【感想・ネタバレ】天地明察 下のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもろしかった!
10年以上前に読んだ際は時代物特有の言い回し等が難しく途中でやめてしまったがリベンジで再読
たまに言葉を調べつつの前半だったが読み進めるにつれ話にのめり込みノンストップで読み切れた。
4章前半の保科正之の「安井算哲よ、天を相手に、真剣勝負を見せてもらう」のセリフが震えるほどかっこよかった。
終盤は少し展開が早く後ろを巻かれてしまった感が少しあったがそれでも最後の1行まで満足感がありとても良かった。晴海の人生をかけた勝負、かっこよかった。

0
2024年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白く読み進めることができた。所々難しい言葉が使われ、北極出地の観測場面では、どういう大きさでどんな器具が設置されたのか想像が難しかったが、全体的には読みやすかった。

23年にも及ぶ改暦への軌跡。主人公春海は碁打ちの名人であり、算学にも通じている。はじめ、算額絵馬では無術による失敗をするが、北極出地を通して改暦への道のりを進んでいく。そして、様々な人の助けがあり、改暦事業は達成される。

その後30年間、どういった気持ちで春海は過ごしたのだろうか。最後には、夫婦そろって神社に誤問の算額絵馬を取り戻しにいっている。春海にとっては恥ずべき絵馬のはずが、妻えんにとっては大切なものとして扱われているのが面白い。まるで無術が明察であるかのように、夫への愛そのもののように思えた。

ぱちん、ぱちん。と柏手の音が聞こえた気がした。柏手とは陰陽の調和であるらしい。無術明察。春海はどういった気持ちで参拝を終えたのだろう。

0
2023年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「失敗を恐れてはいけない」この言葉が、本当に心に深く刺さる。こんなにも失敗を繰り返し、罵声を浴びながらも諦めない人はいるだろうか。関わってきた人の想いを胸に達成する。その気持ちの強さに胸が打たれた。数学の公式もしかり、暦もしかり…昔の人のたくさんの努力の上で成り立ち、今の世の中で役に立っているのかと思うと、頭が上がらない。感動…。

0
2023年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上巻と合わせて。
測量の難しさと奥深さ。研鑽を重ね、時の権力にさえ立ち向かった主人公算哲の生き様がかっこいい。

0
2022年09月18日

シリーズ作品レビュー

「歴史・時代」ランキング