冲方丁のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
いやーとっても良い話だった。人が良いだけで主体性がない父親ノブが、自分で信じる道、信じる人を決め限界まで頑張り抜き、その結果息子の快復というご褒美がついてきたと。
この手の親子物にすっかり弱くなってしまった。母親へプレゼント買うとか健気な行動や、父親へ本音で大会にでてくれと依頼するところ…成長したな…というのがいちいち涙腺を緩ませる。
物語自体も大会に向けて徐々にチームが強くなっていって強敵に立ち向かっていくところが分かりやすく、ドキドキしながら楽しく読めた。
しかしながら、やっぱり植物状態でゲームの中だけいるっていう設定が最後まで説明なく、まぁ野暮なことなのだが何かあってほしかった。大円団な -
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白い
全体的に狂ってる世界だから性的な描写ばかりなのは注意が必要
勧める年齢層には気を遣った方が良さそう
まず、文章の書き方がうますぎませんか?
読んでるというより、本が喋ってるような感覚に陥る
状況説明を読むのと同時に読者に世界を作らせるのって簡単なようで難しいことだと思うけど、イメージを作らせるきっかけ作りが上手だと思う
あとは、シーンの転換前、シブくカッコいい言い回しや表現で閉じるのが気持ち良すぎ
SFだし、ちょっとカッコつけすぎる・イタすぎるくらいで釣り合いとれてる
アクションシーンが激烈
演出が全部火力5000倍の戦隊モノみたいで超おもろい
最終ページ捲った瞬 -
-
Posted by ブクログ
確か音楽の坂シリーズ?の、中二病が治らない人が出てる映画
だったよなー……ってあらすじ読んだら、自殺のために集まった少年少女の前に、
すでに死んでいる少年がいて、十二人は真相を推理するという、
自分がめちゃくちゃ好きな密室劇だとわかり購入。
実はこれ「十二人の怒れる男たち」っていう、裁判員裁判のように
十二人が事件を話し合うお話のオマージュなんだよね。途中で気づいた。
こっちは白黒映画なんだけど、超面白いからオススメ(脱線)
こっちの小説は謎の死体に加えて、徐々に子どもたちが死にたい理由も
わかってくる。その理由が千差万別なんだけど、基本的に親が悪いのが多い。
他には子供ならではの勘違いや -
Posted by ブクログ
【短評】
第169回直木賞候補に選出された冲方丁(うぶかたとう)による長編ホラー。
なかなかにチューニングが合わず、物語に没入する迄に相応の時間を要した。しかしながら、一旦物語に入り込んでしまえば、精神を蝕まれるが如き濃密な読書を堪能することが出来た。
大手ディベロッパーのIR部に籍を置く松永光弘(まつながみつひろ)は、渋谷再開発地区の地下深くで祭祀場めいた「穴」を発見する。這々の体で「穴」から帰還した光弘だが、その日を境に彼の日常が歪み始める。謎の渇き。骨を焼くような嫌な匂い。聴こえる筈の無い声。「穴」から這い出た何かが現実が侵食する。
「そう来たか」という着想がお見事。本著のタイトルで -
Posted by ブクログ
ネタバレ相変わらずの情報量。そもそもの三つ巴の勢力争いに大量のキャラクター、今刊はオフィスとクインテットが敵とも味方ともなる複雑な駆け引きあり、戦闘でも異能力バトルに限らず心理戦、法廷戦、それに選挙戦まで加わってきた。
以下備忘録。
オフィス
・共感を失ったシルヴィアを保護し、情報を引き出してあわよくば味方につけようと歓待。
・ウフコックの体内に癌のような異物。シザーズ陣営から「新たなザ・ハンド」と目されている?
・エリアス・グリフィンを市長候補に
・ジェラルド医師、マルコム連邦捜査官はシザーズ
ハンター陣営
・シルヴィア、ラスティが共感を失う
・バジルとシルヴィアが結婚、妊娠
・ハンター、ルシウ -
Posted by ブクログ
そこそこ面白かった。
解説文にもあるけれども、12人の〜といえば、「12人の怒れる男」か「12人の優しい日本人」を思い浮かべる。この2作品は裁判の有罪、無罪を協議する陪審員の話だけど、本作はちょっと毛色が違う。タイトルの通り「死にたい子供たち」が12人集まる、ということは命を自ら終わらせたい子供達が集まるというやや重ためな内容。ただ、重たいだけではなくてエンターテイメントとして仕上がっているところが流石だなと思った。
とあるサイトを通じて集まった死にたい少年少女が12人。集まったのは撤去が決まっている元病院の建物。それぞれの境遇や悩みを抱えたキャラクターが、順番に集まっていく。最後を迎える予