冲方丁のレビュー一覧

  • ばいばい、アースIV 今ここに在る者

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    完結編。
    人類の歓喜の共に、己の存在を歌い上げるシーンは読んでいて戦慄きさえ覚えました。
    ラカンの「クッションの綴じ目」理論を暗示する行…まさに実存主義の謳歌で締めくくられた物語。
    しかし、己について模索する、問う旅は続く。余韻のある物語に感嘆しました。

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    2009年10月04日
  • ばいばい、アースIII 爪先立ちて望みしは

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    以前に単行本のときに読んで面白かったのですが、文庫化されて四分冊され、順次刊行となると、ちょっと二巻目が中だるみかなーと放置していた三冊目。事態も大きく動くし、何よりも集団戦の描写が圧巻。「マルドゥック〜」シリーズ同様の気持ち悪い敵に対してどう動くか、その描写の華やかさだけでも読んでいてわくわくする。こういうの読んでいると、映像化が及ばないものがあるっていうことを強く感じる。過剰なまでの言葉の海に溺れる幸せ、とでもいうのかな。

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    2009年10月04日
  • オイレンシュピーゲル参 Blue Murder

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    今日(2007.12.18)、この参巻を読み始めました。

    面白いです。

    二巻のラストで涙ぐみかけたのは内緒です。
    強くあろうとする女の子に弱いです。

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    2009年10月04日
  • スプライトシュピーゲルIII いかづちの日と自由の朝

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    オイレン3巻と時を同じくした、しかしこちらは緊迫した長編一本。国連ビル内での内務大臣暗殺から、連続テロ事件が発生。またMSS内で敵の攻撃による情報汚染が拡大、同時にスパイ容疑で冬真が拘束されてしまった。水無月&冬真の男の戦いも必見の第3巻。

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    2009年10月04日
  • ピルグリム・イェーガー(1)

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    三本の釘に30枚の銀貨に7つの大罪
    と言った勢力同士が、予言によって集まって争う。
    そういう話。結構重いテーマだけど、小説を読むように読める漫画で私はこの作品に惚れ込んでいる。

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    2009年10月04日
  • ピルグリム・イェーガー(1)

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    宗教革命のお話です。世界史を習った方は多少なりとも知ってる名前が出てくるはず。ストーリーも面白いですし、絵にも迫力があって、もうやばいです。

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    2009年10月04日
  • 天地明察 下

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    もう少し算術家とのやりとりがあるかと思ったけど、ある程度は史実に従ったのか。まあ、最後の根回し等はあまりにも上手くいき過ぎてるきらいはあるものの、小説としてはアリだと思った。(上巻と同じ記載)

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    2026年02月03日
  • 天地明察 上

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    もう少し算術家とのやりとりがあるかと思ったけど、ある程度は史実に従ったのか。まあ、最後の根回し等はあまりにも上手くいき過ぎてるきらいはあるものの、小説としてはアリだと思った。

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    2026年02月03日
  • マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 〔完全版〕

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    面白かった!

    中巻から引き続き、カジノシーンはお見事な感じでした。
    こんなに面白いSF作品を見落としてたんだなー

    作者のあとがきと、鏡明さんの書評もぜひしっかり読んで欲しい。
    この作品に対する愛情がしっかり伝わる良い文章です。

    星を一つ落としたのは、一部のキャラクターの印象が弱くて勿体無い感じがしたのと、クライマックスシーンが読み返しても複雑すぎて想像できず置いてかれてしまった感じがしたため。

    私の理解力と想像力の問題もあると思うので、この意見は気にせずみなさん読んでみてください!!

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    2026年01月27日
  • ムーンライズI ボーン・デイ

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    3部作の1作目ということで、ジャック側とフィル側のそれぞれの生い立ちと共に世界観の説明がされている。
    筆者の作品はマルドゥック・スクランブル3部作を読んだことがあるだけだが、そちらと比べてSF要素がより前面に出されている。
    第2巻以降でより物語の核心に迫るものと思うので、次巻も楽しみに読みたい。

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    2026年01月19日
  • マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕

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    めちゃくちゃ面白い

    全体的に狂ってる世界だから性的な描写ばかりなのは注意が必要
    勧める年齢層には気を遣った方が良さそう

    まず、文章の書き方がうますぎませんか?
    読んでるというより、本が喋ってるような感覚に陥る
    状況説明を読むのと同時に読者に世界を作らせるのって簡単なようで難しいことだと思うけど、イメージを作らせるきっかけ作りが上手だと思う

    あとは、シーンの転換前、シブくカッコいい言い回しや表現で閉じるのが気持ち良すぎ
    SFだし、ちょっとカッコつけすぎる・イタすぎるくらいで釣り合いとれてる

    アクションシーンが激烈
    演出が全部火力5000倍の戦隊モノみたいで超おもろい

    最終ページ捲った瞬

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    2026年01月15日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    様々な立場の人が、チ。について意見を色々と述べていて、興味深いと思った。音楽家の考えについての文章を読むことは今までなかったので、特に興味深かった。

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    2026年01月12日
  • 骨灰

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    ネタバレ

    序盤から不穏。
    ホラー小説でたまにあるグチャグチャっとした気持ちの悪い描写はないけど、心が辛くなる感じ。

    どんどん狂っていく光弘を見てられなくて中々続きを読めなかった。
    なんでよ…どうしてそんなこと…とブツブツ言ってしまう。
    もうこれ以上どうもならんやろ…と見てるこっちが諦めかけたらやっと…やっと!光弘の目が覚めて!

    終盤は映画を見てるようだった。
    光弘の父と一緒に「頑張れ光弘!」と言ってた。

    「面白かった」とは違う。
    「なんだか凄かった」という本だった。

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    2025年12月25日
  • 十一人の賊軍

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    映画を元に冲方さんが小説化したのだろうけど、背景や心情がより分かりやすく、映像が無い分だけ戦闘シーンはより生々しく、小説ならではの特長が活かされていると思いました。
    さすが冲方さんといったところでしょうか。

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    2025年12月24日
  • 決戦!桶狭間

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    『天祐は信長にあり』シリーズは長篠の戦いまで読み進めてしまったが、時を遡り『決戦!』シリーズで桶狭間を読みたいと思った。冲方丁が信長を語り、並み居る作家が今川義元、氏真を語る構成の妙。当たり前だが、正義はそれぞれの立場にあるのだ。元康(家康)は義元を慕っていたが、氏真は嫌っていた。だから信長に与した……そう考えるのが自然なような気がした。最後に首だけになった義元の思念「漸く、見えた。」は、句点なし、段落なしの長文で筒井康隆を彷彿とさせる文章だった。良し悪しは別としてだが……

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    2025年12月10日
  • 骨灰

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    ネタバレ

    建設現場の地下で謎の祭祀場と鎖に繋がれた人間を見つけるという第1章から一気に緊張が爆上がりする感覚は新鮮。
    姿なきピンポン連打、悪夢、家の異変、おかしくなっていく主人公…流れがスピーディーで常に怖い。
    後半は誰を何を信じていいかわからず自分の頭もおかしくなりそうだった。
    池に捨てられた墓石の行方は劇的。
    「祟りというのは、因縁によって広がる。善悪じゃない。自然の災害と同じ」という玉井の言葉が祟りの説得力のあるリアルな怖さだったな。誰も悪くない災害の不条理さは、いつ誰の身に起こっても不思議ではないのだから。

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    2025年12月06日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    ネタバレ

    キャラの違いが分から無くなる時とかがあったが、自分は結構楽しめたと思う。
    章ごとの分け方が上手いなと思った。

    映画のキャストは知らないまま読んで正解だった。
    多分この人大物ゲストあてられてるだろうなと予想した人は全員そんな感じだった。

    橋本環奈がキャスティングされてた というのは知ってたが、途中からこの役かー となった。
    もっと黒幕に近い役かなと思っていたがそうでもなかった。

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    2025年11月24日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    確か音楽の坂シリーズ?の、中二病が治らない人が出てる映画
    だったよなー……ってあらすじ読んだら、自殺のために集まった少年少女の前に、
    すでに死んでいる少年がいて、十二人は真相を推理するという、
    自分がめちゃくちゃ好きな密室劇だとわかり購入。

    実はこれ「十二人の怒れる男たち」っていう、裁判員裁判のように
    十二人が事件を話し合うお話のオマージュなんだよね。途中で気づいた。
    こっちは白黒映画なんだけど、超面白いからオススメ(脱線)

    こっちの小説は謎の死体に加えて、徐々に子どもたちが死にたい理由も
    わかってくる。その理由が千差万別なんだけど、基本的に親が悪いのが多い。
    他には子供ならではの勘違いや

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    2025年11月22日
  • 天地明察 下

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    上巻は、まだ話がどこに転がるのかよくわからなかった
    下巻で、それまでの数々のエピソードどんどんつながって結末を迎えて、なんだか爽快だった

    関孝和の使い方も良かった〜
    実像があまり解明されていない謎の多い人物だけど、もしかしたらほんとにそんなことあったかも!と思える関わり方で夢がある
    (日経サイエンス2025年1月号が和算の特集で、合わせて読むと当時の算学事情がより理解できて面白い)

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    2025年11月17日
  • 骨灰

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    【短評】
    第169回直木賞候補に選出された冲方丁(うぶかたとう)による長編ホラー。
    なかなかにチューニングが合わず、物語に没入する迄に相応の時間を要した。しかしながら、一旦物語に入り込んでしまえば、精神を蝕まれるが如き濃密な読書を堪能することが出来た。

    大手ディベロッパーのIR部に籍を置く松永光弘(まつながみつひろ)は、渋谷再開発地区の地下深くで祭祀場めいた「穴」を発見する。這々の体で「穴」から帰還した光弘だが、その日を境に彼の日常が歪み始める。謎の渇き。骨を焼くような嫌な匂い。聴こえる筈の無い声。「穴」から這い出た何かが現実が侵食する。

    「そう来たか」という着想がお見事。本著のタイトルで

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    2025年11月08日