舞城王太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ピコーン!はもう何度読んだか分からないくらいですが、何度読んでも素晴らしすぎる。
「クレッソワーントなのでございます」でガッチリ掴まれました。声に出して読むと分かりますが、文章のリズムが完璧なんです。
アクセルガンガン吹かしたテンションで、読んでてちっとも飽きない。一見考えなしにまくしたてているように見えるけれど、腹立っていることを「うわーん!ボケボケボケボケ!」って書いてちゃんと伝えられる作家がどれくらいいるだろう。
哲也が死んだって全くくたばれないチョコがわんわん泣きながら哲也を忘れていく所から「自分のフェラチオはどこまで「ああ頼む」に近づいただろうか」に続いてちょっと泣いて幸せな気持ちになって、無茶苦茶な事が起こっているのに暖かいんですよ。すごいなー。本当にすごい。大好きです。
バット男はソマリア、サッチアスイートハートにちょっと似てますね。重心と終わり方が。
10.07.23 再読
舞城の中では「ピコーン!」が一番好き。
「ハァ!?」ときて「またか」ときて、でも最後にホロリ。
ネタのチョイスと持ち出し方が凄いいいな。
春樹とまっちゃんかい!
みたいな。 -
Posted by ブクログ
すべて 「だから捨ててと言ったのに」 という一文から始まる25編のショートショート。
1行目は同じでも作家さんによって不穏な雰囲気だったりファンタジー寄りだったり、話のテイストが様々で面白かったです。
お気に入りだったのは以下の作品。
重政の電池 / 荒木あかね
武士のような言葉を話す犬のお話…?と思いながら読んでいったらあれよあれよと展開が変わっていて、最後はなるほど…!と思いつつ心が温かくなる一編でした。
海に還る / 多崎礼
普段ファンタジーはあまり読まないけれど、読みやすく世界観に引き込まれました。
切なさの残る読後感も好みでした。
猟妻 / 谷絹茉優
真実を知ってからもう一度最初から読み直すと、何気なく読んでいた一文の捉え方も変わって二度楽しめました。
活躍されているバンドでは作詞もされているとのことで、歌詞を拝見したら言葉遊びがとてもお上手で驚きました。
タイトルの「猟妻」も別の意味がかかっているのかなと思ったり…!
指輪の幽霊屋さん / 最果タヒ
女性同士の特別な関係性の物語がとても好きなので、不穏な話が多めのこの本でこんな物語が…!?と嬉しくなりました。
こういう関係性、とても好きです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレショート・ショートなので、一編が8ページくらい。その短い中で背景をぼかしつつも確信に迫る書き方してたりするものもあり、うまく咀嚼できないまま終わったものもあり、でも面白い短編集だった。
始まりが不穏なので、大体不穏な話が多い中、最初から最後までハッピーに終わる「切れたミサンガ」が好き。
人でも殺したんかと思いつつ、同じ格好ときたのでSFかと思ったら 笑
安定のホラーの「こわくてキモくてかわいい、それ」も好き。
それが不気味だけど、主人公が見下されてることに気付きながらも知らないふりして難を逃れてて、性格悪い私はざまみろと思ってしまった。
「久闊を叙す」も良い。
こんな形で、我が友李徴子を読むとは。新鮮な感覚だった。 -
Posted by ブクログ
舞城だ。舞城の全てがここにあった。ドライブ感暴力エログロ愛哲学変な名前。コメディ要素は少なめ。これが私がずっと読みたかったディスコ探偵水曜日……か!と思いながら読み進めた。
推理小説って、何人もの探偵が色んな推理してはハズレ、誰かが殺され、また誰かが推理して……の繰り返しで眠たくなるんだけど、ディスコ探偵水曜日は違う。探偵たち、推理場面ほぼなく、さっさと死ぬ!(八極以外)。大爆笑カレーと本郷タケシタケシは熱い!世界線どうなってる?あー、エログロだけがしんどくて辛い。
やっぱそうなんや!な終わり方!続き気になる。しかし私はまだ中、下を買っていない。まとめて早く買えばいいのに、引き伸ばしてずっと楽しみにこの世界に浸ってる自分がいてちょっと引く。 -
Posted by ブクログ
舞城の本は、元気な時に気合い入れて読まないと読めなくて、読みたい気持ちだけがずっと募るのだ。
今、久々にその時がきた。
「奏雨」
3回読んだwなんか頭に入ってこなくて。舞城のミステリーはいいのになぁ。
「打撃」
極限状態まできつい思いをした人間は幸運を信じず、神を信じる。自分が撃った玉が勝手に悪人を殺してたら。潔い主人公。
「落下」
舞城はホラーも書く。怖くは無い。やっぱり不思議な世界観。
「雷撃」
石怖いw
「代替」
舞城らしさが特にある。グロさ。でもすっきりした気持ちにもなる不思議。
「春嵐」
めっちゃすき。兄妹の話。兄カノにうっすら痴漢する妹の、兄カノとの夕方の情景が綺麗すぎて青春すぎた。この話に星5つける!
「縁起」
舞城のファンタジー。めちゃくちゃファンタジー。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1話1話読んだ後の心のわだかまり、、、
何処と無くもう少し説明が欲しい!というかこの後どうなっちゃうの〜!?っていう気持ちになった。そこが想像力をかきたてるというか、読者に任されている感じがして面白い。
「奏雨」最近の本の登場人物名ってキラキラネームじゃないけど漢字が不思議というか、身の回りに居ない名前が多いなって思っている。もっと若い世代では普通の名前なのだろうか。
独特の掛け合いがもどかしつつも面白かった。
「代替」「ろくでもない人間がいる。お前である」なんて出だしオシャレすぎる。わ、私の事〜!?って思ったら全然違かった。ずっと面白かった。ちゃんと自殺するためにリハビリを頑張る姿は、そんな理由で頑張ってしまう人も実際にいるのだろうかなんて物思いにふけってしまった。
全編書いてもいいのだが、何処と無く全部おちがもやっとするというか、なんて感想書いたらいいのだろう、でも確かに全部面白かったのにという感じなのでここまで!作者の他の作品も読んでみたい。