舞城王太郎のレビュー一覧

  • 熊の場所

    Posted by ブクログ

    ピコーン!はもう何度読んだか分からないくらいですが、何度読んでも素晴らしすぎる。
    「クレッソワーントなのでございます」でガッチリ掴まれました。声に出して読むと分かりますが、文章のリズムが完璧なんです。
    アクセルガンガン吹かしたテンションで、読んでてちっとも飽きない。一見考えなしにまくしたてているように見えるけれど、腹立っていることを「うわーん!ボケボケボケボケ!」って書いてちゃんと伝えられる作家がどれくらいいるだろう。

    哲也が死んだって全くくたばれないチョコがわんわん泣きながら哲也を忘れていく所から「自分のフェラチオはどこまで「ああ頼む」に近づいただろうか」に続いてちょっと泣いて幸せな気持ちになって、無茶苦茶な事が起こっているのに暖かいんですよ。すごいなー。本当にすごい。大好きです。

    バット男はソマリア、サッチアスイートハートにちょっと似てますね。重心と終わり方が。

    10.07.23 再読



    舞城の中では「ピコーン!」が一番好き。

    「ハァ!?」ときて「またか」ときて、でも最後にホロリ。
    ネタのチョイスと持ち出し方が凄いいいな。

    春樹とまっちゃんかい!
    みたいな。

    0
    2012年08月31日
  • 山ん中の獅見朋成雄

    Posted by ブクログ

    なんだか平和な感じです。いや、これも結構なことをやっていらっしゃるから、平和というのは危ない気もしなくもないのですが、やっぱり「煙か土か食い物」とか「九十九十九」と比べるとのほほんとしてます、舞城さんの中では。それでも十分面白いですよ!一気に読んでしまう。私も一日で読みました。やっぱり舞城さん素敵。

    0
    2009年10月07日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    単なる個人の妄想の域を超え、世界や愛との一体化を試みた作品と読んだ。ある意味では、青春の暴力性を的確に表現しているのかもしれない。投げやりにも思える展開をどう評価するかによって、作品の印象は大きく変わるだろう。

    0
    2026年10月22日
  • 短篇七芒星

    Posted by ブクログ

    「現実と異界に彷徨う命と魂の真実の物語」と裏表紙に書いてある。そんな高尚な感じではなかった。不気味にポップで面白かった。

    0
    2026年10月16日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    すべて 「だから捨ててと言ったのに」 という一文から始まる25編のショートショート。
    1行目は同じでも作家さんによって不穏な雰囲気だったりファンタジー寄りだったり、話のテイストが様々で面白かったです。

    お気に入りだったのは以下の作品。

    重政の電池 / 荒木あかね
    武士のような言葉を話す犬のお話…?と思いながら読んでいったらあれよあれよと展開が変わっていて、最後はなるほど…!と思いつつ心が温かくなる一編でした。


    海に還る / 多崎礼
    普段ファンタジーはあまり読まないけれど、読みやすく世界観に引き込まれました。
    切なさの残る読後感も好みでした。


    猟妻 / 谷絹茉優
    真実を知ってからもう一度最初から読み直すと、何気なく読んでいた一文の捉え方も変わって二度楽しめました。
    活躍されているバンドでは作詞もされているとのことで、歌詞を拝見したら言葉遊びがとてもお上手で驚きました。
    タイトルの「猟妻」も別の意味がかかっているのかなと思ったり…!


    指輪の幽霊屋さん / 最果タヒ
    女性同士の特別な関係性の物語がとても好きなので、不穏な話が多めのこの本でこんな物語が…!?と嬉しくなりました。
    こういう関係性、とても好きです。

    0
    2026年10月15日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    書き出しがすべて「だから捨ててと言ったのに」から始まるところで、もうなんか悪い予感しかないアンソロジー25編。
    同じお題でも作家さんによって毛色が違って、それが25人分も集まっているのがめちゃお得!
    とても短いのでサクサク読めるし、それぞれのオチにそれぞれ「あーあー」となりながら楽しみました。
    このシリーズは他もぜひ読みたい!

    0
    2026年10月09日
  • スクールアタック・シンドローム

    Posted by ブクログ

    知人に薦められて読んだ。舞城さんの本は初めてだったので楽しく読んだ。
    答えを急がず流れに身を任せる、でもそんな中でも時には勇気のようなものを振り絞ってみたりする、そんな空気感が好きだった。そまりあの話がいちばんグロいけどいちばん好きだったかも。人生は諸行無常だけど、それは愛さない理由にはならないというか。

    0
    2026年10月05日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ショート・ショートなので、一編が8ページくらい。その短い中で背景をぼかしつつも確信に迫る書き方してたりするものもあり、うまく咀嚼できないまま終わったものもあり、でも面白い短編集だった。

    始まりが不穏なので、大体不穏な話が多い中、最初から最後までハッピーに終わる「切れたミサンガ」が好き。
    人でも殺したんかと思いつつ、同じ格好ときたのでSFかと思ったら 笑

    安定のホラーの「こわくてキモくてかわいい、それ」も好き。
    それが不気味だけど、主人公が見下されてることに気付きながらも知らないふりして難を逃れてて、性格悪い私はざまみろと思ってしまった。

    「久闊を叙す」も良い。
    こんな形で、我が友李徴子を読むとは。新鮮な感覚だった。

    0
    2026年09月23日
  • 短篇七芒星

    Posted by ブクログ

    本当に書き出しがすごい。
    不自然さがないのに、ありきたりでもない。
    書き出しも含め、直接感情をぶつけられるような文体が好きです。でもくどさはない。
    テンポも良く流れるように読み進めて、あっという間に終わってしまいました。

    0
    2026年09月23日
  • 短篇七芒星

    Posted by ブクログ

    全部で7編あって、中盤の「落下」「雷撃」「代替」あたりが面白かった。
    舞城王太郎初めて読んで、好き嫌い分かれそうではあるけど、会話の感じがかなり好みだった。会話の面白さで言ったら町田康と良い勝負。

    0
    2026年09月12日
  • ディスコ探偵水曜日(上)

    Posted by ブクログ

    舞城だ。舞城の全てがここにあった。ドライブ感暴力エログロ愛哲学変な名前。コメディ要素は少なめ。これが私がずっと読みたかったディスコ探偵水曜日……か!と思いながら読み進めた。
    推理小説って、何人もの探偵が色んな推理してはハズレ、誰かが殺され、また誰かが推理して……の繰り返しで眠たくなるんだけど、ディスコ探偵水曜日は違う。探偵たち、推理場面ほぼなく、さっさと死ぬ!(八極以外)。大爆笑カレーと本郷タケシタケシは熱い!世界線どうなってる?あー、エログロだけがしんどくて辛い。
    やっぱそうなんや!な終わり方!続き気になる。しかし私はまだ中、下を買っていない。まとめて早く買えばいいのに、引き伸ばしてずっと楽しみにこの世界に浸ってる自分がいてちょっと引く。

    0
    2026年09月10日
  • SPEEDBOY!

    Posted by ブクログ

    タイトルに違わず疾走感が突き抜けている作品でした。ずっとワクワクさせてくれる面白い作品だったのでオススメです!

    0
    2026年09月08日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    河村拓哉さんの『ミックス』が好き。Youtuberさんだとは知らなかった。このシリーズは書き手との出会いがやっぱり楽しい。

    累犯家族
    重政の電池
    その。をよく見ろ
    海に還る
    猟妻
    擲たれた手紙

    0
    2026年09月05日
  • 短篇七芒星

    Posted by ブクログ

    舞城の本は、元気な時に気合い入れて読まないと読めなくて、読みたい気持ちだけがずっと募るのだ。
    今、久々にその時がきた。

    「奏雨」
    3回読んだwなんか頭に入ってこなくて。舞城のミステリーはいいのになぁ。

    「打撃」
    極限状態まできつい思いをした人間は幸運を信じず、神を信じる。自分が撃った玉が勝手に悪人を殺してたら。潔い主人公。

    「落下」
    舞城はホラーも書く。怖くは無い。やっぱり不思議な世界観。

    「雷撃」
    石怖いw

    「代替」
    舞城らしさが特にある。グロさ。でもすっきりした気持ちにもなる不思議。

    「春嵐」
    めっちゃすき。兄妹の話。兄カノにうっすら痴漢する妹の、兄カノとの夕方の情景が綺麗すぎて青春すぎた。この話に星5つける!

    「縁起」
    舞城のファンタジー。めちゃくちゃファンタジー。

    0
    2026年09月04日
  • ディスコ探偵水曜日(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ほぼ、段落が無いため、読みづらいが疾走感は感ぜられる笑(いい意味で)
    上中下の上巻なので、なんとも言えないが、オチ次第ではある意味、白井智之と肩を並べる奇想天外作家となり得る

    0
    2026年08月30日
  • 短篇七芒星

    Posted by ブクログ

    「創刊55周年私の講談社文庫」というコーナーで、朝井リョウさんがセレクトしていた本。

    ちょっとグロくて不気味で、幻想的で、不思議な世界観に圧倒され、言葉に表すのが難しい奇妙な短編集でした。
    怪異であり、SFであり、ホラーさもある小説。

    「狙撃」と「雷撃」が特に余韻やその後が気になるラストで印象的でした。

    0
    2026年08月24日
  • 好き好き大好き超愛してる。

    Posted by ブクログ

    「愛は祈りだ。僕は祈る。」───これに続く冒頭の言葉が、大好きです。

    題名の通り、これは愛についての小説です。正直、書き方は独特だし、意味の分からない部分もあるし、頭に?が浮かぶところもありました。

    でも、それ以上に、こんなにも純粋で、誠実で、でも人間らしい、暴力的なまでの「愛」を訴えかけてくる小説は、はじめてでした。なぜか読んでいて泣きそうになるような、純度100%の愛。自分は、これ程までに人を愛せているのだろうか、そう考えさせられました。

    0
    2026年08月20日
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

     一人の少女の恋愛模様から町を襲う猟期殺人、同級生の行方不明、不可解な暴動、哲学まで渋滞気味な要素の数々が外連味を越えてぶっ飛んだ、それでいてどこか文学的な表現で描写されていて「何を読まされているんだ?」という困惑と独自の世界観に没頭する自分がいた。

    0
    2026年08月06日
  • 短篇七芒星

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1話1話読んだ後の心のわだかまり、、、
    何処と無くもう少し説明が欲しい!というかこの後どうなっちゃうの〜!?っていう気持ちになった。そこが想像力をかきたてるというか、読者に任されている感じがして面白い。

    「奏雨」最近の本の登場人物名ってキラキラネームじゃないけど漢字が不思議というか、身の回りに居ない名前が多いなって思っている。もっと若い世代では普通の名前なのだろうか。
    独特の掛け合いがもどかしつつも面白かった。

    「代替」「ろくでもない人間がいる。お前である」なんて出だしオシャレすぎる。わ、私の事〜!?って思ったら全然違かった。ずっと面白かった。ちゃんと自殺するためにリハビリを頑張る姿は、そんな理由で頑張ってしまう人も実際にいるのだろうかなんて物思いにふけってしまった。

    全編書いてもいいのだが、何処と無く全部おちがもやっとするというか、なんて感想書いたらいいのだろう、でも確かに全部面白かったのにという感じなのでここまで!作者の他の作品も読んでみたい。

    0
    2026年07月24日
  • 私はあなたの瞳の林檎

    Posted by ブクログ

    学生の時の恋は条件なんか関係なくて、気づいたら目で追っていつのまにか始まっていた。相手の理解できない部分も特別に感じたあの頃特有の痛々しさと純粋さ
    しかし、舞城さんの手にかかれば甘酸っぱい青春もので終わらない...登場人物がクセありなのでね

    0
    2026年07月15日