あらすじ
バロットとアビーによる護送中、シルヴィアが首だけになって発見された。葬儀の場でハンターは〈イースターズ・オフィス〉の大失態と責め立てるが、仇討ちを宣言したウフコックは、薬害訴訟の裁判協力と引き換えにシザースの仲間になるよう誘われる。それを断固として拒否した判断が、最悪の事態に繋がるとも知らずに。
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Posted by ブクログ
シルヴィアの首だけの死体が発見された話の続き
マルセル島での決戦みたいな感じで、今回は過去の話と現在の話が混ざることなく、一気に描き切っていた。物語を大きく展開させるときに一気に読めるのはやっぱり楽しい。過去とわからないことだらけの現在軸が交互にくるのも面白いが。
ウフコックの活躍の葛藤、決断の代償が今回の話。葬儀での宣言はとっても格好良かった。また、シザースの誘いを断ったまでは良かったが、それの代償が大きかった。ただ、ハンター陣営もいっときとはいえ協力するようになったのは大きな進展かも?
次巻でラスティの処遇とシルヴィアの死の真相は明らかになるかな。シザースとの戦いはどのように展開していくのか全くわからないので楽しみ。また、バロットとショーンの再会も描かれるのかな。
Posted by ブクログ
『マルドゥック・アノニマス』も第10巻。
え?10巻!?と驚きです。
もう10年もこの物語は続いているのか。しかも、発表から考えるともっと長く――。
1年に1巻ペースの刊行なので、いつもストーリーを忘れている。“最初から読み直した方が……”といつも思うのだけど、そのまま読む。
今回はここ数巻と違った感想(たぶん)。
この物語、終わるの!?と。終わる気がしない。いまどの時点にいるのかまったくわからなくなった。まだ序盤かもしれないし(それはないだろう)、中盤かも、終盤かもしれない。どの時点と言われても、納得してしまう。
ただひとつ、ウフコックの物語の終わりは見えてきた(ように思う)。
まだまだ予断を許さない展開が続きそう。
『SFマガジン』で連載を読んでいる人とは、絶対、感想が違うのだろうな。
読書に対する時間の進み方が違うから。