冲方丁のレビュー一覧

  • 決戦!関ヶ原
     怪僧恵瓊(木下昌輝著)は文庫版でのみ参戦。対するは毛利元就や、毛利の両川に比べて智謀に劣る毛利隆元が率いる毛利本家を案ずる、吉川広家。徳川家康に弓引かないことで、本領安堵を狙ったが…。敗戦後囚われても何故か余裕を見せる恵瓊。この一作も快作、買って損無し!
  • テスタメントシュピーゲル3 下
    prosit 祝・完結!

    陽炎/ミハエルとのその後はどうなったのか。

    鳳/記憶が戻って良かった

    乙/刀での戦闘シーンに惹き込まれる。小隊長としての今後が気になる
  • 小説BLAME! 大地の記憶
    原作コミック1,2巻相当の内容を冲方丁がノベライズしたもの。
    口数が普段ほとんどない主人公の内面がよく描画されておりとてもハードボイルド。
    原作読んでわけわからん、となった人にこの本を勧めるのはアリかもしれない
  • 天地明察(9)

    これにて明察

    ラストの一巻。
    原作のしみじみと泣けるラストが好きで、本作のカラッと笑って泣けるラストが好きだ。
    明察。
  • 天地明察(1)

    一極の天才との勝負

    内容だけでなく、この作品は「作家」と「漫画家」との勝負である。
    傑作必至。
  • 冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場(集英社インターナショナル)
    「天地明察」や「光圀伝」、またはアニメ「PSYCHO-PASS」なんかでご存知作家の冲方丁氏が奥さんへのDV容疑で逮捕って報道がされてしばらく経って、そういやその後どうなったのかなぁと思っていたらその頃の事を本にしてました作家って凄いですねって一冊。

    いや、下手なホラー小説よかより全然怖い。本当に...続きを読む
  • 冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場(集英社インターナショナル)
     とある作家に起きたDV容疑による逮捕から不起訴までの手記。
     まことに申し訳ないけれども、私は最初にニュースを聞いたときに、氏が実際に暴力をふるったと思ったし、不起訴と聞いても、被害者が起訴を取り下げたのか、と思っていた。
     しかし、これを読むと、拘置所の中で起きていることは、まさに「笑うしかない...続きを読む
  • サイドストーリーズ
    大分前に購入「積ん読」状態だったのをなぜか読みました。
    正直楽しかったです。
    作家さん達の代表作のスピンオフというか表題通り「サイドストーリー」。読んだことの無い作品もありましたが、丁寧に作者の横顔やメインのストーリーも書いてあるというサービス付。すべて「煙草」や「一服ひろば」に関連して書いてありま...続きを読む
  • マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕
    天地明察で知ったから、自分的には歴史もののイメージが強い作家だけど、もともとはこっち方面の人なんですよね。得意分野ならよほど大丈夫と思いつつ、はなとゆめのことがあったせいで、不安混じりに読んでみたけど、これがまた流石の出来映えでした。それぞれ独立した物語から成る三部作かと思ったら、1-3巻は続き物だ...続きを読む
  • アフタヌーン 2016年10月号 [2016年8月25日発売]

    何はともあれげんしけん

    楽しかった長期連載をここまで完璧に終らせて貰える
    読者としてコレ以上の幸せはありません
  • マルドゥック・ヴェロシティ3 新装版
    傑作。俺にとってなぜこんなにもおもしろいと思えるのかを、これまた素晴らしい霜月蒼の解説を読むことで納得できて、2重に満足。最高。
  • マルドゥック・アノニマス 1
    切ない結末を予感させつつ進行する物語の、これは長引きそうだぞという感触を持ちつつ、何はともあれ続刊を待つしかなし。
  • 新装版 冲方丁のライトノベルの書き方講座
    【すごく力が湧いてくる。】
    書くこともエンターテイメントに。
    そこまで自分を持っていくために必要な本でした。
    スキル磨きに、教えを実行してまいります。
  • マルドゥック・アノニマス 1
    最早、発売されることはないのでは無いかと思っていたマルドゥックシリーズの続編が発売された!
    舞台はスクランブルから2年後の世界、バロットやウフコックら前作の面々の今が語られ、新たな物語の幕が開く。
    スクランブル、ヴェロシティ、フラグメンツの登場人物らも話の端々に登場するので、忘れている人は要再読!!
  • 偶然を生きる
    この本は危険だ。
    多くの日本人の人生を、容赦なくえぐる。

    第二の経験といつの間にか同化してしまい、原因のよくわからない息苦しさを覚える。
    そうして、周りの制止を聞かずに、第一第二の経験をひたすらに追い求めて行動する。
    今まさに自分がこの途上にある。

    リスクなしに幸福感は得られない。
  • もらい泣き
    一青窈を思い出しますね。

    •金庫と花丸
    厳しい母の本当の気持ちに涙

    •心霊写真
    亡くなった奥さんの手に、ありがとう

    •ぬいぐるみ
    この子は光を奪われたんじゃない、この子の中に光があるんだ

    •運転免許とTシャツ
    異国の地にいる息子を車に乗せたい

    •心臓の音
    これはあなたの心臓の音ですよ

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  • 天地明察(9)
    遂に完結!
    原作が大好きだったので、コミック化でどうなるかと心配していましたが、ここまで完成度が高いとは・・・
    原作を知らない方は、まずコミックから。気に入ったら是非、原作を読んで頂きたいです。
  • 天地明察(9)
    忠実な上に情熱が乗り、最後まで途切れることのない緊張感と完成度。漫画化・映像化はこれが決定版で、もう実写版は不要と断言できる。素晴らしい作品に感謝。
  • 天地明察(9)
    まずは、槇先生、完結おめでとうございます。
    囲碁、天文、算術と江戸と、難解な要素を詰め込んだ原作を読み解き、分かりやすくし、
    かっこよく、愛らしく、胸に迫る漫画版、
    天地明察を最終巻まで届けていただけたことが嬉しいです。

    暦や日本の文化を強く意識する年末だからこそ、ぜひ読んでほしい作品です。
    完結...続きを読む
  • 天地明察(9)
    「幸せ者め…」

    本当に幸せな人の物語でした。
    裕福であるとか、栄光を掴んだとかそういうことではなく。
    自らの道をひたすら邁進出来たという事。それを誰かが見ていてくれたという事。…ただそれだけでこんなにも人生は美しく見える。

    物語としてもそうなのですが、絵の空気が実にすばらしいなぁと。
    闇斎先生を...続きを読む