冲方丁のレビュー一覧

  • 十二人の死にたい子どもたち(1)

    ネタバレ 購入済み

    面白かったです

    面白くて続きが気になって一気に読み切ってしまいました。最後はなるほどーとはなりますが誰も傷つかないあたりが優しい漫画だなあと思いました

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    2020年03月02日
  • 決戦!本能寺

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    いやぁー、面白かった!
    お勧めは伊東潤先生、天野純希先生、木下昌輝先生ですね。
    「麒麟が来る」が更に面白くなる1冊です。

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    2020年02月22日
  • マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 〔完全版〕

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    ネタバレ

    本当にとてもとても面白かった。息つまる緊迫したカジノでの攻防も、その後のボイルドとの死闘もどちらも最高だった。単純に物語としての筋が面白いだけではなく、登場人物の心情やそれぞれの思いが丁寧に描かれていて胸が詰まる。社会機構の中で否応なく奪われ続けた少女、その象徴であるかのようなバロットがウフコックとドクターとの出会いによって死んでから甦り、そして中身を充実させ自らの意思で持って自らを守り自らの意思で歩いて行けるようになった、という事実が希望に溢れて止まらない。社会機構の中でどうしても搾取の対象にされがちな少女という存在が、その存在そのものを理由として奪われることも無く、尊重されているという事実

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    2020年02月07日
  • 冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場(集英社インターナショナル)

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    大ヒット。確かに冲方さんがDVで逮捕された、というのはYahooニュースのトップにも出てたと思うので記憶にある。へぇー、DVの人なんだ、という認識だ。しかし、その後は特に気づかず不起訴だったとは。
    そして、読み進めるに逮捕まで至ってしまったので、逆に起訴内容が不開示になり、本当に訴えられた内容が全く分からないようです。どういうこっちゃ。
    留置所は有罪と決まったわけではないのに、人権無視の扱いされるとは二流国だわ。その元凶が三権の長の一つである裁判所とは、恥ずかしい。ゴーン氏が反抗してるのもわかる。有罪になってないのになんで??なんだろね。冲方氏が言うには刑務所の方がやる事あって、まだマシとまで

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    2020年01月25日
  • マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 〔完全版〕

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    〈1-3巻合わせて〉

    未成年娼婦であるルーン・バロットは、賭博師であるシェルの奸計により、一度死ぬ。助けてくれたドクターとウフコック、そして手に入れた能力により、シェルとそのパートナーであるボイルドと戦いを繰り広げる。

    今作は卵をモチーフとした名前が多く使われるが、それは多分に意味的なことのように感じられる。ウフコックが沸きらない半熟野郎だとしたら、ボイルドは俗に言う「ハードボイルド」と同じく、軟弱・妥協しない様を描いているのか、あるいは凝り固まった様を描いているのか。シェルはどういう殻なのか。

    私にとっての本作の魅力は、作中の登場人物のカッコ良さ。ドクターもウフコックもバロットもボイル

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    2020年01月24日
  • マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕

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    面白かった!SF描写がしっかりしていて説得力があり濃密。だけど本作の魅力はそれだけではなく、その上でさらに登場人物たちの葛藤や悩みを丁寧に描いているところだと思う。社会機構の中で搾取され続ける少女という存在、バロットの描写が素晴らしい。一つ一つ「対応を間違えると怒られる、殴られる」と怯えながらドクターやウフコックと相対するところは正直泣きそうになってしまった。使用される武器であるウフコックが彼女の痛みに寄り添える存在だということが美しくもあり、彼女がこれまで人ではなくただただ物として消費されてきたのだという事実が悲しかった。「なぜ私なの」というバロットの問いに対して、終盤で彼女が「こんなものな

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    2020年01月13日
  • 冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場(集英社インターナショナル)

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    冲方丁自身によるDVで逮捕された際のルポ。
    警察内での取り調べと立件までの持っていき方の理不尽さが描かれている。冤罪を証明するための難しさをよくわかる内容。

    一方、著者本人と妻との関係についての記述は非常に希薄。
    夫を逮捕させるように訴える妻の言い分も聞いてみないと本当のところはわからないのかもしれない。

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    2019年12月12日
  • 黒い季節

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    ネタバレ


    身のうちに病を飼い、未来を望まぬヤクザ「藤堂」、記憶を喪い、未来の鍵となる美少年「穂」、未来を手にせんとする男「沖」、沖と宿命で結ばれた異能の女「蛭雪」、未来を望まずにはいられぬ少年「誠」、誠と偶然で結ばれた異能の女「戊」―縁は結ばれ、賽は投げられた。

    いろいろな人物や舞台設定、背景や組織を作った割にはあっさりと終わってしまった印象。ここまで作るならば、続編とかがあった方が話に深みが出た気がする。バトル描写とか面白かった分、残念。

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    2019年12月07日
  • 地球生まれのあなたへ プチデザ(1)

    購入済み

    大切な事を思い出させるストーリ

    失われつつある小さな思いやりが
    他人の役に立つこともあるのでは。。。
    助けられる命がすぐそこにあるにではありませんか?

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    2022年09月30日
  • はなとゆめ

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    ネタバレ

    清少納言の物語であるが、あ、平安時代の枕草子のアレね、と思って読むと全く違う。解説にかいてある通り、「平安時代のキャリアウーマン小説」と表現するのがぴったりな作品だ。
    平安時代という時代の違いこそあれ、主君、中宮に中忠誠を誓った、働く女が、その繁栄と陥落(に近い)の苦しみの中で、どのような気持ちで生きてきたのか。
    働く女性にこそ読んでほしい作品である。

    私こそ働く女として、行き詰まりを感じているときにこの本を読んだ。
    序盤は、あんまり面白くなかったのだが、途中からぐいぐい引き込まれ、最後は少し泣いた。
    読む人を選ぶだろうが、私には本当に心に刺さる作品でした。

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    2019年11月01日
  • 決戦!関ヶ原2

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    ネタバレ

    関ヶ原、2である。2であるからには、やはり1を超えねばならない。作家さんたちのそんな意気込みが感じられる。誰もどれも素晴らしい!
    少々マンネリ化しだしていた決戦!シリーズ。今一度注目したいと思わせてくれた1冊。

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    2019年08月25日
  • 天地明察(1)

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    江戸時代に自力で暦(大和暦)を作り、平安時代以来となる改暦を達成しt渋川春海の半生を描いた作品。数学が得意で、当時の日本における第一人者である関孝和とのライバル関係も描かれる。

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    2019年07月26日
  • 決戦!本能寺

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    本能寺といえば明智光秀。時代小説を読んでいて様々な説に出会ってきましたが更に濃い物語集でした。光秀の後ろからどれだけ沢山の糸が引かれていたのか。千利休黒幕説が面白かったです。信長はあれね、もう少し人の心をね・・・と言っても詮無いことですね。

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    2019年04月25日
  • マルドゥック・アノニマス 4

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    3巻終了時点から時系列の動きはあまり無く、3巻のラストに繋がる過去がメイン。
    「ハンター」という無敵のような存在だった男の背景も段々と明かされ、少しずつクライマックスへ近づいていく。

    途中に挟まれる会話による心理戦はやはり格別。
    「マルドゥック・スクランブル」のカジノシーンのような熱さは無いが、静かながらヒリつくような空気感に酔いしれた。

    早く先が読みたいのに、いつまでも読み終わりたくない。残るページが減るたびに悲しみすら感じる面白さである。

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    2019年04月01日
  • マルドゥック・アノニマス 3

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    ネタバレ

    他の人も言っている通り、ここまで長かった。しかしそれだけの価値があるラストシーン。
    ついに訪れた反撃からの攻防、そして1巻プロローグから続くウフコックの独白のシーンへと繋がっていく惨状も、このラストだけで救われたような気持ちになった。

    個人的には非エンハンサーのガンマンと兄弟が好み。
    能力系の話でああいう無能力者が活躍するのはなんとも心が躍る。

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    2019年03月29日
  • マルドゥック・アノニマス 4

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    3巻までの抑圧から一気に解放された感が。
    で、6巻完結だとするなら、5巻ではまた「落とされる」ことになるんだろうか?
    読むのが辛くなるような展開にはして欲しくないところですが…

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    2019年03月28日
  • 十二人の死にたい子どもたち(1)

    XX

    おもしろかった

    映画化されているだけあって面白い作品だと思った

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    2019年02月26日
  • SF JACK

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    SF短編集。どの話も結構面白かった。おすすめ。
    宮部みゆきさんの「さよならの儀式」とか、ほろっとする。
    個人的には、完全ヴァーチャルの世界で生きる人間たちを描いた山本弘氏の「リアリストたち」が好きかな。それと独特の一人称の形式で書かれた新井素子さんの「あの懐かしい蝉の声は」も良かった。。

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    2019年02月18日
  • マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 〔完全版〕

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    未成年娼婦として働く主人公が雇い主に殺されかけたところを助けられ、「自分はなぜ殺させたのか」「なぜ生きているのか」を問いながら殺人事件の解決を目指す話。
    助けられた時に金属繊維の人工皮膚を移植されたり、空飛ぶ車が出てくるなど、SF要素が非常に強い作品。
    全体的には非常に暗い内容。

    上巻は読者に対して情報がほとんど開示されない状態で事件が進むため、正直おもしろくない。

    でも、中巻〜下巻がバツグンに面白い。特に中巻の中盤〜下巻の中盤にかけて行われるカジノゲームがとてもよい。
    『ライアーゲーム』のように頭脳を使ってゲームをクリアしていく様子は爽快感があって非常に面白いため、おススメ。

    戦闘部分

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    2019年01月27日
  • もらい泣き

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    はじめは面白くないと思いました。

    途中から「あれ?」と…

    最後には自分の中の残しておきたい本のひとつになりました。

    好みはあるかもしれません。
    1日寝る前ひとつのお話。
    終わってしまったのが寂しいです。

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    2018年09月17日