【感想・ネタバレ】短篇七芒星のレビュー

あらすじ

ろくでもない人間がいる。
お前である。

SNSで「書き出しがすごい!」とバズった(46万いいね)本!

これが、舞城王太郎の小説だ。言葉だ。

ろくでもない人間がいる。お前である。
くだらないことに執着して他人に迷惑をかける人間がいる。これもお前である。
何を触っても誰と関わっても、腐敗と不幸をもたらす人間がいる。まさしくお前である。(「代替」冒頭より)

<収録作>奏雨/狙撃/落下/雷撃/代替/春嵐/縁起(全七篇)

「ろくでもない人間がいる。お前である」
「積乱雲と呼ばれる女の子がいて」
「私のうちの犬はストーム。本当はヒョードル・ミハイロビッチって名前」
――直截的で幻惑的かつ挑戦的な書き出しで始まるそれぞれの小説世界が描き出すのは、現実と異界に彷徨う命と魂の真実の物語。
作家・舞城王太郎の真骨頂が宿る七短篇。

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Posted by ブクログ

全体的に面白かった
短編集なので合うものとあまり好みではなかったものもあったが、全体的に面白く満足できた。

SNSでバズっており、少し天邪鬼を発症してもっと早く読まなかったのは悔やまれる
「ろくでもない人間がいる。お前である。」はバズってた通り最初から最後まで面白かった。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

面白かったー
初めて読む作家でした。

タイトル通り短編7編
『奏雨』
『狙撃』
『落下』
『雷撃』
『代替』
『春嵐』
『縁起』

今まで味わったことのない魅力がありました。
どの話もゾワゾワする所があり、それがそれぞれ異なる怖さなんですよね。
そんな気持ちがありながら何となく最後には微笑んでしまうような。
不思議な読後。
世界観が独特でした。


落下、代替がお気に入り。
でも奏雨のSAWもねー
ハッとする。
狙撃はジョジョを思い起こさせるし、縁起は感情が追い付かない。
雷撃も困惑させつつ、青春がある。
春嵐は普通っぽく見えちゃうのがこの小説の恐ろしいところだ。

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2024年11月01日

Posted by ブクログ

書き出しが鮮烈でずっと読みたかった作品。
歯切れよく読みやすい文章にスラスラとページを捲る速度は高まっていくのに、オチがまったく読めずどこに辿り着くのかわからない読書体験が爽快だった。

七篇からなる短編集で一作品30ページほどなのでスキマ時間にサッと読めるのが嬉しい。
が、一度読みはじめたら多分止められなくなってしまうと思うので注意して欲しい。

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2024年06月22日

Posted by ブクログ

豚神殿だけでも読んだ甲斐があった。読んだ後にじわじわ愉快さがくる。ただ、石の下ネタがちょっとキモかった。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

読みやすい、どんどん読み進められる。
7つの話があるから自分の好きな順位をつけながら読んだ。
面白かったからこそ、一つ一つに対してもっと詳しい内容や細かな設定、続きの話があったらいいのになぁと感じた。

個人的に春嵐が好き

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2025年07月15日

Posted by ブクログ

始めての舞城王太郎さんの作品。歯切れが良く疾走感のある文体が心地よく一気に読んでしまった。世界観はSF・ホラー寄りでぞっとするような描写もあるけれどナンセンスなユーモアが全体を包みこんでいるので、読後感は悪くない。
短編ということもあり、若干、乱暴に放り投げられるような感じで終わる話が多いけれど、その感覚も悪くない、好き!

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2025年07月08日

Posted by ブクログ

有名な「ろくでもない人間がいる。お前である。」を読みたくて読んでみた。日常…と思いきや唐突なファンタジーだけど、さくさくするする読んでしまった。ややグロいから短編でよかった。

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2025年06月20日

Posted by ブクログ

知人おすすめ作品

石の話
性格悪い話
花瓶の豚の話
がお気に入り

すすめてきた人にそれを伝えたら
まだ読んでないという。
なんやねん

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2024年10月16日

Posted by ブクログ

どのお話も濃くてとても面白かったです!
短編集はだいたい、好きなお話とそうでもないお話の差が激しかったのですが、この本はほんとに全部面白かったです。
特に「代替」と「縁起」が好きです。

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2024年09月28日

Posted by ブクログ

読み終わったときに、自然に「面白かった。」って言ってしまった。
パートナーさんの好きな作家さん。なんで今まで私が出会わなかったのか謎。スキ。
この短編は、読んでいて同じ人が書いたの?…みたいな不思議な感じになった。
スキ。
ホラーやSFベースで、絶妙なグロ加減。そして、ちょっと甘酸っぱい青い春よ。
なんだろ?
大人になる前の少年の危うさみたいのが、直接的に描写はされてないんだけど、そこかしこに匂わせているように感じるところが凄く好き。
ホラー、SF、グロだと思って読んでるんだけど、その中に感じる青春と恋愛。
とりあえず、パートナーさんの家にあるやつ全部借りたい。

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2024年09月16日

Posted by ブクログ

話によって好みは分かれようが、どれも濃厚で満足度が高く、切り口と持ち味の違う話でたいへんよかった。

個人的には一篇目が面白かったのがよかった。映画好きなら(さほどでも)だいぶニヤリと出来た。

ホラー感ありつつも、「落下」「代替」もすごくおもしろかった。

話によってはイマイチ突然終わった感、物足りなさがあるものもあったが、だらだら余計な理屈づけをしないクールさが良いという気もする。

初めて読んだ作家だったので、他の作品もよみたくなった。

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2024年07月13日

Posted by ブクログ

初めて舞城王太郎さんの話を読んだ。
ものすごく独創性のある話で、世界観についていけなかったものも多数・・・
しかし読み進めてしまう魅力がある。
最後に近づくに連れ抽象度というかファンタジー度合いが高くなっているのかな?
アニメ監督やられていることを最後の著者紹介で知ってすごく腑に落ちた。

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2025年10月31日

Posted by ブクログ

なんて独特な作風なんだろう。
短篇でこんなに展開読めないことある?
奇っ怪だけど現実的で妙な爽やかさもあり…面白いというか癖になりそう。
『奏雨』なんて猟奇的な話をしているのに微笑ましさを感じるし、『雷撃』は不気味さと青春が上手く合わさってる。
『縁起』は不可思議だけど最終的にはハッピーで、それがまた良くて。
どの話も「何これ」って思うのに結局楽しめてしまうから不思議!

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2025年10月27日

Posted by ブクログ

ひとつの話読み終わるごとに「なんだこれ笑」って思う、いい意味で。
非現実的なのにラストはしっかりまとまっててこれぞ物語っていうか、すごいなって思った。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

つまらなくはないけど全体的に惜しい。この設定ならもっと面白くなりそうなのになんか惜しい、みたいな印象。

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2025年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ろくでもない人間がいる、お前である。
のくだりが気になって購入。世にも奇妙なみたいな感じ。さっくり楽しめた。

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2025年05月30日

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