冲方丁のレビュー一覧

  • 天地明察 下

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    うっわ、めっちゃ良かったんですけど!
    改暦事業でこれほど熱くなれるなんて予想外。
    なんかもう途中からは、春海と一緒に励んで悲しんで苦しんで喜んでる気分だった。
    何度も感情を揺さぶられて、その度に泣いた。
    てか、上巻と下巻では春海の熱量も度量も違いすぎてビックリする。
    「お前、そんな熱い男だったのか」と。
    もう下巻の展開があまりにもロマンティックで、この物語にすっかりのめり込んでしまった。
    ホント読まず嫌いしなくて正解だった。
    面白かった。
    人生を賭けた大勝負、お見事でした。
    これを機に『光圀伝』も読んでみようかな。

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    2026年07月06日
  • はなとゆめ

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    『春はあけぼの』って、実は1000年前の“推し活”だった。これを知っていたら、学生時代の古文の授業はもっと楽しかった気がします。

    冲方丁さんの『はなとゆめ』は、『枕草子』をまったく新しい視点で見せてくれる歴史小説です。

    主人公は清少納言。彼女が仕えた中宮・定子は、一条天皇に深く愛されながらも、藤原道長による熾烈な権力争いの中で次第に追い詰められていきます。宮中では血縁や権力を巡る争いが続き、誰もが生き残るために戦っていました。

    そんな中で、清少納言が選んだ武器は剣でも政治でもありませんでした。

    「好きなもの」を書くこと。

    『枕草子』は、定子という一人の女性の美しさや知性、宮中で過ごし

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    2026年07月05日
  • 天地明察 下

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    最高!

    春海の挫折と葛藤、それでも大願成就のために周りの人の助けを借りながら立ち直って戦う姿。

    題材こそ算学という馴染みのないものだけど、少年漫画のような、ロマン溢れる本だった。

    自分はこんな風に人生を賭ける何かに燃えている人の物語が好きだ。

    足掻きながら戦い、何かを成し遂げ、それが世界を前進させる。

    そんな人たちの物語を読むと、自分もそうありたい、それに近付きたいと思ってくる。

    気持ちいい一冊だった。

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    2026年07月03日
  • 天地明察 上

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    暦、算術という自分の中にはあまり関心のなかった分野の小説だが、とても面白くあっという間に読んでしまった。

    いくつになっても大願を持つこと。

    何かを始まるには遅いということはないこと。

    人生の岐路と呼べる年齢に差し掛かった今、あまりに胸に刺さる本だった。

    あらゆるものは、膨大な時間と大勢の人間の努力の積み重ねの上にあり、今を生きる私たちがやることら、その積み重ねの上に、何かを少し上乗せすることだ。

    下巻が楽しみだ。

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    2026年06月19日
  • 麒麟児

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    大政奉還
    江戸城の無血開城

    教科書でただ事実として伝えられたその言葉が、何を意味するのか、どんな歴史を包み込むのか、深く、立体的で、さまざまさ方面からの思惑が重なり合う、その様が、心も抉りながらでも考えさせられるとても良い作品だと思います。久々にゆっくりと小説を読みながら、そうそう、こういう世界観が描けるから冲方さんのことが好きだった、私は最近腐ってばかりだけど、こういう無鉄砲で、正義のために戦う人たちが好きだったと改めて思い出させてくれました。主君のためというよりも、困った民心のため。そのために粉骨砕身働く勝さんが、やはり私は好きです。
    純粋に政治的な駆け引きも参考になりますけどね!

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    2026年06月07日
  • マルドゥック・アノニマス11

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    なんかわかんなくなっちゃってんだよね前巻読んだのだいぶ前だから。そんで7割くらいのボリュームでずーっとどっかで戦ってるんだよね。こっちの勢力とあっちの勢力が。なんでこいつとあいつがこっちの勢力になってんのか、もうよくわかんねえんだよ。そんなだけど破天荒に面白いんだわ。もうこれ天才でしょ。マルドゥックスクランブルのときからもちろん好きだったけどさ。これだけの数の異能力者を描き切って文章で表現するのは著者が異能だよ。
    アレよね、シザースが当面の敵なのよね?だから均一であり完璧であるべきとする勢力と、個々の弱みを補い合う多様性の勢力の紛争、と捉えていいのよね?1巻から読まないともうわけがわからなくな

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    2026年05月25日
  • 天地明察 下

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    ネタバレ

    主人公がちゃんと歳取っていくのが意外と新鮮。完璧に作ったはずの暦ずれてこっちもびっくりする。周りに女の人いなさすぎて、えん のことが良かったのではという気が少ししてしまう。

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    2026年05月24日
  • アクティベイター

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    この手の作品を書くと冲方丁と言う作家は、物凄いエンターテイナーだと思うな。
    月村了栄さんも、この感じの作品の時が一番筆が冴えてると思うよね。
    でも、二人とも違った感じの作品を書いた時は、僕的には少しガッカリする事が多くなるのは好みの問題かな。
    今回は、メチャ面白かった!!

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    2026年04月28日
  • 剣樹抄 インヘルノの章

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    父を殺したのが水戸光圀だと知った了助は、義仙と旅をしながら、大火を引き起こした極楽組を追っていく。

    その旅の中で、武士とは、地獄とは何か、生きることについて、考えていく…

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    2026年04月09日
  • 天地明察 下

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    改暦という悲願を達成した、渋川春海の知性、人脈、碁で培われた戦略的な考え方に感銘を受けた。上巻よりも、歴に関係深い「神道」に重点が置かれており、柏手や絵馬の音といった神道を想起させるものが、春海の人生における重要な場面で描かれている点も面白く、この人物の物語を神がかった事業として昇華している。

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    2026年04月02日
  • 骨灰

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    ネタバレ

    めっちゃ怖かった!!!!!
    娘を育てるわたしにとってはトラウマ級の恐怖。

    序盤、「話の不気味さと、文体の説明臭さがマッチしてなくて歯切れ悪いな……」と感じたことすらも、筆者の狙い通りだったのだろうか?と思わされるほど、後の展開でにじり寄られるような恐怖心を掻き立てられた。

    主人公が狂気に染められていく過程で、「これを今読んでいるわたし自身も、果たして正常かどうか疑わしいな」と思ってしまった。

    水を飲みたくなった。
    渋谷に行くたび思い出しそう。

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    2026年03月20日
  • 月と日の后

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    この時代が好き。満月の和歌がどうやって作られたのか。彰子の苦悩、考え方はどうしてできたのか。よく分かった。

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    2026年03月16日
  • 天地明察 上

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    ネタバレ

     購入したのは本作が本屋大賞か何かの賞をとった結構前で、度々手を付けるものの中々加速せず、ついに読み切りました、面白かった!出だし、算額絵馬やら御城碁に飽きている様子なんかのくだり、「あれ?日本初の暦を作った人の話じゃなかったっけ?」と既に映画化もされていることのにわか知識が邪魔して入り込めない。俄然面白くなってくるのは、建部と伊藤という二人の老人と共に出た北極出地のあたりから。
     時代は徳川家綱、四代将軍の御代。渋川春海は現在も残る碁の一大流派「本因坊」家と共に将軍に碁を指南する「安井」家の、名人安井算哲の二代目として江戸城に登城する身でありながら、定石通りの碁を並べるばかりの御城碁に飽き飽

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    2026年03月04日
  • 決戦!関ヶ原

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    これは秀逸。
    戦国時代の脇役の心理がわかる。作者によって見方が少しづつ変わるのも面白い。作品の並びも素晴らしい。秀吉の朝鮮出兵が与えた武将らの心持ちが、それ以降の人生を変えていく様もしゆういつ。
    ・人を致して、伊藤潤
    人に致されてきた家康、今回も三成が取り除きたいと考えた武将に絡む策に乗る。
    ・笹を噛ませよ、吉川永青
    敗軍の将につかい続けた槍の名手可児歳三、とった首には笹を噛ませる。一番槍を横取りした味方の井伊直政を追う。何のために戦うかを学んだ才蔵、直政の配慮。
    ・有楽斎の城、天野純希
    信長の13歳下の弟、父信秀の11番目の男子として生まれた。武芸よりも芸事。武運にも見放され茶の湯にハマる。

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    2026年03月03日
  • マイ・リトル・ヒーロー

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    驚くほどのお人好しである暢光が巻き起こすFPSゲームファンタジー。
    人を信用することが難しいこの時代に、ファンタジーと電子世界を融合させ、上手く家族の団結や絆を描き出せている作品。
    戦闘場面の描写は少々斜め読みしてしまいつつ、次の展開がどうかるかもある程度予想がつきながらもおもしろく読み進めることができた。
    世代を超えてコミュニケーションや絆を確かめるのは会話だったり、はたまたアニメだったり、ゲームだったり、時には何気ない公園でのキャッチボールなのかもしれない。
    人をつなぐコミュニケーションの手段は無数にあり、心をつなぐことは信じることなんだと改めて思えた作品。
    後日談のようなエンディングも心

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    2026年02月24日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    人が多くて 途中混乱しそうになったけど
    何とか特徴があったので 読み進められたし
    どんどん 絡まった紐が解けていく感覚が
    楽しかった。全員死なないとか綺麗事だけではない部分が個人的にすき。

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    2026年02月23日
  • 天地明察 下

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    ネタバレ

    歴史の教科書だとひと言で終わる改暦にここまでドラマティックな展開が含まれるかというほどに背景があり、引き込まれるように読み進めました。実際の出来事とはいえ、最後まで見事なストーリーでした。

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    2026年02月21日
  • 天地明察 上

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    江戸での生活とその心情変化を生き生きと描かれており、これから迎える改暦作業にどのように関わっていくのか、主人公に寄り添った気持ちで下巻が楽しみになりました。

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    2026年02月19日
  • 天地明察 下

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    ケプラーの法則とか、いいですね。
     「私たちが小さいのではなく、世が大きいのだ」とか、使ってみたいですね。

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    2026年02月15日
  • 月と日の后

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    役千年前のお話。
    この時代に長生きする事が良い事かを考えてしまう。夫、子、孫、親戚を思い奮闘する国母は大変だと思いました。

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    2026年01月29日