冲方丁のレビュー一覧

  • アクティベイター

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    長編ながら読み応え有り。
    格闘シーンの描写が昔のハードボイルド時代の北方節を彷彿とさせて興奮度高し。
    まさかの「方」繋がり?
    義兄弟のシリーズ化求む。

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    2025年05月15日
  • マルドゥック・フラグメンツ

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    ボイルド&ウフコックコンビの事件が読める。ヴェロシティにおける時系列は不明だが、2人のキャラはスクランブルに近い気がした。ボイルドは体温低めだし、ウフコックはダンディ。笑

    そしてアノニマスに繋がる短編!新キャラも沢山出てきてワクワクしました。
    にしても敵サイド多すぎんか?都市の闇が底無しすぎて、これをどうにかするの無理じゃないか?
    現在もシリーズ連載中なのが納得の情報量の多さだった。ウフコック、どうなっちゃうの…。

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    2025年05月13日
  • はなとゆめ

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    中宮定子に仕えた清少納言の、美しく切ない物語。
    平安時代の空気に包まれて、私もひとときの夢を楽しんだ。

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    2025年05月13日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    原作の解像度がすごい上がります。ファンなら必読必須です!山口一郎さんやn-bunaさん、野口総一さん等とのインタビューは新しいことも知れてとても読んでて楽しかったです。この世界は最低と言うには魅力的すぎるッ!!

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    2025年05月09日
  • 冲方丁まるごと試し読み合本 1996‐2016【作家デビュー20周年!合計1000頁超!】

    購入済み

    大ボリューム

    作者冲方丁の幅広い分野の作品の前端部分を集めた作品集である。とにかくSF ラノベ 時代物と対象分野が幅広く作品数も多いので大変なボリュームになっている。改めて読み返してみると、ばいばいアースから始まりマルドゥックスクランブルで頂点を迎えるSFものが私には一番しっくり来る。

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    2025年05月03日
  • ばいばい、アースI 理由の少女

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    専門用語が少し独特でとっつきにくさは初めこそあったが、読んでいくと寧ろクセになる。
    ベルの旅路を見守っていく。

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    2025年04月26日
  • アクティベイター

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    中国の最新鋭ステルス爆撃機が羽田空港に着陸したと思ったら、パイロットが「核が積んである」と衝撃的な言葉を発します。

    登場するのは、警察庁(警備局)、警視庁(羽田空港署)、防衛省(防衛装備庁)、経済産業省、法務省(出入国在留管理庁)、外務省の面々なのですが、それぞれに癖アリ。しかも、協力して事に当たるというよりは、それぞれの組織益が目的なので、裏をかきあうという・・・。

    そしてもう一つ、アメリカ(在日米軍)がここに出てきます。これは本当に黒子ですね。

    話は意外に複雑です。そして、ポリティカルサスペンス化と思いきや、意外にそうでもないかも。アクションサスペンス要素の方が強いかも。

    話的には、次につなげられる伏線がありますが、この登場人物を活かす次の作品ってなぁ・・・?

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    2025年04月24日
  • マルドゥック・ヴェロシティ2 新装版

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    ネタバレ

    カタカナ名前たちが沢山出てきてあっぷあっぷし、脳内の人物相関図がカオスとなってきているが、引き続きめちゃんこ面白い。

    1番の衝撃はショーン・フェニックス。バロットのお兄さんだよね?新旧コンビがニアミスしていたことが分かる。小さな繋がりの発見にテンション上がるのがシリーズものの喜び。
    それにしても兄妹ともに搾取されまくって辛い境遇。絶望に伴う諦めに浸り切っている2人、バロットが未来でウフコックを濫用してしまうように、ショーンは自分より弱い存在を虐待している様子。バロットは出会いに恵まれて焦げつきを乗り越えていくけれど、ショーン兄ちゃんはどうなるのだろう。

    そして虚無に堕ちることが分かっている今作の主人公・ボイルド。
    まさか彼のロマンスが見れるとは思わなかった。ありがたや、ありがたや…。
    しかしナタリアの背後に迫る死亡フラグよ…。昏い傷を持つ強くて美しい女、大好きなんだけどなあ〜〜!彼女の結末がボイルドの軌道を決定づけてしまうのだろうか。お腹の子は生き残るのかな。
    スクランブルでちょろっと話された内容だと、確か麻薬絡みの事件で大学生がうんぬんかんぬん、で最終的にボイルドが暴走しウフコック達と決裂、だった気がするけど、今回の事件じゃないのか?
    クリストファーも魅力的なキャラクターなのでいつ死ぬのか(失礼)ハラハラするよ。プロフェッサーの死でドクターは覚醒するのかな、まだ太ったまま。

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    2025年04月26日
  • マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版

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    スクランブルにおける圧倒的ラスボス、ボイルドが虚無に呑み込まれていない頃。心に潜む巨大な闇と対峙しながら、己を律し、仲間を気にかけ、ウフコックを大切に扱う姿に胸が締めつけられる。眠ら(れ)ない身体、フラッシュバックするビジョン。小さな金色のネズミが救いであり、全てを見透かされる故に恐怖でもあったのだなあ。自分の傷を突きつけられる鏡は恐ろしく、また好きな相手に恥じている部分は見せたくないよね…。

    ウフコックはめちゃくちゃキュート。人間の感情や社会構造についてスポンジのように学習する、まさに成長期という感じ。パートナーとしてのボイルドへの信頼と、周りに「必要とされたい」という欲求が純粋で、幼くて、なんともいじらしい。
    スクランブルでは、バロットという不安定な主人公を支え・導く役割を担う頼りがいのあるネズミだったから、可愛い1000%な姿を見れるヴェロシティは素晴らしいでしかない。この先を考えると少し辛いけど…09の仲間たちは最後どうなるのか…

    特殊能力持ちがバンバン出てくる楽しさがあり、全員に悲惨なトラウマがあるにはあるがスクランブルより陰鬱な雰囲気は薄めで(そうか?)、とっても面白いです。仲間と連携する貴重なボイルドが見れて興奮するし、気弱なドクターがこれからどう変わっていくのかも気になる。
    また、ボイルド視点だからか文体が箇条書き(?)のようになっている。ト書きのような。独特で最初はびっくりしたけど、慣れると頭の中で映像が紙芝居のごとくパッパッと切り替わり、それが地続きになって面白い。臨場感があってバトルシーンに向いてる。

    ボイルドとウフコックの過去が濃密に読めるヴェロシティ。スクランブルが好きだった方は必読だと思います。

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    2025年04月16日
  • マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion─燃焼 〔完全版〕

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    ネタバレ

    有名なカジノ編に突入する2巻。ゲームのルールは理解していないけど(恥ずかしい)、心理戦が面白くてページをめくる手が止まりません。トラウマを埋葬し強くなろうとするバロット、それを支えるウフコックとドクター、見ていて安心できるチームになったなあと思いました。

    ボイルドの過去、ウフコックとの出会いも描かれている。ちょっと泣いた。失った人生、損なわれた自分。取り戻さなければという焦り。焦げつきの中で手に入れたウフコック。バロットと似た部分もあるけど、「なぜ私なの」と問い続けたバロットと、全てを忘れたボイルドという差なのでしょうか。
    誰だって、1歩踏み外せば虚無に飲み込まれてしまう。

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    2025年03月21日
  • 麒麟児

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    刀を使わない武士道、男気を感じました!
    戦で人を無くさぬよう、動いた人たちがいた事を改めて再認識しました。

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    2025年02月26日
  • 月と日の后(下)

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     藤原彰子の一生を、時系列に沿って丁寧に描いた物語。淡々と進む点は上巻と同様だが、下巻では彰子が明確な意思と目的を持って動くようになり、そこに大きな見応えがあった。特に、道長が存命中は実質的に「彰子 vs 道長」の構図になっている点が興味深い。藤原家のために強引に政治を進める道長に対し、彰子は父が兼家や詮子のようにならぬよう釘を刺し、諸卿を懐柔していく。その駆け引きが巧みに描かれ、大きな事件が起こるわけではないものの、気づけば彰子が大きな存在へと成長している。その描写技巧には驚かされた。

     また、道長の死後、頼通の治世については私自身知らない点が多く、史実として新鮮に感じながら読み進めることができた。特に、彰子が白河天皇の治世まで生きていたことには驚いた。

     物語を通して、この時代に長生きすることの残酷さが浮き彫りになる。夫である一条天皇、実妹の姸子・威子・嬉子、敦康親王、息子の後一条・後朱雀、孫の後冷泉・後三条——愛する者たちを次々と見送る人生の重みが、彰子の生涯に刻まれていた。

     それにしても、これほど多くの人が若くして世を去る中で、大病もせず90近くまで生きた倫子(明子もそうだが)と彰子の生命力には驚かされる。改めて、道長の栄華を支えたのは、ニ男四女を産み育てた倫子の存在だったと再認識した。娘たちは代々の天皇に嫁ぎ、子を産み、息子たちは皆長寿を全うしながら政治を動かしていった。

     一方で、残念に感じたのは紫式部との関係があまり描かれなかった点だ。死の直前、彰子が思い出すのは一条天皇と紫式部の二人なのに、紫式部との交流の印象が薄く感じられた。晩年はいわゆるナレ死であっさりと描かれており、もう少し回想などを交えて、互いの人生を振り返る場面が欲しかった。

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    2025年02月09日
  • アクティベイター

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    著者らしい、ぶっ飛んだハードボイルド小説だった。
    事件のスケールのわりに超短時間で問題解決してるのが、そこが主人公たちが凄すぎるところなのだが、逆に急ぎすぎてもったいないなと思った。え、もう終わってしまうのという感じ。
    個人的には、各戦闘シーンでページを割くよりもっと裏の情報戦や人と人との熱いやり取りをもっと読みたかった。主人公2人に共通する重要人物である真奈美も謎が残り、、これは続編への布石なのか?笑
    とにかく面白いのは間違いないが、もっと面白くなるだろう!と思ってしまった一冊だった。

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    2025年02月02日
  • マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕

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    ネタバレ

    コミカライズ版は大分昔に読んだことがあり、好きな作品でした。読み返していないため記憶は曖昧だけど、結構アレンジされていたんだな〜と数年越しに知る(コミカライズの方も大今先生の才能を感じられる素晴らしい出来だと思う)。

    SF小説は苦手だからと敬遠していた原作にやっと手を出しました。びっくり、面白いし読みやすい。もっと早く読めばよかったです。冲方先生の文章がお洒落かつ綺麗で、そういう楽しさもあります。

    「なんで私なの(私だったの)?」と、自身の存在証明をするように問い続けるバロットは痛々しい。でもその痛みの中から彼女の力強さというか、生命力が生まれてくるようで惹き込まれる。やっぱりバロットは魅力的な主人公だな〜と思った。もちろん人間でもネズミでもないのに、1番優しいウフコックも好き。
    彼を濫用してしまうシーンは辛いが、長年支配され蹂躙されてきたバロットが「そちら側」にまわる快感を知り、同じ屈辱を味わうべきだという思考になるのは、人間は弱いし…まだ子供だし…しょうがないよねと思えてしまう程度には哀しい経験をしすぎたバロット。繰り返す問いへの単純明快な答えが見つかった気がして飛びつく。大きな力を持ったとき、どれだけの人が制御できるのだろーか。

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    2025年01月28日
  • 十一人の賊軍

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    運命を分ける戦いに挑む人間模様。
    罪人の寄せ集めなる11人。同じ目的のもと結び付いていく。いかに生き残るのか。それが大事。

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    2025年01月09日
  • 月と日の后(下)

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    ネタバレ

    平安時代とは道長頼道の時代だと思っていたが、彰子の存在の大きさをとても感じた。
    紫式部が仕えた方としか習っていないのは、とてももったいないことだった。

    それにしても、この時代の放火、悪霊の考え方、そして何よりも身分、家を守るための婚姻を現代になぞらえるとぞっとする。

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    2025年01月05日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    原作を読んで、わからなかったことが少し整理できたか。
    まだわからないことも多いが、単なる地動説の異端審判物ではないことを理解する。

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    2025年01月02日
  • 十二人の死にたい子どもたち

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    ネタバレ

    集団自殺を目的として、廃病院に集まった十二人の少年少女。だが、病院のベッドには“十三人目”の少年の死体が。彼は何者で、なぜここにいるのか。

    面白かった。
    映画化してることは知っていて、先に本で読みたいと思って買い、積んでいた。

    テストを解析する能力はないと言ったサトシや、ミステリーとしては珍しい、目の前にある死体が実はまだ生きていたこと、結末に少しあっけなさを感じてしまったことさえ、この子達はただの子どもだと再認識させられるこの本ならではの面白さだったと思う。

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    2024年12月30日
  • 十一人の賊軍

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    とにかくストレートで物語の展開も速く読みやすい、時代背景も強すぎず、クドクなくストーリーを盛り上げている要素!映像化されている事をわかった上で読み進めていくが、場面場面イメージしやすい「七人の侍」や昔の時代劇・冒険活劇と重なる所も多くあった。手に汗握る戦闘シーンや著者の代表作品である「剣樹抄」のような剣劇、ハラハラドキドキ興奮がほぼ一気読みとなった。是非映画も観ようと思う。

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    2024年12月28日
  • 月と日の后(下)

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    内裏、焼亡しすぎ…
    それだけ政が荒れてたということか。内裏に限らずいろいろなものが燃えてなくなったんだろうな。しっかりしていれば火はおこらない。いまの世なら炎上してるという表現になるのかな。実際の火がおこってないからことの重大さに気づきにくい。火は怖い。すべて灰になる。
    長くて濃い一生だった。もう誰が誰だかわからなくなったが、ただ彰子が一条帝を思い続けて最期は穏やかそうで、それだけでよかった。

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    2024年12月27日