冲方丁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
勝海舟、西郷隆盛。
この2人がこの時代の日本にいてくれたおかげで、どれだけの命が救われたのか。
人間1人の思慮で、こうまで歴史が変わるものなのか。
なんとなく知っていた歴史の一部分を、まるでその時に居合わせたように感じられた。
様々な思惑が絡み合う中、広く世界を、日本を見た勝安房守。
生き方、考え方、知識、見解、さらに口調までもがとんでもなくかっこよく見えた。
現代の日本は、勝海舟が尽力した理想の形とは違っているかもしれない。
あの時の、新政府のように私利私欲にまみれた人たちが蔓延って、貧富の差が広がり、諸外国の侵入を簡単に許してしまうかもしれない。
けどそうであってはならない。
この時代に失われた、たくさんの命の上で今の日本がある。
自分がまず一歩、何かしなければ。
そんな勇気をもらえた一冊だった。
勝海舟が西郷隆盛を思う場面は、思わず涙が出た。
紛れもなく良書!