舞城王太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みかけて忘れていた…。以前も書いたが舞城大好きで文体だけで読めちゃうんだけど、特にこれは気がつくと普通に時間が前後してて挙句いきなり未来の架空子供とか旦那がでてくるから、置いてきぼりくうかんじがあった。そして相変わらずとっぴょうしない。面白かったけどね。もちっとシンプルでいかったんじゃ?って感じかな。
でもねえ、じんせいのせんたくが、人の首チョン切るくらい大変だとか言っちゃうこの人がやっぱ好きなんだと思う。
空から落下して、お姉さんと、弟と、好きな人とが一生懸命に自分を受け止めにきてくれたら、本当に幸せだ。でも一人しか選べないときがきたとしたら
私の透明魔人は誰かなあ…。 -
Posted by ブクログ
わけわからん世界観。「みんな元気」系かな。「みんな元気」より面白かったけど。
夢のような物語だった。あ、寝て見るほうの夢ね。念のため。
日常的な場面かと思えば、いきなり危険に陥って何者かから逃げたり、戦ったり、美女とのラブロマンスに発展したりみたいな夢ってたまーに見るよね。それぞれが夢の中では繋がっているのかもしれないけど、記憶から欠落したのか(あるいはそもそも繋がっていないのか)、思い出してみてもそれぞれの場面に全く脈絡がない、波乱万丈で断片的なピースのような夢。
そういう夢を見ている感覚に近かった。全く展開が読めないし、一応奇妙な世界観のおかげで筋は通っているが、殆ど無茶苦茶と言っていい -
Posted by ブクログ
表題作は3。短編2本は4に近い3くらい。
十分楽しめた。文章がうまいという感じではないし、独特な表現手法をとっているのが少し気になる。
でも構成力はすごいと思った。突然の転回のせいで読み手として置き去りにされる感があり「は?」となるが、それは翻弄されている登場人物の視点であるわけだ。で、登場人物の順応に応じる形で把握が進むことが、物語に入っていく助けとなっている。設定も肯定的な意味で荒唐無稽でおもしろい。くどくどしい説明とかを一切してないせいで、余計に話を分かりにくくする一因になってるとは思うけど。
わけの分からない小説にありがちな雰囲気重視の印象派的な話じゃなくて、かなり寓意的な作だと思った