舞城王太郎のレビュー一覧

  • スクールアタック・シンドローム
    ソマリアのリアルな痛みがすごくすき ほかふたつも三回目以降くらいからはわりと好きに 特にスクールアタック
  • バイオーグ・トリニティ 3
    舞城だ舞城だ.作者と作画でどんなやりとりがなされているのか気になる.
    ちょっとバトル物っぽい感じが入ってきたけど,どうするんだろう.そういうのって今までにないような.
  • 世界は密室でできている。
    どうして舞城節の虜になっちゃうかっていうと、例えが抜群に気持ちいいからだと思う。って書いたけどぱっと思いつかないからパラっとめくってみたけどそれでも見つからなかった。前どっかで見たのが「大人だってトトロにガバっと抱きついてがおーってしたい時もある」ってのがあって、単に「ストレスを発散させたい時もある...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 1
    ツボ。どハマりする予感。
    舞城王太郎と大暮維人の見事なコラボ。
    情報量の多さと言葉により紡がれる狂気じみた世界が、同じく情報量の多さと緻密な絵柄とエッジの効いたデザインと融合して化学反応じみたものを見せている。
    人を選ぶかもしらんけど、軽快に一気に読み倒すもよし、じっくりと過多気味の情報量を咀嚼して...続きを読む
  • ディスコ探偵水曜日(上)
    「事実や真実は常に隠されている。隠れている。それらを知るには探さなくては駄目で、探し始めるには疑いが必要だ。それがどこにあるのか?それはどんな姿をしてあるのか?それはどうしてそんな形でそこにあるのか?そうやって疑うことを生業としてきて人の欲や暗部についてはより深く広く知っていると思うが、その知識の応...続きを読む
  • ディスコ探偵水曜日(上)
    パインハウスがコテージ奈津川だということに衝撃を受けた。

    あまりの衝撃に、
    そのままでは先を読み進められなくなったため、
    読んでいた本を一旦閉じて、
    眼をそっと閉じて、
    寝転んで読んでいた姿勢を正座にただして、
    5秒を頭の中で数えてから、
    もう一回目を見開いて、
    再度本を手に取り、
    深呼吸を一度だ...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 2
    完璧な漫画ほど、読んでいてつまらないモノはない
    けど、完璧にギリギリまで近づく事が出来た漫画は理屈抜きで面白い
    この『バイオーグ・トリニティ』は正に、それに当たる
    とことん、画からもストーリーからも無駄を、作中に登場するコンバットナイフで1mm単位で削ぎ落としているような印象を受けた
    ストイック、と...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 2
    最高に面白い。
     
    1巻では伏せられていた世界の設定が明らかになり、物語に輪郭が与えられ始めたので、ぐっと「わかりやすくなった」。一方でどこまでも、全く新しい漫画を読んでいるという感覚が失われない。
     
    他の追従を許さないリッチでアグレッシヴな作画については最早言葉もないわけでコメントは差し控える。...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 2
    一巻より抜群に面白くなってる!
    めっちゃ楽しい、わくわく!
    そんで絵がめっちゃキレイ、ウルウル!
    ヤバイぜバイオーグ!
  • キミトピア
    分厚さなんてなんのその。「考えることに馴れて考えてないように感じられても、それは考え終わってるだけで、そこでもう考えることがなくなった訳じゃない。次へ行くのだ。次へ。」がすごく心に残った。
  • キミトピア
    七つの短編集。
    やさしナリン……『可哀想』に弱い人
    添木添太郎……いないいないと神様?
    すっとこどっこいしょ。……青春。将来。
    ンポ先輩……キチ女?え、怪談的な?
    あまりぼっち……僕僕タイムスリップ
    真夜中のブラブラ蜂……子育ても一段落してブラブラしたい主婦
    美味しいシャワーヘッド……ちょっとよくわ...続きを読む
  • キミトピア
    改めて舞城好きだーと思った。【やさしナリン】久々の舞城だったせいか主人公が鼻についてしまって内容に集中できなかったので再読したい【添木添太郎】黒い馬の夢の恐怖をきっと忘れてはいけない。そしてその恐怖に負けないことがちゃんとした大人になるということ【すっとこどっこいしょ。】最初はいい感じの青春かなーと...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 1
    一流の作家と一流の漫画家がタッグを組んで生み出した作品だからだろう、余計に何処を誉めるべきなのか、まるで判別がつかん
    ただ、鮮明なのは私はこの漫画を好きだし、好きになれる
    テンポの良い話そのものも素晴らしいし、躍動感のある画を構築する線の一本一本が実に力強い。キャラの性格も立ってるし、印象に残る台詞...続きを読む
  • キミトピア
    読み終わるのもったいなくて、しばらく読み進めるのやめちゃう時がある。
    そんな小説。

    それぞれの短編になんかしら感じるものがある。
    うまく言葉にできないような、気持ちだったり状況だったり。
    表現できないんだけれど、残しておきたかったり大事だと思いたかったり。

    だから、そばに置いておきたいんだ。
    ...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 1
    今年上半期(いまは五月だけど)、「それ町」「ヴォイニッチホテル」「スピリットサークル」「リュウマのガゴウ」といろいろ出ているなかで、これが一番衝撃的だった。

    元々、大暮と舞城がタッグ、というだけでかなりの期待感だったわけだが(エログロナンセンス的な意味で)、期待を裏切らず、予想を裏切る面白さ。くわ...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 1
    神タッグキタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
    今世にこの妄想の中でしか実現しないと思っていた神タッグによる作品を拝めて幸せ。案の定内容もやべえす死にま...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 1
    最ッ高にやばい。さすが舞城さん!なテイストあり、大暮さんのあまりにも細か過ぎる遊びゴコロあり(穂坂のアタマの文字とか樹が星みたいとか)2人両方のファンである自分には本当大満足です!!前評判で「分かりづらい」「ついてけない」とか散々なものもあったので心配でしたが…なんだァーちゃんとはまってんじゃん、し...続きを読む
  • バイオーグ・トリニティ 1
    最高。これだけのパワーの塊を浴びるように包まれるように味わえるのが嬉しい。大暮氏過去最もハッピーな雰囲気のある作品。
     
    ジブリアニメーションを見るときの喜びの本質は動きに宿っていると思うが、大暮氏は絵のディテールの情報量でこれに近い「喜び」を生み出していると思う。
     
    不思議世界の設定はひとまとめ...続きを読む
  • キミトピア
    やっぱり舞城王太郎大好きだー!!と再確認。
    「やさしナリン」「すっとこどっこいしょ」「美味しいシャワーヘッド」がよかった。言葉にはしないような、そしてそれゆえに記憶に留められず日々頭の中を過ぎ去っていく細かな感覚が再現される感じ。
    「すっとこどっこいしょ」のニンニンとか♥♥♥とか、舞城さんのこういう...続きを読む
  • キミトピア
    今になって舞城王太郎の魅力に気付くのは、対話や行動の中で省いたり見逃したくなる心の動きを、しっかりと言葉で紡いでいるからなんだと感じる。