冲方丁のレビュー一覧

  • マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 〔完全版〕

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    【崩れ落ちる、命】

    SF畑で育ってというか星新一の世界の中で生きてきて、想像力だけは豊かになった。豊かになったからこそSFがさらに大好きになった。SFにはロマンだけじゃなくて常に未来への風刺が込められている。近代化は何かを犠牲にして成り立つという警鐘をならしながら与えられる仮想現実は、ひどく苦くそして甘い。

    頭の中に膨らんだifがつまらない現実をフルカラーに縁取る。内容はともかく世界が面白かった。

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    2015年10月01日
  • マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕

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    『もしも2ちゃんねるがなくなったら』

    もしかしたら、僕らは変われるかもしれない。ある意味、僕らの退屈は消費されている。能力や有用性や生まれた意味など、どうしようもなく人が与えられる事を何故か無意識的に行う奇行に対してのなにか。生まれた意味?

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    2015年10月01日
  • サイドストーリーズ

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    サイドストーリーっていうテーマが面白かった。わたしは本篇を読んだことがあるのが偏食気味なので中田永一さんの百瀬こっちを向いてと、中山千里さんのさよならドピュッシーだけだったのでその二本を読みましたが、ファンにはたまらなく豪華であろうサイドストーリーがたくさんでした。
    大好きなあの小説たちの違う話、もっと読みたいなって思った。

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    2015年09月07日
  • サイドストーリーズ

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    ネタバレ

    【収録作品】「鯨と煙の冒険」中田永一…『百瀬、こっちを向いて。』番外編/「一服ひろばの謎」貴志祐介…「防犯探偵・榎本径」シリーズ番外編/「皇帝の宿」宮木あや子…『校閲ガール』番外編/「街で立ち止まる時」東直己…「ススキノ探偵」シリーズ番外編/「同窓会」垣根涼介…「君たちに明日はない」シリーズ番外編/「心の距離なんて実際の距離にくらべれば、」狗飼恭子…『遠くでずっとそばにいる』番外編/「平和と希望と」中山七里…『さよならドビュッシー』番外編/「ゴロさんのテラス」笹本稜平…『春を背負って』番外編/「雁首仲間」冲方丁…『天地明察』番外編/「落としの玲子」誉田哲也…「姫川玲子」シリーズ番外編/「オレン

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    2015年08月21日
  • 天地明察(8)

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    ネタバレ

    遂に関さん登場。
    彼との会合で主人公は絶望の日々から立ち直り、再度の改暦に向けて奮闘しだす。
    1巻から名前だけ出てきていて、やっとの登場。こうゆう立ち位置のキャラは結構好きである。

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    2015年05月31日
  • 天地明察(8)

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    内容紹介

    改暦を懸けた「三暦合戦」。渋川春海の推す授時暦は、最後の勝負で予報に失敗した。これで事業は頓挫、春海は絶望の底に追い込まれた。無為の日々を過ごす春海に、あの関孝和が名指しで設問したとの報せが。尊敬する関の設問を見た春海は、その意図を知り彼の自宅を訪ねるが……!? 絶望から再起へ、感情は膨らみ爆発する! 名場面満載の第八巻!!

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    2015年05月24日
  • サイドストーリーズ

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    それぞれの作品の番外編というか、タイトル通りサイドストーリーを集めた短編集です。
    読んだことがあるのもちらほら。
    名前だけ知ってて、気になってはいるけど〜というシリーズも結構収録されていて、良いきっかけになりました。

    中田永一はやっぱり面白かった。脇役だった彼がいい味だしてます。
    あとは中谷七里も。音楽シリーズしか読んでないけど、他にもいろいろミステリ出してるし、これを読む限りそっちも良さそうですね。

    初めてのものだと、「校閲ガール」「君たちに明日はない」「北天の馬たち」「まほろ駅前」が読みやすくて惹かれました。
    ぜひそのうち本編を読んでみたいとおもいます。

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    2015年07月01日
  • OUT OF CONTROL

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    冲方丁さんの短編集。SFにホラー『天地明察』の元となった『天地明察』のダイジェスト版などが収録されたバラエティ豊かな構成。元々はライトノベル出身の作家さんだけど、ホラーも上手いなと思った。「まあこ」や「箱」はゾッとする出来。2012/691

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    2015年04月13日
  • OUT OF CONTROL

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    短編集。通過儀礼を経た少年、ファムファタールをお持ち帰りした男、箱に詰められた男の残滓、天地明察ダイジェスト、親は選べなかった少年、メトセラを宿した夫婦、犬、よくやったの7篇。
    この人の作風も広いなあと改めて感じました。
    もう一回天地明察が読みたくなった。

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    2015年04月11日
  • OUT OF CONTROL

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    「スタンド・アウト」「まあこ」「箱」
    「OUT OF CONTROL」は、気になる言葉がちらほら。箱もそうだったけど。

    この方の本は初めて読んだのだけれど。難しかった、読み込めずにするっと流れてしまった部分もあると思う。
    でも、前々から感じていて上手く言葉で表せなかったことを、ピンポイントで突くように書かれている一文などがあって、「そ、それだ」と個人的に相当衝撃を受け痺れているので、良い出会いが出来たのかなと思いたい。

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    2015年04月02日
  • マルドゥック・スクランブル(4)

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    トゥイー達のバイオレンスな犠牲的シーンがぐさぐさくる。
    ドアの隙間から二人が仲直りするシーンが好き。

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    2015年03月19日
  • マルドゥック・スクランブル(3)

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    無理にスナークされてウフコックが嘔吐するシーンが好きだった。
    濫用されて尚バロットの可能性を信じて犠牲になろうとするウフコック。

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    2015年03月19日
  • マルドゥック・スクランブル(4)

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    トゥイーズはまあこんな感じかな,といったところ.
    全体的に絵柄がイメージより幼いので,いろいろ頭のなかで修正しながら読んでる.

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    2015年01月11日
  • マルドゥック・スクランブル(1)

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    バロットが結構幼いなと思った.小説版のイメージだと,もう少し温度を感じさせない人形のような表情なんだけど,ややアニメっぽい顔立ちだなあと.
    巻末のパイロット版の方がイメージに沿ってる感じ.漫画化するにあたって,もうちょっと一般ウケする顔にして,みたいな要求があったのかな.

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    2015年01月11日
  • 天地明察(7)

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    内容紹介

    異才・冲方丁初の時代小説にして、数々の賞を受賞し映画化もされたベストセラーを実力派絵師・槇えびしが爽快に描く新感覚時代漫画! 改暦事業は一度頓挫したものの、研鑽を重ね着々と成果を挙げる渋川春海。だが立て続けに大事な人を失ってしまう。悲しみの底にある春海は立ち直れるのか!? そして改暦事業の行く末は!? 人生の喜怒哀楽が流転する第七巻!!

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    2015年05月24日
  • マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 〔完全版〕

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    シェルの犯罪を裏付けるデータがカジノに保管された4つの100万ドルチップ内にあることを知ったバロット。チップを合法的に手に入れる為、カジノでの勝負に挑む。物語の完結編。

    なんだろう、このモヤモヤ感。最終的にバロットが獲得した自身の価値がウフコックの存在に依存しているからか。人は結局、誰かと共に生きることで希望を見出すしかないという語られ尽くした結末に至るのかと。孤独や苦痛は自分ひとりで抱えるほかないのに、希望や愛情は他人の存在に依存するしかないのだろうか。それが種の存続の為の人の本能か。ならば愛されない存在に価値などないのか。彼女自身で完結する彼女の価値を見出してくれることを期待していたので

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    2015年01月04日
  • マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 〔完全版〕

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    ネタバレ

    ひとつのシーンが、長すぎて途中で飽きてしまう。
    特にカジノのシーンは、長かった。
    作品に対する思い入れを排除して、絞り出した文章を捨て去る勇気が欲しかった。

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    2014年12月30日
  • OUT OF CONTROL

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    初めて読んだ冲方作品が『天地明察』だったので、その落差にびっくり(@@; もともとはラノベを書いていたとかで、じゃあむしろ『天地』の方が異色作だったのかなと思った。「まあこ」「箱」はまさにホラーって感じで怖いけど面白かった。他の作品は…あんまり好みじゃないかな…でも引き出しの多い作家さんだということは分かった。また『天地』っぽいお話が出たら読みたいと思った^^;

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    2015年07月06日
  • 天地明察(6)

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    本因坊道策。
    彼もまた、己の生き様をカタチに残そうと悩み苦しむ一人です。
    碁の世界で道策。算術で関孝和。
    春海という人間を構成する一つ一つの要素で、自分と同じように悩み苦しむ人物と出会い、そして彼らの覚悟に打ちのめされながら、前へ前へ進みます。
    改暦の儀へと。

    戦う相手は暦から、朝廷へ。
    丁寧に根気よく向き合っていくことのできた暦という理論。それとちがって、のらりくらりと伏魔殿の様相の朝廷。
    理想だけを追い求め、熱意があれば正道と、突き進んできた春海たちに立ちはだかった、過去・前例遵守の公家衆。
    徒労と挫折に捕らわれた時に、道策との初手天元を賭けた真剣勝負は、これ以上ないカンフル剤となったは

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    2014年09月16日
  • ストーム・ブリング・ワールド 1

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    冲方ワールドというよりは(カードの属性がどうとか)結構ゲームの印象が強い。別にそれでマイナスとかではないが、『マルドゥック』シリーズや『シュピーゲル』シリーズの流れるような暴力描写を期待すると少し違うかも。

    ただ、後書きは必見かと!!

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    2014年08月16日