感情タグBEST3
Posted by ブクログ
様々に展開を迎えるシーンがあって、読んでいて楽しい。
バロットとバジルの交渉が終わり、vs.ガンズが始まる。
ライムの指揮。とそれに反発を覚えるバロット。
ハンターの過去、そのギフトのルーツ=シザースにたどり着くバロット。
ハンターvs.シザース(シザース狩り)が始まる。
劣勢のハンター。
バロットは、レイ・ヒューズという最高のメンターを得て、その交通整理と銃の扱いを学び始める。
2つのバックグラウンドによる強み。
バロットの過去との和解。
バロットの20歳の誕生日。バロットは声を取り戻す。
ハンターはバロットを己の鏡とすべく、
バロットはウフコックの手がかりを掴むべく、
2人の再びの対決の始まりとなる電話。
Posted by ブクログ
前巻から引き続きのウフコック&バロットの脱出戦の様子とそれまでのバロットの経験の話。レイとの師弟関係が増えたりと前巻までにチラッと出てきた話が本格化してきた感じ。
また、バロットがストリートでの経験を前向きな意味で自分の強みとして昇華できたのも今後の活躍につながる感がしてワクワクした。
ハンターの過去が少しずつ判明されてきているが、決定的な話は次巻になるのだろうか、楽しみ。
面白かった。
物語の加速が止まらない。
アビーに寄り添おうとするバロットから、確かな成長を感じる。
クインテットにき裂が入ると心が苦しくなる。相当”シンパシー”感じるようにされてしまってる。
Posted by ブクログ
主にバロット周りの過去編。
今後の敵になるであろうキャラクターがどんどん出てきて、準備の巻という印象。
次巻を読む頃には忘れてしまいそうなキャラもちらほら。
大きな戦闘は無く、戦闘描写が好きな人は物足りないかも。
この巻の主なテーマは「交渉」であり、言葉による応酬がメイン。
バロットはもちろん、ライム、ベル、レイ・ヒューズ、ハンター、バジルと、それぞれのキャラクターが、それぞれの流儀・手法で交渉を進めていくのが凄く面白い。
マルドゥック・スクランブルの頃からそうだけど、やはりこの人の描く独特の交渉の空気感が好きだなあ。
Posted by ブクログ
ルーンを筆頭にしたイースター・ファミリー総出演のウフコック救出劇はまだまだ続く。敵となるエンハンサーも新手が続々登場し、いくらなんでもと……思わなくもない。
本巻では、間に挟まれる過去のエピソードも敵側のものが多くなり、重層的に現在へとつながってくる。が、やはりルーンだ。戦闘中の彼女も素晴らしいが、学生生活を送りながらウフコックの手がかりを求め、アビーの庇護者として存在感を示す。
そして20歳の誕生日をはさんで、過去の事件で失われたものを取り戻す。このシーンは感動的だ。
Posted by ブクログ
遂に最強のパートナーとのコンビ復活と思いきや、そうだよな。
そう簡単にはいかないし、行ってもらいたくもない。
そう、まだまだ終われない物語は続きます。
次号はきっとクライマックス!
楽しみ!!
Posted by ブクログ
不覚にも2回ぐらい泣いてしまいました。未だに自分の中ではマルドゥック・スクランブルのカジノのシーンの描写が小説体験としてベストですが、アノニマスでは人物、会話、独白で心が揺さぶられます。ベル・ウィングとレイ・ヒューズの大人の魅力。まだ終わらないのがもどかしいようなうれしいような、早く次巻が読みたい。
Posted by ブクログ
『マルドゥック・アノニマス3』を読んだとき、“ようやくガス室での再会に追いついた”と思った。
あれから2年。まだ、本当の意味で追いついてはいなかった。そこへ追いつくのは、おそらく次巻になるのではないだろうか?
この『5』の主役はバロットだ。
少しさみしいことに、ウフコックはほとんど喋らない。
『マルドゥック・スクランブル』は、バロットというひとりの少女がウフコックと出会い、殻を破り成長する物語だった。少し哀しい結末を迎えるが、それはバロットの心を描いていたからだ。
その意味で、『5』は正統な続編だ。
まだまだバロットは成長する。ウフコックが不在の間に、ウフコックが不在だから、大人になる。
もちろん、バロットとウフコックの二人を見ていたい。
けれども今は、次巻、バロットがどう対峙するのか楽しみでならないのだ。
そう。これはガス室までのミッシングリンクなのだ。