冲方丁のレビュー一覧

  • はなとゆめ

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    この本の読後、枕草子を読むと、清少納言の中宮定子への敬意と深い愛情が伝わってくる。学生時代に読んだ感じとは全く別物だった。

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    2023年07月09日
  • マルドゥック・ヴェロシティ3 新装版

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    そもそもが難解なのに期間空けちゃったので理解できない部分が多々あった。当然だ。 あとがきのエピソードが狂人のそれで、やっぱこういう作品を産むのはそういう人なんだなあと納得しちゃった。

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    2023年07月17日
  • はなとゆめ

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    ネタバレ

    この作品は清少納言のひとり語りという形で進みます。
      最初の夫である橘則光との別れから始まります。

      則光の母親が花山天皇の乳母だったために、将来を期待されていたがたった二年で出家するとは思わなかったことでしょう。
      彼女は長男を連れて父の清原元輔の元へ戻った彼女。けれども、父である元輔は七十九歳で肥後守になり、彼女とはそれが永遠の別れとなります。仕官をした則光の元へ長男も行ってしまい……。
      二十八歳になった時に清少納言は宮中へ、しかも中宮定子に仕えることになります。定子の年齢は十七歳。
      若く美しいその華に清少納言はその生涯と一冊の書物を捧げることになるのです。

      身分、美

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    2023年06月04日
  • もらい泣き

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    どの話ももらい泣くことはできなかったけど、知り合いの小咄を聞いているみたいで楽しかった。個人的には「爆弾発言」と「旅人たちのバス」は登場人物に興味を引いてとても印象に残った。
    本の後半、震災後に書かれたショートストーリーは、どこか人の繋がりを強く感じた話しが多かった。「盟友トルコ」の『近くの親類より、遠くの他人』は今の自分の人間関係の共感性が強くグッときた。

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    2023年05月06日
  • マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion─燃焼 〔完全版〕

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    バロットの挫折と復活を描く2巻。
    まさかのカジノでイカサマバトルが始まるという展開で1巻とは違う趣があって面白い。
    カジノという場を与えることでバロットが弱くて悪い人間と向きあいつつもその中で、目指す方向を見つけていくという話になっていて、敵討ちが成功するかどうかという次元と別の方向が示されるのが良い。

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    2023年05月06日
  • 十二人の死にたい子どもたち

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    想像してない結末でした

    タイトルから想像できなかった結末に驚きでした。
    なんだか辛いこと沢山あるけど、前を向いて生きることで、また楽しいことが見いだせるんじゃないかと思えるような作品でした

    #深い

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    2023年04月20日
  • 剣樹抄

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    大江戸諜報劇
    そういえば時代モノ初めて読んだ
    それぞれに長けた技を持つ少年少女たちと
    それをまとめる曲者な大人たち
    はぁ面白い…

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    2023年04月07日
  • 剣樹抄

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    光圀伝とは違う角度で水戸光圀とその周辺を描いている。戦乱が無い故に働き場所を無くした武士たちが鬱憤を晴らすために悪事に手を染めるという矛盾、武士としての存在価値が戦闘員から治安維持に移行する時代の難しさが、この時代を象徴しているのだろう。
    孤独と復讐心に捉われ続ける了助の姿が愛おしく、また泰姫や左近さんと再び会えたことが嬉しいです。

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    2023年03月12日
  • 麒麟児

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    他の幕末関係の本を読んで勝海舟が好きになったが、この本を読んでさらに好きになった。

    戦いというのは闘争だけを指すのではなく、目的を達成するあらゆる手段をいうのだなと思った。

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    2023年02月01日
  • 決戦!桶狭間

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    『どうする家康』桶狭間の戦い!面白さを増幅するストーリー揃い。オススメのアンソロジー。決戦!シリーズの第5弾。桶狭間の限定された時空に凝縮された義元の首を巡る七つの物語。どれも傑作です。七つ目の物語が首になった義元の語りになっていますが、こちらの読む気力が無く、評価できませんでした。
     六つの物語を評価すると5点満点中、平均は4.8点になりました。
    ①覇舞謡 幸若舞の敦盛をバックミュージックに信長公記を素直に解釈した作品。斬新性は有りませんが、冒頭にあることで、桶狭間の戦いのガイドストーリーになっています。 4点
    ②いのちがけ 信長の勘気を被っていた前田利家の主従の物語。ネタバレ出来ない傑作。

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    2023年01月09日
  • 剣樹抄

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    久々に侍劇らしい時代小説に出会う。
    剣と心と、チャンバラと。光圀と了助の関係性も危険含みで、これからどうなるか、ハラハラする。敵役の設定も面白く、この時代の幕府が直面していただろう文治へのパラダイムシフトという課題、うねりを背景としている。続編も楽しみだ。

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    2022年08月04日
  • 決戦!関ヶ原

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    関ヶ原の合戦をさまざまな人物の視点から描いたアンソロジー。それぞれの物語が最後に繋がるのかと思っていたけれど、結局は完全に独立したままだったのが少し残念ですが、短編程度の文章量で立場を変えて見ることができるのは興味深い。

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    2022年07月26日
  • OUT OF CONTROL

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    "名刺代わりの小説10選"ってよく見るじゃないですか。好きな本紹介するやつ。この本は"冲方丁の名刺代わりの7篇"って感じです。
    ジャンルも文体も様々で、感想を一言で言えば「多才だなぁ!」以外ない。

    私は「天地明察」が大好きなので「日本改暦事情」がやっぱり良かったけど、他のも良作ばかり。
    特に1つ目の「スタンド・アウト」が良かった!
    ホラー系は…まぁ怖かったです 笑。

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    2022年05月17日
  • マルドゥック・アノニマス7

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    既に前巻までの内容を思い出すのが難しいので、早くシリーズ完結してほしいような、まだまだ読みたいような。新たなエンハンサーが出てきて異能者バトル方面も楽しみだが、集団訴訟も始まって今後の法廷対決も楽しみ。マルドゥックスクランブルでバロットの内面を描写するカジノシーンも圧巻だったが、どのような読書体験をさせてくれるか次巻も期待です。

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    2022年05月15日
  • もらい泣き

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    馬瀬あずささんの漫画版を読んでからいつか読もうと思っていた冲方丁さんの原作。
    ショートストーリーとある通り、33 話いずれも短く入りやすく読みやすい。また、個人情報や物語の構成上の理由からまるまるノンフィクションというわけではないが、それでも実話をもとにした話かと思うと、どの話も胸をあたたかくさせるものがあった。
    特に好きなのはこれ。
    「ぬいぐるみ」
    「ノブレス・オブリージュ」
    「空へ」
    「地球生まれのあなたへ」
    「先にいきます」
    「タクシーと指輪」
    人の想いや信念、やさしさやあたたかさが織りなす素敵な一冊。

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    2022年05月06日
  • 戦の国

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    信長と義元、景虎と晴信、光秀と信長、秀頼と家康など、直接会話をするわけではない相手との関係性を意識した作品群。元は雑誌企画のようだが、一冊の本としてよくまとまっている。話が出尽くされてる戦国ものをこれだけしっかり書けるのはすごい。

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    2022年05月03日
  • はなとゆめ

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    清少納言の視点で平安時代の貴族たちの生活や政治が語られる。清少納言は中宮(藤原定子)に女房(使用人)として仕える。その期間に、清少納言がかかわった貴族や他に中宮に使える女房達とのやりとりが語られる。とても描写がたおやかで、平安時代の状況が目に浮かぶ。平安時代の貴族文化や人々の考え方もわかる。清少納言が「枕草子」を執筆するのは中宮へのあこがれに似た感情から書かれた。この感情は恋心に近いのではないだろうか。「枕草子」は学校の教科書に記載された部分くらいしかしらない(有名だけど)。「枕草子」を読んでみたくなった。もちろん現代語訳になるだろうけど。

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    2022年04月26日
  • マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕

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    10年程前にオリジナル版を読んでいるので、半再読。
    しかし、記憶がほとんど失われおり完全版によって何が変わったのかは分からず。(私はシェルなのかもしれない)
    すごく端的に言えば、この小説は仮面ライダーの変奏である。悪の組織にいいように使われていた主人公が個人の復讐心と社会正義とを繋げて超パワーをふるって、悪をやっつける話である。
    戦争、資本主義の巨大な装置によって歪められた男達が敵であり、その歪みの生贄とされた娼婦バロットが彼らに復讐する話である。それ故に、彼女の相棒は人間ではない男、ネズミのウフコックである。
    1巻では、バロットが人間的な喜びを取り戻していくシーンが描かれている。次に期待大。

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    2022年04月03日
  • マルドゥック・アノニマス7

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    おそらくここまでシリーズを追いかけている人は冲方ファンしかいないと思います。ファンの私には引き続きワクワクする展開でした!
    スクランブルでは、実際の戦闘と並行してカジノでの銃を使わない戦いで息を呑みましたが、今回は法廷での戦いがスタート。想像力を掻き立たせるアクションシーンと法廷での頭脳戦、その場面展開に振り落とされそうになりながらも必死に食らいついてます。
    ハンター陣営vsオフィス陣営ではなくなってきた相関図、今後も楽しみです。そしてバロットとライムの関係にも目が離せません。

    人物が多すぎて思い出すのに時間がかかるのが注意です。また細切れに読むとすぐわからなくなってしまうので一気に読むこと

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    2022年04月02日
  • マルドゥック・ヴェロシティ3 新装版

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    一回で理解するのは中々にムズい

    スクランブルで詳しく語られなかったボイルドの過去。想像していた何倍も過酷でしたが、最後まで事件を諦めなかったボイルドの姿に感動した。またマルドゥックスクランブルを読みたくなった。

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    2022年03月23日