舞城王太郎のレビュー一覧

  • バイオーグ・トリニティ 6

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    段々と刊を重ねていく中で明らかにされていきそうで増える謎。それが今回から少しだけ明らかにされてきたような気がする。でも、謎はまだまだ増えていく。どんどんのめり込んで先を読まないとわからない作品!とりあえず話が綺麗!次回が待ち遠しい。

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    2015年04月04日
  • バイオーグ・トリニティ 1

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    1巻から出ている5巻までイッキ読み。
    これ、自分好みですごく面白い。
    原作付きだけど、小暮さんの絵は綺麗だしテンポ良くていいな。

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    2015年02月01日
  • ビッチマグネット

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    「すねなんか好きなだけかじればいいけど ー 心はかじられると、痛いし、辛いし、ねえ、苦しいし…かじられた分、心ってのは削られて減るんだわねえ…」

    「『吸血鬼は実在する』って書いてあったんだよ、それもキリンの脇の下に。怖くない?」
    「何でそんなとこに書いてあんのよ」
    「逆に、そこにしか書けなかったんじゃない?そういう情報だから」
    「ああ…」
    「誰かに読んでほしいとかじゃなくて、とりあえず書いておかないと、みたいな」

    『架空の物語っていうのは、本当のことを伝えるために嘘をつくことなのだ。』

    「ああ…正論ね。正論って駄目だよね。人の怒りとかってコンロの火みたいには消えないから、うまく騙して振り

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    2014年09月20日
  • イキルキス

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    出来事→あいつらなんかこうなればいい→でもホントは違うんだ…そうだとしたらあぁなっちゃうし。だからあれなんだ。
    むちゃくちゃなようで妙に説得力があるし、実際間違ったことはいってない。

    表現そのものより、表現しようとしているものに含まれるメッセージが胸を打つのかもしれない。あと突拍子のないストーリーと設定とテンポ。グルーヴよりのり。
    物語としては素人くさい、パンク。オチむりやり。でも読んじゃう。
    わかった、作者が一番楽しんでるから、読者も楽しいんだ。

    パッきゃらまどうあたりからあきはじめる。話に関係ない話を楽しめなくなってきた。しかし気づくとはまってる、くそぅ。てかほんと、何でこんな風に書け

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    2014年09月05日
  • ビッチマグネット

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    その時その状況の登場人物達の考えやあれこれが面白い。相変わらずと言えば相変わらず。でもちょっとは温かみがある良い小説だったと思う。どこかで誰かが言ってた気がするけれどやっぱりタイトルは矮小な感じがします。タイトルだけじゃなくて、ところどころそういう偽悪的な、あえて矮小らしく振る舞おうとするような文章がたまにあるけど、あんまり好きじゃない。もうちょっと舞城が落ち着いてきたらそういうのってなくなるんだろうか? ともあれこれからも面白いものを書いて欲しいです。満足。

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    2014年09月03日
  • キミトピア

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    もうなんか、どうしていいかわかんないくらいにおもしろかった。
    どの作品もほんとうに凄みがあって、はっとすることだらけだった。
    ずっと読んでいたい作品集だった。

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    2014年04月28日
  • イキルキス

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    文庫書き下ろしの アンフーアンフー 無駄口を数える。疾走感抑えめでまた印象が変わるけど、無駄口を〜。好かった。ラスト四行は美味しいシャワーヘッドにも通じていてぐぐっとくる。他は二度目の読み。陳腐さ薄っぺらさ、通俗性も嘘っぽい現実も、芝居も演技もぜんぶひっくるめて人生の本当でした、というオチも、読後は小説っていいなあというより現実っていいなと思える。妙に心がホカホカする。大好きだ。知ってたけど。

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    2014年03月28日
  • イキルキス

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    「死ぬのと、死ぬって思うのと、死んでることと、どれが一番好きか」「そんなん一番好きとかでねーやろ。どれが一番マシかって感じやろ」「バーカ。生きてんのに死んでるのと変わんねーのが一番最悪だっつーの」

    『やばい。いろんなところ触ってもんで、もみくちゃにしてからいろんなふうに折り曲げてのばしてぐるぐるにして、そんでべろべろべろべろ舐めてからちんちんこすりつけたい。やっぱり写真とかテレビで見る女の子とかと違って体温があって呼吸していて匂いがあってワオー!』

    『世界は穢れている。何故なら俺たち皆が穢れているからだ。』

    『セックスすること、愛すること、生きること、人間が好きな全ては、結局のところ鼻ク

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    2014年03月18日
  • スクールアタック・シンドローム

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    ネタバレ

    ソマリア、サッチ・ア・スウィートハートが好きすぎて。相変わらずとんでもないことが起きてるのに、人の気持ちはリアル。杣里亜に諦めんなって言いながら、徳永が「こんなのポーズだ」って思うところからもうボロ泣き。

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    2014年03月11日
  • キミトピア

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    最初やさしナリン以外はまらんかったけど三回目くらいですごいはまった。ンポ先輩もあまりぼっちも定期的に読んで克己したいところ ブラブラ蜂と添木は悲しみの描写がリアルすぎてつらい シャワーヘッドはよくわからない・・・また読もう

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    2014年02月10日
  • スクールアタック・シンドローム

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    ソマリアのリアルな痛みがすごくすき ほかふたつも三回目以降くらいからはわりと好きに 特にスクールアタック

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    2014年02月10日
  • バイオーグ・トリニティ 3

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    舞城だ舞城だ.作者と作画でどんなやりとりがなされているのか気になる.
    ちょっとバトル物っぽい感じが入ってきたけど,どうするんだろう.そういうのって今までにないような.

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    2014年01月13日
  • 世界は密室でできている。

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    どうして舞城節の虜になっちゃうかっていうと、例えが抜群に気持ちいいからだと思う。って書いたけどぱっと思いつかないからパラっとめくってみたけどそれでも見つからなかった。前どっかで見たのが「大人だってトトロにガバっと抱きついてがおーってしたい時もある」ってのがあって、単に「ストレスを発散させたい時もある」って書くのと比べたら感覚に訴える土着力がトトロのほうが高いのは歴然でそれが持続して読書中飛びっぱなしだから読んでいる間は一種のアッパーになってる。リーディングハイ。あと発見したのが限りなく映画的な動きが見えたりする。椿の抱いている赤ちゃんに近づくシーンでは”ゆっくり近づいたが、しかしそれはもう走る

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    2013年12月26日
  • バイオーグ・トリニティ 1

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    ツボ。どハマりする予感。
    舞城王太郎と大暮維人の見事なコラボ。
    情報量の多さと言葉により紡がれる狂気じみた世界が、同じく情報量の多さと緻密な絵柄とエッジの効いたデザインと融合して化学反応じみたものを見せている。
    人を選ぶかもしらんけど、軽快に一気に読み倒すもよし、じっくりと過多気味の情報量を咀嚼して消化するもよし。

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    2013年11月02日
  • ディスコ探偵水曜日(上)

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    「事実や真実は常に隠されている。隠れている。それらを知るには探さなくては駄目で、探し始めるには疑いが必要だ。それがどこにあるのか?それはどんな姿をしてあるのか?それはどうしてそんな形でそこにあるのか?そうやって疑うことを生業としてきて人の欲や暗部についてはより深く広く知っていると思うが、その知識の応用で別の事実や真実を知ることはまずない。別のものは別の形で隠されているので別の探し方と別の疑いを必要とするものなのだ。さらに、疑うことそのものにも際限なんてない。思いがけない発見をしたという経験が、人をより強く、新しい疑いへと駆り立てる…。隠された、隠れていた事実や真実を知ることは善きことだろうか?

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    2013年10月25日
  • ディスコ探偵水曜日(上)

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    パインハウスがコテージ奈津川だということに衝撃を受けた。

    あまりの衝撃に、
    そのままでは先を読み進められなくなったため、
    読んでいた本を一旦閉じて、
    眼をそっと閉じて、
    寝転んで読んでいた姿勢を正座にただして、
    5秒を頭の中で数えてから、
    もう一回目を見開いて、
    再度本を手に取り、
    深呼吸を一度だけして、
    心を落ち着かせた状態でその問題の一文を読み直した。

    でもやっぱりパインハウスはコテージ奈津川だった。

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    2014年03月27日
  • バイオーグ・トリニティ 2

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    完璧な漫画ほど、読んでいてつまらないモノはない
    けど、完璧にギリギリまで近づく事が出来た漫画は理屈抜きで面白い
    この『バイオーグ・トリニティ』は正に、それに当たる
    とことん、画からもストーリーからも無駄を、作中に登場するコンバットナイフで1mm単位で削ぎ落としているような印象を受けた
    ストイック、とも違うのだが、飢餓感が際立っているのか? 読み手からの賞賛、なんてチンケなもので腹を満たしたいのじゃなく、自己満足感を強く欲しているように思える。面白い漫画を描ける→嬉しくなる→物足りなくなる→もっと、面白い漫画を描きたくなる、これが舞城先生と大暮先生、両名の中で半永久的にループしている故に、これほ

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    2013年09月18日
  • バイオーグ・トリニティ 2

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    最高に面白い。
     
    1巻では伏せられていた世界の設定が明らかになり、物語に輪郭が与えられ始めたので、ぐっと「わかりやすくなった」。一方でどこまでも、全く新しい漫画を読んでいるという感覚が失われない。
     
    他の追従を許さないリッチでアグレッシヴな作画については最早言葉もないわけでコメントは差し控える。さらに、この作品を最高に新しくてチャレンジングなものにしているのは、やはり藤井と穂坂が合体してしまったことに由来する一個人内の複数人格の混在(又は、混在からの脱出)が物語のキーに据えられた点である。
     
    同誌掲載作品「ジョジョリオン」も奇しくも一個人の内なる二人格(の融合)が物語の謎の根幹となってい

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    2013年09月09日
  • バイオーグ・トリニティ 2

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    一巻より抜群に面白くなってる!
    めっちゃ楽しい、わくわく!
    そんで絵がめっちゃキレイ、ウルウル!
    ヤバイぜバイオーグ!

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    2013年08月20日
  • キミトピア

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    分厚さなんてなんのその。「考えることに馴れて考えてないように感じられても、それは考え終わってるだけで、そこでもう考えることがなくなった訳じゃない。次へ行くのだ。次へ。」がすごく心に残った。

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    2013年07月25日