冲方丁のレビュー一覧
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3巻終了時点から時系列の動きはあまり無く、3巻のラストに繋がる過去がメイン。
「ハンター」という無敵のような存在だった男の背景も段々と明かされ、少しずつクライマックスへ近づいていく。
途中に挟まれる会話による心理戦はやはり格別。
「マルドゥック・スクランブル」のカジノシーンのような熱さは無いが、静...続きを読むPosted by ブクログ -
他の人も言っている通り、ここまで長かった。しかしそれだけの価値があるラストシーン。
ついに訪れた反撃からの攻防、そして1巻プロローグから続くウフコックの独白のシーンへと繋がっていく惨状も、このラストだけで救われたような気持ちになった。
個人的には非エンハンサーのガンマンと兄弟が好み。
能力系の話で...続きを読むPosted by ブクログ -
3巻までの抑圧から一気に解放された感が。
で、6巻完結だとするなら、5巻ではまた「落とされる」ことになるんだろうか?
読むのが辛くなるような展開にはして欲しくないところですが…Posted by ブクログ -
未成年娼婦として働く主人公が雇い主に殺されかけたところを助けられ、「自分はなぜ殺させたのか」「なぜ生きているのか」を問いながら殺人事件の解決を目指す話。
助けられた時に金属繊維の人工皮膚を移植されたり、空飛ぶ車が出てくるなど、SF要素が非常に強い作品。
全体的には非常に暗い内容。
上巻は読者に対し...続きを読むPosted by ブクログ -
熊倉隆敏氏だ!
「もっけ」で好きな作者さんなんだが、冲方丁氏と結ぶのは想像できてなかった。言われてみれば合うよなぁ。 -
心理的に落ちている時に、敢えて読んだハードロマン。他の読者様も紹介しておられるけれど舞台は近未来。
バロットという少女娼婦がヒロイン。彼女はシェルという、賭博師出身のワルに殺害されそうになる。いや、瀕死の状態にされた。
ところがシェルは、それを覚えていない。
ある陰謀のために…。
身体も声も、...続きを読むPosted by ブクログ -
あんな表情するなんて!長い連載だからできる奥深い引きに完敗ですw
マージナルオペレーションとフラジャイルは安定の面白さ♪ -
本屋大賞受賞で一気に知名度が上がり、ファフナー&マルドゥックの映画公開決定で今最も脂が乗ってる作家・冲方 丁。
本書は数年前に発刊されたマルドゥック・スクランブルに大幅改稿をくわえた新装版。どんなもんだろーと最初の方だけぱらぱらめくり即購入決定、冒頭部分から文章に手が加えられてます。
読点の不自然な...続きを読むPosted by ブクログ -
近未来のオーストリアを舞台に児童福祉政策により四肢を機械化された少女たちの戦闘の日々を描くバイオレンスアクション。
最初聞いた時は「それ何てガンスリ?」だったんですがガンスリとは大分イメージ違います、ある意味対極です。二番煎じの心配なし。
三人娘の中でも一番純粋純情で熱血肌の黒犬・涼月、
狙撃の名...続きを読むPosted by ブクログ