舞城王太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
子供探し専門探偵、ディスコ・ウェンズデイはある事件から梢という8歳の女の子を引き取ることになった。ある日、梢の体に異変が起きるようになった。突然体が17歳になり、自分は未来の梢だと言い始めたのだった。
全国で起こった、少女たちが昏睡状態に陥るパンダラヴァー事件。推理小説家の死から続く名探偵連続殺人事件、そして梢の魂の行方が事態を加速させて行く。
舞城王太郎の本は初めて読んだのだが、非常に読みにくい。行替えがほとんどない、セリフの鍵カッコが連続して誰がしゃべってるかわからない、トリックもよくわからない。
それでも、解決したかと思いきや、何も解決できていませんでしたというラストの引き。
中巻以降に期待。 -
Posted by ブクログ
読みかけて忘れていた…。以前も書いたが舞城大好きで文体だけで読めちゃうんだけど、特にこれは気がつくと普通に時間が前後してて挙句いきなり未来の架空子供とか旦那がでてくるから、置いてきぼりくうかんじがあった。そして相変わらずとっぴょうしない。面白かったけどね。もちっとシンプルでいかったんじゃ?って感じかな。
でもねえ、じんせいのせんたくが、人の首チョン切るくらい大変だとか言っちゃうこの人がやっぱ好きなんだと思う。
空から落下して、お姉さんと、弟と、好きな人とが一生懸命に自分を受け止めにきてくれたら、本当に幸せだ。でも一人しか選べないときがきたとしたら
私の透明魔人は誰かなあ…。 -
Posted by ブクログ
わけわからん世界観。「みんな元気」系かな。「みんな元気」より面白かったけど。
夢のような物語だった。あ、寝て見るほうの夢ね。念のため。
日常的な場面かと思えば、いきなり危険に陥って何者かから逃げたり、戦ったり、美女とのラブロマンスに発展したりみたいな夢ってたまーに見るよね。それぞれが夢の中では繋がっているのかもしれないけど、記憶から欠落したのか(あるいはそもそも繋がっていないのか)、思い出してみてもそれぞれの場面に全く脈絡がない、波乱万丈で断片的なピースのような夢。
そういう夢を見ている感覚に近かった。全く展開が読めないし、一応奇妙な世界観のおかげで筋は通っているが、殆ど無茶苦茶と言っていい。途中までモヒ寛を襲った犯人の凶行を止める、ミステリーかアクションかに展開していくのかなと思っていたら、主人公の中学生めっちゃ容易に人殺してるし、カニバリズムなんかも受け入れているし、完全に予想の斜め上を行ってくれる。
で、ちゃっかり美少女といい仲になっていて、ついでに主人公の相棒というべき「老人」モヒ寛も知らぬ間に美女と懇ろになっている。ただ、それは夢のご多分に漏れず、これからその美女とのいい場面!って所で目が覚めて、夢ならばその続きを見ようと二度寝を頑張るわけだけど、この本もまさにそういう夢のような終わりを迎えている。舞城王太郎も実は夢から着想を得たんじゃないだろうか、と思ったり(笑)
てか、こんな夢見ているの自分だけだったら嫌だな。いや、殆どの人が見たことあると勝手に確信しているけど!
それにしても、本を読むたびに毎回これほど感心させられる人は珍しい。すごい奇才の持ち主だと思う。
まず文体がおかしい。真面目に書いてるのか?と疑いたくなるが、脳裏に浮かんだ言葉を、その連想に従って忠実に、オートマチックに、紙面に打ち出せば、こういう感じになるんじゃないかなとも思う。実際この勢いある文章を緻密に計算して書いているとは思えないし。
あと、擬音とか表現がそもそも独特で面白いんだけど、この本で一番すごいと思ったのは、大根の煮物の美味しさを語っているシーン。文章表現の極致を見た気がする・・・とは言いすぎかな(笑)本当にリアルな美味しさが伝わってきた。舞城の作品は他人には勧められないけど、その場面だけでも読んでほしいと思う。