冲方丁のレビュー一覧

  • 月と日の后(上)

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    大河ドラマ 光る君へ がきっかけ。おとなしい彰子さまが実はかなりのやり手だったらしいときいて。詮子さまのお話はドラマの復習。こっち読むのが先だったら誰が誰かわからず途中で投げてただろうな。紫式部が出てきたあたりから落ち着いて読めるようになってきた感じ。難しい言葉もあるし、雰囲気で読み進めてるけど、なんとかなりそう。下巻楽しみ。

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    2024年11月26日
  • 剣樹抄

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    江戸時代初期、本気で生きる者たちの物語。

    問答無用に愉しめた。目頭を熱くさせる文章から、信じられないぐらい残虐な文章まで自在に操り、心揺さぶられた。

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    2024年11月25日
  • 天地明察 上

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    ネタバレ

    関がもっと早く改暦に関わってくれたらうまく行ったのかな。江戸時代はいろいろ面倒な人間関係ある中、最後通したのが見事だった。若い頃じゃうまく行かなかったろうな。改暦の重要さはピンとは来ないが当時、吉凶を占う元にもなってたから重要なんだろうな。囲碁命の道策のキャラもいい。こんてんぎをえんに抱かせるところよかった。夢が叶う直前に過去のつながりを思い出すシーンもよかった。

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    2024年11月21日
  • 天地明察 下

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    おもしろかった。渋川春海は本職はお城碁の碁打ちで、算術マニアだけど、偉い人に重用され、経験を積んで、成長していく様が描かれている。
    関孝一に感服したり、えんにときめいたり、人となりが好感が持てる。
    一度、失敗して落ち込んで、その後立ち直り、大和暦改定を成し遂げるのは立派。
    一緒に観測に行く人や、保科正行、水戸光圀との交流もいきいき描かれている。

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    2024年11月21日
  • 月と日の后(下)

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    ネタバレ

    彰子の長子出産から亡くなるまで。下巻は丁寧に説明された年表を読む感じで、少々駆け足で物語が進むため他の方のレビューを見ると賛否両論ある様だが私は充分楽しめた。それにしても当時は刃傷沙汰が無い代わりに建物がよく燃える

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    2024年11月20日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    いろいろ突っ込み所も多かったけど、終わり方が前向きで、爽やかにも感じられて良かった。2024/11/17

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    2024年11月17日
  • 十一人の賊軍

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     映画を観た後で読んだが、主人公の政とおさだの馴れ初めの詳細や十人の罪人たちの掘り下げが映画よりもしっかり描かれていて、映画とは違う見方で楽しめた。一方で「殺陣のシーンは映画の方が映えたな(当たり前だけど)。」という感想も浮かんだ。

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    2024年11月17日
  • 決戦!関ヶ原2

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    久しぶりに決戦シリーズを読みました

    黒田長政の【ダミアン長政】
    島左近の【過ぎたるもの】
    仙石久勝の【戦さ神】
    小川祐忠の【名だけを残して】
    本多忠勝の【蜻蛉切】
    小早川秀秋の【秀秋の戯】
    大谷吉継の【燃ゆる病葉】

    個人的には
    名だけを残して
    秀秋の戯
    燃ゆる病葉
    が好きでした

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    2024年11月16日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    漫画を一気に大人買いして一夜漬けで読んでから、完全にファンなので、こちらも手を出してみました。漫画を他角度から掘り下げる企画は面白いし、改めて作者さんの構想の凄さが滲み出ていました。

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    2024年11月13日
  • 十一人の賊軍

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     幕末の新発田藩を舞台にしたお話。この時代のリアリティが感じられちょっと苦しくなりますが、それも含めて読み応えがありました。ラストがどうなるか、かなりハラハラしました。
     個性的な登場人物たちがそれぞれの特性を活かして戦うところはアニメ「ガンバの冒険」思い出しました!
     映画を観に行く予定ですが小説ではかなり血飛沫…って感じなので、映画を最後まで見きれるかちょっと不安。映像では血の描写は少なめにお願いしたいなぁ。

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    2024年10月17日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    『チ。 -地球の運動について-』公式トリビュートブック!!
    漫画家、音楽家、小説家、詩人、芸人、声優、学芸員、哲学者、宇宙飛行士まで、各界を代表する執筆陣が『チ。』への思いを記す。

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    2024年10月08日
  • 十一人の賊軍

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    11月には映画になるらしい。
    この小説が原作というわけではなく、60年も前に構想されたプロットをもとに冲方丁さんが小説化したそうだ。
    舞台は戊辰戦争中の新発田藩。新発田はしばたと読む。奥羽越列藩同盟の一翼にあった新発田藩だが、史実では途中で離脱。実際の記録では、同盟から離脱したことを知らない藩士たちが、新政府軍になった身内たちと戦った、という話も残っている。
    こちらの十一人の賊軍は史実とは違うがまあ面白かった。とはいえ史実の映画化でも充分に面白かったのではないかな、と思うところもある。しかし史実のままでは救いがなさすぎるから、虚構の物語にしたのかもしれない。
    結末はまあまあの爽やかさ。
    戊辰戦

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    2024年10月02日
  • 十一人の賊軍

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    タイトルから推察して、かの黒澤明監督の映画「七人の侍」が下敷きにあるのか?と、まぁ誰もが先ず考えてしまうでしょう。
    「七人の侍」の方は、村を守る為に百姓達が侍を雇う話ですが、こちらは自らの自由を引換に、罪人達が戦へ駆り出される話ーーなんか最近もロシア方面で聞いたような…。
    それ故、なかなか荒々しい内容なのですが、原案の笠原氏とは、「仁義なき戦い」の脚本を手掛けた方ではないでしょうか

    (つづく)

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    2024年09月26日
  • 十一人の賊軍

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    映画「十一人の賊軍」のノベライズ(原作ではない)です。
    幕末を舞台にした時代劇です。あらすじは映画のサイトを参照頂くとして、映画ノベライズとあって派手な戦闘や軍勢同士の駆け引きみたいなものがあって、結構楽しめました。映画の小説はいつも観てから読むか、読んでから観るかを迷うんですが、主人公たちの置けれる立ち位置が結構複雑なので、これは先に読んだ方が楽しめるような気がします。

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    2024年09月18日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    12人のそれぞれの視点や想い、理念に基づき話し合いを進めていく。
    死にたいと思う理由はそれぞれ多岐にわたるが、ある人の理由は他人にとったら些細な事と言われてしまうかもしれないが、当人にとっては大事な事由になりうる。
    物語も集まった人の会話を中心にリレー方式で進んでいくので、読みやすいと感じた。

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    2024年08月07日
  • SGU 警視庁特別銃装班

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    ネタバレ

    なんともモノモノしいというか、90年代の新書ノベルズっぽいタイトル。冲方丁作品じゃなければ多分読んでないんだろうなぁ。

    銃を使った凶悪犯罪がはびこりだした日本、今までの警察組織では例えSATとかの特殊部隊であっても扱いきれない(警察官の実力がというよりは組織割などの問題として)事件が多発する中、過剰な装備(ライフルと拳銃とその他武器や防御装備)を整えた少数精鋭の銃撃による事件鎮圧を目的とする部隊が登場する。それがSGU

    彼らの活躍をまるでレポート…いや某アサ芸の記事のような文体で描く痛快アクション小説。大藪晴彦でも大沢在昌でもない、ガンアクション、実に痛快で面白かった。伏線もきちんと張って

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    2024年08月01日
  • 月と日の后(下)

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    藤原道長「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」
    一条天皇「怨みをなくし和をもって尊び人々の苦境が後世の災いを生まぬようにする」
    怨み怨まれる世でどう安らかに死んでいけるか、どう生き抜くか。
    置かれた状況で何を思うか。

    大河ドラマ「光る君へ」を見始めてから読んだ作品。同時進行で読むから面白く一気読みできたと思う。清少納言側の話しも読みたい。

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    2024年07月31日
  • 月と日の后(上)

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    藤原道長「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」
    一条天皇「怨みをなくし和をもって尊び人々の苦境が後世の災いを生まぬようにする」
    怨み怨まれる世でどう安らかに死んでいけるか、どう生き抜くか。
    置かれた状況で何を思うか。

    大河ドラマ「光る君へ」を見始めてから読んだ作品。同時進行で読むから面白く一気読みできたと思う。清少納言側の話しも読みたい。

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    2024年07月31日
  • 剣樹抄 インヘルノの章

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    「極楽組」の配下たちの行方は?
    彼らを追う義仙と了助。更なる騒動に立ち向かう、光圀たち。
    そして苦難と辛苦の歩みは、了助を成長させる。
    大火に始まり大火で終わる、
    大江戸諜報エンターテインメント小説、ついに完結!
    ・剣樹抄地図
    東叡大王 八王子千人同心 かまりの隠れ里
    大谷のマルチル 公方館のコンヒサン インヘルノ
    ・解説 末國善己

    吊天井事件と極大師の投降。
    江戸で対面した光圀はその正体を知る。
    義仙と了助は日光東照宮へ行き、一千両盗難事件に。
    次いで、八王子千人同心の甲州征伐の義。
    武田忍の隠れ里で聞く、恐ろしき企み。
    大谷の石切場では、まさかの切支丹の集団が!
    極楽組のそれぞれの正体も

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    2024年07月28日
  • マルドゥック・アノニマス9

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    勢力図が複雑化してエンハンサーのギフト戦だけでなく心理戦・訴訟の駆け引きなどいろんな切り口で楽しめる。まだまだ終わりそうにないが、早く収束するシーンを見たいような気もする。衝撃のラスト。これってどっち?次巻が待ち遠しい。

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    2024年07月22日