冲方丁のレビュー一覧
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『春はあけぼの』って、実は1000年前の“推し活”だった。これを知っていたら、学生時代の古文の授業はもっと楽しかった気がします。
冲方丁さんの『はなとゆめ』は、『枕草子』をまったく新しい視点で見せてくれる歴史小説です。
主人公は清少納言。彼女が仕えた中宮・定子は、一条天皇に深く愛されながらも、藤原道長による熾烈な権力争いの中で次第に追い詰められていきます。宮中では血縁や権力を巡る争いが続き、誰もが生き残るために戦っていました。
そんな中で、清少納言が選んだ武器は剣でも政治でもありませんでした。
「好きなもの」を書くこと。
『枕草子』は、定子という一人の女性の美しさや知性、宮中で過ごし -
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大政奉還
江戸城の無血開城
教科書でただ事実として伝えられたその言葉が、何を意味するのか、どんな歴史を包み込むのか、深く、立体的で、さまざまさ方面からの思惑が重なり合う、その様が、心も抉りながらでも考えさせられるとても良い作品だと思います。久々にゆっくりと小説を読みながら、そうそう、こういう世界観が描けるから冲方さんのことが好きだった、私は最近腐ってばかりだけど、こういう無鉄砲で、正義のために戦う人たちが好きだったと改めて思い出させてくれました。主君のためというよりも、困った民心のため。そのために粉骨砕身働く勝さんが、やはり私は好きです。
純粋に政治的な駆け引きも参考になりますけどね! -
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なんかわかんなくなっちゃってんだよね前巻読んだのだいぶ前だから。そんで7割くらいのボリュームでずーっとどっかで戦ってるんだよね。こっちの勢力とあっちの勢力が。なんでこいつとあいつがこっちの勢力になってんのか、もうよくわかんねえんだよ。そんなだけど破天荒に面白いんだわ。もうこれ天才でしょ。マルドゥックスクランブルのときからもちろん好きだったけどさ。これだけの数の異能力者を描き切って文章で表現するのは著者が異能だよ。
アレよね、シザースが当面の敵なのよね?だから均一であり完璧であるべきとする勢力と、個々の弱みを補い合う多様性の勢力の紛争、と捉えていいのよね?1巻から読まないともうわけがわからなくな -
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ネタバレ購入したのは本作が本屋大賞か何かの賞をとった結構前で、度々手を付けるものの中々加速せず、ついに読み切りました、面白かった!出だし、算額絵馬やら御城碁に飽きている様子なんかのくだり、「あれ?日本初の暦を作った人の話じゃなかったっけ?」と既に映画化もされていることのにわか知識が邪魔して入り込めない。俄然面白くなってくるのは、建部と伊藤という二人の老人と共に出た北極出地のあたりから。
時代は徳川家綱、四代将軍の御代。渋川春海は現在も残る碁の一大流派「本因坊」家と共に将軍に碁を指南する「安井」家の、名人安井算哲の二代目として江戸城に登城する身でありながら、定石通りの碁を並べるばかりの御城碁に飽き飽 -
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これは秀逸。
戦国時代の脇役の心理がわかる。作者によって見方が少しづつ変わるのも面白い。作品の並びも素晴らしい。秀吉の朝鮮出兵が与えた武将らの心持ちが、それ以降の人生を変えていく様もしゆういつ。
・人を致して、伊藤潤
人に致されてきた家康、今回も三成が取り除きたいと考えた武将に絡む策に乗る。
・笹を噛ませよ、吉川永青
敗軍の将につかい続けた槍の名手可児歳三、とった首には笹を噛ませる。一番槍を横取りした味方の井伊直政を追う。何のために戦うかを学んだ才蔵、直政の配慮。
・有楽斎の城、天野純希
信長の13歳下の弟、父信秀の11番目の男子として生まれた。武芸よりも芸事。武運にも見放され茶の湯にハマる。 -
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驚くほどのお人好しである暢光が巻き起こすFPSゲームファンタジー。
人を信用することが難しいこの時代に、ファンタジーと電子世界を融合させ、上手く家族の団結や絆を描き出せている作品。
戦闘場面の描写は少々斜め読みしてしまいつつ、次の展開がどうかるかもある程度予想がつきながらもおもしろく読み進めることができた。
世代を超えてコミュニケーションや絆を確かめるのは会話だったり、はたまたアニメだったり、ゲームだったり、時には何気ない公園でのキャッチボールなのかもしれない。
人をつなぐコミュニケーションの手段は無数にあり、心をつなぐことは信じることなんだと改めて思えた作品。
後日談のようなエンディングも心