舞城王太郎のレビュー一覧

  • 九十九十九

    Posted by ブクログ

    ミステリー型舞城作品。
    各一話ごとの世界にそれぞれ「同一の」主人公が居るパラレルワールドの展開。場合によっては、ある主人公が自分の世界(=自分の第○話)を飛び出して別の世界(=自分以外の第×話)に登場してみたり。よって話が進行していくほど、混乱の極みに近付く。清涼院流水の作品を読んでないと面白さは半減なのかな、やっぱ。

    0
    2010年04月18日
  • 九十九十九

    Posted by ブクログ

    テーマのひとつである聖書の見立てが、私にはさっぱり。
    舞城特有のドライビング感は控えめ。
    主人公が「美しすぎる美」を持つ理由には、ががん!となった。

    MVP:寛大誠実正直

    0
    2010年04月04日
  • 山ん中の獅見朋成雄

    Posted by ブクログ

    獅見朋成雄が山ん中で自分を見つめなおしていく物語。
    「愛」を高らかに歌わない舞城王太郎ってのも、あるんですね。
    成雄は結局「人間」なのだろうか。俊足シーンが爽快。

    MVP:モヒ寛

    0
    2010年03月22日
  • 山ん中の獅見朋成雄

    Posted by ブクログ

    いつものハンマー投げのハンマーになったかのようなドライブ感は抑え気味。
    でも、この作者は間違いなく今の若い世代の葛藤や鬱憤や切なさを表現しきっている。
    鬣と馬の使い方が絶妙。

    0
    2010年03月02日
  • 山ん中の獅見朋成雄

    Posted by ブクログ

    相変わらず気持ち悪い本を書く。

    最後どうなったのか・・・全く覚えていないが、
    未知の土地でのカニバリズムに慣れていく主人公、
    ここで何か描きたかったのだろうか?
    その意図はわからないが、勝手に勘ぐって共感。

    0
    2010年02月15日
  • 山ん中の獅見朋成雄

    Posted by ブクログ

    わけわからん世界観。「みんな元気」系かな。「みんな元気」より面白かったけど。

    夢のような物語だった。あ、寝て見るほうの夢ね。念のため。
    日常的な場面かと思えば、いきなり危険に陥って何者かから逃げたり、戦ったり、美女とのラブロマンスに発展したりみたいな夢ってたまーに見るよね。それぞれが夢の中では繋がっているのかもしれないけど、記憶から欠落したのか(あるいはそもそも繋がっていないのか)、思い出してみてもそれぞれの場面に全く脈絡がない、波乱万丈で断片的なピースのような夢。
    そういう夢を見ている感覚に近かった。全く展開が読めないし、一応奇妙な世界観のおかげで筋は通っているが、殆ど無茶苦茶と言っていい

    0
    2010年02月26日
  • みんな元気。

    Posted by ブクログ

    表題作『みんな元気。』だけ読んだ。
    言葉が次から次へと溢れてきて、その洪水に巻き込まれるようにして気づいたら物語は終わっている。この、わけわかんない感じに爽快感すら覚えた。

    0
    2010年01月06日
  • 九十九十九

    Posted by ブクログ

    美しすぎるあまり、顔を見た人を失神させてしまう名探偵の話。今まで読んだ小説の中で一番意味不明かもしれない。
    この本の影響で、清涼院流水さんの小説を買ってしまいました。

    0
    2009年12月15日
  • みんな元気。

    Posted by ブクログ

    むーん。難解。テンポが良すぎてなんの話しなのを見失ってしまう。空想、妄想、夢、仮定?入り混じって僕はどこに立っている?飛んでいる?

    0
    2009年10月07日
  • 山ん中の獅見朋成雄

    Posted by ブクログ

    ちょっと気分が悪くなる…。
    私が読んだ舞城作品の中では、珍しく陰鬱というか。バッドエンドでしょうかねこれは。

    0
    2009年10月04日
  • みんな元気。

    Posted by ブクログ

    これはなかなか良かったという印象があるのだけれどなぜか内容が思い出せない…
    私のこういうところどうにかならないものか。感動をずっと覚えてられるのに内容が思い出せないのは本当は感動してないのかしら??

    0
    2009年10月04日
  • 山ん中の獅見朋成雄

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、山ん中の獅見朋成雄の話。

    突然山の中で目の前に馬が現れて、山の中に隔離されたような世界があって、とか本当に西暁ってすげーよ。

    0
    2009年10月07日
  • 山ん中の獅見朋成雄

    Posted by ブクログ

    モヒ寛の「節度を守る事こそが美」に深く共感なのです。
    カニバリズムも女体盛も、欲望だけ突き詰めちゃあいけない。人間らしくない。

    それを15歳のなるちゃんが15歳故に全部受け入れそうになって、でもモヒ寛はちゃんと正しい道に導いてくれる。
    めっちゃ男の友情やないですか。そして影の主役は明らかにモヒ寛です。
    モヒ寛、ええオトコや。

    舞城の鬣描写もすごい良かった。みっちりした若々しい生え具合をストレートに感じさせてくれる。山ん中描写もいい。
    スピード感があって荒々しく感じるのに、描写の完成度が高いのがこの人の凄さやなぁ。

    08.11.15

    0
    2009年10月04日
  • みんな元気。

    Posted by ブクログ

    意味が分からない。意味が分からないけど、まあ、終わり良ければ全てよしってことでいいんじゃないかと思う。終わり方がとても良い。

    0
    2009年10月04日
  • みんな元気。

    Posted by ブクログ

    表題作は3。短編2本は4に近い3くらい。
    十分楽しめた。文章がうまいという感じではないし、独特な表現手法をとっているのが少し気になる。
    でも構成力はすごいと思った。突然の転回のせいで読み手として置き去りにされる感があり「は?」となるが、それは翻弄されている登場人物の視点であるわけだ。で、登場人物の順応に応じる形で把握が進むことが、物語に入っていく助けとなっている。設定も肯定的な意味で荒唐無稽でおもしろい。くどくどしい説明とかを一切してないせいで、余計に話を分かりにくくする一因になってるとは思うけど。
    わけの分からない小説にありがちな雰囲気重視の印象派的な話じゃなくて、かなり寓意的な作だと思った

    0
    2009年10月04日
  • 山ん中の獅見朋成雄

    Posted by ブクログ

    途中で終ればよかったのに。モヒ寛とナルちゃんの友情辺、つまり序盤は最高でした。凄く笑った。これは久しぶりの笑える本だな・・ととても後半に期待したのでびっくりでした。そしてがっかりでした。モヒ寛が殴られてナルちゃんが犯人探しをスタートするところまではよかったんだけどね。やっぱり此処で煙か土か食い物の素晴らしさを期待してしまう私はアウトかな。しかしそれにしたって無理矢理でしょう。ナルちゃん別人すぎるよ。二つの物語を繋げた意味がわかりません。最後の最後で理屈を持ってきたがるのはなんでなんだろう。やっぱり全体的に見てつまらなかったなあと思ってしまいます。星は序盤だけで三つ。

    0
    2009年10月04日
  • 山ん中の獅見朋成雄

    Posted by ブクログ

    うーんやっぱ熊の場所とか土か煙か食い物の方が好きだなー。
    「ほよ?」って感じ…
    ヒトボンはちょっと体験してみたくもある。

    0
    2009年10月04日
  • 九十九十九

    Posted by ブクログ

    2007/1 購入。
    2012/7/25~7/28

    永らくの積ん読本。久しぶりの舞城作品だが、相変わらずのハチャメチャぶり。おまけに清涼院流水作品のパロディということで、清涼院作品を読んでいない身としては、イマイチ乗り切れなかった。でも、なんだかんだでグイグイ読ませるのはやはり筆力の為せる技なんだろう。

    0
    2012年07月28日