冲方丁のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
ボイルドがどんどん追い詰められていく過程が辛い。オクトーバー一族という歪で巨大な得体の知れない怪物に振り回された物語であったと感じた。
スクランブルと比べてスケールが大きかったけど、あくまでもボイルドの物語として終わったのがよかった。 -
購入済み
次巻が怖い
相変わらずの重々しい緊張感を持ったまま話が進んでいっている。09vsカトル・カールの戦いの結果は凄惨なものになるんだろうなと戦々恐々としている。
次巻でどういう結末を迎えるのか不安であり楽しみ。 -
購入済み
原作も読みたい
最初はどうかなぁ?と思いながら、読み始めたらいつもの三宅乱丈の画力に引き込まれました。
「水戸黄門」のドラマ以外、あまり知る機会のなかった水戸光圀の人生ですがもっと詳しく知りたくなりました。原作も読んでみたいです。 -
ネタバレ 購入済み
知る人ぞ知る名作コミカライズ
映画化された天地明察、SFではマルドゥックシリーズ、アニメ脚本ではPSYCOPATHで有名な冲方先生の初期作品「ばいばい、アース」のコミカライズ!
この作品は、読み進むほどに様相が変わっていきます。 独特な設定が多く、読み始めは少し辛いかもしれません。
しかし、最後まで読んだ時に明かされる真実は、きっとあなたを驚かせてくれます。
原作を読んだ方も書き下ろし小説や、文章では分かりづらかった描写を絵で楽しむなど、楽しめる要素盛りだくさんです。
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Posted by ブクログ
『決戦!関ヶ原』
誰もが知る関ヶ原の戦い。
4時間で決着がつき、そして最後の西軍 島津が退陣するまでが8時間。
●読みどころ
1.関ヶ原
家康と三成。
戦い前に密談あり。
互いの狙いは何か?
2.戦終えての三成
「勝者はいない。
徳川も豊臣もそして毛利も、さらに私三成も全員
敗者なり。」
その意図とは?
3.織田信長弟 長益。兄に囚われた人生
武勲無しの武将。
最初で最後に近い戦いは家康方で。
千利休の弟子であった長益。
戦場で何を思えたか?
4.島津義弘
66歳。西軍の敗北が決まり、1500の兵で家康の
本陣3万人に向かう。
「己の魂と引きかえに敵をうつ。」
●歴史好きではない私
一人一人の武将を一人称で展開をする描写。
それが臨場感をさらに駆り立てる。
関ヶ原。
舞台はひとつなれど、武将の想いは千差万別なり。
想いのうらには、それまでの人生の曲折がある。
兵どもの夢の跡。
いまから約400年前に存在した史実には、まだまだ知らない物語がある。
#読書好きなひとと繋がりたい
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ネタバレ 購入済み
面白かったです
面白くて続きが気になって一気に読み切ってしまいました。最後はなるほどーとはなりますが誰も傷つかないあたりが優しい漫画だなあと思いました
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Posted by ブクログ
ネタバレ本当にとてもとても面白かった。息つまる緊迫したカジノでの攻防も、その後のボイルドとの死闘もどちらも最高だった。単純に物語としての筋が面白いだけではなく、登場人物の心情やそれぞれの思いが丁寧に描かれていて胸が詰まる。社会機構の中で否応なく奪われ続けた少女、その象徴であるかのようなバロットがウフコックとドクターとの出会いによって死んでから甦り、そして中身を充実させ自らの意思で持って自らを守り自らの意思で歩いて行けるようになった、という事実が希望に溢れて止まらない。社会機構の中でどうしても搾取の対象にされがちな少女という存在が、その存在そのものを理由として奪われることも無く、尊重されているという事実が尊くて涙出てくる。シェルの悲哀も良かった。バロットをすり潰した張本人もまた、かつてすり潰された卵の中身であり、腐った卵であり、そして中身を抜くことで空っぽのまま空虚を量産し続けた、その悲劇の連鎖が本当に辛い。なんで世界ってこんなに辛いんだろう。シェルのことは全く擁護できないが、そんな辛さを生み出して再生産し続ける社会の仕組みに対する怒りと義憤のようなものが身勝手にも湧いてくる。それぐらい心揺さぶられる話だった。
ここ最近、使われる武器に人格があったとして、人間のために作られた武器に人格を持たせるということの歪さや、その人格に人間が彼らを使うことを肯定させる醜悪さということを考えることがあったのだが、その答えのひとつをあまりにも鮮やかに提示されたような思いがある。ウフコックは武器であり、道具である。人に使われることで有用性を示し、それが彼の価値となる。今ウフコックを手にしている少女バロットは、人間でありながらかつて物として扱われ、そのように廃棄された存在である。そんな彼女もまた、ウフコックを手にして濫用してしまった。かつて自分を無造作に物として扱い廃棄した男たちと同じ行動を取ってしまった。バロットはそのことを深く悔い、自分がまた彼を濫用するのではないかと怯える。けれど彼女は最終的に、ウフコックをそのようには扱わなかった。むしろ彼の有用性を信じ、「あなたを使いたい」と彼に対する無上の愛で持って答えた。ウフコックもまた、バロットのそれに「それが俺の有用性だ」と応える。余りにも強い。語彙が死んだ。ウフコックが道具であるということそのものに対する無上の愛と信頼がバロットからは惜しみなく注がれていて、ウフコックもまたそれに全力で答えている。「武器だけど人格があるからそんな風には扱えない」とかいう安直な逃げに至ることなく、人格のやどった武器であるウフコックを尊重し、愛し、その存在そのもの全てを受け止めているバロットの誠実さに本当に胸を打たれた。キスもハグもセックスも無いけれどそんなもので表現しなくたって愛は書ける。強い。すごい。そして人格のある武器だからこそできた、ボイルドの最期の瞬間のウフコックの優しさ、本当に本当に胸が詰まる。どうしてそんなに優しいんだお前もうやめてくれ…。バロット一生ウフコックのそばに居て欲しい。引き金のない銃、バロットにボイルドを殺させない、ボイルドの思いもその全て、ウフコックが全部を受け止めて、お前…お前…。とにかく本当に良かった。落ち着いたらちゃんと感想を描きたい…。 -
Posted by ブクログ
大ヒット。確かに冲方さんがDVで逮捕された、というのはYahooニュースのトップにも出てたと思うので記憶にある。へぇー、DVの人なんだ、という認識だ。しかし、その後は特に気づかず不起訴だったとは。
そして、読み進めるに逮捕まで至ってしまったので、逆に起訴内容が不開示になり、本当に訴えられた内容が全く分からないようです。どういうこっちゃ。
留置所は有罪と決まったわけではないのに、人権無視の扱いされるとは二流国だわ。その元凶が三権の長の一つである裁判所とは、恥ずかしい。ゴーン氏が反抗してるのもわかる。有罪になってないのになんで??なんだろね。冲方氏が言うには刑務所の方がやる事あって、まだマシとまで言わしめるような劣悪な環境に追い込んで自白を強要、捏造、隠蔽するとは、国家権力が信用にたる存在ではないとは恥ずかしい事実。それを養ってるのが国民の税金。
印象的な言葉として、裁判所は国民を守る防波堤、ではなく国家権力を守るための防波堤なのだ、というところ。
司法制度全てが前近代的で恥ずかしいと中の人は思わないんだろうか? -
Posted by ブクログ
〈1-3巻合わせて〉
未成年娼婦であるルーン・バロットは、賭博師であるシェルの奸計により、一度死ぬ。助けてくれたドクターとウフコック、そして手に入れた能力により、シェルとそのパートナーであるボイルドと戦いを繰り広げる。
今作は卵をモチーフとした名前が多く使われるが、それは多分に意味的なことのように感じられる。ウフコックが沸きらない半熟野郎だとしたら、ボイルドは俗に言う「ハードボイルド」と同じく、軟弱・妥協しない様を描いているのか、あるいは凝り固まった様を描いているのか。シェルはどういう殻なのか。
私にとっての本作の魅力は、作中の登場人物のカッコ良さ。ドクターもウフコックもバロットもボイルドも全員めちゃくちゃかっこいいし、シェルはそうでもないけど、ベルやマーロウやアシュリーとの対決も信じられないくらい楽しかったし面白かったしカッコ良かった。特に三巻はページをめくる手が止まらなかった。読み終わった今、続編も読むしかないという気分。 -
Posted by ブクログ
面白かった!SF描写がしっかりしていて説得力があり濃密。だけど本作の魅力はそれだけではなく、その上でさらに登場人物たちの葛藤や悩みを丁寧に描いているところだと思う。社会機構の中で搾取され続ける少女という存在、バロットの描写が素晴らしい。一つ一つ「対応を間違えると怒られる、殴られる」と怯えながらドクターやウフコックと相対するところは正直泣きそうになってしまった。使用される武器であるウフコックが彼女の痛みに寄り添える存在だということが美しくもあり、彼女がこれまで人ではなくただただ物として消費されてきたのだという事実が悲しかった。「なぜ私なの」というバロットの問いに対して、終盤で彼女が「こんなものなのだ」「こういうことだったのだ」と答えを見つけてしまう所もまたあまりにも悲惨。社会の論理ですり潰されてきた彼女がその答えを得てとる行動が、これまで彼女を虐げ続けてきた存在と同じだということ、「どうして私にもそれが許されないのか」という怒り、どれも切実でやるせないけれど、その行動の結果の悲惨さに胸が詰まる。どうかウフコックとだけはずっと一緒にいて欲しい…。かなり気になるところで終わってしまったので続きも早く読もうと思う。