ばいばい、アースIII 爪先立ちて望みしは

ばいばい、アースIII 爪先立ちて望みしは

682円 (税込)

3pt

カタコーム戦役で皆を叱咤した城外の民の指導者、ジンバックが死んだ。弔いに訪れたベル一行は、城外の友人たちと再会し、酒と剣と恋に夜は更けてゆく。一方、飢餓同盟に身を投じたアドニスは、究極の治療薬にして猛毒「試者の灰」を手に城を襲い、王に挑みかかった。今度は敵としてベルの前に立ったアドニスは笑いながら問いかける。「俺を、斬れるか?」――冲方丁がおくる魂のファンタジー、狂騒の第3巻!!

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ばいばい、アース のシリーズ作品

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  • ばいばい、アースI 理由の少女
    638円 (税込)
    地には花、空に聖星(アース)、人々は猫や蛙、鼠などさまざまな動物のかたちを纏う。この世界に、ラブラック=ベルはたったひとり、異形のものとして生まれた。牙も毛皮も鱗もない“のっぺらぼう”の彼女は、自分と同じ存在を探す旅に出る。放浪者の資格を購うため、剣士となって〈都市〉と〈外〉との戦いに臨むベル。そこで彼女を待っていたのは――。異能の世界構築者冲方丁、最初期の傑作が待望の電子化!!
  • ばいばい、アースII 懐疑者と鍵
    682円 (税込)
    ひとつの戦いが終わり、つかの間の休息にひたるベル。戦友である弓瞳族(シープアイズ)のギネス、水族(マーメイド)のベネットと夜通し馬鹿騒ぎ、王家の姫シェリーとは姉妹のように睦み合い、孤剣士アドニスを訪れては人生を語る。触れたものすべてを朽ちさせる宿命を持ったアドニスは、誰とも深く交わらず、世界への疑いが捨てられない。そんな彼とベルの間には、恋にも似た思いが通い始めるが――冲方丁がおくる傑作ハイ・ファンタジー、急転の第2巻!!
  • ばいばい、アースIII 爪先立ちて望みしは
    682円 (税込)
    カタコーム戦役で皆を叱咤した城外の民の指導者、ジンバックが死んだ。弔いに訪れたベル一行は、城外の友人たちと再会し、酒と剣と恋に夜は更けてゆく。一方、飢餓同盟に身を投じたアドニスは、究極の治療薬にして猛毒「試者の灰」を手に城を襲い、王に挑みかかった。今度は敵としてベルの前に立ったアドニスは笑いながら問いかける。「俺を、斬れるか?」――冲方丁がおくる魂のファンタジー、狂騒の第3巻!!
  • ばいばい、アースIV 今ここに在る者
    638円 (税込)
    「試者の灰」をもって王を葬り、闇のものたちをも率いて世界をも壊そうとする剣士アドニス。彼と少女剣士ラブラック=ベルの闘いは痛く果てしなく、濃密に続く――生きとし生けるもの、全てのことわりを巻き込み続けながら。そしてついに訪れた終わりのとき、ベルが見いだしたものは――? 異能の世界構築者冲方丁、最初期の傑作ファンタジー、堂々の完結!!

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ばいばい、アースIII 爪先立ちて望みしは のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年10月28日

    この広がった風呂敷はたたまれるのか?そんな疑問を抱きつつ。アース3巻。

    押井守の「イノセンス」を彷彿とさせられる観念的な言葉の応酬。頭のどこかで許容と拒否がせめぎ合う。理解しようと務めるも浮遊する言葉たち。ちょっとしたトランス気分に陥ったのはさておき。


    闘う。傷つく。失う。癒される。成長する。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年11月28日

    物語は転から転へ。影をまとって炸裂する懐疑。
    それでも歩みを止めること無いそれぞれの登場人物。
    そして表れる、いかにもなラストダンジョン。

    ベルが、アドニスが、ギネスが、シェリーが、ガフが、それぞれの理由と共に闇の中を進んで行くあたり、物語も大詰めって感じでございます。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    あ、アドニスぅぅぅぅぅーっ!!

    なんかドランブイに洗脳されてんじゃねってかんじ。
    てか今回もベルの男前さは異常だわ

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    以前に単行本のときに読んで面白かったのですが、文庫化されて四分冊され、順次刊行となると、ちょっと二巻目が中だるみかなーと放置していた三冊目。事態も大きく動くし、何よりも集団戦の描写が圧巻。「マルドゥック〜」シリーズ同様の気持ち悪い敵に対してどう動くか、その描写の華やかさだけでも読んでいてわくわくする...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月21日

    冲方さんの初期の頃のSF
    マルドゥック・スクランブルから、こっちに飛んできた。
    言葉の使い方が特徴的で、なかなか難しい。
    でも物語は理解できるし、サクサク読める不思議。

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    Posted by ブクログ 2014年01月06日

    逆から、読むんやーーー!!!

    と、3巻目にして気づきました。
    遅すぎ?

    いままで、どういうことなんだと思っていた謎が、それだけでだいぶ解けた気がします。

    なにかのアンチテーゼとして自分を確立していこうとすれば、ぶつかるのは当然。
    そういう意味では、ベルも、アドニスも一緒。
    そして、王国も、饑餓...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年12月29日

    ベルの剣にべネットの結界、ギネスの指揮と物語として見せ場のシーンがつまった3巻。
    どの登場人物も世界も剣も心や感情の戦いであって、この物語の世界における強さとは、力ではなく形なき意志。
    物語が大きく動くほど感情は大きく動き、スポットライトを浴びる登場人物が多いほど、いくつもの感情に振り回される。
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    Posted by ブクログ 2010年09月09日

    氏のデビュー後、初長編。

    発売当時、余りの高価さに手が出なかったので、文庫化が嬉しい。



    ラブラック・ベル。

    のっぺらぼうと称される一人の少女が、己が相棒の一降りの剣と共に、自らの由縁を探るヒロイック・ファンタジー。

    氏が文庫本後書きに書かれたように、「主題と世界の構築と発見に特化した」初...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    全員が全員主役になる闘いの場がきちんと設けられてて、それに悩んで打ち勝って成長していくってすごいと思う。
    個人的にガフがかわいそくて好き←

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ドゥルーズの哲学を感じさせます。
    浄化の後の主人公の変化、自らを由とすること、脱属領化することで受ける大きなプレッシャー“傷”を負い、さらに脱出する事で、真に主体の生成を演じることが出来る。自律する。
    物語の要素の中に近現代哲学の要素が散りばめられている冲方氏の作品に惹かれます。

    0

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