冲方丁のレビュー一覧
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購入済み
しゃれた構成のアンソロジー
煙草をテーマに有名作家の有名小説の番外編ばかりを集めたという大変にしゃれた構成のアンソロジー。
もとの小説を読んでいれば読み返したくなるし、読んでいなければ読みたくなるという、出版社 作家の術中にはまってしまうたちの悪い本。
番外編ではあるが元の本の色合い香りを程よく保った佳作が多い。 -
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ネタバレバロットとウフコックが再会し救出できたかが、ウフコックはブルーの奪還のためにそのまま再度潜入捜査をすることに。ただ、その捜査は長くはかからず、誓約の銃との全面戦争へ。バロットの成長とともに圧倒的な勝利をするもマクスウェルは逃してしまう。
また、一方では、ハンターが市議会員になったいるやうな描写や誰かの葬儀など、まだまだ明らかにされてない描写がワクワクした。
シザーズ側として、バロットたちから逃げ出したマクスウェルやイースター達の仲間であるレザーやラフィがシザーズ側になってしまうような描写があったりと新たな不穏な動きが。
今後は、ウフコックとハンターの針の共鳴を軸に彼らとの戦いが描かれるとともに -
Posted by ブクログ
ネタバレウフコックを取り戻すべく奮闘するバロット。誕生日を機に声帯再建手術を受け、その成功の翌日にハンターとの二度目の邂逅へ。
そして、その邂逅でウフコックの居場所の特定に成功し、奪還作戦へ。また、ハンター側もシザーズとの直接対決が始まろうとしており、ウフコック奪還作戦の時にハンターの登場がなかった理由も明らかに。
最後は、ウフコックが脳死状態にあるブルーを救出に行くために再びの潜入捜査をするという、ちょっと驚きとバロットみたく悲しい続きに。
脱出作戦のようなバロットとウフコック、そしてアビーたちの連携プレーがまた読みたいし、次巻以降もそうなって欲しいと願っている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレハンターのエンハンス能力により、新興勢力のエンハンサー集団を取り込んでいくクインテット。それに対抗しようとウフコックとイースター博士が中心となり善の組織を作り上げる。
中盤から終盤にかけて直接対決することに。そこでは数々の仲間や敵方の人物がやられていったが、まさか、最初のロックに続けてブルーまで死んでしまうとは驚きだった。ニヒルなキャラで好きになりかけていたところだったのに、ここで殺してしまうとは。。。
また、短編でネタバレされていたが、ネヴィル検事には、すごくイライラさせられた。
最後に、ウフコックとバロットが再開できていたので、やっと反撃の希望が出てきた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作からサム弁護士の遺志を継ぎ、クインテットへの潜入捜査及び犯罪者のリストメーカーとなるべく奔走するウフコック。
ただ、そこではハンターの緻密な戦略のもとアンダーグラウンドをあっという間に制圧する悪徳の極みたるクインテットを傍観するしかなかったウフコック。いっときバロットに癒されたが、すぐに潜入捜査に戻ってしまった。かれが隠してしまった感情は、彼女に対する恋慕やそれに付随する形の思い遣りなどかな。と想像しつつ読み進めていた。
また、『マルドゥック・フラグメンツ』で描かれていたエンジェルの登場など、敵方と思われる人物ばっかり出てくるわ、ウフコックは相変わらずガス室からのレポートであるなど、全く希 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『マルドゥック・スクランブル』から2年後が舞台。今作の主人公は前作からのバロットではなく、新しくウフコックのパートナーとなったロック。。。だと思って読んでいたが開始早々に彼を失うことに。
『マルドゥック・フラグメンツ』において絶望的なレポートをウフコックが書いていたし、また、合間合間にウフコックの絶望的な振り返りもあってとっても重苦しい雰囲気でしかない。ただ、その雰囲気がこの世界に引き込まれてしまう要因でもあるのが面白いところ。
物語的には、馴染みのスラムで活動するサム弁護士が持ち込んだ依頼から全てが始まり、ウフコックがその弁護士の意思を継ぐ形で新勢力との戦いが勃発して行くこととなる。 -
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Posted by ブクログ
江戸時代と言っても風俗は初期から末期の間に変遷がある。よくある時代物は、割と後期の雰囲気が強い。
この作品は、水戸の徳川光圀が世子の時代が舞台。将軍もやっと4代。わりと初期に近い。
父親を理不尽に殺されて、芥集めなどで露命を繋ぎながら身を守るために強くなった了助。
拾人組、という隠密チームの予備軍的なところに拾われて、剣や禅などを教わり、そこに関わる出会いを通して、だんだんと人らしくなる了助の成長も楽しみ。
江戸を焼いた大火、その原因に陰謀が?といった謎の追求も面白い。
光圀と了助の関係性ついて、つい緊張感をもって読んでしまう。
了助は、光圀の隠す事実を知ったら、どう感じ、どう行動するのだろう