舞城王太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
表題作は3。短編2本は4に近い3くらい。
十分楽しめた。文章がうまいという感じではないし、独特な表現手法をとっているのが少し気になる。
でも構成力はすごいと思った。突然の転回のせいで読み手として置き去りにされる感があり「は?」となるが、それは翻弄されている登場人物の視点であるわけだ。で、登場人物の順応に応じる形で把握が進むことが、物語に入っていく助けとなっている。設定も肯定的な意味で荒唐無稽でおもしろい。くどくどしい説明とかを一切してないせいで、余計に話を分かりにくくする一因になってるとは思うけど。
わけの分からない小説にありがちな雰囲気重視の印象派的な話じゃなくて、かなり寓意的な作だと思った -
Posted by ブクログ
途中で終ればよかったのに。モヒ寛とナルちゃんの友情辺、つまり序盤は最高でした。凄く笑った。これは久しぶりの笑える本だな・・ととても後半に期待したのでびっくりでした。そしてがっかりでした。モヒ寛が殴られてナルちゃんが犯人探しをスタートするところまではよかったんだけどね。やっぱり此処で煙か土か食い物の素晴らしさを期待してしまう私はアウトかな。しかしそれにしたって無理矢理でしょう。ナルちゃん別人すぎるよ。二つの物語を繋げた意味がわかりません。最後の最後で理屈を持ってきたがるのはなんでなんだろう。やっぱり全体的に見てつまらなかったなあと思ってしまいます。星は序盤だけで三つ。