冲方丁のレビュー一覧

  • マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion─燃焼 〔完全版〕

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    ネタバレ

    有名なカジノ編に突入する2巻。ゲームのルールは理解していないが(恥ずかしい)、心理戦が面白くてページをめくる手が止まりません。トラウマを埋葬し強くなろうとするバロット、それを支えるウフコックとドクター、見ていて安心できるチームになったなあと思いました。

    ボイルドの過去からウフコックとの出会いも描かれている。ちょっと泣いた。失った人生、損なわれた自分、を取り戻さなければという焦り。焦げつきの中で手に入れたウフコック。バロットと似た部分もあるけど、「なぜ私なの」と問い続けたバロットと、全てを忘れたボイルドという差なのでしょうか。
    誰だって、1歩踏み外せば虚無に飲み込まれてしまう。

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    2025年03月21日
  • 麒麟児

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    刀を使わない武士道、男気を感じました!
    戦で人を無くさぬよう、動いた人たちがいた事を改めて再認識しました。

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    2025年02月26日
  • 月と日の后(下)

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     藤原彰子の一生を、時系列に沿って丁寧に描いた物語。淡々と進む点は上巻と同様だが、下巻では彰子が明確な意思と目的を持って動くようになり、そこに大きな見応えがあった。特に、道長が存命中は実質的に「彰子 vs 道長」の構図になっている点が興味深い。藤原家のために強引に政治を進める道長に対し、彰子は父が兼家や詮子のようにならぬよう釘を刺し、諸卿を懐柔していく。その駆け引きが巧みに描かれ、大きな事件が起こるわけではないものの、気づけば彰子が大きな存在へと成長している。その描写技巧には驚かされた。

     また、道長の死後、頼通の治世については私自身知らない点が多く、史実として新鮮に感じながら読み進めること

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    2025年02月09日
  • アクティベイター

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    著者らしい、ぶっ飛んだハードボイルド小説だった。
    事件のスケールのわりに超短時間で問題解決してるのが、そこが主人公たちが凄すぎるところなのだが、逆に急ぎすぎてもったいないなと思った。え、もう終わってしまうのという感じ。
    個人的には、各戦闘シーンでページを割くよりもっと裏の情報戦や人と人との熱いやり取りをもっと読みたかった。主人公2人に共通する重要人物である真奈美も謎が残り、、これは続編への布石なのか?笑
    とにかく面白いのは間違いないが、もっと面白くなるだろう!と思ってしまった一冊だった。

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    2025年02月02日
  • マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕

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    ネタバレ

    コミカライズ版は大分昔に読んだことがあり、好きな作品でした。読み返していないため記憶は曖昧だが、結構アレンジされていたんだな〜と数年越しに知る(コミカライズの方も大今先生の才能を感じられる素晴らしい出来だと思う)。

    SF小説は苦手だからと敬遠していた原作にやっと手を出しました。びっくり、面白いし読みやすい。もっと早く読めばよかったです。冲方先生の文章がお洒落かつ綺麗で、そういう楽しさもあります。

    「なんで私なの(私だったの)?」と、自身の存在証明をするように問い続けるバロットは痛々しい。でもその痛みの中から彼女の力強さというか、生命力が生まれてくるようで惹き込まれる。やっぱりバロットは魅力

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    2025年01月28日
  • 天地明察 上

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    歴史物は多く読んできたが、史実も含めて知らない登場人物がイキイキと描かれており、下巻に期待を持たせる。

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    2025年01月26日
  • 十一人の賊軍

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    運命を分ける戦いに挑む人間模様。
    罪人の寄せ集めなる11人。同じ目的のもと結び付いていく。いかに生き残るのか。それが大事。

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    2025年01月09日
  • 月と日の后(下)

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    ネタバレ

    平安時代とは道長頼道の時代だと思っていたが、彰子の存在の大きさをとても感じた。
    紫式部が仕えた方としか習っていないのは、とてももったいないことだった。

    それにしても、この時代の放火、悪霊の考え方、そして何よりも身分、家を守るための婚姻を現代になぞらえるとぞっとする。

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    2025年01月05日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    原作を読んで、わからなかったことが少し整理できたか。
    まだわからないことも多いが、単なる地動説の異端審判物ではないことを理解する。

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    2025年01月02日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    ネタバレ

    集団自殺を目的として、廃病院に集まった十二人の少年少女。だが、病院のベッドには“十三人目”の少年の死体が。彼は何者で、なぜここにいるのか。

    面白かった。
    映画化してることは知っていて、先に本で読みたいと思って買い、積んでいた。

    テストを解析する能力はないと言ったサトシや、ミステリーとしては珍しい、目の前にある死体が実はまだ生きていたこと、結末に少しあっけなさを感じてしまったことさえ、この子達はただの子どもだと再認識させられるこの本ならではの面白さだったと思う。

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    2024年12月30日
  • 十一人の賊軍

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    とにかくストレートで物語の展開も速く読みやすい、時代背景も強すぎず、クドクなくストーリーを盛り上げている要素!映像化されている事をわかった上で読み進めていくが、場面場面イメージしやすい「七人の侍」や昔の時代劇・冒険活劇と重なる所も多くあった。手に汗握る戦闘シーンや著者の代表作品である「剣樹抄」のような剣劇、ハラハラドキドキ興奮がほぼ一気読みとなった。是非映画も観ようと思う。

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    2024年12月28日
  • 月と日の后(下)

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    内裏、焼亡しすぎ…
    それだけ政が荒れてたということか。内裏に限らずいろいろなものが燃えてなくなったんだろうな。しっかりしていれば火はおこらない。いまの世なら炎上してるという表現になるのかな。実際の火がおこってないからことの重大さに気づきにくい。火は怖い。すべて灰になる。
    長くて濃い一生だった。もう誰が誰だかわからなくなったが、ただ彰子が一条帝を思い続けて最期は穏やかそうで、それだけでよかった。

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    2024年12月27日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    こればっかりは仕方ない気がするけど、自分が人の名前覚えるのが苦手だからイマイチ最後まで誰か誰かこんがらがってた。
    でも話的にはすごく面白くて、少年少女の葛藤とか苦しさとか、自分にはない感覚とかもあって読んでて飽きなかった。
    なんとなく途中から予想はしてた結末だったけど、主催者については予想外すぎてびっくりしたけど納得もした

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    2024年12月20日
  • 決戦!大坂城

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    舞台は、冬の陣、夏の陣の大坂城。7人の作家が7人の武将を描くシリーズ。同じ人物でも書き手によって、まるで異なる人物のように感じるのも小説の面白さだ。太閤さんこと秀吉贔屓の関西人だからか冲方丁氏の「黄金児」は、家康をも翻弄させ対等に渡り合った秀頼が魅力的に描かれていてよかった。伊藤潤氏の「男が立たぬ」も、男が立たぬと筋を通した男たち、特に福島正則の弟・正守のカッコ良さが際立った作品だった。

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    2024年12月08日
  • 地球生まれのあなたへ

    匿名

    無料版購入済み

    「先にいきます」では主人公がちょっと上手に人とすれ違えるようになった。「すれ違」うという行為の奥深さに気づく。

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    2024年12月08日
  • もらい泣き

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    お涙ちょうだいのお話かなと
    思ったけれど
    意外とじわっとくる話が多かった
    個人的にはぬいぐるみという
    話が好きだった

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    2024年12月04日
  • 月と日の后(上)

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    大河ドラマ 光る君へ がきっかけ。おとなしい彰子さまが実はかなりのやり手だったらしいときいて。詮子さまのお話はドラマの復習。こっち読むのが先だったら誰が誰かわからず途中で投げてただろうな。紫式部が出てきたあたりから落ち着いて読めるようになってきた感じ。難しい言葉もあるし、雰囲気で読み進めてるけど、なんとかなりそう。下巻楽しみ。

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    2024年11月26日
  • 剣樹抄

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    江戸時代初期、本気で生きる者たちの物語。

    問答無用に愉しめた。目頭を熱くさせる文章から、信じられないぐらい残虐な文章まで自在に操り、心揺さぶられた。

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    2024年11月25日
  • 天地明察 上

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    ネタバレ

    関がもっと早く改暦に関わってくれたらうまく行ったのかな。江戸時代はいろいろ面倒な人間関係ある中、最後通したのが見事だった。若い頃じゃうまく行かなかったろうな。改暦の重要さはピンとは来ないが当時、吉凶を占う元にもなってたから重要なんだろうな。囲碁命の道策のキャラもいい。こんてんぎをえんに抱かせるところよかった。夢が叶う直前に過去のつながりを思い出すシーンもよかった。

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    2024年11月21日
  • 月と日の后(下)

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    ネタバレ

    彰子の長子出産から亡くなるまで。下巻は丁寧に説明された年表を読む感じで、少々駆け足で物語が進むため他の方のレビューを見ると賛否両論ある様だが私は充分楽しめた。それにしても当時は刃傷沙汰が無い代わりに建物がよく燃える

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    2024年11月20日