【感想・ネタバレ】天地明察 下のレビュー

あらすじ

「この国の老いた暦を斬ってくれぬか」会津藩藩主にして将軍家綱の後見人、保科正之から春海に告げられた重き言葉。武家と公家、士と農、そして天と地を強靭な絆で結ぶこの改暦事業は、文治国家として日本が変革を遂げる象徴でもあった。改暦の「総大将」に任じられた春海だが、ここから想像を絶する苦闘の道が始まることになる――。碁打ちにして暦法家・渋川春海の20年に亘る奮闘・挫折・喜び、そして恋!! ※本書は2012年5月に発売された角川文庫版『天地明察』を底本に電子書籍化したものです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

素晴らしい本ですね。
江戸時代初期に暦を作るという壮絶な事業を成し遂げているのがすごい。
何よりも円周率3.14という記述がありましたが、もうすでにこの時代にこの概念があったのかと驚きました。

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2025年10月09日

Posted by ブクログ

上巻下巻とも良い!!!!!一切飽きがない!!!下巻は1日で読み終えてしまった

表現や単語が難しくGoogleと行き来しながら読む箇所もあったが、全体的にテンポ良くサクサク読めてしまった。特に物語終わり方、最後2人で同日にこの世を去ったところ、オシャレな終わり方だな。春海の最後はゆっくり穏やかにえんと過ごせて幸せだっただろうな。

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2025年10月03日

Posted by ブクログ

圧巻の下巻。囲碁侍・渋川春海の勇姿に感動。そしえ改暦ということにこれだけの人が関わり成し遂げられたものなのかと素直に感動。高校で日本史を学んでたけど、個人的に「名前だけは聞いたことあるけど何をしたかイマイチ分からない人」である、渋川春海・保科 正之・山崎闇斎・関孝和あたりの方々の功績を学べたし、(フィクションなんだろうけど)何よりみんなの人柄を好きになった。特に上巻では姿を表さない関孝和が満を持して登場するシーンはかなり印象的。納得の本屋大賞受賞作でした!

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2025年09月19日

Posted by ブクログ

再読です。

天文×時代小説。

「チ。地球の運動について(以下「チ。」という。)」の人気が再燃するなか、この作品がずっと脳裏をかすめていた。改めて読むと、改暦には数学と高精度の天文学が必須であると書いてあり、やはり求められていたのは「チ。」と同じだった。

渋川春海こと安井算哲は、変わり者だったが、とにかく星の観測と、算術を愛する青年だった。「チ。」のラファウと違うのは、ラファウが自分を偽っていた一方で、渋川春海は好きなことを追求していた。これは、国が違うのが一番大きいだろう。
京から遠いところに住んでいたのも、渋川春海が望まれていた点である。当時の京は、天文学を「忌み学」の一つとしていた。吉凶は占うのに、星の観測はダメというのは、なんともズレた感覚だが、治天の君の威厳の薄れていた時代で、唯一政治に口出しができるのが和暦についてだったため、京は天文学を僭越な学問として嫌っていたのだろう。

科学史は熱い。時代小説も熱い。その両方が組み合わさった、最高の熱い作品。これからも大好きな作品です。

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2025年03月23日

Posted by ブクログ

歴史小説は苦手だけど、この本は凄く読みやすかった。
多才な知識、不屈の精神、師•仲間•ライバル•妻の存在など、魅力的な存在と壮大なプロジェクトを完遂するドラマ性。
描き方も上手く、痺れたり感動したり揺さぶられた。

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2025年03月21日

Posted by ブクログ

とても面白かった。
春海の生涯をかけた勝負に惹かれました。
まさに、七転び八起きの人生でしたが
諦めない姿勢は自分も見習うべき部分が多いです。
研究し続けることを諦めず
周りの人間と協力し合って、
自分も勉学に励みたくなるようなお話でした。

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2025年03月15日

Posted by ブクログ

文句無しに面白い。主人公春海が人との出会いと別れを繰り返してどんどん成長していく、まるで少年漫画みたい。最初と最後はもう別人だもんね。

怠けず、逃げず、信念を貫き通し、家族を大切にして幸福な人生を全うする。素晴らしい。

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2025年03月03日

Posted by ブクログ

絶異。面白すぎた。

上巻の感想にも書いたが、登場人物が皆んな生きている。今はもうとてつもなく春海のファンになった。

また、史実としてもこの小説での描かれ方としても、保科正之が自分の中で最推し偉人になった。
戦国時代からの武断の流れを文治へ導く思想と行動、素晴らしい!

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2025年02月15日

Posted by ブクログ

面白い。足掛け23年の歳月をかけて作り上げた暦が出来上がるまでの過程はすごいロマンを感じる。今のよなら、スーパーコンピュータやAIでもっと早くとてつもなく膨大な計算が出来ると思うが、江戸時代に、それに人生を賭けて挑んだ渋川春海の一途さを思うと本当にかっこいい。
明日も生きている、明日もこの世はある〜…。というフレーズが好き。
暦がある事で、人は未来を認識する事が出来る。

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2025年01月31日

Posted by ブクログ

第7回 本屋大賞
第31回 吉川英治文学新人賞
第4回 舟橋聖一文学賞
第4回 大学読書人大賞第1位

おもしろくて夢中で読み耽りました!
歴史小説ならではの馴染みのない文章で言葉を調べながら読みましたが、不思議なくらい話の内容がわかりやすくて楽しかったです。

前半は江戸時代の未知な情報がいちいち新鮮でした。
絵馬に問題を書いて解いてもらう算額奉納は、娯楽の少ない時代では算術も娯楽になるのだと知り驚きです。また、碁打ち衆や茶坊主という職業や、朝令暮改の規則など、江戸幕府事情も色々知れました。

星の観測では、江戸時代にこんな大掛かりな調査をしていたのかと感心し、
「あたかも一隻の大船をみなで操り、星の海を航るがごとき働きであった。」
という、器具を操る隊員たちとの連携を表した一文が素敵でした。
建部、伊藤との天体観測の旅路は、振り返ると夢のような時間に思えます。

この小説の時代背景は、戦国時代が終焉した泰平な時代で、保科正之が登場します。民の生活の安定確保に努めた彼の人柄と能力はもうすごい!としか言えず、日本三大名君なことに納得です。その功績の一つに改暦への関わりもあったんですね。
他にも優秀な算術家や天文学者、上役など何人もの理解者に囲まれ、渋川春海が偉業を成し遂げたことには人の縁も欠かせない要因でした。
志半ばで仲間たちが次々に死去してしまうことが悔しかったですが、春海はよくぞ長生きをしてくれました。運も味方になり改暦を達成できたのでしょう。

人生をかけた改暦はあまりにも過酷な道のりで成し遂げた時には感極まりました。
算段を見極め、抜かりなく根回しをして布石を打つ、そんな碁打ちの術が改暦に活きるところはおもしろく、そしてかっこよかったです。

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2024年10月31日

Posted by ブクログ

江戸時代。
改暦の事業の中心となった主人公。

地獄のような苦しみを味わい、
そこから再び立ち上がる姿に
胸が熱くなります♡

淡い恋心から始まった女性との
再会もあり。
ときめきって、素敵ねえ。

生涯をかけて戦い続けた男の
最後の結末はとても穏やかで
ホッとしました。

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2024年09月28日

Posted by ブクログ

また最高の本と出会ってしまった。なんせ春海に関わる人間全員が全部良すぎる。嫌だな、という人間しない。出会いも別れも全部が春海にのしかかって、それでも全部を背負って最後までやりとげる美しさ。まさか20年を超えての大事業になるだなんて思わなかったなあ。
最後ちょっと駆け足だったような気もしたけど、それまでに出会って培った経験と手回しの蓄積なのかな。関孝和は知っていたけど、渋川春海は知らなかったから創作?と思ったけど、実在した人物だったとは。歴史って本当に面白い。

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2024年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

授時暦が間違っていることが分かった時のドラマチックさが印象深いです。
大和暦を通すための政治工作も面白く読みました。
まさに「持てる力を全て使って」というような感じで、読み応えがありました。

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2024年06月14日

Posted by ブクログ

さすが本屋大賞の一言に尽きる。
囲碁打ちの渋川春海は徳川将軍の名を受け、新しい暦を作るべく奔走する!
どこかナヨっとした晴海の人間臭さに惹かれ、謎の天才算術家、関孝和との算術問題を通したやり取りからも目が離せない。
江戸時代にここまで天文学や測量の技術が栄えていたのかということは非常に勉強になる。また、技術者魂に何度も心揺さぶられた。

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2024年03月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

徳川四代将軍家綱の時代に始まる渋川春海による改暦プロジェクト。それは、公家から武家へと統治を移行していくために必須となる国家事業であった。誤謬にへこたれても、その真摯さが人の胸を打つのか、次々に支える人が現れ、助けてくれる。えんとのやりとりには、一大プロジェクトを任される春海の、専門以外には抜けまくっている様が際立ってほほえましい。

算学、暦学、知への追求、その集中力が痛いほどに感じられた。賢くなる気とやる気の出る一冊。

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2024年09月22日

Posted by ブクログ

渋川春海と彼の人生に関わる登場人物たちが生き生きと魅力的に描かれていて、夢中で読みました。冲方さんの書く文章が本当に好きです。

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2025年10月11日

購入済み

やはり面白い

伊能忠敬の前に、日本全国の緯度経度が(ポイント情報とはいえ)あった、そういった点でも渋川春海の偉業は深く高いものだと思います。ドラマとしての面白さも高く、何度も読み返せる小説です。

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2022年04月27日

購入済み

 

とても面白かった。
文章も読みやすく、話の展開も分かりやすくのめり込んでしまった。
改暦という難しそうな題材でこんなに読みやすいとは思っていなかった。

#胸キュン #泣ける #感動する

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2022年09月28日

Posted by ブクログ

上巻は、まだ話がどこに転がるのかよくわからなかった
下巻で、それまでの数々のエピソードどんどんつながって結末を迎えて、なんだか爽快だった

関孝和の使い方も良かった〜
実像があまり解明されていない謎の多い人物だけど、もしかしたらほんとにそんなことあったかも!と思える関わり方で夢がある
(日経サイエンス2025年1月号が和算の特集で、合わせて読むと当時の算学事情がより理解できて面白い)

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2025年11月17日

Posted by ブクログ

春海の偉業だけでなく、保科正之などの偉業も理解でき、日本史の授業の際に覚えた人物像に奥行きが生まれたように感じた。史実とは一部異なるとは思われるが、歴史的偉業を熱量をもって読めるため、個人的には好きなタイプの小説だと思った。

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

大人になってから細々と宇宙の勉強をしており、その過程でこの本を知った。
テキストの中では渋川春海が改暦をしたという簡単な説明でしかなかった部分が、壮大な物語となって現れたことでこの改暦がいかに凄いものであったのかを、実感を伴って感じることができた。

人生のすべてをかけて、何かを成し遂げるということが、私にもできるだろうか。

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2025年07月27日

Posted by ブクログ

算術や天測に感動する春海や、どこまでも好奇心が強く、大きな夢を抱く建部や伊藤たちは、読んでいて心地よかった。
若い時の苦悩は自分を物語に引き込み、後半の碁を打つような手の打ち方は爽快だった
ひたすらに1つの大きな事業に全身全霊をかけるような人生は羨ましい

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2025年05月25日

Posted by ブクログ

こうして読み終わってみると、本作は終わり方や終盤の展開を決めてから全ての構成を固めたのではないかと思えてしまう。それ程までに終盤に至る展開は美しく、且つそこまでに春海が経験した諸々が生きていると思える


上巻ラストにて気持ちの良い「明察」が出たのだから、続く下巻は改暦に向かって気持ち良い展開が続くかと思いきや、その道中は何もかもが苦行の如く難事ばかりというのは驚きだったり
でも、考えてみればそれまで当然のように使われていた暦を否定して新たな暦を制定するとなれば、それこそ天が牙を向くかのような反発が起きるのは当然と言えたのか
勿論その難事に春海一人で立ち向かったわけではない。事業を命じた保科正之を初めとして、後援してくれた水戸光国や酒井忠清、一緒に改暦を目指した安藤有益や山崎闇斎など数多くの人物が関わっている。だから、どれだけ地獄のような道であろうと春海は挫けずに進み続けられたのだろうな。彼らから沢山の想いを託されて改暦へと邁進したのだから

本作は浮き沈みの激しい春海の人生を見守るような筆致で描いているね
保科正之という強力すぎる味方が居る事で春海の改暦事業は勝って当然の勝負に思える。だというのに、勝負が順調に進んだり春海有利になる事を拒絶するかのように彼には手厳しい試練が訪れている
特に妻の死や授時暦の予報外れは春海にとって大ダメージとなった事は想像に容易いのに、本作はそれらの事象を殊更悲劇的に描くわけでもなく、淡々とすら感じられるような文体で書き綴っている。それにより過度に物語めいたものとならず、本作で描かれたお話は史実として実在したものだと感じられるね

ここに広げられた物語が史実であると実感できると、途端に蝕を巡る勝負や敗北が途轍もなく重い事実として響いてくる。春海が懸けた改暦が思いも寄らない失敗によって中断された事実が読んでいるこちらの心に染み込んでくる
これはドラマチックに描くよりも余程効果的な遣り方だと判るね

そういった感触を得られた為に関孝和の登場によって局面が好転し始める展開に納得できる。偉大な権力者などから改暦を託された春海、日本の算術の歴史を変える関。この両名が協力したなら成せない事業など有る筈がなく
また、この二人の協力関係へと至る事で、春海が関の算額絵馬との出逢いを契機に本作で綴られる物語が始まった事が腑に落ちる。あれは必然の始まりだったわけだ

それでも改暦が簡単な道程に変わるわけではない。春海の前には授時暦に潜む正体不明の瑕疵が変わらずに横たわっていたし、支援者は次々と世を去ってしまう
けれどけれど、容易な道程ではなかったからこそ、大和暦が成りいざ改暦と至った段で公家等による最後の抵抗が起こった際にも春海の熟達した躱し方により事業が大成したのだと感じられたよ


天地を明察するという凄まじいスケール感で描かれた本作。スケール感だけを取り上げればファンタジー作品と思えそうなものだけれど、本作は史実を基にしている点が何よりも特別なのかもしれない
春海が成した事業も関が編み出した和算も何らかの形で現代に繋がっている。それは本作を読む事で得られる何物にも代え難い幸福なのかもしれないと思えたよ

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2025年05月14日

Posted by ブクログ

時代小説をここまで楽しめたのは初めて
春海の飽くなき探究心と敵を作らない人間性が周りをも巻き込んで歴史にメスを入れた。
とにかくカッコイイ!

ひたむきに努力して何度も悩んでは立ち止まり、周りの人に助けられた結果の「明察」は、その文字を見るだけで感情が高まって目頭が熱くなる。


これは理系ホイホイ

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2025年03月13日

Posted by ブクログ

現実主義な自分には、あらためて、先人から学びを得ることの大切さを教えてくれた一冊でした。
「残心」 カッコいい!
「必至」 言い放ってみたい。相手はポカンだと思いますが。
挫折を繰り返しても、必ず這い上がることは、大事を成し遂げる人たちの共通点ですね。春海の余裕の「残心」は経験に裏打ちされた見事なものでした。

「私より先に、死なないでくれ」
暦のお話しだけに春海と奥さまのご生涯について、そこにつながるんだ、なんて運命的だったことがやけに感動的でした。

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2024年12月01日

Posted by ブクログ

おもしろかった。渋川春海は本職はお城碁の碁打ちで、算術マニアだけど、偉い人に重用され、経験を積んで、成長していく様が描かれている。
関孝一に感服したり、えんにときめいたり、人となりが好感が持てる。
一度、失敗して落ち込んで、その後立ち直り、大和暦改定を成し遂げるのは立派。
一緒に観測に行く人や、保科正行、水戸光圀との交流もいきいき描かれている。

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2024年11月21日

Posted by ブクログ

時代小説は殆ど読まないのですが、しばらく前に「12人の〜」を読んで冲方丁さんの文体が好きになり、読んでみました。
いやー、面白いですね。
歴史が大の苦手で詳しくないため、登場する歴史上の偉人たちがどのようなことを成し遂げて来たのかが気になって、いろいろネットで調べながら読み進めました。久々に勉強した感じ…。

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2024年03月26日

Posted by 読むコレ

素晴らしい作品でした。春海との別れが名残惜しいような、一方で立ち上がって拍手喝采で送ってあげたいような、そんな気分です。
春海の情熱が、周りの人間を引き込んで大きなうねりとなっていく様は、読んでいて大変心地よかったです。最初は全く頼りなげな青年が、ラストにあれだけ安心感のある存在になっていようとは・・もう、春海の成長に夢中でした。
なんだか、壁にかかっているカレンダーが、いつもと違って見える気がしません?

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2013年12月22日

Posted by ブクログ

全く新しいものを世間に浸透させることの難しさ
天地を明察しないといけない取り組みにスケールを感じつつも、(ファンタジーではなく)史実に則した進み方をしていくところに面白さがあるのかも

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2025年06月21日

Posted by ブクログ

世の中で間違った法規、規制は現在でも多く、変更、改正させるには頂点に居る関係者の同意を得るための多くの時間と費用がかかる。本書にある「改暦」への渋川春海の生涯をかけた試みはどうやり遂げたか。1、庶民の圧倒的な賛同を利用、2、証明を見える化、3、関係者への根回しなど、時間をかけ底辺からの説得、納得から勝ち得た地道な努力の「勝利」となったことだ。

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2025年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

えんとの再会や関との対面など嬉しいシーンが沢山あったり、登場人物達それぞれに感情移入できたからか、上巻より読みやすく感じた。

春海が長生きしたのは嬉しい反面、色々な人を見送っていくのは辛かった。

歴がどうやって作られたのか、この本を読まなければ知ることはなかったと思う。そういう意味でも読んでよかったと感じでいる。

生涯かけて熱中できることがあるのは素敵だ。

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2025年01月24日

Posted by ブクログ

歴史小説ということで、ところどころ分かりにくいこともあったけど、改暦までの流れがイメージできました。
失敗を繰り返しながらも地道に研究と根回しを続けた結果、偉業を成し遂げられる姿が印象的でした。
何ごとも続けることって大事だけど、なかなかできないことです…

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2024年09月16日

Posted by ブクログ

江戸時代の碁打ちの家がどんなものなのか、算額は現代の数学とは違うのか、改暦がどれほどの一大事なのか、なんかその感覚が分からない。改暦に失敗した春海は切腹を覚悟する。
その重大さが分からないので十分にはこの物語を理解できてないと思うが渋川春海の一生を清新な語り口で楽しむことができた。

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2024年07月19日

Posted by 読むコレ

歴史もののメインイベントが終わったあと、記述がサラサラなのはどうもね。改暦までの盛り上がりがすごかっただけに残念!

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2013年02月26日

Posted by 読むコレ

戦国物語でもない地味そうな暦の話なのに・・・躍動感がすごい。

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2013年04月08日

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