冲方丁のレビュー一覧

  • ばいばい、アースI 理由の少女
    なんともファンタジーな世界観。
    でもベタじゃない……っ!!そこが沖方さんの凄いところ!!

    結構、小説の参考にさせてもらったりすることもあります。
    堤さんの【Sarria】の参考にもなったりするんじゃにでしょうか?
  • オイレンシュピーゲル参 Blue Murder
    特甲児童の秘密が、少しずつ明らかになる巻。
    そしてなんと恋愛もあり。

    この巻でも、各3章がそれぞれ3人の視点から描かれたものになっています。
    いつもは、別行動でもどこかで連携できている印象があったんですが、今回は心もバラバラな感じで、どこかでボロが出るんじゃないかとハラハラしました。

    「生きる」...続きを読む
  • オイレンシュピーゲル弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!
    実は、1冊目は冲方さんだから読んだけど、これだと2冊目で飽きて全部読まないかも、なんて思ってたのに、2巻で意外な程迫力が増していつの間にやら惹き込まれてしまいました。
    絶対次も読みたい。

    いろんな思惑が絡み合う展開や、グロイだけじゃない、切実で迫力満点な戦闘場面にライトノベルだってこと忘れました。...続きを読む
  • スプライトシュピーゲルIV テンペスト
    トラクルおじさんとリヒャルトさんですか……。これはスプライトとオイレン全部読みなおさないといかんな。
  • ばいばい、アースII 懐疑者と鍵
    1巻よりも人物、ストーリーともに濃密になってます。うさぎの繰り出す演算魔法といい、舞踏会での予期せぬ戦闘といい、あざといくらい華やかで派手で不穏で、想像するのが非常に楽しい。胸が躍る。というかアドニス!これからさらに何をやらかしてくれるのかと期待大。シアンの放った一言「俺に服従しろ」に笑顔で乾杯!
  • ばいばい、アースIV 今ここに在る者
    完結編。
    人類の歓喜の共に、己の存在を歌い上げるシーンは読んでいて戦慄きさえ覚えました。
    ラカンの「クッションの綴じ目」理論を暗示する行…まさに実存主義の謳歌で締めくくられた物語。
    しかし、己について模索する、問う旅は続く。余韻のある物語に感嘆しました。
  • ばいばい、アースI 理由の少女
    第一印象、魅せる文章。兎に角世界が"美しい"。だけど読むのに時間がかかる。全く持って読み飛ばせない。これほど一行一行噛締めて読んだ本は久しぶり。
  • ばいばい、アースIII 爪先立ちて望みしは
    以前に単行本のときに読んで面白かったのですが、文庫化されて四分冊され、順次刊行となると、ちょっと二巻目が中だるみかなーと放置していた三冊目。事態も大きく動くし、何よりも集団戦の描写が圧巻。「マルドゥック〜」シリーズ同様の気持ち悪い敵に対してどう動くか、その描写の華やかさだけでも読んでいてわくわくする...続きを読む
  • ばいばい、アースI 理由の少女
    早く続きが読みたいです!
    師匠の愛とか、ベルが「剣と共鳴すること」以外のアイデンティティを見つけられるかとか、すごく考えさせてくれる作品。
    闘い=演劇、動物は花で、人は猫やウサギなどの種族にわかれている、という素敵な世界観にどっぷり浸らせてくれます。
  • オイレンシュピーゲル参 Blue Murder
    今日(2007.12.18)、この参巻を読み始めました。

    面白いです。

    二巻のラストで涙ぐみかけたのは内緒です。
    強くあろうとする女の子に弱いです。
  • スプライトシュピーゲルIII いかづちの日と自由の朝
    オイレン3巻と時を同じくした、しかしこちらは緊迫した長編一本。国連ビル内での内務大臣暗殺から、連続テロ事件が発生。またMSS内で敵の攻撃による情報汚染が拡大、同時にスパイ容疑で冬真が拘束されてしまった。水無月&冬真の男の戦いも必見の第3巻。
  • ピルグリム・イェーガー(1)
    三本の釘に30枚の銀貨に7つの大罪
    と言った勢力同士が、予言によって集まって争う。
    そういう話。結構重いテーマだけど、小説を読むように読める漫画で私はこの作品に惚れ込んでいる。
  • ピルグリム・イェーガー(1)
    宗教革命のお話です。世界史を習った方は多少なりとも知ってる名前が出てくるはず。ストーリーも面白いですし、絵にも迫力があって、もうやばいです。
  • 麒麟児
    幕末から維新への時代の大きな変化の渦中に生きた勝海舟と西郷隆盛の漢っぷりが素晴らし過ぎて。
    江戸城の無血開城までの互いの心理戦、時代が明治になっても自分の理想とする世の中とは程遠い現実に勝も西郷もそれぞれの立場でもがいている不条理さ。
    何だか令和の現代になっても変わらぬ不条理さを思い、憂いてしまうほ...続きを読む
  • はなとゆめ
    オーディブルで聴いた
    清少納言のの目を通した物語
    同じ冲方丁さんの『月と日の后』はいろんな人物の語りがあったがずっと清少納言目線
    定子への思いと枕草子が出来たストーリーがよくわかった
  • 攻殻機動隊小説アンソロジー
    アニメを観てからすぐに読んだのでとても楽しく読めました。
    朝霧カフカ先生の「攻殻機動隊soft and white」が個人的に一番好き。
  • 月と日の后(上)
    藤原道長の娘で一条天皇の皇后となる彰子が主人公の物語。
    著者には清少納言を主人公にした別のお話があるが、ある意味それと対になる平安栄花物語。

    わずか12歳の彰子が道長の思惑で中宮定子に対抗するために入内してからの宮中や政治の場で起こる権力争いが描かれる。
    とくに叔母で一条天皇の母でもある詮子がこれ...続きを読む
  • はなとゆめ
    もともと、中宮•定子と清少納言の関係性がいいなぁと思っていたので読んで良かった。冲方丁さんの作品はこれが初めてだったけれど、作品への引き込み方や描写もよかった。大河ドラマ、こちらでもよかったのではないかなぁと個人的には思ってしまった。なかなか志半ばで逝った人や敗者は主人公になりづらいのかな(石田三成...続きを読む
  • 月と日の后
    NHKの大河ドラマの少し後のお話だった。道長の娘である藤原彰子の事はぜんぜん知らなかったので、平安時代の貴族の暮らしや政治の進め方、天皇との関係などと合わせて興味深く読んだ。権力争いに巻き込まれる彰子ら貴族の娘達。
    彰子は、わずか12歳で一条天皇に嫁ぐが、既に子を成している定子がいるのになぜ自分がこ...続きを読む
  • 骨灰
    前情報なしで呑気に読んでたらまさかのゴリゴリのホラー。都市伝説、人柱系のありそうでなさそうなにわかには信じ難い現象が起こる中、自ら祟られながらも解決へと突き進もうとするストーリー。エンドはハッピーなのか否かは正直わからなかったけれど、引き込まれる作品でした。