冲方丁のレビュー一覧
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前巻から引き続きカジノのシーンが延々と続き、びっくりした。
非常に細かいブラックジャックの描写には特に面食らってしまった。主人公バロットたちがこのカジノでゲームに挑む理由は、勝つことで得られる高額チップが犯罪の重要な証拠品となるからだ。しかしその目的を超えて、ディーラーとプレイヤーの真剣勝負が熱かった。
ブラックジャックのハウスエッジ(カジノ側の優位性)は約1%と低く、スロット(3~10%)やルーレット(約5.26%)に比べてプレイヤーに有利なゲームらしい。
こうして確率から考えると、腕利きのルーレットディーラーのベル・ウィングは優位な立場にありながら、バロットに素敵な人生の示唆を与えてくれたのだな……とじんわりくる。同時に、最強のディーラーでありハウスリーダーでもあるアシュレイ・ハーヴェストが、ブラックジャックという比較的公平なゲームであそこまでバロットたちを追い詰めていったことが感慨深い。
理詰めと鉄の精神力、カードを捌く技術力で、特殊能力を持つ三人を一人で追い詰める姿は見事だった。
勝負事を通して立ち上ってくる、人間は「運」や「確率」をどこまで引き寄せられるのか、という命題が興味深く、私は銃撃戦のシーンよりカジノのシーンを面白く読んだ。1巻目を読んだ時には『天地明察』の作者が書いた本とは信じられないほど世界観が違うなぁと思ったけれど、このカジノシーンで、江戸時代に膨大な計算を駆使して暦の改変を試み、予期せぬ月食や日食の発生に暦のズレを突き付けられる『天地明察』の主人公の姿を思い出した。現代の私たちは月食の日を知れば、その時間までに夕食や風呂を済ましておける。
正直、個人的にはカジノのシーンで大いに満足してしまったところがあり、終盤のバロットが宿敵シェルとどう決着をつけるのかや、シェルの用心棒のボイルドとの戦闘シーンは美味しいデザートみたいな感じで頂いてしまった。
しかし、ボイルドのキャラクターが良い。粗野と純粋さを混ぜて固めて焼き尽くし、燃えかすに少し残った美しい結晶のようなものを感じさせてくれた。続編であり彼が主人公の前日談である『マルドゥック・ヴェロシティ』を読まなければいけない、と思っている。 -
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ネタバレメロンブックス特典SS
同盟者ミハイール。〈昼の者〉だが、狂戦狼と戦い、勝利したことで力を受け継ぎ、人狼に変身している間だけ〈夜の者〉。
ミハイールと血契。
本編。
ハイドルトン「知っているぞ。大魔王の眷属の最大ノ弱点は流れる水。渡ろうとすれば沈み! 水の上では魔力が半減」
→ヴァンパイア、そんな欠点もあったんだ。
アナスタシア「海神の槍トライデント」
モーゼのように水が裂ける。
ハイドルトン「わが寿命の半分と引き換えだ。きたれ! 水魔の王クラーケン」
船が落ちてきて自滅。
かぼちゃ男、真夜の眷属の一人フォルミード。
ドラクレシュティ様からの手紙。顔を赤らめるあなたの。
ミルチャ、バーサーク状態に。
〈常闇ノ眷属〉魔道士バフォムート。→こいつがミルチャをバーサークにしたの?ここわかりにくかった。。
アナスタシア「開け〈至宝庫〉」
ミルチャ、アナスタシアを刺し、理性を取り戻す。
アナスタシア「守護の女神より与えられ司『鏡の盾アイギス』よ、すべての災厄を跳ね返せ」
バフォムート、死亡「アナスタシア様ぁぁ、心よりおしたい申し上げますうばあばばあぁああ」→なんでおしたい申し上げる??なんで敵??
血液パックでアナスタシア復活。
ミルチャから影が離れる。
謎の男「よくやった、バフォムート。アナスタシアの血だ」
市役所。
眼鏡アナスタシア。
ミハイール市長。影が狼。
アナスタシアの血を盗んだ連中。
アナスタシアこ血から霊薬を作ればクマレンガモン様も完全復活なると思って二人の亡骸てま試した。
バフォムートとハイドルトン、化け物に。
失敗だったので、ヒドラの毒に変更した。
人狼憑きにやってもらう。
ミハイール・パトラシュクは戦時中に人狼を殺した。その時に人狼に憑かれた。
アナスタシア、ミハイールに会いに。
ミハイール「何が望みだ」
アナスタシア「平穏かまほしい」
ミハイール「条件がある」
アナスタシア「あなたに取り憑いた狼をどうかにしてほしいと?」
アナスタシアは狼除けの霊薬を渡す。「ソレを飲めば元に戻れます」
ミハイール、アナスタシアに銃を向ける。「俺をハメようとしているな」
アナスタシア、食人鬼の変身(?)だった。
バトルに。
食人鬼、さっき渡した霊薬の瓶を割り、狼に振りかける。
食人鬼「それは、アナスタシアの血から作ったヒドラの毒。死ぬまでの時間を計測しよう」
本物のアナスタシアが上から飛んでくる。
アナスタシア「開け〈至宝庫〉」
アナスタシア「〈ヒュギアスの盃〉よ、毒を霧散せよ」
狼の毒が消える。→アナスタシアはなんでも出せて無敵すぎる。。
アナスタシアたち、ミハイールを連れて逃げる。
アナスタシア「ミハイール市長様、あなた様と同盟を組みたくお招き申し上げました」
婚約者のドラクレシュティ様が目指す〈昼と夜の調〉のため、敵であるグレンガモンの野望を阻止したい。
同盟を組む。
ミハイール「俺の同胞に会ってくれ」
→絵が上手いので読める。ヒロインがいい。かっこよく、かわいい。
中二病的世界観がいい。ファンタジー要素は、そういうものなのかとなんとなく理解する程度でいいか。1巻と同じ感想だが。
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最近、同じような考え方の本ばかり読んでいる気がすることがあります。
SNSを開けば興味のある情報が流れてきて、居心地はいい。でもその一方で、少しずつ視野が狭くなっているのかもしれない。そんな時に読んだのが、冲方丁さんの『サタデーエッセー 冲方丁の読むラジオ』でした。
本書は、NHKラジオで長年語られてきたエッセーをまとめた一冊です。一話ごとは短いのですが、社会や文化、言葉、人との関わりなど、身近なテーマを通して物事を違う角度から眺める面白さを教えてくれます。
この本の魅力は、何かの答えを与えてくれることではありません。むしろ、「本当にそうだろうか?」と立ち止まって考えるきっかけを与えてくれるところにあります。
読んでいると、「あの本で読んだ話と繋がるな」「以前考えていたことが別の形で語られているな」と感じる場面が何度もありました。まるで冲方さんと雑談しながら、自分の考えを壁打ちしているような感覚です。
読後に残ったのは、世界の見方は一つではないということ。そして、自分とは違う視点に触れることの楽しさでした。
冲方丁さんの作品が好きな人はもちろん、最近少し考え方が固くなっているかもしれないと感じる人にもおすすめしたい一冊です。 -
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凄まじい小説。よーこんなん書いたなと思うほどハチャメチャ。冲方さんだからこそ書く事が出来たトンデモ小説。
幻魔大戦とリプレイとモンストをかき混ぜて鍋でごった煮した様な変態小説。ライトノベルだから一気読み出来るんだけど登場人物が多過ぎて覚えきれないところにクライマックスが到来するから誰が誰だか判らない。印象に残ったのはヘイルメアリーだけ。もちろんプロジェクトヘイルメアリーのお陰。そしてご本人の姿態が巨大なイカだから。図鑑の頭足類そのままの絵姿(つまり脚が上)で歩いているらしい。
見たい!ヘイルメアリーだけでも!
その他にもキャラが立った登場人物ばかりでした。
もうちょっと落ち着いた話にして長編にすればもっと面白いんじゃ無いかな。話の内容は凄くテンコ盛りだから。 -
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冲方丁最後のライトノベルと銘打って始まった「テスタメントシュピーゲル」から幾年か。原作とはいえ、再び冲方丁全開のファンタジーが読めるとは思いもいませんでした。
なんかもう、全部盛りって感じのファンタジー。主人公は女吸血鬼で婚約者を失っていて、その婚約者は大魔王の腹心で、大魔王亡き後に親友と世界の命運を賭けた戦いを繰り広げていてました、と云々カンヌン。恋人の帰りを待つ主人公が、彼の遺志を継いで戦い続けている、ということなんですが、まあ面白いです。
こういう舞台の物語が好きで育ってきたので、幾つになっても好きは好きです。
ヨーロッパの多神教と一神教の戦争みたいなことも絡んでくる世界設定で、どんだけ風呂敷広げれば気が済むの?ってぐらい盛っていると思います。
物語は始まったばかり。おバカサキュバスとかで息抜きしつつ、敵方の幹部登場させて、親玉の真意は計り知れない、という導入でした。
10代の頃にも取ったかのようなワクワク。久々に感じましたよ。 -
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ネタバレ戊辰戦争。新政府軍と旧幕府軍が対立するさなか、城内が戦場にならぬよう苦心する新発田藩。藩の生き残りをかけた選択は、城内にいる旧幕府軍が去った後に、新政府軍を受け入れるというものだった。
そのため、旧幕府軍が去るまで、新政府軍を足止めする為に10人の罪人と1人の武士が藩の命令により古い砦を守る壮絶な戦いを繰り広げる。
勝てば無罪放免。負ければ死。
人数が多いなぁ〜分かるかなぁ〜と心配していましたが、全然大丈夫でした。
罪人達のキャラクターと能力が際立っていて、のめり込んでしまいました。
無茶苦茶で極悪な罪人達なのに、愛着さえ湧いていました。
この過酷で残酷な戦いの中では武士の矜持など、本当に馬鹿馬鹿しく感じてしまいました。 -
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ネタバレ血契のアナスタシア
絵はいい。100点ではないが、構図とかもかっこいいの多い。
内容はファンタジーの世界観の専門用語が多いが、なんとなくの理解で読み進めていいか?
アナスタシア、今婚礼の儀をすると狙われるので指輪は渡せない。
必ず帰ると約束して、しばしの別れ。ドラクレシュティと。
アナスタシア、メガネをかけ、公務員生活。
公園のトイレに豚の頭部。鉄格子の印。
ファシストの『女は働かず家にいろ』という嫌がらせ。
ローザ、夫から暴力。
ミルチャ、オッドアイ。剣でローザを操る。
ミルチャ、仲間に。
アナスタシア、ローザを、取り返しに乗り込む。
風の精の指輪で相手を吹き飛ばす。
影潜りの衣で姿を隠す。
オッドアイの男の正体、ケットシー。
灰燼の緋剣 レイヴアティンり
アナスタシア、大魔王の眷属(ヴァンパイア)。
グレンガモン。大魔王の双璧をなす臣下。
命を吹き込まれた柱、ドリス。
サキュバスのリリーニャ。