冲方丁のレビュー一覧

  • 戦の国

    Posted by ブクログ

    表紙のデザインが良い!

    解説で書いてあるとおり「道」をキーワードとして書かれたもので、戦国時代の小説を読む中で初めて、道というものを意識した。新鮮だった。

    明智光秀、大谷吉継、小早川秀秋の話が特に好き。
    それぞれ短編は星5こでは足りないくらい。
    上杉謙信はあまり詳しくないし、今回読んでも興味を引かれなかった。
    さいごの豊臣秀頼の話は、その前の短編から優れた男の話が続いて食傷気味になっていたこともあってハマらなかった。

    0
    2020年11月22日
  • 戦の国

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    明智光秀の話がお気に入りです。お話の構成が巧みで、ミステリーを読んでいるかのような爽快感がありました。

    本能寺の変を前にして、明智光秀が過去を振り返ります。
    一切ハゲてないのに日常的にハゲ呼ばわりされたこと、過酷な環境で超大変な任務を任され苦労したこと、仏教施設でジェノサイドを命じられたこと、近頃信長の子供たちばかりひいきされるようになってきたこと、重要な戦から外されて手柄をあげにくくなってきたこと。
    果たして、一体どの要素が謀反への決定的なトリガーとなったのか。何が光秀をここまで駆り立てたのか…。

    ラストで明らかになる光秀の激情と、炎上する本能寺がとても美しいと思いました。

    教科書で習

    0
    2021年01月31日
  • もらい泣き

    Posted by ブクログ

    やはり短編集は読みやすい。
    内容も泣かせると言うより暖かい気持ちになれるものが多く良い読後感がある。

    0
    2020年09月15日
  • 戦の国

    Posted by ブクログ

    何処から来て何処へ行くか。
    歴史は一本の道である。
    振り返ってみると全ては必然であったと言えるのではないか。

    なんて事を考えさせられました。

    0
    2020年09月15日
  • ばいばい、アースII 懐疑者と鍵

    Posted by ブクログ

    冲方さんの初期の頃のSF
    マルドゥック・スクランブルから、こっちに飛んできた。
    言葉の使い方が特徴的で、なかなか難しい。
    でも物語は理解できるし、サクサク読める不思議。
    ちょっと中だるみ。

    0
    2020年07月21日
  • 天地明察(1)

    購入済み

    絵の威力

    原作、コミック両方とも読んでみた。
    小説ではわかりにくかった幾何の問題がコミックでは解説抜きでよくわかる。
    コミックの生命線である「絵」の力を改めで実感した。

    0
    2020年05月20日
  • マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版

    Posted by ブクログ

    再読。
    なんだろ初めて読んだときの方がドキドキした気がする。
    この巻では異能バトルが本格的に始まらないからだろうか。
    終盤になるにつれて戦いが壮絶になっていくので、まあ仕方ないのかもしれない。
    とはいえウフコックの悩む姿はとても愛くるしく、ボイルドの静かな狂気も不穏でよい。
    久々にみんなに再開した感じ。

    0
    2020年03月07日
  • マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 〔完全版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2と3の感想。
    合本版を読んでいたら、いつのまにか3になっていたらしい…

    「楽園」とかが出てきて、これはどこへ話が転がっていくんだろうとわくわくしたけど、カジノのターンがとても長くて、結局バロット個人の事件で終わってしまった。うーん次に期待…

    カジノのゲームは、ルールがよく分かってないので雰囲気で。ハリウッド映画っぽいかんじの…を想像…。ルールを理解して読むともっと楽しいのかもしれないが。

    あとは、ドクターの過去編があったらぜひ読みたい。

    0
    2020年03月02日
  • 決戦!本能寺

    Posted by ブクログ

    本能寺を主題に沿えた、7作家によるアンソロジー。
    実行者は明智光秀であるが、その動機あるいは黒幕については、いまだに諸説紛々。
    本作では、葉室麟著『鷹、翔ける』は、明智光秀の家臣斎藤内蔵助こそ、変を起こした随一の者としている。
    木下昌輝著『幽斎の悪采』では、細川藤孝の謀を示唆する。
    天野純希著『宗室の器』は、宗室の独白で信長への思惑が語られる。
    裁判などで分かるように、事実の裏にある真実や当事者の心理などを正確に明らかにすることは、現代の事件においてさえ困難を極める。まして、過去の歴史上の事件など。
    だからこそ、あれやこれやと、作家の想像力を刺激するのだろう。読者にとっても、歴史小説を読む楽し

    0
    2020年02月18日
  • 攻殻機動隊小説アンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2017年発行。あの攻殻機動隊の世界を土台にした、全編書き下ろしのアンソロジー。
    このアンソロジーの中では円城塔の「Shadow.net」が一番好きな作品だったけど、これは『年刊日本SF傑作選 プロジェクト・シャーロック』に再録されているので、個人的にはそちらを購入するほうがオススメかなと。

    ===

    Shadow.net 円城塔 ★★★★☆
    * 相貌失認症を持つ「わたし」は、プライバシーの観点から街の監視を行うシステム一部としての役割を担っている、という設定が、なるほど、と。近年(リアルの世界の近年)のAIによる顔認識技術は監視システムを強化したり、あるいは相貌失認症の人を支援したり、とい

    0
    2020年02月17日
  • 光圀伝 一

    購入済み

    光國伝

    黄門さまの伝記もの。わくわくします。

    0
    2019年12月11日
  • 偶然を生きる

    Posted by ブクログ

    現代の人は社会的経験の比重が多すぎて、その中にも幸せはあるけど他の宗教的だったり根源的な幸せもあるよという話。
    タイトルに惹かれて読んだが、偶然性の話があまりなかったように思えて不完全燃焼な感じがした。

    0
    2019年12月07日
  • 決戦!川中島

    購入済み

    書きつくされたテーマだけに

    川中島の合戦はあまりにも有名で書きつくされたテーマだけに、これだけの気鋭の作家を並べても「どこかで見たこと読んだことのある視点」と思えてくるのが残念。各作者の中で乾緑郎の作品が印象に残った。

    0
    2019年11月16日
  • 決戦!関ヶ原2

    Posted by ブクログ

    とても好きなシリーズだ。
    でも回を重ねていくうちにクオリティーが下がっている気がする。それでも秀作に会えると次回も是非読みたいと思ってしまう。
    「名だけを残して」、「蜻蛉切」は秀作。

    0
    2019年10月08日
  • もらい泣き

    Posted by ブクログ

    「心に触れる」ありきたりな言葉だが、本当にそんな本だった。
    感動って、他人の「価値」(大切なもの)との邂逅とそれを自己消化することで起こると思う。それは、本書の中で言わせれば常に「在る」ものであり、気付くか気付かないかだけの違いであるらしい。
    著者は本書に描いた千差万別の話の中にも共通点を見つけた。その共通点こそが人類共通の「良心」の存在だという。誰しも自分の良心に気付きさえすれば、これらの物語の主人公のように強くなれるんじゃないか。他人の「価値」を推し量り、後悔する前に伝えたい誰かに「ありがとう」を伝えられるんじゃないか。そう思った。

    0
    2019年09月04日
  • 新装版 冲方丁のライトノベルの書き方講座

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新装版前は読んだ記憶があるので読みなおしてみる。
    前のバージョンの細かい内容は覚えてないが、内容がそこそこ変わっている気がする。ファフナーのあたりはかなり変わっている。

    読んだ感想としては、思ったより薄いなと言う感じ。
    沖方さんの作品を読んだことがあるなら読み物としては楽しめる構成。
    書き方講座と言う意味では、最後の二章以外は微妙に感じる。
    逆に最後の二章はかなり具体的に書かれており、そのケースでは参考にしたい案件が多いが、やはり本全体に対してみると薄い。

    0
    2019年08月25日
  • はなとゆめ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    清少納言のはなし。
    彼女の他の人と違うところは、歌を詠む際に、ふつうは詠まれないような、微妙な、あや、を詠むことであった。誰も面白いとは思わないような、白黒さだかでない、うっすらと、ほのかなもの、花の色の濃淡、そういう例えようもないものに心が引かれるのである。
    清少納言が仕えた一条帝の中宮定子様は一条帝の妻であり、恋人であり、おもてなしをする座の主ともなり、ときに舞台の演出を司り、教師として導き、そして、興味を共にする学友として交流する、そういう存在だった。そんな、中宮定子に仕え、また、気に入られた清少納言は、機転の利く歌を詠むことにたけており、中宮もたよりにするのであった。
    清少納言は、一乗

    0
    2019年08月23日
  • 天地明察(8)

    Posted by ブクログ

    "「今度の勝負は何年かかるのです?」
    「じゅ 十年
    ッ!?では…なくて…いや… そッそれよりは早く成就させる 必ずだ」
    「一年の次は三年 その次は十年ですか……
    大体あなたが期限を守った事があるのですか?」
    「う…うん…まあ…」
    「家が許すのでしたら 今度こそあなたが期限を守る様
    傍で見張って差し上げます」"[p.106]

    0
    2019年08月16日
  • 天地明察(7)

    Posted by ブクログ

    "「うむ しかし其方は
    それでも家督を投げ出さず 出奔せず 家を荒らさず
    出来得る限り家業に励んでおるのであろう
    まことに天晴れな心掛けだ
    それで良いぞ 渋川春海よ
    己の家を棄てず とらわれず 其方自身が春の海辺の如くあれ
    そして其方の暦法と事業を通して 武家の文明に春を齎してくれ
    春は必ずや来る」"[p.84]

    0
    2019年08月16日
  • 天地明察(6)

    Posted by ブクログ

    "「おこと どうかおことの手で これを抱いてやってくれないか」
    「私が…ですか?」
    「うん お前にそうして欲しいんだ 紙製の試作だから左程重くないよ」
    「………はい…… こう…でございますか?」
    「ありがとう…おこと ありがとうな
    これでようやく…建部様の供養が出来たよ…ありがとう」"[p.121]

    0
    2019年08月16日