冲方丁のレビュー一覧
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少し暗めの書き出し。
歌舞いていた少年時代から友を得て人として成長する青年期の前半まで。
気性の激しい光圀が宮本武蔵に沢庵和尚、林羅山という傑物に接することで成長していく様が生き生きと描かれていて、ページを繰る手がとまりません。
光圀の出生の秘密が木になりますね。
次巻が楽しみです。 -
授時暦が間違っていることが分かった時のドラマチックさが印象深いです。
大和暦を通すための政治工作も面白く読みました。
まさに「持てる力を全て使って」というような感じで、読み応えがありました。Posted by ブクログ -
ハンターとの共感を失ったシルヴィアを保護することになったバロットたちイースター陣営。彼女の心境の変化を感じ取れる中、バジルによるシルヴィア奪還作戦が始まることに。Posted by ブクログ
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めちゃくちゃ面白かった!
冲方丁さんが大好きで、でも冲方さんの歴史小説以外の作品を読むのは初めてだったから、読む前はどうなんだろうな〜いつもの壮大なワクワク感が現代だとどうしても弱くなっちゃうんじゃないかなあ、なんて思ってたけど、読み始めたらすぐにずぶずぶに世界に入り込んで、読んでる間ずっと本当に楽...続きを読むPosted by ブクログ -
読み終わってみると、壮大なストーリーだった。
冒頭は、情けなさが目立つ父親だった暢光が、息子から信頼を勝ち取るまでの心理が、とても共感できた。ゲームの描写も、ワクワクさせるところが大きかった。日頃、ゲームに縁のない自分でも、楽しめた。
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三部作の完結編です。
前作のカジノシーンはルーレットだったせいか少し退屈に感じたのですが、カードになった途端緊張感がすごくて引き込まれました。
劇場版では尺の問題なのか説明が不充分でなぜそうなったのか分からなかったところがちょくちょくあったのでそこら辺の経緯がわかってすっきりです。
ボイルドが...続きを読むPosted by ブクログ -
死にたい気持ちはどうして生まれるのだろうか。
死にたい。という人は多い。
私が思うに死を根本に望む人はそんなにいないのではないか。だって怖いし。
一般的な死にたいは病の一種としてそういう風な思考になってしまう状態の時もある。また生きている状況的に死ぬしかない、死ぬ方が楽である。という考えからでてく...続きを読むPosted by ブクログ -
祟り、怖い、、、すごくリアルで読んでいて面白かった。
主人公が祟られてお父さんが見えるようになった時、おかしさに気付けないで居たのが怖くて、むず痒かった。
最後の生贄?人柱?が埋められるシーンもすごく印象的だった。Posted by ブクログ -
引き込まれるように読み進めました。
怖くて悲しいけど、とても面白かったです。
自分のせいではないとはいえ、人を傷つけた事の罪を問われず、無かった事になって生きていく事の心の重さ、苦しさは想像できないです。
でも幸せになって欲しい。
玉井工務店さんでシリーズ化して欲しいです!Posted by ブクログ -
若い頃の毒舌?彰子好きです。
今まで道長の物語はたくさん読んだけれど。
彰子、こんなに長生きするんですね。
今回の大河は、紫式部が主人公だから後一条、後朱雀天皇あたりまでかな。
彰子を主人公にすればいいのに。
もっと彰子の物語を知りたい。Posted by ブクログ -
この本を読んでから、大谷吉継が推しになりました。会社の同僚や、周りの人を見ても、
この人、戦国時代なら出世しただろうなぁ、
とか、
この人、足軽で真っ先に死ぬタイプやな、
とか、
全てを武将に置き換えてニヤニヤしてしまう。
たのしい。おすすめ。Posted by ブクログ