合いの騒ぎが起こっていて、お兄ちゃんは出て行ってしまう。マキが金槌持って家の前にいる。

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    2026年09月15日